なりきり板より愛を込めて~逆憑依されたので頑張って生きようと思います~ 作:アークフィア
『私のネオ・グランゾンに生半可な攻撃は通りません。ですので中にいる私のことはお気になさらず、完全に破壊するつもりでどうぞ』
「そういう他人事っぽい言い回しは止めない!?」
『はっはっはっはっ。半ば他人事ですので』
「ふざけるなー!!?」
はい。……はいじゃないが?
ともあれ、予想されていた通りに暴走しやがったネオ・グランゾンである。
暴走ついでに無茶苦茶やり出してるんですけど、これこっちに勝たせる気ありますかね???
具体的になにが起こっているのかを箇条書きにすると、以下の通りになる。
・ワームスマッシャーによる全方位攻撃(死角からの攻撃優先)
・グラビトロンカノン(魔装機神版)による周辺区域への超重力範囲攻撃
・グランワームソードによる近距離迎撃
・空いてる箇所にとりあえずネオグランビーム乱射
・大雑把にブラックホールクラスターばらまき
・上記を全部纏めてやりながら、さらに縮退砲の発射シーケンス
……うん、多少は加減しろや!!
幸い、全部纏めてやってるせいで火力が下がっていること、およびそれらの使用に動力を割いているせいで、縮退砲のチャージがかなり遅くなっている……という、こちらにとっての有利な面もなくはないのだが……うん、この中でまともに動けるのが私とマシュ・それからメイトリックスさんの三人くらい、って時点で色々察して欲しい。
いやまぁ、メイトリックスさんが動けるのはわりとビックリなんだけどね!?
この人強いって言っても、一応は単なる軍人さんのはずだし!
「俺が真っ先に脱落すると言ったな、あれは嘘だ」
「お、おそらくですが!あのサングラスから他の同演者のキャラクター達の力を借り受けることに成功しているのではないかと!」
「部分的・かつ短期間のみの【継ぎ接ぎ】ってこと?!そりゃ強いわ!!」
なんてったってシュ○ちゃんだもんねあの人の外の人!
ターミネーター成分だけでも結構やれそうだわ!!
……とまぁ、意外な戦力が発覚したとはいえ、手数が足りてないのも確かな話。
ライネスはまずこんな高重力下で動けるようなキャラじゃないし、なりきり郷ちゃんに関しては下手にダメージ受けさせて本体が欠けた、とかになっても困る。
……いやまぁ、本体の頑丈さと同じくらい頑丈、という可能性もあるけれど、間違って縮退砲なんて受けた日には普通に破壊される可能性大、なので迂闊に前になんて出せたものではない。
ってわけで、二人は戦闘範囲外に後退して貰うことになったわけだけど……。
うん、向こうがワームスマッシャーとかで手数を補ってくる限り、こっちの人数はどれだけ多くても足りたもんじゃないのである。
だってあれ、ワームスマッシャーだけで確かな最大捕捉数七万近くあるはずだからね!!
『しかもそれはグランゾンの時点での話、ですからね。ネオ・グランゾンともなれば更にその累乗倍の捕捉数……などという可能性も視野に入れておくべきだと言えるでしょう』
「七万近くって言うのも、十六進数で十六ビットの時の最大値だもんね!!」
だったら次のパワーアップで三十二ビットになるのは予測できるもんね!!クソァ!!*1
……うん、目標捕捉数四十億強*2とかどうやって避けろと。
しかも発射される方向自由自在の上、高重力による鈍足効果つきやぞ。
いやまぁ、もしフルスペックだったら鈍足どころか潰れてる可能性大なんだけども。
……ともかく、現状のネオ・グランゾンは自身の持てる武装全てを使っての抵抗中。
そのため、壊すために近付こうにもその前に迎撃され、かといって遠方から攻撃しようにも、そうしてスナイプ体勢に移った時点で後ろから撃たれる、というわりとどうしようもない状態に陥っていたのだった。*3
というか、だ。
そもそもの話、人間大の存在がロボットを相手にする、というのがまず無理筋なのだ。
何故かと言うと、それぞれの戦闘規模が違いすぎるのその理由。
FGO組は機神とかと戦っているのでまだマシな方だが……それでも、苦戦に苦戦を重ね、自陣営にも相手と同格・ないし相手の戦力を削げる存在を加えての対抗がやっと。
そう、基本的にこの対戦カードはこっちが大幅に不利なのだ。
その最大の理由こそが、戦闘規模の違い。
城壁を壊せたら凄い、みたいなことを話している存在の前で『星を破壊できます』とか言い出したら目が点になるでしょ、みたいな話というわけだ。
……いやまぁ、fate組だと一部惑星級の火力を出せるやつ、みたいなのもいるけども。
でもそういうのが使えるのって一部のサーヴァントが様々な制限を突破した上で……みたいな感じであって、現在外でうごうごしているオルトみたいに『特になんの制約もなくやろうと思えばやれる』みたいな感じではない。
……その例で言うと、ネオ・グランゾンとかはまさに『大した制約もなく惑星が破壊できる』タイプに分類されるわけだ。
そうでなくとも、そもそも大陸級・国家級の火力を出せる人型存在、というのが貴重。
fate的に言うと『対国・対界』級となるわけだが、そういうのって説明をよく読むとゲーム内ほどポンポン撃てるものではない、と書かれていることが多い。
みんな大好き『
精々、二回改修される前の初期エヌマが地上での基本火力&演出、ということになるはずだ。
まぁ、演出が派手になりすぎている、というのはスパロボ側でも言えることなのだが……『
……ともかく、演出抜きで火力の高い攻撃となると、スーパーロボット側の方に軍配が上がるのはほぼ確実。
一部の存在が対抗できるくらいで、基本的に立ち向かうべき相手ではない……というのが共通認識になるわけなのだ。
『まぁ、一部にでも対抗できる存在がいる、ということ自体がおかしな話なのですがね。ここでは貴方とか?』*5
「だからって望んで戦いたいわけでもないんだよなぁ!?」
まぁね?一部の作品がスーパーロボット達よりヤバい、ってのは事実なんだけども。
中二系作品でインフレ激しいところとか、それこそドラゴンボールとかね!!
……でもまぁ、作品的にそういう火力が認められている、ってだけなので、もし仮にその世界でスーパーロボットを作るとなると、その分わけのわからない火力になりそうな気もするのだが。
人型の時点で十分なのに、それでもなおスーパーロボットが必要ってことになるわけだし。
因みにこれ、全く適当な予測かと言うとそうでもない。
特にドラゴンボールに関しては、改造人間という形で作中の大抵の人物より強いやつ、みたいなのが出てくることがあるので余計に。
……いやまぁ、あれは生身の延長線上でもあるので厳密にはロボットと言い辛いかもしれないけども。*6
ともかく。
普通に考えると、ロボット相手に生身で挑むのは危険、尚且つ今回はそんなロボットの中でもトップクラスに危険なネオ・グランゾン相手。
これが罰ゲームじゃないならなにが罰ゲームなのか、あれか?罰ゲームじゃなくてデスゲームとでも言いたいのか??
……みたいな、愚痴の中でも最早呪詛に近いラインの言葉が胸中をぐるぐる回っている私なのでした。
「とりあえずこんな状況を引き起こした邪神は出てきたらぶちコロがす……」
「お、落ち着いて下さいせんぱい!ぶちコロがすのでしたら私もやりますので!!」
「お前もやるのか(困惑)」
普通にぶちギレの私と、密かにキレてるマシュ。
はたしてどっちの方が敵対者的に怖いのだろうか?……などと、思わず真顔でこっちにツッコんで来たメイトリックスさんの反応を見つつ、他人事のようにそう考える私なのでありました。