逢いたい。
そう願った人の顔は、もう思い出せなかった。
ただ、逢いたい、という気持ちだけが人の形をとって、私の目の前に現れていた。
私はそれが誰だか思い出せなかった。
ただ、それがかつて愛した人だったというのはわかった。
愛してる、いつまでも……
そんな言葉を支えに戦ってきて、もう何年が過ぎただろう。
何十年かもしれない。
もう、顔も名前も思い出せない。
ただ覚えているのは、私にも誰かを愛したことがあったという、そんな微かな実感だけだった……
不死身のサイボーグ兵士が不時着したのは、朝焼けのまま時間が止まった無人島だった。
そこで出会ったのは、言葉の通じぬ一人の少女。二人はともに協力し合いながら、少しずつ、言葉と心を通い合わせていく。
しかし、運命は二人に残酷な突き付けるのだった……
作詞作曲:トーマ氏のボーカロイド曲「オレンジ」を原案とした小説です。
そう願った人の顔は、もう思い出せなかった。
ただ、逢いたい、という気持ちだけが人の形をとって、私の目の前に現れていた。
私はそれが誰だか思い出せなかった。
ただ、それがかつて愛した人だったというのはわかった。
愛してる、いつまでも……
そんな言葉を支えに戦ってきて、もう何年が過ぎただろう。
何十年かもしれない。
もう、顔も名前も思い出せない。
ただ覚えているのは、私にも誰かを愛したことがあったという、そんな微かな実感だけだった……
不死身のサイボーグ兵士が不時着したのは、朝焼けのまま時間が止まった無人島だった。
そこで出会ったのは、言葉の通じぬ一人の少女。二人はともに協力し合いながら、少しずつ、言葉と心を通い合わせていく。
しかし、運命は二人に残酷な突き付けるのだった……
作詞作曲:トーマ氏のボーカロイド曲「オレンジ」を原案とした小説です。