沙綾と達人が付き合うまでの話(完結)   作:春はる

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遅くなりましたが、第14話です。

前半は、ガルパのイベントストーリーの一つ、商店街メンバーが休日を過ごす話です。

後半はオリジナルの話です。

では、本編をどうぞ。


第14話

 

グリグリのゆり先輩の誕生日パーティーのライブをしてから、しばらく経った休日の午前中。

 

今日は、組合事務所の手伝いをしていた。その手伝いが終わり家に帰ろうと事務所から出ると、沙綾と巴とつぐみの三人が路地裏に集まって何かを見ていた。

 

達人「沙綾、何やってるの?」

 

沙綾「あ、達人。えっとね、つぐみがこの路地裏で猫を見かけたんだって」

 

達人「猫?つぐみ、どんな猫なの?」

 

つぐみ「一瞬だったけど、多分ねこ屋さんちの子だと思う」

 

巴「あぁ、あの愛想が悪い三毛猫か。あいつ、全然懐いてつれないんだよな」

 

つぐみと巴が言った猫の特徴で、すぐに何故か自分にだけ懐いてくれる三毛猫だと分かった。

 

達人「あ、ミーの事か」

 

沙綾「皆、小学生からの顔馴染みなのに懐かれなくて、達人だけに懐いてるんだよね~」

 

達人「そこは謎だよね。でも他の猫もだけど、ミー以外の動物は全然懐いてくれないんだ」

 

巴「あ、確かにそうだな。電気屋の九官鳥は、沙綾だけじゃなくて達人も無視するしな。……よし!達人、あそこに隠れてる三毛猫を呼び出してくれ」

と、巴が電気屋の九官鳥の事を言った後にミーを呼ぶ事をお願いしてきたけど、俺は違うと思ったのでその事を伝えた。

 

達人「いいけど、多分違うんじゃないかな……」

 

つぐみ「どういうこと?」

 

達人「ミーだったら、俺を見つけた瞬間に来ると思うんだ。でも今は来ないって事は違うと思ったんだけど」

 

巴「そういえば……そうだな。じゃあつぐみが見たのは別の猫だったりするのか?」

 

つぐみ「うーん。でも、ねこ屋さんちの猫だったと思うんだけど……」

 

ミー「ミャ~」

 

つぐみが言っている事を聞いてると、足元で鳴き声が聞こえた。足元を見てみると、話題に上がってた三毛猫のミーだった。

 

達人「あ、ミーだ」

 

沙綾「本当だ。じゃあつぐみが見たのって何?」

 

巴「あたし見てくるよ」

 

そう言って巴が路地裏に入って行った。入っていったのを見てからしゃがむと、ミーがお腹を向けたきたので撫でてあげた。

 

つぐみ「巴ちゃん、どうだったー?」

 

巴「紙袋だったぞ」

 

つぐみ「そうだったんだ……。さっき私がしたことって……」

 

達人「あはは……。……お、今度はここがいいのか~」

 

路地裏に見に行った巴が戻ってつぐみが見た物を教えてくれたが紙袋だったらしい。それを聞いてると、俺にお腹を撫でられていたミーが、顔というか頭を手のひらにスリスリとしてきたので撫でてあげた。するとミーは気持ち良さそうに目を細めていた。

 

ミー「ミャ~」

 

沙綾「ミー、凄く気持ち良さそうにしてるね」

 

達人「ミーの指示通りに撫でてあげるのがいいんだよね」

 

巴「何で達人だけに懐くんだろうな?」

 

沙綾「確かにね~」

 

俺はミーを抱きかかえて沙綾達の方に向いた。

 

達人「沙綾、ちょっと撫でてみる?」

 

沙綾「いやいいよ。私、何故か猫に嫌われるから」

 

達人「俺がいるから大丈夫だと思うよ。……ミー、ちょっとだけ撫でさせてあげて」

 

ミー「ミャ……」

 

沙綾「やっと撫でられた。こんな感じなんだ……!」

 

沙綾が初めて撫でられたから、凄くいい笑顔になっていた。沙綾がしばらく撫でた後につぐみ達に声をかけた。

 

達人「二人も撫でる?」

 

巴「いいのか?」

 

達人「うん。優しく撫でてあげれば大丈夫だよ」

 

ミー「……ミャ!」

 

俺がそう言うと、巴とつぐみが撫でようとしたが、ミーは顔を横に反らし嫌がった。

 

巴「達人これって……」

 

達人「……うん。嫌がってる感じだと思う」

 

つぐみ「そんな~……」

 

沙綾「何で私は撫でるのよくて、二人はダメなんだろう?」

 

達人「確かに……」

 

つぐみ「沙綾ちゃん、いいな~」

 

ミーに嫌がられた二人はショックを受けてる間、沙綾がまたミーを撫でていた。しばらく沙綾に撫でられていたミーは寝てしまった。

 

達人「寝ちゃった……。俺、ねこ屋に行ってくるね」

 

沙綾「うん、分かった」

 

俺はねこ屋に向かう事を伝えてねこ屋に向かった。そしてミーを渡してねこ屋から出て、沙綾達の方に向かうとはぐみとあこも合流していて、いわゆる商店街メンバーの皆が集まっていた。

 

はぐみ「あ、たっくんもいたんだ。どこ行ってたの?」

 

達人「ねこ屋に、ミーを連れていってたんだ。俺が抱き抱えて、沙綾が撫でてたら寝ちゃったからさ」

 

はぐみ「そうなんだ~」

 

その皆で会話した後に、まずお昼を食べる事になったので何処にしようかと話してると、沙綾が"たぬき屋に行こう"と言ってきた。

 

巴「たぬき屋っていうと、あのお好み焼き屋だったよな」

 

沙綾「うん。久しぶりにあそこのお好み焼きが食べたいなって思ったんだ」

 

達人「最近、そこで集まりとかないから行く機会が少なくなったよね」

 

沙綾「だから食べたくなったんだ」

といった会話をしながらたぬき屋に向かってると、たぬき屋の入り口の前に店主のおじちゃんが困った顔をしながら立っていた。

 

巴「おじさん、どうしたんです?」

 

店主「あ、巴ちゃん達。それが鍵がなくて店に入れないんだ」

 

達人「その鍵ってどこにあるか分かりますか?」

 

店主「妻が持ってるんだ。ついさっき出掛けてしまったんだ。……でも出掛けてそんなに経ってないから近くにいるはずなんだけど」

 

はぐみ「じゃあはぐみ達が、鍵を持ってくるから待ってて!」

 

あこ「うん!任せて!」

と、はぐみとあこの二人が気合いの乗った返事をしたので、俺と沙綾と巴も探すことにした。

 

 

おばちゃんを見つけ、鍵を貰うためにおばちゃんの後ろを追いかけたが、なかなかたどり着けなかったり、追い付くために話が長いおばあちゃん店主の駄菓子屋の前を通る羽目になり、俺が相手をしたりした。

 

 

 

そんなこんなで解決できた今は、たぬき屋でお好み焼きを注文して食べていた。

 

沙綾「もうすぐ花女で期末テストがあるんだけど、羽丘もあるんだっけ?」

 

巴「あぁ、羽丘もあるぞ」

 

沙綾「そうなんだ。達人って明日の予定ある?」

 

期末テストの事を聞いてきた沙綾が、俺に予定を聞いてきたから答えた。

 

達人「んー、明日はお店の手伝いするし、それに凛と夏輝と勉強をするから、別の日でもいい?」

 

沙綾「いいけど……、勉強は、なつき?夏希とするの?」

 

達人「チスパの夏希とは別の人で男子なんだ。ハロハピのドラムをやってる松原さんの弟だよ。夏に輝くって書いて、夏輝って言うんだ」

 

沙綾「あ、そうなんだ。名前が一緒だから間違えちゃった」

 

達人「俺もそうなんだよね……。学校で名前が聞こえた時に、たまにチスパの夏希だと思っちゃうんだ。違う学校なのに」

 

沙綾「名前が一緒だとそうだよね。じゃあ別の日とかに、ポピパの皆と勉強する?」

 

達人「うん。そうする」

と、沙綾と約束して他の皆と会話に入った時にはぐみから声をかけられた。

 

はぐみ「たっくん!なーくんと知り合いなの!?」

 

達人「……なーくん?」 

 

はぐみ「かのちゃん先輩の弟の事だよ」

 

達人「……夏輝の事か。……そうだよ、こないだ知り合ったんだ」

 

はぐみ「そっか!なーくん、みーくんみたいに色々出来るから凄いんだよ」

と、はぐみから夏輝やハロハピの事を聞いた。所々初めて聞いたあだ名が出てきたりしたが、はぐみの話を聞いていた。ちなみにはぐみの言った名前で、すぐ分かった人は弦巻さんと薫先輩だった。

 

 

 

皆と話が盛り上がり解散になったのは、かなりあとだった。

 

 

 

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翌日は午前中はお店の接客をして、午後から凛と夏輝の二人とつぐみの家である羽沢珈琲店に集まり、期末テストの勉強会をした。

 

 

 

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~平日・放課後~

 

 

 

商店街メンバーと過ごした日と、そして凛と夏輝との勉強会をした休日が終わり、その次の日である平日の放課後。

 

 

皆で有咲の家にある蔵に集まっていた。そして最後に来た香澄が蔵に着くなり有咲に抱きついた。香澄は有咲に抱きつきながら期末テストの為に勉強を教えてほしいと言っていた。二人以外のメンバーと俺は、その様子を苦笑いをしながら見ていた。

 

香澄「あーりーさー!だからー勉強教えて~!」

 

有咲「それは自分で何とかしろよ……」

 

香澄「え~……じゃあ達人くん、教えてよ~!進学校の羽丘に通ってるし、勉強得意だと思うから教えてー!」

 

達人「あはは……、俺に教えられる範囲だったらね」

 

香澄「ほんと!?ありがと、達人くん!」

 

有咲「あんま、甘やかすなよ。達人」

 

達人「甘やかしてないよ……。香澄が再テストになると、皆でバンドの練習だったり出来ないからさ」

 

有咲「……それもそうか。はぁ……仕方ないからやるか。テストのためだし」

と、有咲は何だかんだ言いながら勉強道具を出したので、俺も皆も準備を始めた。最初は英語をすることになったので、勉強を始めた。俺は英語だけ苦手だったので、有咲や沙綾とかに教えて貰いながら進めた。

 

 

 

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しばらく他の教科も勉強をして、今は休憩をしていた。

 

香澄「疲れたよ~……」

 

有咲「ギターとかしてる時はイキイキしてるのに、何で勉強は苦手なんだよ」

 

香澄「だって~、キラキラドキドキしないんだもーん。……でも達人くんと有咲とさーやのおかげ、凄く勉強は進んだし、分かったよ!」

 

有咲「確かに、香澄にしてはよく勉強が出来てたよな」

 

香澄「……有咲が、素直に褒めてくれた~!」

 

有咲「だぁー❗抱きついてくるな~❗」

 

そんな二人を見ながら俺は沙綾と少し話をしてた。

 

沙綾「達人、お父さんがテスト終わりの休みに、手伝いにきてほしいみたいなんだけど大丈夫?」

 

達人「うん、大丈夫だよ。じゃあ、前みたいに朝は5時ぐらいに行けばいい感じ?」

 

沙綾「うん。それぐらいに来てって言ってたからそれで大丈夫だよ」

 

そんな話をしてると、有咲が質問してきた。

 

有咲「さっきの沙綾の言葉でよく分かったな。朝パン屋の手伝いに行く時間が……」

と有咲が聞いてきたので、その事を答えた。

 

達人「亘史さんからのお願いの時は、パン作りからの手伝いすることだし、千紘さんからのお願いだったら、開店準備から手伝いからのお願いだから分かるんだ」

 

有咲「なるほど……」

 

りみ「ねぇ、一つ気になったこと聞いてもいい?」

 

有咲からの質問に答えるとりみからも質問された。

 

りみ「達人くんと沙綾ちゃんって幼馴染みなんだよね?いつからの幼馴染みなの?よく幼稚園からとか小学校からとか聞くけど、二人がいつからの幼馴染みなのかなって思って……」

 

沙綾「私と達人が覚えてる限りだと、物心着いた頃からだったよ」

 

りみ「そうなんだ~」

 

りみの質問に沙綾が答えると、今度は有咲が質問してきた。

 

有咲「覚えてる限りって、どういうことだ?」

 

達人「なんか親が言うには、俺たちが赤ちゃんの時から仲良かったらしいよ」

 

りみ「そうなの?はぐみちゃんとか巴ちゃんとかの商店街の人達よりも?」

 

達人「一応巴達とも仲良かったっぽいけど、俺と沙綾は巴達といるより二人でいるの多かったって言ってたよ」

 

沙綾「うん。商店街メンバーが赤ちゃんの時に、母親同士がお茶会みたいのを何回かしてたみたいなんだ。その時に必ずと言っていいほど、私と達人の二人だけでいるのが多かったらしいよ」

 

俺と沙綾の説明で皆は"へぇ~"といった感じになっていた。するとおたえが口を開いた。

 

おたえ「だから、前みたいによくハモったりしてたんだ。凄く息ピッタリだったし」

 

達人「それはあるかも。さっき沙綾言ってた通り、物心着いた時からも一緒にいたから」

 

沙綾「うん。何だかんだ、達人とは息合うし」

 

香澄「前に達人くんが蔵で楽器のメンテナンスしてくれた時も、沙綾との連携良かったもんね~」

といった、俺と沙綾との幼馴染みの話をしばらくしてから勉強を再開した。

 

 

 

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皆で勉強会をして、期末テスト当日になった。

 

 

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そして、期末テストの返却日。帰ってきた答案を見ると俺は平均点以上だった。そして今日の放課後に有咲の蔵で香澄の答案を見せてもらうと、しっかり中間より点数が伸びてたので安心した。

 

 

 

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そして、そこから日が経ち、一学期の終業式の日になり、終業式をやって、一学期が終わった。

 

 




終わり方は雑すぎたかもしれませんが、一話しか書けなかったのでご了承下さい。

次回は、夏休み編を書きます。
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