なりきり板より愛を込めて~逆憑依されたので頑張って生きようと思います~   作:アークフィア

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テクスチャって単語、便利に使われてますよね

 はてさて、メインとサブが入れ換わってるっぽい、というのはずっと言い続けてきたことだけど。

 ……どうにも『ぽい』ではなくそれが正解であると思わしくなってきたため、思わず閉口する私である。

 

 なんでかって?思ったよりハロウィン武器が厄物っぽいからだよ!

 

 

「いやまぁ、私の『飛鷹』みたいなのが許される時点で大概だったんだけどね?……あれか?ブルアカ要素がテクスチャ的な概念として扱われてるのかなこれ?」

「一人で納得してなくていいから、こっちにもわかるように説明してくれ」

「おっとごめんごめん」

 

 

 一人でぶつぶつ言ってたらキリトちゃんに怒られた件について。

 ……まぁうん、こういう時外からツッコミを入れてくれる人がいるのは良いことだと思うの私。

 

 ってなわけで、軽く説明をすると。

 

 

「ブルアカ本編ではテクスチャって概念があるのよね」

「……型月みたいな?」

「近い使い方ではあるみたいだね。そもそもにブルアカが『透き通った世界観で送る青春物語』みたいなことになってる理由自体がそれっぽいから」

 

 

 あれだ、生徒達の中身は恐らく神様とか悪魔とか天使とか、要するに本来人間ではない存在達であるっぽいけど。

 それがなんで学生生活を送っているのかといえば、そういう|世界観()()()()()の上での物語だから……みたいな感じ。

 なので、例えば何らかの方法で現行のテクスチャを張り替えることに成功した場合、生徒達の姿ごと変貌する可能性も否定できない……とかなんとか。

 

 まぁ、あくまで考察の上で『そうなんじゃないの?』って言われてるだけで、本当にテクスチャによる変化を受け付けてるのかは謎なんだけど……ともかく、なにかしらの影響を受けていると思わしいのは事実。

 

 

「ゆえに、今回のハロウィン武器も『持った人間を生徒扱いする』って形のテクスチャが付与されてるんじゃないのか、ってわけ」

「なるほど、ブルアカの生徒は女性しか居ないから、その影響を受けた相手もそうなるってことか。……それ、普通の【継ぎ接ぎ】とはなにか違うのか?」

 

 

 なので、現状の問題もそのテクスチャが悪さをしていると考えるのが自然、ってことになるわけだけど。

 うんまぁ、言葉だけだと【継ぎ接ぎ】との差が分かりにくいというのも確かな話。

 

 ゆえに、テクスチャによる変化と【継ぎ接ぎ】による変化を大雑把に説明すると。

 

 

「テクスチャによる変化は()()()()()()()()()()()()()()()()って風に考えればわかりやすいかな?」

「……はい?」

「世界って区分だと大きすぎてわかりにくいっていうなら、今回だとハロウィンっていう行事──()()()()()()()()()()()()()って風に解釈するといいかも?」

「はぁ?!」

 

 

 あくまで個人に付与され、個人によって清算される再現度を扱う【継ぎ接ぎ】に対し。

 テクスチャによる変化は、当人以外の場所から再現度の補正がもたらされる、というのが一番の違いだろう。

 大雑把にいうと、世界に変化を否定されるのが【継ぎ接ぎ】で、世界に変化を肯定されるのがテクスチャによる変化、みたいな感じだろうか?

 

 

「いやいやいや……」

「まぁ、否定される云々はちょっと過剰表現だけどね。別に補正がなにも貰えないってだけだし」

 

 

 逆に言うと、テクスチャ変化は補正が世界から貰える、ってことになるんだけど。

 ……要するに、このレベルの変化を起こすのに適した再現度がしっかり賄える状況にある、ってことでもある。

 

 

「その姿に変化することを世界が補助してくれるわけだからね。そりゃまぁ、下手に外そうとしても外れないというか、寧ろ外せるようにできるだけマシとしか言いようがないというか」

 

 

 それにしたって、私という【星の欠片】(世界)が身内にいるからできること。

 もし私が居なかったら単に二人がキャラ変して終わりだっただろう。

 ……なんなら、変化したことにすら気付けなかったかも?

 

 

「え゛」

「今回はまぁ、ハロウィンのせいだからまだそこまでじゃなかったけど。……もし仮に徹頭徹尾世界による補正を得た変化だったのなら、そりゃ変化したことになんて気付けないのが普通でしょうよ。なんてったって世界がやってることなんだから、それこそ()()()()()()()()って記録を書き換えるのも朝飯前でしょうよ」

「うへぇ……」

 

 

 まぁ、それくらいテクスチャによる変化は無茶苦茶なのだ、と思って貰えれば。

 ()()()()()()()()()、という共通認識を張り付けるものなわけだからね、そりゃそこに住まう人間は気付けないし抗えないのが普通よ。

 

 ……そう考えてみると、なんとなく【星融体】に似ていると感じたのも納得というか。

 あれも【星の欠片】という世界による変化の結果なわけだから、方向性的にはテクスチャの変化と似たようなもの、って扱いになるし。

 

 

「……つまり今回のハロウィンも【星の欠片】のせいだったり?」

「それに関してはノーって言わせて貰うよ。流石に【星の欠片】が関わってるならわかるし」

 

 

 そこまで語れば必然、今回のハロウィンも【星の欠片】案件なのでは?……という疑問も浮かぶというもの。

 とはいえそれに関してはノーと答えさせて頂く。……最初からずっと言ってるけど、仮に【星の欠片】案件なら私が気付かないわけもない。

 

 まぁ、それはそれで今回の事件を起こしたのが【星の欠片】を想起するレベルの相手、ってことになってしまうんだけども。

 

 

「その辺はほら、ハロウィンだし……」

「結局そこに戻ってくるのか……」

 

 

 イデとかゲッター線とか混じってるようなものだから仕方ないね()

 

 

 

 

 

 

「で、結局どうするんだよこれ?」

「このままの姿で変に定着しないようにその姿らしからぬことをする……っていうのはやりすぎると変なペナルティを受けかねないから、メインの『逆憑依』を想起するようなことをやり続けるとか、さらにサブを【継ぎ接ぎ】させるとかかな」

「前者はともかく後者はさらにややこしくなる気しかしないんだが?」

 

 

 はてさて、現状の情報からやるべきことを考え始めたんだけど。

 さっきも言った通り、下手に今の姿(サブ)らしからぬ行動をする、というのは宜しくない。

 ペナルティ発生した挙げ句結局その姿に戻る、なんて可能性もあるし。

 

 なので、やるべきことは敢えてサブには触れないこと。

 触れないことで再現度の変化を極力起こさないようにしつつ、そうして停滞させている間に再びメインとサブを入れ換えるのが一番の対処になるだろう。

 

 ……ただ、正直なところそれに関しては難しいだろうなー、と思うのも事実。

 なにせ相手はテクスチャによる変化である、下手な想起では現在の姿に押し負けてしまうだろう。

 

 

「……そうなのか?」

「特にモモンガさんの方が厄介でねー。……見た目と元の姿が同じ作品でしょ?そうなると元の姿を想起させても()()姿()()()()()()()()()()()()()()()のよ」

「そりゃ面倒な……」

 

 

 百の再現度を稼いでも綺麗に半々にわけられてしまう、みたいな?

 ……例えば両者の立場をひっくり返すのに再現度の差が百必要となった時、相手に再現度を与えずに百の再現度を稼げるのなら話は楽だろう。

 無論そんなに甘い話はなく、このパターンの場合再現度は綺麗に折半される。

 

 そうなると両者に五十ずつ入ることになり……差がひっくり返るどころか、そもそも差が変わらないなんてことになりかねないわけだ。

 というか、テクスチャによる変化は与えられる再現度に贔屓が発生するので、このパターンで迂闊に再現度を稼ぐと半々どころか八対二とかの振り分けになりかねないのだ。

 ……無論、八側が今の姿(サブ)に与えられる再現度である。

 

 

「こうなると差を埋めるどころか差が広がる一方でしょ?……そんなわけで、特にモモンガさんの場合彼を想起させるような行動はご法度ってことになるわけ」

「なるほど。その場合私は大丈夫なのかい?」

「一応はね?」

「……なんだか含みがあるね」

「響ちゃんの場合二次創作成分混じってるから……」

「……あっ」

 

 

 ……うん、銀ちゃんの原作が()()()なことが災いするというか、ね?

 特に銀魂と言えばギャグにおいて汚染力()の高い作品、そのため銀ちゃんだけに再現度を渡せないのである。

 感覚的には六対四くらい?……こっちは六が銀ちゃん側になるけど。

 

 とはいえこれは世界による贔屓補正がない時の話。

 それが入ると半々、悪ければ立場が逆転するので結局あんまり宜しくない、ってことになってしまうのである。

 

 

「そこでおすすめするのが第三の【継ぎ接ぎ】を新たに新設するパターン。これならそもそもどっちにも再現度を渡さずに比率を変えられるってわけ」

「ああなるほど、結局比率が問題なんだからそこさえ覆せればなんでもいいのか……」

「まぁ、これもこれで問題があるんだけどね!」

「えっ」

 

 

 そこでさっきの説明の後者の方、新しく【継ぎ接ぎ】を引っ付けるパターンが対策として考慮に上がってくるわけだ。

 

 世界による再現度補正があるとはいえ、再現度はその名前の通り『再現をした時に稼げる数値』。

 なにもしなければ──そのキャラクターに関わるものでなければ再現度は上がりも下がりもしないのだ。

 

 また、見た目が変化しているのは結局再現度の比率が()()姿()()()()()()()()()()()()()というところが大きいはず。

 さっきシャルちゃんに進めたように、名前からの連想でシャロちゃんの真似をすると()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()のだ。

 それによって増えすぎたサブの再現度を下げ、比率的にメインより少なくするように持っていけば今の段階でも元に戻ることは可能なはず。

 

 ……一つ問題があるとするならば、見た目がひっくり返るなんてパターンがレアすぎるため、本来起こらないことが起きそうな気がする、ということだろうか。

 

 

「……うん、本来【継ぎ接ぎ】を積んだとしても【複合憑依】にはならないはずなんだけど、ね?」

「今回はその可能性がある、と?」

「だって【星融体】に似てるんですもの……」

「あっ」

 

 

 ……ええ、【星融体】って扱いとしては【星の欠片】の影響で後天的に【複合憑依】になったもの、なんですよね?

 それと似たような空気を感じる今回の案件、似たようなことにならない保証はどこにもありませんよね、と私は遠い目をするのでした。

 

 

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