なりきり板より愛を込めて~逆憑依されたので頑張って生きようと思います~   作:アークフィア

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最後の一組、おめぇの出番だ!

「はーい、そういうわけで最後に残ったのが銀時さん・シュガーティアさんの組ってことになるんですけどー……」

「ふぅむ……なんというか、反応に困るね」

「そこで困られてもこっちが困るんだが?」

 

 

 ってなわけで最後に残った一組、銀ちゃんとシュガーティアさんの姿についてなんだけど。

 銀ちゃんの方は久しぶりの響ちゃん(※艦これ)の姿なのに対して、シュガーティアさんの方がなんとも反応に困る姿をしていたのだった。

 え?どんな姿なのかって?それはねー、

 

 

「……なんでキュゥべぇ?」

「僕と契約して、魔神王になって欲しいんだ!」

「なんか言ってることの物騒さがアップしてるし」

 

 

 魔法少女から数段レベルアップしとるやんけ。

 いやまぁあくまでも姿に合わせた台詞ってだけで、本当に契約した相手を魔神王にするわけじゃあないんだろうけども。

 ……ってなわけで、響ちゃん姿の銀ちゃんの肩に乗っかるキュゥべぇである。見てると思わず潰しそうになるからあんまり良くないと思う()

 

 

「……仕方ないだろう、今の我らの姿的にこういったサポートキャラ的な姿しか選べなかったのだから」

「あー……そういえばゲンガー君達が四人で一人分だったりするんだから、サイズ感的に似たようなものな今のシュガーティアさんだとそうなるのか……」

 

 

 言われてみれば、といった感じで苦虫を噛み潰したようなシュガーティアさんの言葉に頷く私である。

 向こうが色々足りてないから四匹一組で、みたいな感じで頑張ってるんだから、そりゃまぁシュガーティアさんも色々足りてない扱いになるよなぁ、というか。

 まぁ、足りてないなら足りてる分から選べるのか、という意外な部分を垣間見た気もするわけなのだが。

 

 

「普通の人以外にも色んな人が利用することを想定しているから、その辺はわりと融通が利くの」

「まぁ、それにも限度はあるけどね。ゲンガー達の状況からわかる通り、人一人分の扱いにはし辛いわけだし」

「……というか、それはそれでまともに遊べるのだろうか?」

「げんげんげーん」*1

 

 

 なお、シュガーティアさんの選べるサイズ感に該当するキャラとしてピカチュウとかも存在したが、彼的にはお気に召さなかった様子である。

 ……初代スマブラだとぶっちぎり最強キャラなんだけどねぇ。*2

 

 まぁともかく、である。

 これで一同がどういう姿をしているのか判明したわけなのだけど、その上で一つ。

 

 

「バソは他の姿にならないの?」

「一瞬私自身がメカクレになる案もあったのだがね。それはなんだか違うなというのと、やはりメカクレを愛でるのならばこの姿であり続けるのが一番だと思ったのさ」

「やだ筋金入りすぎる……」

 

 

 流石のメカクレスキー、気持ち悪さは変わらんな(褒め言葉)

 

 ……ってなわけで、折角姿を変えられるのに元の見た目と一切変わってないバソについての話はそれくらいにして。

 いい加減、話してるうちにこっそり探っておいた目的の相手(ひみつ道具の位置)へと近付くための行動を開始するとしよう。

 無論、他の面々は現状なんの手段もないと勘違いしていることを忘れずに。

 

 

「…………」

「ん?どうしたんだささら……あいや、ここだと全王様と呼んだ方がいいか?」

「どっちでもよく……はないですぅ、ささらでお願いしますですぅ。一度姿を決めるとぉ、外に出ない限り変更の機会がないのはぁ、正直どうかと思うのですぅ」

「……?なりたくてその姿になったんじゃないのか?」

「一時の気の迷いだったんですよぅ……」

 

 

 え?なんかこっちをジーっと凝視してるささらさんもとい全王様がいた気がする?気のせいじゃないかな(気のせいじゃなかったらそれとなく首コキャする予定だった顔)。

 

 いやまぁね?仮にも彼女も【星の欠片】、気付いていたとしても別にターゲットに影響を与えることはないだろうけどさ?

 だからといってその行動が周囲に影響をもたらさないとは断言できないし、なんなら隣のジーク(ゾーイ)君がなにかを察してそこから芋づる式に、なんて可能性も否定はできないわけでして。

 そりゃまぁ、余計なことを悟らせるようであれば排除せざるを得まい、ってなっても仕方ない話と言いますか。

 

 ……え?本来ならジーク君相手も別に問題ないんじゃないのかって?

 単純に二人増えてかつどっちも周囲に知らせるような反応をしそう、ってなったら関係ないと思わない?

 その辺はまぁ、【星の欠片】としてまだまだ若輩者でしかないジーク君に関しては仕方のない話、ってことになるんだけども。

 ……冷静に考えると私も大概若輩者・新参者の類いのはずなんだけどねーおかしいねー(遠い目)

 

 ええいやめやめ、この辺は考えてると悲しくなってくるからうちきりうちきり。

 ってなわけで心の中で両頬を叩くイメージをしながら心機一転、改めてこれからの行動に注力するわけなんだけども。

 

 

「……ふむ」

「せんぱい?どうされましたか?」

「いんや?とりあえず相手は近くにはないっぽいし、そもそも見付ける手段もわからんし……暫く対戦者狩りでもしてようかなって」

「は、発言がそれとなく物騒だ!?」

 

 

 なるほど、そういう?

 探知に引っ掛かったものの意味を脳裏で考えつつ、暫く普通(?)に遊ぶことをみんなに伝える私なのでありましたとさ。

 要するに対戦相手蹂躙続行ってわけだね、わかるとも!

 

 

 

 

 

 

 唐突なメンバー紹介(?)から早数分。

 こことは別フロアにある筐体からアクセスしてきているのだろう相手をひたすらに蹴散らしている私達である。

 まぁとは言っても、最初とは違って私は後ろでみんなの動きを観察してるんだけどね?

 

 

「──レム(マシュ)ちゃん、そこで右にずれて貰える?」

「え?……きゃあっ!?」

「さっきから的確なのはいいけどすっごい怖いよその援護?!」

「はっはっはっ、元ネタ的には仕方ないのよ我慢してねー」

「横暴だー!?」

 

 

 無論、ただ観察しているわけじゃあなく、かつての『月の君』様らしい援護を行っているんだけども。

 

 ……元々の彼女、という存在がどこに端を発する存在なのかというのはわりと難しい話だったりする。

 何故かといえば、かつての『月の君』様──海里という名前を持つ少女は、私の作った物語のほとんどにおいて()()()()()()()存在だからだ。

 いやまぁ、丸きり同じキャラということはなく、どちらかといえば同系統のキャラクターばかりだった、という方が正解なのだけれど。

 

 ともかく、昔の私が『海里』というキャラクターを多用していたことは事実。

 その中でも彼女というキャラを明確に形成するきっかけとなったのは、なにを隠そう二次創作だったのである。

 

 

「いわゆるオリ主ってやつだね。で、なんの作品でオリ主してたのかと言うと──」

「その分だと型月作品、それも『stay_night』系列だったってことか」

「ご明察ぅ!」

 

 

 まさかのエミヤんの義理の妹ポジである。……桜に怒られそうな位置だな?

 まぁ実際、その時書いた作品では桜から複雑な感情を向けられているポジションだったわけだが。

 なんならランサーとギルガメッシュに関わりがあるキャラだったぞその時の海里。……今考えると地雷臭凄いな?

 

 まぁともかく、型月成分が強いのはある意味当たり前なわけで。

 さっき私こと海里がやってたのはアーチャーの真似事──遥か後方からの弓による援護、である。

 妹だけど士郎にとっては師匠である、みたいなポジションだったんだから弓くらい扱えて当然というか?

 

 

「聞けば聞くほどヤバい感じしかしませんねぇ」

「若い頃の創作なんてそんなもんでしょ、まぁ年食ったからって良いものが書けるとも限らないわけだけど」

「それは確かに」

 

 

 ……自虐ネタかな?

 それはともかく、やれることは全て試してみよう……って感じで今現在私は海里のやれることを試しているんだけど……うん、これ確か【継ぎ接ぎ】とか起きないんだよね?

 

 

「その割にスペック明らかに海里そのままなのはどうなってるんだこれ……」

「え?そう設定したんじゃないの?」

「いやまぁ確かに扱える武器とかの項目あったけど、そこになかったものとかも含まれてるんだけど?」

「あー、基本願えば叶うからかもなの」

 

 

 あれだ、願えば大概なんとかなる……みたいな話があったと思うが、あれが思った以上に影響を与えているらしく。

 最初に設定画面であれこれと定めておいた内容以外の物事についても、本来のその人物通りになっていると思わしい節があるというか?

 

 ……基本的に直接体を動かしているようなものなのに、今まで扱ったことのないモーニングスターを平気で扱ってるマシュもといレムちゃんとかがいる時点で察してたけども。

 これ、本気で【継ぎ接ぎ】は起きません、と思って作ったのかと疑いたくなるというか。

 いやまぁ、実際にゲーム内では【継ぎ接ぎ】の気配はないけどさぁ?

 

 

「なんというかこう……動かし方とか知識に刻まれるから、外でも同じ動きができそうな気配がするというか、仮に記憶を頼りに動いたらそこから【継ぎ接ぎ】が発生しそうな予感が微妙にするというか……」

「いや、流石にそれは……」

「でも一理あるの。稼働開始からまだ一週間も経過してないし」

 

 

 あくまで守られているのはゲーム内だけの話、ここで得た経験を迂闊に外で披露すると酷いことになりそうな予感がひしひしとするんだけど……と告げたところ、外の面々から微妙な反応が返ってくることになるのであった。

 ……このゲーム、早急に運営停止した方がいいんじゃないかと思ったけど口には出さないでおく。

 そんなことしたらそれこそヤバいことになりそう(中身のひみつ道具的な意味で)からね、仕方ないね!

 ……いやマジで怖いなこれ???

 

 

*1
俺がみんなの考えを繋いでるからなんとかなるよー

*2
初代スマブラにおいてピカチュウより復帰力の強いキャラバン存在しなかった為、フィールド外における敵の復帰阻止などの面からも強かったのだとか(相手を深追いしても自分は確りフィールドに戻れる)。他にも強い技が多く、初代においてはぶっちぎりの最強キャラ。他のスマブラでは大体扱いやすい中堅くらいの立ち位置であることが多い

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