なりきり板より愛を込めて~逆憑依されたので頑張って生きようと思います~ 作:アークフィア
「プロテアジャンヌとか最早厄災では?」
「しかもビーム撃ってくるんでしょ、最早ゴジラでは?」
「み、皆さん好き勝手言っている暇があるなら対策を考えましょう!?」
あははは、ジャンヌがプロテアになる、しかも姉要素+母要素マシマシでとか、そんなの単なる厄災じゃんね?
「私に……どうしろと言うのだ……」*1
「どうもこうもないわよ!放置してたらヤバイってことなら、ここで止めるしかないんでしょ!」
「おぜうさま……」
「なら私達で止めるのよ!折角の新天地をしょっぱいだけの水だの母だのに無茶苦茶にされてたまるもんですか!」
思わず弱気になる私に活を入れるように、レミリアが檄を飛ばす。
その言葉に周囲の皆は元気付けられたように一人、また一人と立ち上がっていく。
「そう、ここじゃあ早々死なんて終わりは訪れない、だったら失敗しても何度でも立ち上がって立ち向かえばいいのよ」
「何度でも、何度でも何度でもな・ん・ど・で・も!心の強さで立ち上がり前に進む──」
「そう、ド級のリトライ!ドリトライよ!!」
「……おかしいな、いいこと言ってたはずなのに失敗フラグが立ったような気がする……」
「なによ!?人が折角盛り上げてるってのに!?」*2
というかですね、おぜうさまいつの間にドリトライなんて読んでたんです?
そのノリだと猿空間*3云々まで言い出しそうで地味に怖いのですが。
……まぁともかく、おぜうさまの発破を受けて、腰が引けてた面々もやる気を出したのは本当の話。
ならばあとはアクアに挑み、その胡乱過ぎる変化をなかったことに……猿空間送りにすることのみ!!
「ゆえにー、」
「……えっちょ、なんで私の襟首掴むの?いやなんで振りかぶってっていや力強っ!?」
「跳んでけお嬢様!星のように!!」
「タラスク!!?」*4
なーのーでー、やることは単純。
再び私は隠れて隙を窺い、然るべきタイミングでクジラに触れて無害な別のものにすることのみ。
そのためには、微妙にこっちに向いてる(声こそ聞こえないがさっきからオルタを追っかけ回しながらこっちを見てた)アクアの注意を別のもので引く必要性がある。
──だから、レミリアを囮にするために投げる必要性があったんですね。*5
「それ失敗するやつぅううううう!!?ぬわーっ!!?」
「なんと、まさか妹……子供?が自ら私の元に飛び込んで来るとは!でも構いませんよ、私はどんな子でも受け入れます!」
「え、やだバブみを感じちゃうバブー!!」
「レミリアさーん!!?」
「ヤムチャしやがって……」
「やらせたのはオメーだからな?後でキレられても知らねーからなっていうか俺も言いたいことはあるんだからな???」
「じゃあ私もこう返しておこう。──私が捕まってたら本気で詰みだぞ、テメーら死ぬ気でやれよって」
「突然の真顔!?」
いやね、みんなとの間に認識の差があるなーとは思ってたのよ。
でもほら、その辺明言してもいいことないから黙ってたんだけも、黙ってるのよくないとか言われるから仕方ないしいっそぶちまけるね?
「今回に関しては!!見た目に反して!!!普通に死人が出るんだよ!!!!」
「い、いやいやそんなバカな……だってなりきり郷だぜ?」
「おおそうだよなりきり郷だよここは!ってことは私が言いたいこともわかるはずだぜぇ!?」
「は、ままままさかせんぱい……社会的に死ぬとか、そういう……?」
「ゑ?」
「そうだよぉ!!今回のは精神面、社会的な死が待ち受けているんだよぉ!!失敗したらみんなそうなるんだよぉ!!!」
知ってたら動きが鈍るとかあるから、基本私の胸のうちに留めておこうかと思ったのに!
知らないもんね知らないもんね!!黙ってるのが悪いとか言うならここでぶちまけてやるもんね!!
みんな私の苦しみの一端を知るがいいわ!!
……え、そこまでキレといて一端なのかって?私にも言っていいことと悪いことの分別は付くんだよ(遠い目)
まぁともかく、今回の一件についての隠し事について幾らか開示すると。
「まず銀ちゃん!!」
「お、おう?」
「貴方は今回自分に対して色々トラブルが舞い込み過ぎている、とか愚痴ってましたね!!」
「そ、そうだけど……でもそれ俺が悪いわけじゃなく
「これやっとかないと貴方死にます」
「これ以上ないレベルの直球!?」
まず銀ちゃん。
今までの理不尽みたいなマイナスイベント、実のところあれ全部プラスイベントです。
正確にはあそこでマイナス稼いでおかないと
なお、なにがどうなってそうなるのかと言うことに付きましては、それそのものが現時点での社会的な死を彼に与えることになるので私からはなにも言いません。
ただ自分の胸に手を当ててまったく覚えがないか、とだけ問いかけてみてください。
「……え?いやいやいや、まさかあれか?いやそれともあれ?……いやいやいや、ちょっと待ったまさかのあれとか……?」
「銀さん?」
「銀時君?」
「ひぃっ!?いや違うお前らに怒られるようなことはしてねぇ!!してねぇよ俺!?」
「……すでにぐっだぐだなんだけど、これってまだ続くの?」
「はっはっはっー、幸いにしてアクアも興味深げに聞いてるから続きますねー!!次は今しがた酷い目にあったおぜうさま!!」
「
「すっかり赤ちゃんになってやがる……」
なんか内ゲバ*6?し始めた銀ちゃん達は放置するとして、今度は今しがた酷い目にあったおぜうさまについて。
……いや、社会的な死が云々というならすでに今の赤ちゃん状態も大概な気がするけども。
「それを上回る酷いことになります」
「あれ以上に!?」
「ええあれ以上に。……なんならああして赤ちゃんになってるお陰で……みたいな面もあるのですよ」
「
こっちもまぁ、概要を言うこと自体があれなので明言は避けるけど……うん、この場で捕まってなかったらもっと酷いことになってたってのは事実です。
……だからって囮に使うのはよくないんじゃないかって?
まぁ、それはそうなんだけどね……。
ともかく、こんな感じでここにいる面々全員、ある程度酷い目にあってないともっと(社会的に)酷い目に合う可能性がある、ということは事実。
ついでにいうと、そういう裏事情を知らないままに行動してくれてた方が、結果的にそうなる可能性が低くなるから(桃香さんにも頼んで)知らせないようにしてたんだけど……。
「え、いつの間にそんなことを」
「まぁ、私の場合は起こらない未来も見えますので……」
「なるほど、どっかの未来で忠告してれば仮に今がその未来でなくとも認識できるのか……」
「ところでよぉ、ここにいる面々がみんな酷いことになるってことは……キーアもそうなるってことだよなぁ?一体どうなるんだ?」
「……あっ、あそこに『星女神』様が!」
「えっ!?」
「隙ありタッチ!!変換これにて閉廷!」
「うわこいつごまかしやがった!!?」
なお、私になにが起きるのかについては……秘密です()