なりきり板より愛を込めて~逆憑依されたので頑張って生きようと思います~ 作:アークフィア
「あったまてかてっかとか酷い歌詞だよね」*1
「いや唐突になにを言い出すのさ……?」
「なにって……不意に脳裏を過ったから……?」
「なんで疑問系なのさ」
昔のアニメに使われてる歌って結構とんでもない歌詞の物語あったりするよね。
それを今の価値観で語るととんでもないってなるけど、だからってそれを否定するのは違うよね。……いやなんの話だ?
ドラえもん達を引き連れゲーム内でぷらぷらしている私達。
時刻的には他のお客さん達がプレイし始めてもおかしくない時間帯なのだけれど、どうにも相手の入りは宜しくない。
多分だけど、私達と対戦したい……みたいなプレイヤーは基本的にヘビープレイヤーに分類されるため、今くらいの時間帯だとライトプレイヤーしか居ないから対戦が始まらない……みたいな話なのだろう。
「その辺は基本暇な私達と他の人との差、みたいな感じだよね」
(……暇というか暇にしたというか……)
(しっ、その辺には迂闊に触れるべきではありませんよ)
え?じゃあお前らはヘビープレイヤーなのかって?
どう考えてもライトプレイヤーでしょなに言ってるのよ()
……冗談はともかく、ゲーム機内にひみつ道具があって、それが原因の何かが起こりそう……みたいなことをゆかりんに説明したところ、他の用事は全部キャンセルで……と半ば強制的に予定を突っ込まれたってだけの話だったりするんだけども。
その辺は別に深堀りすることでもないのでさらっと流すとして……はて、どうしたものだろう?
こっちとしてはドラちゃんがドラミちゃんか、どっちかが・もしくはどっちもがひみつ道具絡みの存在だと考えているため、彼らが尻尾を出してくれるのを待つ……もしくは尻尾を出してしまうような状態を作り出す必要があるんだけども。
前述通り、そのためにこちらが不自然な態度を見せる……というのは非推奨。
彼らがひみつ道具そのものならまだしも、そうではなく単なる端末であることがほぼ確定的である以上、変な態度を見せて背後の相手に雲隠れされる……なんてことになったら目も当てられない。
一応、もう一つの懸念だった【星の欠片】をひみつ道具に転用しようとし始めないか、という話に関しては今のところなんとかなりそうだけど……それもあくまで今の話。
これからの対応如何によってはその懸念が再燃する可能性もあるため、迂闊に【星の欠片】を使用するのは避けておきたい。
仮に使うのなら、
「そもそも尻尾も見えてないってのがねぇ……」
「尻尾?」
「ネコ型ロボットを標榜するなら長い尻尾の方がよくない、って話」
「どこからどう見てもネコ型ロボットですけど?!標榜なんてわざわざする必要ありませんけど!?」
思わずため息と共に溢れた言葉。
それを耳聡く聞き付けたドラちゃんが不思議そうに首を傾げていたけど……予め考えておいた言い訳を投げることで有耶無耶にしておく。
……いやまぁ、実際その短い尻尾がドラちゃんがネコであることを肯定し辛くしている、ってのは間違いないとも思うんだけど。
尻尾の短いネコというと和猫の類いが思い付くけど、基本日常生活で見掛けることがないのも間違いないし。*2
その上で頭の上の耳すらなくなっているのだから、そりゃ初見でネコだと思われるのは難しかろうというか。
「まぁ、その辺言い出すとタヌキとも言い辛い気がするんだけどね」
「ある意味これも昔ながらのいじりの結果、ってことなのかもね」
「……?……あー、映画とかで『ボクは狸じゃない!』って言う機会が多かった、みたいな?」
「ある種のお決まりネタだった、みたいな?ランサーが死んだ、とかに近いと言うか」*3
笑っていいものとしてお出しされ続けたものだった、というか?
……それが実際に笑っていいものだったのかは別として、それらの話が全て悪だ、みたいな話にはしたくないなぁ。
「……って、だからなんの話だっての」
「迷走してるってやつかな?」
「リアルでも迷走してるからねー」
いやホント、なんか事態解決のきっかけが欲しいのだわー。
面子を加え、とりあえずゲーム内を歩き続ける私達。
根本的な目的はひみつ道具探しだけど、そのきっかけも尻尾も見当たらないので、闇雲に探さないといけないのはなんとも面倒というか。
……みたいな話をしつつ、ドラちゃん達の様子を窺うものの、特に怪しい様子はなし。
スタンドアローン*4タイプならひみつ道具からの指令とかも飛んでこない……すなわち尻尾がない、ってことなので中々難しかろうなー、とか思わないでもない私である。
「……って、さっきから同じことしか言ってねぇ!!」
「そうだねぇ……相手が来ないからすることないねぇ……」
「おっかしいなー、宣伝はもう散々したようなもんだと思うんだけどなー……」
いやほんと、色んな意味で同じことしかしてないし同じところぐるぐるしてるだけなんだけど???
あれだ、ログアウトできないのにログアウトしたくてたまらないというか!
「私一人を残してみんなログアウトさせる、みたいなのができないから余計に面倒くさーい!」
「ログアウトするなら全員で、ですからね……」
「その辺はまぁ、筐体の仕様的に仕方ないわね。とりあえず琥珀に改善案として伝えておくことにするわ」
「とはいっても、筐体を細分化するとかくらいしか対処の方法が無いような気もするの」
それができない理由も語ってるもんだから、いや本当に話が堂々巡りしてるのがありありとわかってしまうというか!
っていうかドラミちゃんの来襲は面倒ごとであると同時に、話の解決の(色んな意味での)糸口になると思ってたんだけどなーんも変わらねぇでやんの!!
基本的に本編出禁なんだからこういうときはデウス・エクス・マキナしてくださいよー!!*5
「なんだかちょっとだけバカにされてるような……」
「してないですよー?!というかその辺詳しく言い出すと色んなところに飛び火するんでそんなつもりはまったくないですよー!!」
「はい?飛び火?」
「あ、気にしないでくださいドラミさん。せんぱいのいつもの発作なので」
「は、はぁ……」
ご都合主義の神、ってんなら本来私の方が言われる可能性高いやつだからね!
まぁ今回相手もそんな感じだから迂闊に行動できないんだけどさ!本当に面倒くさいね!!
とまぁ、若干キチゲ解放状態みたいなことになってる私ですが元気です、多分。
「でも元気があればなんでもできるってわけでもないので、こうなにかしら事態を好転させるようないい知らせが聞きたいよードラえもぉーん!!」
「それ僕の真似だったりする……?」
「真似ではないよ、リアルにドラえもんが居たらみんなこうなるってだけ」
「本当かなぁ……」
いや、そこ疑う必要なくない?
ドラえもんって言えばある意味願望器の中でも有用なものの一つなんだから、実際に目の前にあったらみんなこんな感じになるって。
まぁ、相手が大人だとひみつ道具の悪用方法がのび太君よりもっとエグいのになったりしそうだから、正直現実に居なくてよかったーともなるんだけど。
「子供の夢は大人になると穢れてしまう……それが大人になるってことなのよ」
「……ねぇマシュさん、この人本当に大丈夫なの?」
「多分ガチャが外れて心が折れてるだけかと。気にせずとも大丈夫ですよ」
「グワーッ!!?」
「……奇怪な声をあげながら死んだんだけど」
「なるほど、爆死後の空元気だったか。傍迷惑な」
み、みんな酷くね……?
いやまぁ、お目当てのものが来ずレア度の高いものしかこない……っていう、数年前にも味わった地味に心の痛い爆死を今年も味わってるってのは事実だけども(白目)*6
そんな感じで、あまりにも話が進まず脱線しまくる私達なのでありました。
……これ、今月中に終わりますか?大丈夫ですか?(凄いメタ発言)