「―――――ハッ!?」
『いよぉ、お目覚めか、ボブ助ちゃん』
そして、ボブが目を覚ました。
はいさいホウエン☆メラゾ~マ♪ ポケモンマスターに俺は成りたい、訳じゃない、鳴女さんだ。
ポケモン苛めが大好きなあまり、スマイル団のジェフリルくんさんの逆鱗に触れてしまい、殺されそうになった所を煉獄擬きとアデルに庇われる形で逃げ出したら、その先の駅でスマイル団の団長であるダース・マリアボラスの術中に嵌まり、悪夢に囚われている状態になっていたボブだが、何だかんだで無事に生還出来た模様。
正直な所、この馬鹿は見捨てても良かったんだけど。
しかし、アデルによると、このお馬鹿さんは重要な人物らしいので、仕方なく助けるのを認めてやったのである。そうじゃなきゃ、ジェフリルと一緒に処刑してたよ。
まぁ、命拾いしたならしゃーない。見捨てないでやろう。
「………………!」
「えっ、あ……ボブくん?」
だが、私が近付くとボブはビクリと跳ね起き、アデルの後ろに隠れてしまった。夢から覚めるまでの間に、私の所業を聞き及んでいたのかな?
ま、どうでも良いさ。
それより、せっかく駅まで来たんだから、次の町に行こうぜ。
『おら、さっさと次の町に行くぞ』
「おお、行くのか! 気を付けてな!」
『はいはい……』
本当に煩いな、
というか、ジェフリルの側に靡いた事に対して怒ったりしないのだろうか。
「良い事だとは思わないが、所詮は何が正しいのか決めるのは人それぞれだ! 君はジェフリルと共に罰を与えるのを良しとし、オレとアデルくんは悪とした! だから、それぞれが行動し、結果的にこうなったというだけの事! 叱るも何もない!」
『さいですか』
良い大人ですね。
「――――――そして、それは君にも当てはまるぞ、ボブくん。何が正しく、間違っているのかは、自分で決めろ。ただし、後悔の無いようにな」
「はい……」
急に静かに語るアマレに、ボブが気まずそうに頷く。本当に分かってんのかね、こいつ?
「さぁ、今度こそ旅立つがいい、チャレンジャーたち! 世界は君たちが冒険する事を楽しみに待っているぞ!」
『はいはいはいはい、煩いからもうちょっと静かに言えよ!』
「それでは……」「……失礼します」
こうして、私たちはようやく次の町――――――「マッタネーンシティ」を目指して、電車に乗り込むのだった。
……こんな絆の「の」字も無いような状態で旅立っちゃって、大丈夫なんかねぇ?
◆◆◆◆◆◆
鳴女たちが序盤の一大イベントをクリアした頃、現実では1時間も経っていなかった。静かに眠る鳴女とアデルの傍で、ベア子が冒険の成功を祈っている。
「おやおや、随分とお楽しみのようっスね」
と、扉も開いていないのに、何時の間にかチャラトミが現れた。
『どうやって入ったの……?』
「それはもう、通気口の隙間からチョチョイと」
『サンタナかよ』
ようするに、柱の男式折り畳み入道術で潜り込んだらしい。もしくは遊星からの物体Xかスライム的な感じ。何れにしろ、もはや人間を辞めてしまっている。鬼と遊べば鬼となる、という事か。こいつの場合は夜遊びだが。
『……取り返しに来たのですか、鳴女さんを』
「いやいや、一緒に見学でもしようかと思ってね」
『………………』
ベア子としては、知らぬ間に居なくなった鳴女を取り戻しに来たのかと思ったのだが、当てが外れた。単に冷やかしに来ただけらしい。
『何もしないんですね、アナタは……』
そんな彼を訝しんだベア子が、ポツリと呟く。バックベアードは何も言わない。ヴィクターは作業に集中している。
「信じてますからねぇ、彼女を」
チャラトミは柔らかな笑みを浮かべながら、力強く答えた。その眼は空のように澄んでいる。何の迷いもない。
『どうしてそこまで断言出来るんですか?』
ベア子には分からなかった。己の愛した女が敵の手中に落ち、夢の中に閉じ込められているというのに、この落ち着きようは何なのか。このまま目を覚まさない可能性だってあるだろう。
そもそも、彼は鳴女がどうしてこんな状況になっているのか、分かっているのか?
「むしろ、何で君は断言してやらないんだい? こんな大掛かりな事までしてさ。……鳴女さんが寝る前に言ってたけど、アデルさんは色々と誤解してるんでしょ? 本当はちゃんと頼まないと、妹さんが生贄になるのにさぁ」
しかし、チャラトミは全てお見通しだった。その上で、高みの見物に来たのである。
『悪魔ですね、アナタは。鳴女さん共々……』
「違うね。俺たちはヴェノムだ》
チャラトミがヴェノムになりつつ否定する。
《愛する者には幸せを願い、赤の他人には不幸を望む。それが人間様なのさ》
さらに、人間の屑としか思えない発言をした。チャラトミというよりカストミである。
『随分とまた最低な事を言いますね』
《人間、突き詰めればそんな物だよ。ま、君は愛する者を信じ切れてはいないようだけどねぇ》
『それは『それは違うぞ、チャラトミよ』
すると、ここでバックベアードが初めて口を出した。
《何がどう違うんですか?》
『大切な者だからこそ心配し、手を差し伸べるのだ。それ以前に、私はこやつの上司。部下の尻拭いをするのが責任者の役目だ。ここで何もしない無能は、存在する価値が無い』
まさに責任者の鑑。こんなに良い上司がいるだろうか。
《へぇ、良い大人ですねぇ》
まぁ、そんな事は屁とも思わないのがチャラトミなのだが。
彼は知っているのだ。人間は悪魔に信頼関係を問われる程、他人を信用してはいないと。チャラトミも所詮、面白半分でここに来たのだから。
だが、鳴女が全てを乗り越え、解決してみせると信じているのは事実である。
だって、彼女は本当の悪鬼羅刹なのだから。自分が唯一心の底から畏怖し、愛した女なのだから。
《ま、俺は何もしませんよ。精々愉しませてもらいましょうか》
◆◆◆◆◆◆
タリラリラ~ン♪ 無惨様のママなのだ~♪
さて、私たちは今、マッタネーンシティ行きの電車に乗っているのだが、
「ムコニャ、「クロスポイズン」!」『ムニャァッ!』
『ゲハァアアン!』「くそっ……戻れ、アゲハント!」
実はこの電車、バトルサブウェイよろしく、ポケモンバトルが出来るのだ。
というか、各駅以外は車両内で勝負する事が可能らしい。集落同士ならまだしも、都市間の運行距離はとんでもなく長いからな。
そんな訳で、車両自体がかなり広くて大きく造られており、トレーナーたちはバトルに勤しみ、それ以外の者も思い思いの時間を過ごせるようになっているのだ。ある意味ホテルである。
ちなみに、今の面子はこんな感じ。
《私のメンバー》
◆ボルデビサス(いわ/くさ) Lv26(♀):「ストーンロール」「そらをとぶ」「ソーラースラッシュ」「ソーラーレイ」
◆ヨルウィ(むし/くさ) Lv19(♂):「せいちょう」「メガドレイン」「まもる」「むしくい」
◆ハービィ(フェアリー/ひこう) Lv19(♀):「どくガス」「メガドレイン」「エアカッター」「チャームボイス」
◆アズレーン(くさ/みず) Lv25(♀):「みずのはどう」「メガドレイン」「アクアリング」「あまごい」
◆ムコニャ(あく/どく) Lv21(♀):「クロスポイズン」「つじぎり」「ねこだまし」「ちょうはつ」
◆ティアーザレディアン(むし/かくとう) Lv18(♀):「マッハパンチ」「むしくい」「みきり」「ビルドアップ」
《アデルのメンバー》
◆ウルファング(いわ/ほのお) Lv25(♂):「アクセルロック」「はじけるほのお」「パワージェム」「そらをとぶ」
◆クラトン(いわ/みず) Lv21(♀):「ストーンバレット」「アクアジェット」「まもる」「なみのり」
◆シダッパ(くさ) Lv22(♂):「きりさく」「はっぱカッター」「たくわえる」「バブルこうせん」
◆イオーム(エスパー/ひこう) Lv22(♀):「ねんりき」「チャームボイス」「かぜおこし」「うたう」
◆ティアーザアリアドス(むし/あく) Lv20(♂):「だましうち」「むしくい」「いとをはく」「かげうち」
◆ジャカロップ(フェアリー) Lv18(♀):「つのでつく」「おねだり」「ドレインキッス」「つきのひかり」
うむうむ、順調に育ってくれているようで何より。平均レベルは20以上だし、エースは25レベルに達しているので、次のジムに挑んでも問題は無いだろう。
『ちなみにだけど、次のジムって何タイプ使いなの?』
一勝負終えた私はローストビーフのフルーツソース掛けを頬張りつつ、アデルに尋ねた。創造主様の先取り情報を教えてもらおうじゃないか。
「マッタネーンジムはでんきタイプの使い手ですね。ジムリーダーはホウセン。とても派手な人物だと聞いています」
『派手な人物ねぇ……』
トゥハーデジムが煉獄擬きだったから、凄く心配なんだけど。音技使ってきそう。思わず特性「ぼうおん」が欲しくなる。
『どうしよう、じめんタイプが欲しい』
「エミューンとか捕まえてみます? バッチ1個持ってるから、20以下だったら捕まえて良い筈ですけど」
『うん? 捕まえられるレベルとか決まってんの?』
「はい。ガラル地方と同じで、捕まえられる上限が決まってるんです」
『ふーん……』
なら、途中下車――――――あ、これ特急だから出来ないんだった。
「あ、そろそろ着きますよ」
とか何とか言っている内に、マッタネーンシティが見えてきた。
『凄い大都会だな』
トゥハーデシティのようなナンチャッテではない、マジもんのメトロポリスだった。流石はブリスベンがモデルになっているだけはある。自然もそれなりに豊かだし、ポケモンもたくさん生息してそうである。
「あの、すいません!」
『うん?』
と、新天地に想いを馳せていたら、ピクニックガールが声を掛けて来た。
「あなた、さっきレディアン持ってたよね? 良かったら、私のパイモンドと交換しない? 私、むしポケモンが好きなんだけど、なかなか捕まえられなくて……」
『なるほど』
その手があったか。交換もまたポケモンの醍醐味だよな。
『良いよ』「やった! じゃあ、パイモンドをよろしくね!」
という訳で交換しまーす。
『やったー、パイモンドを手に入れたぞー』
「何でそんなに棒読みなんですか?」
『使い道が次のジムくらいだからだよ』
ま、それもまた夢と冒険の常という事で。
「それじゃあ、降りますか」
『あいよー』
そんな感じで、手持ちに若干の変更がありつつ、私たちはマッタネーンシティに到着した。
『とりあえず、ジムに挑むか』
「早いですねー」
『私はサクサク行きたいんだよ』
という事で、一番最初にジムの門戸を叩く。観光なんぞ後でいいんだよ。
いざ、マッタネーンジムに挑戦……と言いたい所だが、
『先ずはお前が行け』
「え、何でですか!?」
『トゥハーデジムでは私が先陣切っただろ。だから、今度はお前が生贄になれ』
「生贄って……」
いや、生贄以外の何物でもないだろ。それいけ、アデルちゃん!
「頭が欠けそうなんで止めて下さい」
『それはそれで面白いと思うけど?』
「ギャグに命を懸ける気は無いです」
という事で、アデルのマッタネーンジムへの挑戦が始まった。
このジムは都市の中心部にあり、ミッションコーナーの大きさもさる事ながら、ジムリーダーと戦うスタジアムに至っては、トゥハーデスタジアムの数倍はある。派手好きにも程があらーな。
「ま、とりあえず行ってきます」『行ってら~』「……頑張って」
そして、私とボブの声援を背に、アデルが挑む。
このジムのミッションは……何とリズムゲーム。行く手に待ち構える3人のトレーナーとダンシングでレボリューションして、勝てればそのまま通って良いという、優しいんだか厳しんだかよく分からない仕様である。
「き、来たわね! あたしはスマ! ポケモン勝負は苦手だけど、ダンスなら負けないんだからぁ!」
第一のトレーナーは対魔忍みたいな恰好のバトルガール、スマ。えらく情けない事を言っているが、こんなのが先鋒で大丈夫なのか?
「望む所です! コテンパンに伸してやりますから!」
挑んじゃうのかよ。普通にバトルしろよ。
「びぇええん、負けたぁ!」「口程にもありませんねぇ!」
勝っちゃうのかよ。バトルしなさいよー。
あと、観客の黄色い声援が煩い。スマが(泣き顔は別として)美女なのは認めるし、そんなのが対魔忍みたいなあ恰好でオンステージしていれば興奮するのも已む無しだろうけど、サイリウムを振り回してまで応援するな。
ちなみに、使用曲は「only my railgun」。狂いなく超電磁砲をぶちかましそう。
「次はアタシよ! このマキヲがお前を潰してやる!」
お次は花魁っぽい衣装のバトルガール、マキヲ。ちょっと情けなかったスマとは違い、凛とした美しさが特徴的だが、結局はR-15指定は食らいそうな恰好なのは変わりない。
「良い度胸ですね、この私に挑もうなど。そんなお馬鹿さんは、痛い目に遭って貰いましょう」
何で戦闘力53万くらいのノリで返したんだ、アデルよ。
「負けた……!」「ホホホホホ!」
しかも勝つのかよ。何なんだお前は。ポケモンの情報が全然入って来ないぞ!?
余談だが、使用曲は「LEVEL5-judgelight-」。相当激しい曲調だけど、よく疲れないなぁ……。
「最後は私、ヒナツルが相手をするわ。華麗に舞ってみせましょう!」
最後は何故か食堂の女将さんを思わせる格好のバトルガール、ヒナツル。神の舌を持ち、鉄鍋でジャンジャン料理しそうな見た目だが、そんな有様で踊れるのか?
「受けて立つ!」
さっきとは打って変わって、力強い啖呵で返すアデル。良い汗掻きやがって。いい加減、一回くらい負けろよ。何の為にリリースしたと思ってるんだ。
蛇足だけど、使用曲は「future gazer」。未来さえ撃ち抜いていけ。
「やりますね。……しかし、僅差ではありますが、私の勝ちです!」「くっ……良い勝負だったわ!」
いや、良いポケモン勝負をしろって言ってんだよ。今からするみたいだけど。
「それでは、今度はポケモン勝負で幕引きとさせて頂きます!」
――――――バトルガールのヒナツルが勝負を仕掛けて来たッ!
「行きなさい、チョンチー!」『チョンチョン♪』
おっ、ヒナツルのポケモンはチョンチー(Lv23)か。ピカチュウとかじゃないんだ。
「頼むわよ、シダッパ!」『ハッパーッ!』
対するアデルはシダッパ(Lv23)。不思議な飴を使っていたおかげで同レベルである。タイプ的にアデルの方が有利かな。技マシンで冷凍ビームとか覚えてたら終わりだけど。
いや、流石にそれは無いか。まだ二番目のジムだしね。
「チョンチー、「でんじは」からの「あやしいひかり」!」『ビチョチョチョチョッ!』
割とガチだった。麻痺と混乱を撒くな。
「くっ……頑張って、シダッパ! 「はっぱカッター」!」『ウゥゥ……ハッパーッ!』
「なっ!?」『チョォーン!』
しかし、アデルとシダッパの絆は相当に深いようで、痺れと眩暈に悩ませられながらも、シダッパは葉っぱカッターをチョンチーにヒットさせた。それも初代を彷彿とさせる急所に当たるカッターだ。
「チョンチー、「スパーク」!」『チョチョチョーイッスゥ!』
「耐えろ、そして「はっぱカッター」!」『ハッパッパァッ!』
『チョアッー!』「うぐっ……戻りなさい、チョンチー!」
さらに、反撃のスパークにもシダッパはギリギリで耐えきり、もう一度葉っぱカッターで急所を引いてチョンチーを倒した。素晴らしい豪運である。
さて、ヒナツルの最後の手持ちは何かな?
「任せたわ、オクタン!」『キャノォオオン!』
――――――オクタン!? オクタンって言ったか、今!?
ああ、うん……確かにオクタン(Lv26)だわ。でんきタイプの「で」の字も無いけど、あの蛸っぽい姿はオクタンで間違いない。それ以外は全て間違ってるけど。
「止めよ、オクタン! 「でんじほう」!」『キャノァアッ!』
その上、電磁砲で止めを刺してきた。煉獄に続き、とんでもないロマン砲を搭載していやがる。
「くっ……行って、ウルファング!」『ウルファァアアアッ!』
「無駄よ! オクタン、「オクタンほう」!」『キュアァッ!』
しかも、きちんとみず技も覚えているようで、アデルのエースたるウルファングを早々に倒してしまおうと、自身の代名詞的な技で砲撃する。
「させない! ウルファング、「そらをとぶ」からの「パワージェム」! そして「アクセルロック」!」『ウルルルルゥ!』
だが、ウルファングは素早い動きでオクタン砲を回避し、そのまま空へ退避してから、パワージェムとアクセルロックで一気に攻め落とした。
「……負けました。先にお進みください。ホウセン様がお待ちです」
「はい。それでは、失礼します」
そして、いよいよジムリーダーに(アデルが)挑む時が来た。
果たして、ホウセンはどんな人物で、如何なる戦術を繰り出して来るのか。
「来やがったな。この俺様の妻たちを倒すとは、中々やるじゃねぇか。派手に褒め称えてやるぜ」
スタジアムの中央に、腕を組んで仁王立ちしている、筋骨隆々な背丈の高い女。おそらく198センチはあるだろう。袖無しの忍装束に身を包み、輝石をあしらった額当てで髪の毛をターバン状に纏め、背中には月牙天衝しそうな二本刀を差している。
まぁ、何と言うかね、
『地味に性転換してんじゃねぇぞ、宇随ぃ』
「誰が地味だこの野郎! つーか、外野は黙ってろや!」
うるせぇんだよ、女宇随め。アマレといい、何で男じゃねぇんだよ。
……いや、今は奴の手持ちを知る方が重要だ。ここは我慢して黙っておこう。
「さて、ちょっと邪魔が入ったが、真剣勝負をする事に変わりはねぇ。俺様の譜面を前に、派手に散れぇ!」
――――――ジムリーダーのホウセンが勝負を仕掛けて来たッ!
「派手にぶちかませ、ストリンダー!」『ウッシャアアアアッ!』
……って、ストリンダー!?
こいつ、初手からハイなストリンダー(Lv30)を繰り出して来やがった。イメージに相違は無いけど、少しは手加減しようよ!?
ヤバい、悠長にアデルが三枚におろされるのを観戦している場合じゃねぇ。
『……という事で、さらばだとっつぁ~ん!』
「「ゑ?」」「えー……」
こうして、私は挑む前に敗北を悟り、戦略的撤退を図るのだった。
◆アズレーン
・ティアーザ図鑑№060
・分類:くさくらげポケモン
・タイプ:くさ/みず
・性別:ふめい
・特性:ほうし/うるおいボディ/あめふらし(隠れ特性)
・種族値
HP:127
こうげき:47
ぼうぎょ:113
とくこう:73
とくぼう:113
すばやさ:17
・図鑑説明
ジメジメした森の奥に潜む、未確認飛行物体。海月のように見えるが、実は茸に近い生物であり、プカプカと宙を漂いながら胞子を蒔く。森の湿度が下がると何時の間にかいなくなってしまう。森林を爆砕するメライカとは仲が悪く、出合頭に攻撃を仕掛ける。逆に繁殖を助けてくれるナツクボウシとは共生関係を築いている。