なりきり板より愛を込めて~逆憑依されたので頑張って生きようと思います~ 作:アークフィア
「ぐぬぬぬ、まさか一個どころか数百個単位で用意する羽目になるとは……」
「これだけで億とかになるんだっけ……」
「流石にちょっと目眩がしてくるわね……」
にゃんこ大戦争かな?*1
やはりガチャは悪い文明……でもfate的にはガチャって適してるんだよなぁ……。
とまぁ、関係ない話はそのくらいにしておくとして。
ネコ達に話を聞きたいのなら袖の下を渡すのが一番だよね(意訳)*2
……ってなわけで、ネコアルク達に最高級ネコ缶をばら蒔くことになったわけなのですが。
うん、これ用意するのに私の口座のお金が吹っ飛んだんですがそれは。
……いやまぁ、全体額からすると大したことない金額っぽいけど、これ迂闊に使えないお金だから学的には胃が痛くなるばかりなんだけどどど(白目)
「そうなの?」
「使わないなら問題ないのよ、使うとその分色んな手続きが……」
「手続きって?」
「郷外に持ち出さないなら問題ないんだけど、外に影響する形になると色々と問題が……」
まぁその辺はややこしいので、とりあえず使うなら色々と手間が掛かるとだけ。
……話が終わった後のことを考えると憂鬱だなぁ。
とはいえルリアちゃんの提案以外に上手い手段が思い付かなかったのも事実。
その辺を思えば仕方のない出費ってことになるのかなぁ、とも思わないでもない私である。
「そういえば喋り方……」
「おっとこいつはいけねぇ。あちしのアダルティな魅力が出てきちまったかにゃー?」
(なに言ってるんだこいつ、という顔)
ふっふっふっ、ネコアルクってこういうキャラだからいい加減慣れて欲しいんだぜ()
ともあれ、用意したネコ缶を交渉材料として他のネコアルク達に話を通さねばならない、というのは間違いあるまい。
……ってか、なんならこの場で用意した分だけでは足りない、なんて可能性もあるというか?
「そりゃまた、なんで?」
「それはもちろん、向こうにはあちきがばっかばっかネコ缶を支援してくれるバカな金持ちくらいに勘違いして貰わないといけないからというか?警戒している相手のその警戒を解こうと言うのであれば、逆に警戒するのがバカらしいような阿呆が相手だと誤認させないと難しいじゃん?」
「……いやその、言いたいことはわかりますけどなんというか手心を……」
「おっと作戦立案者がなにか言ってらぁ」
「わーん!キーアさんが私のこと虐めてきますぅ!!」
「ん、流石にちょっと擁護できない」
「アスナちゃぁぁん!?」
その辺詳しく説明したらルリアちゃんが顔面蒼白になってたけど、正直その顔をしたいのは私の方なんだよなぁ、と呆れたような視線を向けることになりましたが問題しかありません。()
「うみゃうみゃ!」
「うみゃうみゃうみゃ!!」
「うみゃうみゃうみゃうみゃ!!!」
「ええい、旨そうに食いやがって……!」
はい、とりあえず現場のネコアルク達に高級ネコ缶を振る舞ってる私です。
どいつもこいつも遠慮もなにもなしにバカスカ食いやがって……。
わかってんのかそれ一口十万とかなんやぞ全部食ったら百万なんやぞ、それをおかわり要求してんじゃねーやい!
「うわぁ……秒間七桁円が吹き飛んでいく……」
「バルバドス算も真っ青ね」
「文字通り桁が違うんだよにゃー」
結局、どいつもこいつもお腹いっぱいになるまでネコ缶を食べ続けていたのでしたとさ。
……うん、この数分で一体何円吹っ飛んだんでしょうね(白目)
なにが一番あれかって、経費で落ちないから自腹だってことだよね、払えるからって払いたいわけじゃないんやぞ()
「腹が痛いとはまさにこのこと……なにが一番あれってこれをあと数回繰り返す必要があるかもしれないってのが……」
「……フエールミラーとか、そういうので増やせばいいんじゃないの?」
「何故かネコ達はグルメだから、その辺使うとめっちゃ文句言われるんだよにゃー」
「わぁ面倒臭い」
いやまぁ、流石に【虚無】製コピーなら大丈夫だと思うけどね?
でもそれはそれで別方向の問題が発生しそうなのであんまりやりたくはないというか?
……ともかく。
好感度のあるゲームで贈り物を連打して好感度をカンストさせるのによく似た行動を行った甲斐もあって、この場にいるネコアルク達からの印象はすっかりよくなったと考えても間違いはあるまい。
なんならネコ缶を配る際みんなにも手伝って貰ったので、私だけじゃなく他の面々への好感度も合わせて上昇していることだろう。
「つまりアスナガールに対しての当たりも柔らかくなってるはずってこと。その辺どんな感じ~?」
「ん、色々聞けるようになった。なったけど、本体の話はよく知らない感じ」
「まぁ、その辺はあんまり期待してなかったけどやっぱりかーって感じだにゃー」
ということは、やっぱり似たようなことを繰り返して本体のネコアルクの警戒心を緩めるしかない、ということか。
多分私達がここから離れたのを確認したのちここのネコ達からエネルギーを徴収する……って感じになるんだろう。
それを繰り返すことで、警戒心を薄めさせ決定的な瞬間を掴むより他ないってわけだ。
「その、帰ったフリをして確認する、みたいなのは不可能なんでしょうか?」
「んーそれがまかり通るならこんなことしなくてもいいんだけどにゃー。少なくとも今の段階では不可能、って感じかにゃー」
確実に私達が離れた、と認識するまでここのネコ達からエネルギーの徴収を行うことはないだろう、というか?
……下手すると二・三日経っても放置されてる可能性が今の状態だと考慮されてしまうため、ここに関してはなにもなかったかのように離れるしかないというか。
まぁ、これが初犯ならもうちょっと警戒心も薄いんだろうけどねー。
「黒幕がネコアルクであることが間違いないのなら、恐らくクリスマスの話を教訓にした上での存在ってことになるからにゃー。一回負けた後だから滅茶苦茶警戒してるはずってやつだにゃー」
「うーん、げにめんどくさいのは『逆憑依』システム……」
ホントにね。
少なくとも知識が地続きじゃなければ、適当な警戒心であっという間に尻尾を掴ませていただろうにというか。
……でもクリスマスレイドそのものは美味しかったから文句言い辛いという地獄。
「くっ、殺したかっただけで死んでほしくはなかった、とか言わなければ……!」
「毎回思うけど、あまりにもサイコパスな台詞だよねそれ」
「人類悪ってそういうものらしいからにゃー」
FGO唯一のPVPだ、仕方あるまい()
……愚痴っていても仕方ないので気を取り直して。
とりあえず、今この場にいるネコ達は満足したようなので、お別れの挨拶をして次なるネコ達の屯場所に向かおうとしたのだけれど。
「……付いてくるんだが!?」
「まるでハーメルンの笛吹みたいなことになってるわね……」
猫はどっちかというと笛吹く側みたいなもんやろがい!*3
……え?湧き方的にはネコアルクってどっちかというとネズミ感がある?
そんな戸棚の裏にネズミのたまご、みたいな話じゃないんだから……。*4
ともかく。
エサをあげたことが功を奏した(?)結果、数百匹のネコアルク達が私達の後ろをぞろぞろと付いてくる形になったのであった。
……いやエグいくらいに目立つから止めて欲しいんだけどぉ!?
「え、なになに?あちき達がついていけば他のネコ達への説得も早く済む?嘘つけ説得云々は詭弁で貴様らこの先で出てくるだろうネコ缶をさらに食べたいとかそういうあれでしかねーだろうが!」
「にゃー」
「そんなことないよー、とか言うんならこっち見やがれ!ふしゃー!!」
「あわわわ……どどどうしましょうこれ……」
「笑えばいいんじゃないの?」
どんだけ食い意地張っとるんじゃいこいつら!
ってかさっきので満足してないんかい、流石に食いすぎだぞ!太るからダメです!!
……ダメだ、なんで太っちゃダメなのマスコットならころころしてるくらいが可愛いでしょ、みたいな顔してやがるこいつら!?
「ええいダメにゃダメにゃ!付いてくるにしても全員はダメにゃ!せめて一人か二人に代表を絞れにゃー!!」
「にゃー!!?」
「横暴だー、じゃねー!!テメェらの方がよっぽど横暴じゃい!!決めらんねーなら一つたりともネコ缶やんねーからなー!!」
「んにゃー!!?」
(……譲歩してるようで押しきられてるような気がするような?)
このままでは埒があかないので、百匹の中から代表となる一匹ないしは二匹を決めろ、決めないとこの場で貴様ら叩き返すからな!
……と告げたところ、文句を言いながらもこっちが折れるつもりがないことを悟った彼らは話し合いを開始。
無論そんな平和的な手段で決まるわけもなく、最終的には大乱闘ネコアルクブラザーズが始まったりしたけど……。
うん、こっちとしてはきちんと一匹・ないしは二匹に収まってくれればもう問題はないよ。
なんかさやかちゃんが微妙な眼差しをこっちに送ってくるけど、ある程度は妥協しないと話が進みそうにないから仕方ないんや……。
なお、最終的に二匹が同行することになりました。
……最大値を選んでくる辺りあれやね、ホンマに。