なりきり板より愛を込めて~逆憑依されたので頑張って生きようと思います~   作:アークフィア

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まさに大乱闘、友達が消える()

「くらえ聖帝十字陵の一番上!!」

「グワーッ!?あとで本人に怒られそうなやつー!!?」

 

 

 サウザーさんなら許してくれるよ、多分。

 ……ってなわけで、世紀末な世界観に合わせて南斗聖拳とか北斗真拳とか*1使ってモヒカン達を爆散させていく私である。

 あ、無論これで死んだりはしないですよ、みんなノリよく『ひでぶっ!』とか『あべしっ!』とか言いながら吹き飛んでいくけど。

 

 

「……いや、あれ本当に問題ないのかい?滅茶苦茶きりもみ回転したり明らかに破裂したりしてたけど」

「大丈夫大丈夫、ここなりきり郷では非殺傷設定が広く浸透してるし」

その言葉は別に便利なモノではないと思うんだけど???

 

 

 なお、リボンズ氏は終始困惑しきりであった。

 やだなぁ一般人ぶっちゃって、調子が乗ってきたら一番ヘンテコなことになるのは貴方のくせにー。

 

 

「そうなの?」

「さっきもちょっと触れたけど、この人カオスパ混じりだから。唐突に光子力ビーム撃ったり月面甲児君が出来上がったり、そこら辺の仲間を次々ミサイルに詰め込んでカミカゼ!……させたりするような人だよ?」

キーアお姉さんはなにを言ってるの?

 

 

 私から言えることは一つだよ、見よう!カオスパ!*2

 ……うん、謎の媚売りみたいな宣伝(ダイマ)はほどほどにしとくとしてだ。

 

 見た目派手に吹っ飛ばされているものの、これらは()()()()()()()()()で大したダメージは発生していない。

 これは私が手加減しているのももちろんのこと、そもそもこのフロアに仕掛けられたとあるシステムが影響を与えた結果でもある。

 

 

「ふむ……非殺傷設定以外になにかあるのかい?」

「ああ、具体的に言うとこのフロアではあらゆる攻撃が()()()()()()()()()()()

「……うん?」

「派手になった上で、殺傷力……もといダメージが劇的に下がるの。爆発でアフロになるのは日常茶飯事なの」

「なるほど……???」

 

 

 その名も爆発ギャグ転換(爆発オチなんてサイテー!)

 ド派手な爆発などが付与される代わりに、本来よりもさらに相手へのダメージが減るというフィールドエンチャントである。

 

 

「例えばヘッドショットが飛んできたとするでしょ?頭に弾丸がぶつかると花火みたいに派手な爆発が起きた上で衝撃が発生する、みたいな感じ。自他ともに攻撃によって倒されたことがわかりやすくなったサバゲーみたいなもの、っていう理解でもいいと思うよ?」

「……それ、普通にサバゲーとかでいいんじゃ?」

「それだと武器攻撃に限定されるでしょ?直接攻撃によるダメージも爆発に変換することであれこれある問題を回避してるから、ないとこんな風に戯れるのが不可能になるんだよ」

「はぁ……」

 

 

 結局のところここが必要とされた理由って、意外とみんな暴力に飢えてるってところが多いからね。

 そりゃまぁ、やってて楽しくない殴りあいとか余計にストレス溜まるだけじゃん、というか。

 

 但し、そこだけ重視するとそれはそれで余計な問題を引き起こすきっかけになるから、ちゃんと制度を整えた上での話にしてある……と。

 

 

「……ゲームじゃダメなのかい?」

「今ならまぁ、『tri-qualia』が代わりになりそうなところもあるけど……ここが作られた当時はそんな便利なものはなかったみたいだし」

「そも、代わりができたからと言って移行がすぐに済むかと言われれば話は別だ。……需要の観点からしても、ここが必要なくなる未来はほぼないだろうな」

 

 

 そもそも、『tri-qualia』って全年齢対応ゲームですし?

 ……仮に生死に関わらないとしても、人が爆発するような光景なんて流せるわけないしねー。

 まぁそんなわけでして、このフロアの需要は常に無くならないまま月日が重なっていくのだろう……みたいな話になるのでした。

 

 ……なお、こうして解説しつつも手は一切止めておらず、周囲には攻撃によって死亡判定となったモヒカン達が、死屍累々とばかりに散乱していたりする。

 っていうか、私だけ酷いように見えて他の面々も割りと大概だからね?

 

 

「まずアスナさん、私はそこまで暴れる気はないよー……みたいな顔しながら平気で大神使を召喚し(『牛王反転・悪逆無道』っ)てんじゃないよ!」

「いやその、普段使う機会とかないからつい……」

 

 

 まずわかりやすいのがアスナさん。

 この人頼光さんが混じってるのかそっちの能力も使えるんだけど、最近召喚の起点を得たとかで大神使を外でも出せるようになったのである。

 ……ゲーム世界だからこそ許されるような大質量攻撃を、現実世界でほいほい使ってるんじゃないよ!

 いやまぁ、この規模の攻撃をできる人って数少ないから、いざという時にも使えるように訓練を……とか言われると正直反論し辛いんだけど!

 

 なお、この攻撃に巻き込まれたモヒカン達は踏まれてぺしゃんこになったりしてました()

 

 

「次なのはちゃん!『なんだか行けそうな気がするの』とかなんとか言いながらスターライトブレイカーし出すのは大分酷いぞ!」

「あはは……魔力が周囲に散ってたから集められそうだなーって思ったらついやっちゃってたの」

「つい、でそんなことすなーっ!!」

 

 

 次、アスナさんの攻撃に負けず劣らずの破壊をもたらしたなのはちゃん。

 この子も大概ヤバい子だが、今回はそのヤバい面を前面に押し出した感じになっていた。

 

 というのも、普段の彼女はそこまで火力も攻撃性も大して強くないのだ。

 ……魔砲少女と呼ばれることもあるのに?と不思議に思われるかもしれないが、前にも言った通り彼女は相棒であるレイジングハートを再現しきれていない。

 それは見方を変えると『魔法を自由に使えない(再現度が足りていない)』ということで、ゆえに彼女は原作ほど自由に魔法を扱えずにいたのだ。

 

 そんな彼女でもなんとかなるのが、周囲に散らばった魔力を集めて砲撃にする『スターライトブレイカー』。

 魔力を集める力さえあればなんとかなるため、低い再現度でも使える大技の一つなのである。

 ……で、今回アスナさんの宝具によって周囲に魔力が散乱することになったため、『あれ?これ今なら撃てるんじゃね?』となってついついやっちまった、と。

 

 まぁ、ついついとかいう軽いノリの割りに、攻撃の規模は先のアスナさんのそれに負けず劣らずのモノになっていたわけだが。

 ……桜色の魔力光に飲まれて蒸発したモヒカン、お前のことは忘れない……(※あくまで派手な爆発に呑まれただけです)。

 

 

「そ、それを言うなら翼さんも酷かったの!盾じゃない、剣よ!……って言いたかっただけなの絶対!」

「それはまぁ否定はしない」

 

 

 そうして詰められていたなのはちゃんが、責任逃れをするかのように話題を逸らした相手が翼さん。

 この人はこの人で天羽々斬振り回してすんばらりしてたので、これもこれで大概なのは間違いない。

 最初は普通に相手を二枚・三枚下ろしにしていたけど、興が乗ってきたのか最終的には天ノ逆鱗(巨大剣召喚)だの千ノ落涙(文字通りの物量攻撃)だのしてたし。

 

 ……え?なのはちゃんが魔法を使うのに苦労してる横で、なんで翼さんは普通にシンフォギア使えるのかって?

 よく見なよ、あれシンフォギア使ってないよ?

 

 

「は?なの」

「私の『神断流』と同じく、普通に技使ってるだけだよその人。……まぁ、流石に本当に剣とか召喚してるんじゃなくて、ハリボテとかでごまかしてる部分も多いけど」

「えーっ!?」

「まぁある意味忍術の応用、ということね」

 

 

 四次元ポケット擬きから必要なハリボテをその都度取り出しているだけ、というか。

 ……なので、見た目は派手だけど実際の戦闘で本来の火力を発揮するのはほぼ不可能だと思って貰っていいだろう。

 まぁ、見た目の再現度の高さが攻撃力に反映される可能性はゼロじゃあないとも思うけど。

 

 でもまぁ、シンフォギアシステムも中々作成が難しいものなのは間違いない、ということで……。

 

 

「ライダーシステムのような変身アイテムからどうにかアイデアを捻り出せないか、と琥珀が悩んでくれていたけど……どうにも難しいみたいね」

「というかライダーシステムが意外と再現が楽だった、って感じの方が近くない?」

 

 

 いやまぁ、ライダーにとって『変身』はなによりも重いので再現度も優先して振り分けられている、みたいなところが強いって面もあるんだろうけど。

 あれだ、演者と変身状態の中身は別だったりすることもその辺に関係してるとかなんとか。

 

 ……その辺のややこしい話はともかくとして、魔法少女系はなんやかんや再現に苦労している、というのは間違いあるまい。

 いやまぁ、カレイドステッキの技術を応用したらなんとかなるかも、とも言われてるんだけどね?

 

 

「それはそれで別種の問題が発生しそうだからイヤなの」

「中々難儀ですわね……」

「その点黒子ちゃんは色々安定してるよね。自分とある程度の重さの物体の転移に関しては普通に使えてるし」

「元々できているはずのことを思えば、随分と弱体化したものだと思いますけどね」

 

 

 で、反対に冷めてるというか安定してるのが黒子ちゃんである。

 ド派手なことはしないしできないが、それでもしっかりテレポーターとしての本分は果たしているというか?

 特にモヒカンの後ろに跳んでからのドロップキックは、彼女の代名詞のような貫禄すらあると言えるだろう。

 

 

「まぁ、ナイフで突き刺していく先生に比べれば普通ですわよ」

「……そんな目で見ないでくれ、殴り掛かられて殴り返せるほど強くはないんだ」

 

 

 なお、見た目的に一番アレなのは先生であることは間違いない、とここで記しておきます。

 ……闇医者かなにかかな?()

 

 

*1
『北斗の拳』に登場する拳法の流派。『北斗真拳』が主人公側、『南斗聖拳』側が敵側……という雑な理解でも(とりあえずは)問題ない

*2
『カオスパ』内で起きたハプニング()の簡単な概要。詳しくは実際に見て確かめてみて欲しい。笑いすぎて呼吸困難になることうけあいだ

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