なりきり板より愛を込めて~逆憑依されたので頑張って生きようと思います~   作:アークフィア

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幕間・今回はここまで、と何度でも

「か、髪の毛の色?」

「そ。あの場所に居た人物の髪の毛の色は、黒・白・ピンクの三色。……けど、条件が髪の色のことだとするなら、黒が光っているのに白が光らない、なんてことになるはずがない」

「……そうだな。私の髪の毛の色は白系列に区分されるのだから、髪の色だけが条件だとすれば光らないのはおかしい」

「でも、実際に光ってたのは黒い石板だけ。……要するにあれ、上から別の色のテスクチャを被せてただけなのよ、いわゆる目眩ましって奴。だから、あの場で本当に必要だった色は、黒・茶・紫・橙ってところなんじゃない?……まぁ、紫に関しては正確には銀で、それでもなおオグリが外れ判定されたのは……その色に相当する人物は()()()()()()()()()()から、って感じ?」

「……ちょ、ちょっと待ってください虞美人さん!その色は……!」

 

 

 語られる内容を聞いていく内、遅ればせながら誰を・なにが述べられているのかに気が付いたマシュが、まさかと驚いたような声をあげる。

 途中で気付いた私も、彼女と同じくちょっと信じられない気持ちでいっぱいなのだが……確かに、()()を外に出すか、出さないかの話なのだから、当の本人が話の中心に関わってこないのは、おかしな話だと言えないこともない。

 つまり、パイセンが言っていることとは……。

 

 

「紫、ないし銀。そこに当てはまるのはお前よ、宮内れんげ」*1

「う、うちが選ばれし者だったん……!」

 

 

 そう。その四色とは、のんのんびよりのメインキャラクター達の髪の色を示していたのだ!!

 ……れんげちゃんがちょっと嬉しそうでなによりです。

 

 

 

 

 

 

「……っていうと、つまり?」

 

 

 ババーン、って感じに宣言したパイセンに対し、シャナが疑問の声をあげる。

 そんな彼女に対し、パイセンは腕を組みながら一つ一つ例をあげ返していく。

 

 

「ここに居る人物の中で、あの作品の登場人物達と髪の毛の色が一致する者が、あの扉に向かわなきゃいけない人物ってことよ。黒なら私か……シャナ?」

 

 

 一つ目は黒髪について。

 のんのんびよりでの黒髪担当は、確か一条蛍とか言う子だったか。*2

 基本的には大人しく、見た目通りの清純な子のはずだけど……。

 

 

「なるほどなん。ほたるんの代わりは、ぐっちゃんにしかできないん!」

「……それ、褒めてるのよね?」

「……黙秘するん」

 

 

 彼女もまた、時々奇っ怪な暴走をしたりする人物*3であるようなので、シャナを据えるよりかはパイセンを据えた方が、適任だと言えるのかもしれない。

 ……まぁ、黒髪ならなんでもいいのか*4の確認のために、一回シャナを連れていくっていうのは有りだと思うけども。

 なお、当の黒担当(パイセン)は、そっぽを向くれんげちゃんの視線の先に回り込み続ける、地味に大人げない行動を周囲に見せていたのだった。

 

 

「茶色はクリスかな、もしくは橙担当?」

「あー……そういえば今ここに居る茶髪って、私だけなのね……」

 

 

 続く茶髪(こまちゃん)、もしくは橙髪(なっつん)に当たるのはクリスだろう。*5

 

 彼女の髪の色は、作品によっては暗めになったり、反対に明るめになったりするが、基本的な色のパターンとしては、そう外れた人選ではないはず。

 ただ彼女の言う通り、今回のメンバーには茶・橙系の髪の色をしている人物はクリスしかいない。

 一応、パイセンは黒めの茶色と言う方が近いだろうが……、石板での色の扱われ方からして、普通に黒扱いだろうから代わりにはなるまい。

 

 同じようにシャナは赤と黒の可変、マシュはピンクとか紫だし、ゆかりさんやBBちゃんも似たようなもの。

 オグリとタマモはお互いに色味の違う銀髪だろうし……ってなると、なんというか銀系に区分される髪の毛の色の人物ばっかりだなここ?……ということに気付くだろう。

 

 そのポジションがれんげちゃんで埋まってしまっている以上、要するに髪の色を揃える、という面では役立たずまみれな私達なのであった。

 

 

「……え、不味いんじゃ?どう考えても頭数が揃わないわよねこれ?」

「任せろ!そこら辺は最悪私がカバーする!」

「だ、大丈夫なんでしょうか……」

 

 

 なので、クリスがどっちに区分されるかを確認してから、私が髪の毛の色を変化させる……という裏技で対処するしかないだろう。

 そこら辺は器用貧乏万歳、というやつである。

 

 というか、鬼太郎君でも居てくれたのなら話は早かったのだろうけど。

 無い物ねだりをしても仕方な……なんか今回、無い物ねだり多くない?さっきもしてたような気がするんだけど?

 

 

「というか、そもそもの話として基本的に居ないパターンがない、れんげちゃんとクリスで人員を埋めるのが一番安定するって面もあるから、そうなると引率をパイセン一人に押し付ける形になるのがね……心配しかないから私が付いてくのはほぼ確定、というか」

「まぁ、否定はしないわ。多分二人を巻き込んで爆発するだろうし」

「二人を爆風から庇える人が居れば良かったんだけど、それだとマシュくらいしか居ないし……」

「私は今回選外ですから、そうなるとポジション決めが難航するわけですね……」

 

 

 三人でむむむ、と唸るが、別に事態は好転しない。

 なおここでシャナが引率に選ばれないのは、さっきのシャナ&パイセン組での庭勤務中に、ループ条件が満たされてしまっているため。

 要するにシャナは庇うのに向いてないので、必然的に二人は組ませてはいけない、ということになるのである。

 ……別にシャナが悪いってわけではないのだが、なんともめんどくさいメンバー制限だな、と思わなくもない。

 

 ……まぁ、そう言うわけで。

 今ここに、この迷宮を攻略するためのメンバーが確定した。

 まずは一人目、彼女が居なければ始まらない、宮内れんげ・紫髪担当!

 

 

「うちが願うことなら、全ては現実になるん……!」

「どこの天の道を行き総てを司る男よ、どこの」*6

 

 

 続いて二人目、同じくここに来てからの追加メンバー、牧瀬紅莉栖・茶髪担当!

 

 

「え、もしかしてこの名乗り毎回やるの?え、えーっと……ふ、ふぅーはははー!!」*7

「照れが見える、やり直し」

「鬼か貴様はっ!!?」

 

 

 そして三人目、どっちかと言えばトラブルメイカー、虞美人・黒髪担当!

 

 

「まぁ、反応してたんだから黒なんでしょ、私が」

「アジアンビューティ的な?」

「……お前は私の扱いをどうしたいわけ?」

「いやだなぁ、尊敬してますよ?」<ジャ!

「せんぱいが銅鑼を!?」

 

 

 そしてラスト、最後に残るのがこの私!

 

 

「──死神代行、黒崎一護。特技、幽霊が見える!」*8

ツッコミ役(タマモ)が居ないから、私が代わりに言うけど。──いやなんでよ」

「橙髪って言われて思い付いたのがチャン一だった!」

 

 

 ついでに言うとストロベリー*9繋がりである。

 とまぁ、そんなわけで実験的に髪の色を橙色に変化させてみた私でございまする。

 ……単なる色変更だと認識されない可能性があるので、変身を応用してのカラーチェンジである。つまりキーア2Pカラー!*10

 

 

「ひ、瞳までお黒いので、ちょっと印象が違いますね……」

「単に髪だけでいいのかちょっとわかんなかったので、雰囲気寄せに行きました」

「でもそれだと、なっつんって言うよりこまちゃんって感じなん!」

「む、確かに。夏海ちゃんはセミロングって感じだから、私の髪の長さだと小鞠ちゃんの方が近くなるか。じゃあ……これでどう?」

「なるほど、ポニーテールにするわけですね」

 

 

 なお、れんげちゃんからのダメ出しにより、髪型はポニテに固定となります。……ヘアアレンジはあんまりしない方なので、ちょっと新鮮。

 

 

「……とまぁ、そんな感じになったわけなのです、はい」

「流れるように周回を跨いだ件」

 

 

 なお、解説している内にタイムリミットが来てしまったため、実は次の周回に突入していたりする。具体的には一つ目の場面転換辺りで(超メタ発言)。

 

 今回はオグリとタマモ・ゆかりさんが居ないらしい。

 マシュは基本的に居なくならない辺り、固定メンバーなのかなーと思わなくもないが、同格のシャナが居なくなるパターンがある以上は楽観視もできないだろう。

 ……パイセンは居なくなったとしても、最悪爆発してしまえば戻ってこれそうな気がするので、そこら辺を考えると完全に固定だと言えるのはパイセン・れんげちゃん・クリスになるのだろうか?

 

 私?私は……どうだろうね?

 今のところどっかに行くこともなく、基本的にこっち側にいるわけだけども……。

 

 

「まぁともかく。この四人であの扉まで突っ込んでみよう、という話になるわけなのですが……」

「既に何度か言われてたみたいだけど、不安しかないわね」

 

 

 まぁ、起きてないパターンについて、あれこれ考えても仕方ない。

 なので気持ちを切り替えて、これからの話をしようとしたわけなのだけれど。……うん、ポツポツツッコミを入れていたけれども、このメンバーだと非戦闘員が二人もいるので、ちょっと不安がなくもない。

 

 新メンバー二人が率先して動かないとダメそう、という可能性に思い至ったからこその、かなり大胆な人員の選出になるわけだが……ちょっと早まったのでは?なんて気持ちも沸かないでもなく。

 まぁ、虎穴に入らずんば虎児を得ず*11とも言うし、やるしかないんだろうけどさー。

 

 

「でもパイセンが居る以上は、どこかで戦闘挟むだろうってのが容易に想像できるし、クリスにちょっと重火器とかでも持たせとこうかなぁ……」

「ちょっ、やめなさいよ!銃とか火器とか渡されても、使えないわよ私?!」

「えー?バイオめいた迷宮に向かう()()()なんだし、ちょっと補正とかあるかもよー?」*12

「それ私が筋肉モリモリ、マッチョマンの変態になる奴でしょうがっ!!」*13

「ん、変態(hentai)?……ふっ、繋がったな」*14

「なんも繋がっとらんわ!!」

「あいたっ、いたたたっ!冗談!冗談だから地味につつくの止めて!」

「あ、あれはそすんすなん!」

「いやそんなバカな……」

 

 

 なお、その際にクリスに拳銃とか持たせようとしたら、私はレッドフィールドでもないわっ!と怒られる羽目になったのだった。解せぬ……。

 

 

*1
アニメ・漫画共にカラーリングとしては薄い紫が使われているが、設定上は銀髪なのだそうで。銀と言う色は意外と表現が難しく、似たような白系列の色でも影が青かったり、灰色だったり、はたまたれんげのように紫だったりしても、作者が銀髪と言えば銀髪になるのだそうな

*2
『のんのんびより』のキャラクターの一人。あだ名は『ほたるん』。東京から引っ越してきた小学五年生の少女で、その年齢に見合わない背格好をしている(具体的には164cm。平均身長という形だと、どの年代をも上回ってしまうくらいの背丈)せいか、近所の知り合いの女性からお見合い写真を渡されることもあったりとか。背丈や見た目相応の落ち着きを持っているため、格好をキチンとすると本当に大人にしか見えなくなる。そのせいか、(一年間の間に急速に成長した、という事実も踏まえて)自身の背丈には若干の隔意があるようだ。なお、年相応の部分も普通に存在し、友達である小鞠が好きすぎてぬいぐるみを作っていたりもする。……メカこまぐるみとは?

*3
前述のこまぐるみなど。小学生のすること、と考えればかわいいものだが。なおパニクると奇行をしてしまうタイプでもある

*4
これを葦毛にすると競走馬『ジャスタウェイ』になる。ウマ娘への実装は何時でしょうね?

*5
それぞれ越谷小鞠、及び越谷夏海のこと。小鞠の方が姉、夏海の方が妹(と、言っても一年差だが)。……わざわざ注釈することからわかるように、姉の方は蛍と反対に小さい。どれくらい小さいかって?キーアの身長(138cm)より小さいぞ!(恐らく130cm前後)中学二年生らしからぬ身長である上、性格も子供っぽいところがあるために、蛍からはちょっぴり重めの愛情を受けているようだ。なお、反対に妹の夏海はトラブルメイカーの気質こそあるものの、四人の中では一番確り者だったりもする

*6
『仮面ライダーカブト』の主題歌『NEXT LEVEL』の歌詞の一部から。主人公の天道総司にピッタリ過ぎる歌詞として有名。その後の『天の道を~』も、彼が自分のことを説明する時に多用する言葉である。おばあちゃんは言っていた、俺の先にこそ活路は開き、故に俺の後には道が残るのだと

*7
岡部倫太郎……もとい、狂気のマッドサイエンティスト・鳳凰院凶真の特徴的な笑い方。中の人(声優)も手伝って、とにかく耳に残る

*8
『BLEACH』第一話、主人公黒崎一護のモノローグより。因みに下記の『チャン一』は二枚屋王悦からの彼の呼び名。要するにラッパー風の呼び方である

*9
この場合は一護(いちご)の名前と、キーアの髪の色(=ストロベリー・ブロンド)のこと

*10
格闘ゲームなどで出てくる用語。基礎のカラーリングの他に、全体のカラーパターンを変化させたもの。元々はドット絵などの、外見の変化を付け辛い環境でどちらが自分が操作するキャラなのかを、簡単に見分ける為に生まれたものだとされる。分かりやすいのは初期のマリオ・ルイージなどだろうか(最初期は背丈なども同じで、色以外の差異は存在しなかった)

*11
『後漢書─班超伝』における班超の台詞を元とする故事成語。虎の巣に入らなければ虎の子を捕まえることはできないと言うことから、危険を犯さなければ大業を果たすことはできない、という意味となった

*12
『バイオハザード』シリーズの主人公の一人、クリス・レッドフィールドのこと。元々単なる軍人だったのだが、ゾンビ関連の事件に巻き込まれる内に、いつの間にかあだ名がゴリス(ゴリラ+クリス)になるほどにムキムキになっていった

*13
洋画『コマンドー』の名訳の一つ。原文は『He's one gigantic motherfucker』。単純に訳すなら『バカデカイクソヤロウ』、みたいな感じだろうか。他人に言うとまず殴られるスラング(『motherfucker』)が入っているので、他人に言うのは止めましょう

*14
ダルのことを変態と言う割に、クリス本人もちょっと頭がピンクなことから。つまりお前もhentaiというわけだ、クリスティーナ!

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