妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋 作:ikkun
sideカゲチヨ
ヤヨイの鍛冶屋の倉庫の整理をしてたんだが・・・
「あの・・・カゲチヨさんですよね・・・?」
何でフィサナがいるんだよ!?
「すみません・・・私が融合剣 交叉を落としたのを三人が拾ったせいでこんなことに・・・」
ヤヨイが申し訳なさそうに謝る・・・
「それでいつ元に戻るんだ?」
シディが聞く。
「実は鍛えなおした影響でしらばく効果が続く使用で…」
マジかよ・・・
「あの・・・アーシのせいで何か迷惑をかけたみたいで本当にごめんなさい!」
うっ!雰囲気がヒサメみたいに優しくて口調がフィーアみたいに丁寧なせいでこっちが罪悪感でちまう・・・
「あー・・・なっちまったもんはしょうがねーよ。とりあえず今日一日はカレコレ屋に・・・」
俺がそう言いかけると・・・
「いえ・・・実はアーシ・・・カゲチヨさんの事が好きなんです!」
は・・・?
「だからデートしてください!」
はああああ!?
「どうやらヒサ子のカゲ男に対する好意とカン子の率直な物言いの影響で素直に気持ちを伝えておるようじゃな・・・」
ボティスが唖然とした顔で言う・・・
「カレコレ屋のカゲチヨさんに依頼します!私と一日デートしてください!」
「カゲチヨ・・・彼女は一日しかいれないんだ。デートしてあげようじゃないか。」
シディ・・・あーもう!
「了解だ!どこに行く?」
「面白いことになってきましたね・・・」
ヤヨイ!ことの張本人が何言ってんだよ!
sideヤヨイ
こうしてカゲチヨとフィサナさんのデートを見守ることにしたのですが・・・
「最初は牛丼屋ですね・・・」
「早朝からの依頼だったから朝ごはんもまだだったしな。」
ホント朝早く呼び出してすみません!
「美味しいです!鮭の定食にネギ玉とキムチ牛丼!」
「お、おう・・・」(俺の財布が・・・)
カゲチヨが涙を流してる・・・
「ヒサ子の大食いを受け継いでおるのか・・・」
ボティスさんもフィサナさんの大食いに驚愕してます。
そして店を出た二人は次にやってきたのは・・・・
「ここで格闘技の体験ができるみたいですよ!早く早く!」
「食った後にすぐに動くのかよ・・・」
そう言ってムエタイの体験に入っていった。
そこでは・・・
「あの女子すごい蹴りしてるぜ!?」
「期待の新人だ!」
ものすごく目立ってるフィサナさんがいた・・・
「ぜぇ・・・ぜぇ・・・」
「兄ちゃんも結構筋肉あるみたいだけどスタミナがねぇみたいだな・・・」
案の定カゲチヨはへばっていた・・・
「フィー子の格闘技好きも困りものじゃのう・・・」
ボティスさんの言う通り今のところカゲチヨが振り回されてますね・・・
sideシディ
次に二人が行ったのは服作りの体験だったのだが・・・
「じゃーん!どうですか?カゲチヨさんに似合う服にしてみたんですけど?」
「すげぇ!俺好みじゃん!」
カンナの女子力を受け継いでいたフィサナはカゲチヨ好みの服を作りカゲチヨをご機嫌にしていた。
さらに・・・
「はい、カゲチヨさん甘いの苦手と聞いたのでビターチョコにしてみました!」
「食いやすい・・・」
お菓子を作るときもカゲチヨに会った料理を作っていた・・・
「どうやら最初は自分が思いっきり楽しんで後半はカゲチヨさんに楽しんでもらう戦略を立ててたんですね。」
ヤヨイの言う通りちゃんと考えていたんだな。そうしていると・・・
「ねぇねぇ、そこの彼女そんな陰キャじゃなくて俺と付き合わない?」
夕方になったころ二人が楽しんでるときに空気を読まずナンパしてくる男がいたのだが・・・
「カゲチヨさんになんてこと言うんですか?刺身包丁で腹開きにしますよ?」
「ひいいいい!?」
サイコパスな笑みで撃退した・・・
「あ、ありがとな・・・」
「カゲチヨさん・・・今日は楽しかったです・・・だから私・・・」
「ちょ・・・」
そういってフィサナは顔を近づけた。
「もしかしてキスですか!?やってしまうんですか!?」
「うるさいぞ・・・」
ヤヨイが盛り上がる中ボティスが言う。
しかし・・・・
ドンっ!
「あれ・・・?私さっきまで倉庫にいたのに・・・」
「何でカゲチヨが近くにいるんですか?」
「なんかすごく疲れてるのはなんで?」
「ヒサ、フィーア、カンナ!」
三人とも元に戻ったのか!
「三人とも今までのことは覚えてないんですか?」
ヤヨイが聞く。
「え?とくには・・・」
「アーシも・・・」
「全然ですね・・・」
どうやら効果が長くなった影響で三人の記憶はなくなるらしいな・・・
「とにかく大変だったんだよ・・・」
「あれ?何でカゲ顔が真っ赤なの?」
「そうですよ。気になります。」
「可愛い女子でも見つけたの?」
三人は気付かずに言う。
「何でもねーよ!やっぱお前らは三人の方が良いって思っただけだ!」
「「「??」」」
カゲチヨも素直じゃないな・・・