なりきり板より愛を込めて~逆憑依されたので頑張って生きようと思います~ 作:アークフィア
はてさて、両隣にアウラを引き連れ他の面々と合流した私。
キリトちゃん他みんな微妙な顔をしてたけど……別に図ってそうしようと思ったわけじゃないのであしからず。
「敢えていうなら
「なんやかんや言っても、私の姿を見るとびっくりする人もいるじゃない。だったらその辺の余計な問題を最初から解消しておくのも必要じゃない」
「ああうん……確かに、知らなかったら怖いかもしれないね」
……いやまぁ、実態的に考えると危ないの
今んとこ成功してるけど、別に暴走の可能性が消えたわけでもないし。
それを考えるとアウラの方は流石やね、ミームが入っとるから基本的に人類の敵、という意識が薄れとる。
見た目こそヤバいけど、いざという時に頼っていいのはこっちの方だと思うよ。
まぁ、頼ってる時の姿を罷り間違ってフリーレン辺りに見られたら周辺丸ごと爆散されかねない、って意味ではこっちもこっちで危ないんだけども。
その辺はほら、アウラのせいというわけじゃないのかなーって。
……みたいな半ば言い訳を積み重ねておく私である。
なんでかって?思いだそう、数年前のバレンタイン!*1
アウラがあれこれ言われるってことは、私の場合その数倍やられるってことだからね!可能なら気のせいとか迷いとかで済ませときたいんですよこれがね!
「まぁ多分儚い夢と散るんでしょうけどね、恐らくは」
「げ、元気出せよ……」
うるせー慰めるんじゃないよキリトちゃん。
……とかなんとか言いつつ、改めて今日集合した面々に視線を向け直す私である。
基本的には昨日と同じ面子だが……違いを確認するためにも、確りとカウントすることにしよう。
「まずはキリトちゃん・アスナさん・シノちゃんのSAO三人組。……シノちゃんは若干微妙とはいえ、三人も同作品のキャラが揃ってるのは中々珍しいパターンだよね」
「まぁ、それを言うとFGOとかみたいにもっと多いのもいるけどな」
「その辺はまぁ、『逆憑依』事態の性質がサーヴァントとかの設定に親和性が高いから仕方ないというか……」
まず始めにカウントするのはSAO組。
主役とそのヒロイン、それから特定章のヒロインという中々に豪華なメンバーであると言えるだろう。
まぁ、今回の場合クラインさんとかみたいにSAO組でここにいるけど参加してない、みたいな人も居るのでFGO組に見劣りしてるってわけでもないと思うが。
……え?クラインさんが居ない理由?
キリトちゃんでもアスナさんでも、なんならシノちゃんでも対象になるのに同じ電脳世界組のクラインさんが対象にならないわけがないからですね()
あとはまぁ、彼は彼でここでの縁による出し物に参加してるから手を煩わせるのも、みたいなところもあるが。
「オルタちゃんとかルリアちゃん、それからアーミヤちゃんに雪泉ちゃんだったっけ?」
「なんか構成メンバーだけ聞くとクラインのハーレムみたいだな……」
「実態はクラインお父ちゃんとその娘達、みたいなノリだけどね」
彼等は例の体験会で『逆憑依』となったという繋がりを持つため、今回の祭ではその縁により出し物を共同で行うことになった面々である。
なんだっけかな、確か夏の屋台系の出し物だったかな、クラインさん達のやつ。
元々は雪泉さんが乗り気だったので、彼女を中心として出し物を考えてたらしいのだけど……秋も深まるお日柄にかき氷とか出そうとしてたらしく、流石に待ったが掛かったとか。
いやまぁ、彼女の能力を活かすのならある意味最善の選択肢だけどね?
とはいえ外ならともかくなりきり郷内では無いでしょ*2、ってわけで他の面々があれこれ考えた結果、アーミヤさんの『お祭りの屋台とか、いい感じなんじゃないでしょうか?』という提案に飛び付くことになったのだとか。
「あえて一つに絞らず、祭で出るような屋台という広い範囲を指定することで、当初の提案であるかき氷も自然に混ぜ込めるようにした、ってわけか」
「その辺は流石の提案力……もといプレゼン力ってことかな。……で、他の面々も提案に合わせてやるもの決めた結果、クラインさんが焼きそば・オルタが焼きイカ・ルリアちゃんがわたあめでアーミヤさんがりんご飴の担当になったとか」
「うーん定番屋台がいっぱいだぁ」
なお、オルタは最後まで焼き鳥と焼きイカで迷ったとのこと。
なんでも自分らしさを演出するにはどっちがいいか、ってことで迷ったのだそうな。
まぁ、最終的に『複数の獲物を串刺しにして焼くよりも大物を一つ串刺しにして焼く方が私らしいでしょう』ってな感じに焼きイカにしたらしいけど。
オルタの自分らしさって焼きイカなんです?……とかツッコんだら串刺しにされるから注意な(n敗)
「冗談はそれくらいにして、次のカウントはハセヲ君もといアウラちゃんと同名キャラのアウラかな?」
「これ、どっちか呼び辛くない?」
「じゃあアウラの方の呼び方変える?」
「なんで私の方?!」
「いやほら、アウラって呼ばれ方じゃなければ多少は時間稼ぎできそうじゃない?他人の空似ってことで」
「……一理あるじゃない」
次いでカウントするのはアウラ二人。
とはいえどっちもアウラと呼ぶのもどうなの、って話があったため、魔族の方のアウラの呼び方を変えることに。
元々アウラじゃないハセヲ君はハセヲちゃん呼びでいいのでは?
……みたいな反論もあったが、今回に関しては寧ろ今の彼女をハセヲと結びつけるようなことを言う方が問題だということ。
および似たような理由で、今のアウラをアウラ以外の存在として扱った方が都合が良さそうだ、ということを根拠として納得させたのであった。
……結果、アウラはアサと呼ぶことになりました。
彼女の名前である『アウラ』の由来が恐らくはアウローラ……ローマ神話の曙の女神の名前、もしくはそこから派生したものであると推測したためである。
曙とはすなわち明け方のこと、言い換えると朝なのでそこから取った名前、というわけだ。
「……素直にアウローラから取るわけにはいかなかったわけ?」
「生憎そっちだと『アウアウ』みたいな名前になる可能性高いけど?」
「こっちの名前でいいじゃない。そっちだとなんだか別方面の風評被害を受けそうじゃない」
……というような若干ネタに走った話が出てきたが、その辺は置いとくとして。
「じゃあ、改めてよろしくねアウラちゃん、アサちゃん」
「……ん」
「ええ、よろしくするじゃない。……ところで、これチェンソーが云々とかにはならないわよね?」
「寧ろロイドさんとの関係性が増えそう」
「……あっちはヨルじゃない」*4
うん、まぁ今のとこは大丈夫だと思うよ、多分。
……身体的な変化が仮に起きたら止めるべきか、はたまたアウラの見た目から離れることによるフリーレンとの敵対の可能性が減ることを喜ぶべきか、微妙に反応に困る私である。
ともあれアウラ達についてはそれくらいでいいとして、続いてカウントするのは残りの面子。
エリちゃんにクリス、それからモモイにセフィアちゃんである。
「うーん、問題児として纏められた気がするよー」
「それだと私まで問題児扱いになるんだが?」
「私が言うのもなんだけど、今の貴方ってわりとそっち側だと思うわよ?」
「……エリザにだけは言われたくなかった……!(血涙)」
「皆さん、個性的な方達ですね……」
特に繋がりのない──強いていうならハロウィン武器に選ばれし者達、みたいな区分の残り物?達である。
いやまぁ、他に所属区分がなかったってだけなので私も含まれるんだけどさ?
強いていうならモモイとセフィアちゃんもといサクラコちゃんはブルアカ組って感じに分けられそうだが、それを言うと他二人もそっちかなーって感じになるので……。
というのも、よくよく冷静に考えるとわかるのだが、端からブルアカのキャラである二人を除いた場合、明確にブルアカ属性が見え隠れするのってエリちゃんとクリス(と私)くらいのものなのである。
「キリトちゃんもアスナさんも、それからシノちゃん・アウラちゃんも区分上女子校生にはなってるけど、ブルアカらしさがあるかと言われれば微妙というか。まぁそうなった環境による、って感じなんだろうけど」
そう、『tri-qualia』によるハロウィン感染はどうも勝手が違うらしく、姿の変化に微妙な差異が見られるのである。
具体的には『tri-qualia』に関係のある変化は
「創作の制服みたいな奇抜な感じが薄い、って感じだよね。探せばどこかの学校で使っていそうな感じ、というか」
「アウラのだけちょっと微妙だけど……まぁ、お嬢様学校とかで採用してそうな感じはあるよね」
創作の中の学生服、みたいな空気が薄いとでもいうか。
そのため、並べるとわけた人員間で微妙な違和感を覚える羽目になるのである。
雑に言うと、並んで歩いていると浮く、みたいな?
まぁ、本当にちょっとした違和感なので、気付かない人は気付かないとも思う。
なのでそこまで問題はないだろう、ってことで通すようにしたのであった。
「まぁ、お陰さまでこんなことになったんですけどね」
そんな説明をしてから数分後。
まさかこれがフラグだったとは思ってもみなかった私である。
いやホント、ハロウィンってやつはさぁ!!