魔法科高校の「」~転生したら両儀式だったので、原作知識と直死の魔眼でハッピーエンドを目指す   作:Azuleneψ

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 なんとか3日連続の投稿です!

拙著を読んで頂きありがとうございます!

ハーメルンでの投稿に慣れず、ルビとかふれて無いのは申し訳ないですし、劣等生ベースなのに主人公達が出てきてないのも申し訳ないです!

今回でプロローグはおしまいです!

次回からは本編、入学編をスタートします!(予定)


立て続けに増えてく型月キャラ

 オレは今、絶賛不機嫌だ。その原因は目の前にいる女にある。オレの全身をねっとりと言っても過言で無い程に観察しているメガネ女の名は青崎橙子。

 

 型月世界に置いて様々な作品に出て来ては、重要な働きをするも本編ではあまり触れられない人というイメージがあったのだろう。空の境界を履修済みにオレにとっては不覚をとったと言わざるを得ないんだが。

 

(これは完全に好かれたな、使い魔として)

 

 戸惑うオレに対して橙子は驚いたように言う。

 

「これは...聞いていたものとは違うようだな。お前は本物じゃないだろう。差し詰め、パラサイトに似た様なものだろう」

 

「どっ...どうして分かるんだ」

 

 動揺を隠しきれていないオレを見て、橙子はため息混じりに言った。

 

「見ればわかる。元の魂を覆う様に不純物が混じっているからな。話は聞いたぞ。お前はどうしたいんだ」

 

「オレは、救う為に強くなりたい。手伝ってくれるか?」

 

「殺す事しか出来ない『眼』で救う...ね。いいだろう。その代わり、使い魔件モルモットとして働いてもらうからな」

 

「分かったよ橙子。それより、早くCADの話に入ろう。そんなに時間がある訳じゃ無いんだ」

 

「急いでは事をし損ずると言うだろう。そんなに慌てるもんじゃ無い。それくらい私の手に掛かれば一瞬だよ」

 

 そう言った橙子はトランクケースを持ってきて開く。中を覗くと、型月の魔術師には似合いもしないCAD調節器(?)がそこにはあった。橙子はおもむろに見覚えのあるナイフを取り出しそれと繋ぐ。

 

「ナイフにしか見えないが、それはCADなのか?」

 

「そうに決まっているだろう。まず君に合うCADを拵えてから、そのデータを元に本物を作る。それでいいか?」

 

 橙子はさも当たり前かの様に返答した。確かに自分の魔法力を知らずに強力な魔法を行使するのは、かなり骨が折れることになるだろうからな。それから橙子がCADを調節しているのを見ながら、気になっていた事を聞いてみた。

 

「冠位魔術師がこんな所でCADなんか弄ってても良いのか?魔術協会にバレたら面倒なんだろ」

 

 橙子はそんな事かと流しながらも語り始めた。

 

「今やアイツらの興味は戦略級魔術師を生み出す事だけだから、其れ迄は人手不足だからか、害の無い冠位魔術師達は放っておく事にしたらしい」

 

「そうだったのか。協会も戦略級魔術師を...」

 

 原作には無い情報に頭を悩ませていると橙子が話しかけてきた。

 

「ほれ、調節が終わったぞ。式は『直死の魔眼』にはもう慣れているみたいだから、遠距離からなぞれるようにしてみた。使ってみろ」

 

 投げ渡されたナイフを手に持ち構える。近くで見ると空の境界に出てきたナイフと瓜二つだった。ナイフに見惚れている間に、何処からか幾つかの人形が現れた。それらを橙子は指差し、

 

「まずはあいつらでやってくれ。私が作った駄作だ。気にしなくていいからな」

 

「なんで最初からオートマタ擬きが的なんだよ。まあ、どうでも良いけど」

 

 オレは愚痴りながらも、CADにサイオンを流し起動式を読み込む。そして『直死の魔眼』で見る。死の芳香が周囲を漂い、周囲には幾つもの線。オートマタに狙いを定め、ナイフを一振り。するとオートマタに描かれた線は自ら割け、オートマタは崩れた。

 

「恐ろしい性能だな、これ。どうなってるんだ」

 

「『トーコ・トラベル』の応用だよ。あらかじめ設定した目的地にサイオンを飛ばして擬似的に刃物という概念をつけただけだ。目的地さえ決まっていれば幾ら雑に振っても切れるぞ」

 

「んな強引な...」

 

 橙子が自信満々に無茶苦茶な事を言うものだから、オレは開いた口が塞がらなかった。

 

「それよりそいつの名前はどうするんだ」

 

 橙子の問い掛けの後少しの間を開けて答えた。

 

「『ボーパル・バニー』なんてどうだ。いや、無かっことに『はっはっは!』...どうしてそこで笑うんだ」

 

 橙子はひどく愉快なものを見たと言った様子で笑いながら言った。

 

「いや、黒桐と同じ例えをするんだなと思ったまでだよ。それにしても『モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル』から持って来るとは、式は変わっているな』

 

「ほっとけ」

 

 勿論FG◯の礼装から引っ張ってきてるし、黒桐も式の事をウサギに喩えてたなぁ。待て、黒桐だって?

 

「なあ、まさかコクトーも居るのか?」

 

「今更何を言ってるんだ。居るに決まっているだろう。今頃両儀家の屋敷で掃除でもしているんじゃ無いか」

 

 全身の血の気がひいた。まさかコクトーまでいるとは。原作ファンとしては両儀幹也が見たいが、今のオレの中は♂だぞ。まじかよ...あたふたし出したオレを面白がったのか、橙子はこんな提案をして来た。

 

「目覚めた事は既に伝えてあるが、挨拶にでもいったらどうだ。黒桐も心配していたからな」

 

「行かなきゃダメか?」

 

「だめだ」

 

 ・・・

 

 数十分後、オレと橙子は両儀家の門前に立っていた。

 

「なあ、本当にコクトーにあの話をしなくちゃならないのか?」

 

「式次第だが、今言っておいたほうが良いぞ。その方が後腐れが無く済むからな」

 

 橙子はタバコを吸いながら如何にもどうでも良さそうに答えた。その我関せずといった態度にオレは

 

(後腐れが無く済む、ねぇ。喧嘩別れもあり得るってのに何て呑気なんだか)

 

 そんな事を思っていたらちょうど門が空き、秋隆が出迎えに来てくれた。そして秋隆に先導され広間に。そこにはコクトーがいた。

 

「久しぶりだね、式。心配したんだからな。あんな事は女の子がする様な事じゃ無い」

 

 コクトーらしい意見につい反論してしまう。

 

「オレ、コクトーのそーゆー正しいところが嫌いだよ」

 

「僕は式を心配して『それより話たい事があるからオレの部屋に来てくれ』分かったよ」

 

 そうしてオレはコクトーに全てを明かす事にした。

 

 部屋に入ったオレはベッドの上に座り、コクトーを隣に座らせた。あまりに突然の出来事に驚いているのか、はたまた、初めて女子の部屋に入った緊張からなのか、コクトーは何処かかたかった。

 

「コクトー、今から話す事は信じられないかもしれないけど、最後までしっかり聞いて欲しい」

 

 その後今の『両儀式』がどういった状態なのか、原作だとここからどうなるのか、などを話した。勿論、両儀幹也の事は隠したが。最後まで話を聞いていたコクトーは開口一番こう言った。

 

「ありがとう、式。ちゃんと教えてくれて。2年前のあの事も君が式の中にいたから起こったんだね」

 

「責めてるのか?それだったら、すま『そうじゃ無いよ』...何だと」

 

 訝しげな表情でコクトーを見つめるオレに対して、コクトーはこう続けた。

 

「あの時から君は式の中にいた。と言う事は、君は元から式なんだよ。だから乗っ取られた何て思わないし、式は式だから。そんなに心配に無くても良いって事だよ」

 

 そんなコクトーのイケメンな一面に安心した私は、コクトーにもたれかかって泣いてしまった。頬を赤らめ混乱しているコクトーに一言。

 

「ありがとう、コクトー」

 

 この時、自分の中の呪縛が消えていった様な気がする。もう両儀幹也ルートでも良い気がする...

 

 そして時は経ち、2095年 4月3日 

 

 オレは今、一高の校門前にいる。




 橙子さんとコクトーの口調がイマイチ掴めぬ...

空の境界再履修してるのに...

皆さんお待たせしました!明日から漸くお兄様が出てきます!

お兄様と式がどう絡んで来るのか!乞うご期待!
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