妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋 作:ikkun
sideカゲチヨ
今日の依頼人は一癖どころじゃないほど変わっていた・・・
依頼人「あたしを殺して欲しいのよねー。」
カンナ「えーっと・・・どんな死がお望みでしょうか?それによってプランは変わりますが・・・」
ヒサメ「混乱しすぎて社会的な死と混同してる!?」
フィーア「そりゃ驚きますよ・・・」
依頼人「物理的かな。アタシさ不老不死って奴なのよ。」
俺と同じかよ・・・
依頼人「見えないでしょ?一万年くらい生きてるかな。若いのはいいんだけどもういい加減生きるのはいいかなって。」
カゲチヨ「詳しく聞いてもいいっすか?」
ヒサメ「カゲ・・・」
依頼人「おやおや、同じ匂いがするね死から遠い匂いが・・・」
依頼人の話では異宙の村に暮らしていた時に木に登っていたら雷のような不思議な力が流れ込みその後怪物に食べられたのだがなんと生き残ったことで不老不死だと気づいたらしい・・・
カンナ「なるほど・・・ずっと体内にいたから異物を吐き出してその怪物は去っていったんでしょうね。」
依頼人「多分ね。村の支配者になったけどやっぱり大切な人が死んでいくのに耐えられなくて村を出て色々挑戦してみたけど飽きっぽいから・・・いや時間が腐るほどあると今じゃなくてもいいって思っちまうんだ。それから自殺にハマったりしたけど途中から戦闘力とか自然に上がったり治癒力も上昇して死ねずに飽きてぼーとしてたけど流石に死にたくて終活してるんだ。」
フィーア「終活の意味が違うような・・・」
そこは突っ込むのはよした方が良い気がする・・・
依頼人「シディくんってさ、すげー強いんでしょ?君だったら殺せるかなって。期待はしてないけどなんもしないのは終活中って感じがしないし、お金は払うからさ。」
しかし先に動いたのはヒサだった・・・
ヒサメ「お断りします!」
依頼人「え?」
ヒサメ「カレコレ屋は人を殺すところではないので。」
依頼人「殺してくれって言ってるのに?まぁ、いいか。もうちょっと考えてくれよ。」
・・・
sideシディ
ヒサメ「行く気?依頼人さんのところ。」
シディ「あぁ・・・彼女は明るく振る舞ってはいたが辛そうだった。できることがあるならしてあげたい。」
不老不死なんて自然界では不自然だ。カゲチヨも内心苦悩しているに違いない・・・
カンナ「だから苦悩によりそうためにも挑戦したいってこと?」
シディ「あぁ・・・」
ヒサメ「シディはあの人を殺したいの?」
シディ「それは違うが・・・」
ヒサメ「だったらそれでいいじゃん!無理しなくても・・・あの人よりシディが傷つくのが嫌だよ・・・」
ヒサメを泣かしてしまったな・・・今回は依頼は受けない。
sideカゲチヨ
依頼人「シディ君は一緒じゃないか~。」
フィーア「すみませんね。こっちの我儘で。」
カゲチヨ「俺の我儘も含まれてますけどね。俺も不老不死でね。だから・・・俺の友達になってくれませんか?この先ずっと生きるので欲しかったんですよ。不老不死の友達。」
依頼人「・・・あはは!そんな我儘付き合えるか。私は別で死に方を探すよ。でも、君の大切な人が死んで、まだ私が生きてたら友達になるよ。」
sideクリス
いたいた・・・噂の不老不死の異宙人・・・
依頼人「あんたは・・・妖精王か。」
クリス「アンタ名前はなんていうの?」
エタナ「エタナって言うけどもしかしてアンタが死なせてくれるの?」
クリス「もしかしたらあの雷の正体知ってる奴らがいるかもしれないんだよね。」
エタナ「それは興味深い。ぜひ教えてほしいな。」
クリス「じゃあ森で語りあかそうじゃないか・・・」
そうして俺はあのエネルギーも調べてるかもしれないトッププレデターの話をエタナにするのだった・・・