なりきり板より愛を込めて~逆憑依されたので頑張って生きようと思います~ 作:アークフィア
はてさて、図らずも食後の運動まで用意されてしまっては、本気で挑まないのも失礼というやつだろう。
……っていうか、見た目を『HUNTER×HUNTER』の蟻*1によく似せたモンスター達が跋扈している辺り、店主も店主で生半可な運動は認めないって言ってるようなものだし。
そんなわけなので、ちょっとゴンさん的なノリで蟻達を千切っては投げ千切っては投げする私なのでありましたとさ。
「いや、本当にゴンさん化する必要あったか?」
「こういうのって気分だからね!」
まぁゴンさん化と言っても、いつぞやかのはるかさんたちが『
あ、でもオーラとか見える人が見たら、ノヴさんみたくしおしおになるかも?*3
「うわぁ!?なにそれ!?」
「これってiphoneだと見られないらしいから、そういう人はAndroidかpcを使って確認してね☆」
「なんの話ぃ!?」
うん、詳しい話は注釈を読んでね☆
……とまぁ、そんなメタい話をしながらも、向かってくる蟻達を千切っては投げ千切っては……あ、ネフェルピトーだ『ボืืืืืืืืืืืืืืืืืืืืืืืืื』しないと(使命感)*4
「そんにゃ使命は忘れグエーッ!!?」<ドゴーン
「……なぁあれ、さっきの奴ってここのモンスターじゃなくて、普通の『逆憑依』だったんじゃ……」
「なぬっ!?それはやべぇや早く大天使の息吹使わないと!」*5
「ツッコミたいところは色々あるが……使えるのか、それ」
そりゃまぁ、ハンターファンなら試すよね、できるだけのスペックがあるのなら。
まぁ、ご存じの通りあくまでも【虚無】で再現してるだけなんだけど。
……そんなわけで、天井に頭から突っ込んで動かなくなっていた人物──関節が人らしからぬものになっている、全体的に纏う空気感がネコな存在──を慌てて引っ張り出したのち回復させ。
「ひぃっ!!お願いだから殺さにゃいで欲しいにゃ!!」
「おおう、なんという露骨なキャラ付け……」
件の人物が、ネフェルピトー……の、ちょっと……いやかなり?微妙なレベルのなりきりであることを知ったのであった。*6
……いや、マジで無事でよかったね!?
そのキャラ付けだと、キャラクター補正ほぼ無いようなものだよね!?
「いや無事ではにゃかったからね!?僕普通に三途の川見えてたからね!?」
「なにを仰る。さっきの私、本気は出してないけど
「怖っ!?にゃにこの人怖っ!!?」
うん、
いやまぁ、実際のところはまったく笑えないスプラッターシーンなわけだが、どつき漫才的なノリで相手をボコるギャグ描写、みたいなものも世の中には存在するわけで。
あとはほら、普通に敵だと思ってたから手加減する理由がない……というか?
……そういう意味では、蟻系の敵キャラが湧いてるところで蟻のキャラやってるのは自殺行為というか。
なので私は悪くない、以上。……え?本当にそう思ってるかって?
いやまぁ、わりと真面目に頑丈で居てくれて助かったというか……変に手を汚さずに済んで良かったというか……。
「……え?さっきとキャラ違くにゃいかにゃこの人?」
「多分、ちょっとハイだったんだろうな……」
「ああ、よくあることだから気にしないでいいよ」
「よくあることなのか……」
ええい、うるさいぞ
確かにちょっと、さっきまでのゴンさんモードだとテンションがおかしかったってことは認めるけど!
……というわけで、
普段の私なら、ああやって攻撃する前に気付いてただろうからね!仕方
……はい、相手が頑丈だったから良かったものの、ともすれば人身事故でしたので私自重致します……。
ってな感じに、正座しながら浮遊する私である。*9
反省していることをアピール、ってわけじゃないけども。
「……いや、どうにゃってるのにゃそれ?」
「全身から発する申し訳ないという気持ちを限界突破させて、大地の束縛と反発するパワーを発生させております……」
「にゃんて???」
なおこれは別に私が楽をしようとしているわけではなく、申し訳なさでその身が飛ぶ──言い換えれば恥ずかしさで何処かへと消えてしまいたい気分である、ということを端的に表すための手段の一つである。
なので更に申し訳なさがアップすると、もっと宙に浮いて地下から地上へと飛び出して行くことでしょう。
私はそうならないように、今から誠心誠意反省を積み重ねる次第なのです、はい。
「それとは別に、そっちがしてる隠し事を見逃してあげる、って分で相殺してる部分もあるけどね」
「……にゃんのことだかわかりませんが、ありがたく受け取っておきますにゃ」
「いえいえ♪」
……まぁ、バーサクしてるとはいえ、私が問答無用で攻撃した……となれば、この人物にちょーっとばかり問題がある可能性、というのも否定できない……というか寧ろ確定的なのだが。
その辺は隠している理由、的なものを察知して周囲には知らせない私である。
なんとなーく誰なのか、というのはわかってるけど……問題を起こす気がない内は見逃しておく、みたいな?
なお、当のネフェルピトー本人は小さく身震いしたあと、その話は無かったかのようにこちらに話し掛けてくるのであった。
「で、ここ限定の道連れがまた増えたと」
「にゃにゃ。とりあえず補助は任せて欲しいにゃ」
「私にも任せて欲しいにゃ。横のやつより上手くやるにゃ」
「……にゃんで僕はこんにゃにライバル視されてるにゃ……?」
え?なんとなく?
……とまぁ、その見た目で殴りあい得意じゃねーのかよ、みたいなツッコミを飲み込みつつ、彼女と並んで前線組にバフを掛ける私である。
彼女の場合は、どこからか取り出したほら貝を吹くことで周囲にバフをばら蒔いているが……なんのこれしき、私は正座で浮きながら網を持ち、その中の塩を周囲にばら蒔くファンサービスだっ。
「嫌がらせじゃないのかこれは……」
「なにを仰いますやら宿儺さん。清められたお塩は不浄を清めるんですよ?」
「俺も清められそうなんだが???」
「はっはっはっ。……敵に投げるだけに留めておきます」
ううむ、原作だと正のエネルギーには耐性がある、みたいな話だったと思うのだが。
……え?そもそもここの宿儺さんは原作みたく誰かに憑依してる状態の『逆憑依』ではない?
分かりやすくいうのなら、『呪霊としての両面宿儺』として『逆憑依』が行われている?あー……確かに?
そんなわけで、大した効果ではないもののあんまり気持ちのよいモノでもないとのことなので、諦めて敵に塩投げるだけに留める私なのでありました。
うーむ、さっきから細かいミスが積み重なっているような……。
「キーア、お前さぁ……疲れてんだよ……」
「ここぞとばかりに人を芸術品にしようとするの止めない?」*10
なお、こっちのミスを見てからかってきたキリトちゃんは