なりきり板より愛を込めて~逆憑依されたので頑張って生きようと思います~ 作:アークフィア
それから私達の行動は早かった。
新たなるネコを発掘、それを味方にして本体に下克上を図る……。
実際にそう説明したわけじゃないんだけど、なにやらその辺の認識は彼らの間で既に共有されていたようで。
「立ち上がれネコアルク達よ!横暴な本体に鉄槌を下す好機が今である!」
「「「「にゃーっ!!」」」」
「なんだこれ」
コードギアス……かな?()
そう、その反逆の意思はネコ達に伝播しており、結果として反逆の翼翻す(?)こととなっていたのだ。
意味がわからん?大丈夫、私も意味がわからん。
とりあえず今現在の私……もといミニちゃんが謎のフルフェイスヘルメット被ってニッポンポンしてることだけは確かである。*1
「この仮面付けてると意味もなくカシュカシュしたくなるなぁ~目が乾くなぁ~」<シュコシュコ
「混じってる混じってる、なんか別のものが混じってるって」
「おおっと」
この機構、なんか癖になるよね。*2
……ってなわけで、思わずヘルメットの機能をカシュカシュして遊んでたのを自重する私である。
なお、実のところこの格好をしている理由、別に伊達や酔狂ではなかったり。
「……そうなの?」
「そりゃそうだにゃ。仮に今この場であちきがこの格好してなかったらどうにゃってたと思う?」
「どうなってたの?」
「これは詳細を省くがなりきり郷は滅亡する」
「えーっ!!?」
うん、結論だけぶっちゃけると滅ぶんだよね、なりきり郷が。
……加熱した反抗論ってのは鎮火するのがとても難しく、好きにさせてると確実に周囲のなにもかもを打ち壊す方向に行くというか。
「ほら、海外のデモでそれに乗じて略奪してる奴らいるじゃん?正直こっちからすると意味わからんってなるんだけど……一応あれ、正当性を主張することはできるんにゃよねー」
「そんなバカな」
「……現行政府に対する反抗心の発露がデモなのですから、略奪というのも見方を変えると
「えー!?」
「その通りにゃ」
「えーっ!!?」
いやまぁ、そういう主張ができるってだけの話で、別にそれに正当性が
……でもまぁ、海外でデモに巻き込まれた際にそれを咎めるのは無理筋である、というか。
金持ちはみんな敵、みたいなノリが許されるならこの行動も肯定されてしまうというか。
まぁともかくである、加熱した反抗論が思わぬ被害を周囲にもたらす可能性がある、というのは事実。
ゆえにここで私がこうして音頭を取っていなかった場合、ネコアルク側からそれが自然発生して暴走を始める……なんてことになる可能性は十二分にある、というのも事実なのである。
「ええ……面倒くさぁ……」
「革命だのなんだのは結局早々やるもんじゃねーってことだにゃー。無論やらなきゃなんねーこともあるんだろうけど、大抵そこまで追い詰められてるってことは
「あー……」
国の運営の面倒臭さを思えば、基本現行政府を完全に廃して新しいものに……なんてのは机上の空論に近いのはすぐに察せられるもんだからねー。
その上でコントロールも難しいとなれば、まともな人ならまずそんなことになってる国自体から脱出するわい、というか。
その辺は語ってると頭痛くなってくるのでほどほどにして切り上げるとして。
とにかく、変に好き勝手暴走されるとヤベーので自ら旗印となったのが今の私……もといミニちゃんというわけだが。
そうなるとわかりやすい姿をした方がいいというか、その方が別派閥が発生しなくなるのでありがたい……みたいな感じで、反逆者と言えばなゼロの格好をしているわけなのでありましたとさ。
「いざとなればギアスの命令みたいな感じでネコ達に指導もできるって寸法にゃ」
「……いや、流石にギアスで言うことを聞かせるのは別の反逆フラグじゃ……?」
「?いや、ギアスのふりをしてギアスごっこに付き合って貰う、的な意味にゃ?」
「あれー!?」
なお、ニッポンポンとか言ってることからわかるかもしれないが……。
今回のあれこれをギャグに留める、みたいな効果も期待されていたり。
本当に反逆し始めるとヤバイので、あくまでコードギアスごっこの範疇に留め置く意味合いもある、と言い換えるべきか。
その辺はネコ達にも周知してあるため、熱狂してるように見えて遊んでるだけなのが今の状況である。
「ってか、さっきから散々言ってるにゃ?本格的な反抗活動になったら基本コントロールなんてできやしねーって」
「……ああうん、そういえばそんな事言ってたね……」
こちらの言葉に疲れたように肩を落とすさやかちゃんなのでしたとさ。
「というわけで、新しく加わったネコ達を紹介するのにゃ」
しばらく各所を巡ったことで、それぞれの場所から代表となるネコ達が何匹か選出されることとなった。
ゆえにここでは、そんなみんなの代表であるネコ達を改めて紹介して行くことにしよう。
「まずはネコアルク・マミとネコアルク・リーシャ。この中では一番に加わったメンバーだにゃ」
「にゃっ」
「よろしくおねがいします」
まず最初に紹介されたのは、すっかり古参になってしまった二匹。
特にネコリーシャに関しては最早リーシャのスタンドみたいなことになっているが……一応は個人?としての意識もあるためネコ仲間としてのカウントである。
なお、今のところマミさんがポップする気配はなし。
……ネコマミにこれ以上の変化の余地はない、ということなのかもしれない。
「んでお次はみんなの魔王、ネコアルク・アーミヤだにゃ」
「よしなに」
「……なんかこう、キャラが掴みにくいねこの子」
次いで紹介されたのはアーミヤちゃんの格好をしたネコアルク。
言動がなにやら怖いタイプのキャラだが……さやかちゃんの言う通り、なんというか掴み所のないキャラでもあるというか。
よしなにとか今日日滅多に聞くもんじゃなくね?
「こっから新人だにゃ。ネコアルク・黒咲だにゃ」
「俺のターン!ドロー!!」
「……大分ヤバい反逆者じゃないこれ?」
「ノーコメントを貫きたいお年頃……」
その次──こっから新人組になるわけだけど、まずトップバッターは黒咲隼の姿をしたネコアルクである。
……うん、初手から色々濃ゆいというかヤベーというか、ともかくツッコミの追い付かない感じだが安心したまえ、これでも序の口だ()
反逆者としてはわりと極まってる方な黒咲君が序の口って時点で色々察して頂きたい。
「はい次ー。ネコアルク・バルバトス。言っとくけど折りたくなる柱でもなければ、力を寄越せとゆすられる相手のロボットでもなく──けったいなドンキホーテの方だにゃ」
「ぶるぁ」
次、めっちゃ顔が濃ゆいと評判のネコアルク・バルバトス。*3
……はい、テイルズのアナゴボイスの人ですね、なんでやってきた貴様(白目)
というかこれは反逆者判定でいいのか?……いいのか、そうか。
なお見た目こそ濃ゆいが、話す言葉は基本『ぶるぁ』のみである。
……にゃーとしか言わないのと大して差がない、とか言うのは禁止。
「そして現状最後の加入メンバー、ネコアルク・ひと……もといちょび髭です」
「おぃぃぃぃぃぃぃぃっ!!?」
「やだにゃーにゃにをそんなに慌ててるにゃ?お髭がぷりちーな単なるネコアルクだにゃ?この間のネコサンタとかと方向性的にはあんまり大差ないにゃ?」
「いやいや色々おかしい!ってかその後頭部で光ってるのなに!?」
「単なる卍模様だにゃ?」
「アウトォォォォォォォォォッ!!!」
はい、そんでもって現状最後の加入メンバーは、ちょびっとしたお髭がチャームポイント()なネコアルク・ちょび髭である。
なお偽名というか、口を開くと「チクショーメ!」とかしか喋らない不思議ちゃん()である。
……ツッコミどころが多すぎる?
止めとけ、余計な心労を抱え込むだけだぞ()