沙綾と達人が付き合うまでの話(完結)   作:春はる

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投稿が遅くなってしまいましたが、お待たせしました。

今回は、達人とポピパの皆、沙綾の弟・純と妹・沙南が、トコナッツパークに行く話です。


では、本編をどうぞ。



第18話

 

ポピパの皆と海で遊びに行った日から、しばらく経ったある日。

 

そんなある日の今日は、ポピパの皆、純と沙南達とトコナッツパークに行くことになってる。今は沙綾の家の前で待ち合わせとなってるので、沙綾と純、沙南と俺は沙綾の家で香澄達を待っていた。

 

ミー「ミャー」

 

香澄達を待ってると、ねこ屋にいる三毛猫のミーが鳴きながら俺の足にすり寄ってきた。そしてミーは足にすり寄ってきたあと、寝転んでお腹を見せてきたので、撫でてあげた。

 

沙綾「私も撫でていい?」

 

俺がしばらく撫でてると、沙綾がそう聞いてきたので交代した。

 

達人「俺と沙綾だけだよね。ミーが撫でさせてる相手って」

 

沙綾「確かにね。アフターグロウとかはぐみ達の商店街メンバーに、撫でられるのは嫌がってるからね」

と、ミーを撫でてる沙綾と話をしていると、沙南が話に入ってきた。

 

沙南「お兄ちゃん、わたしもねこちゃん撫でたいよ」

 

達人「沙南、撫でてみる?」

と、沙南に聞いてみると、"うん!"と言って俺の隣に来た。

 

達人「あまり強く撫でないでね。嫌がるから」

と、立ち上がった俺は沙南に場所を譲ってそう言った。

 

沙南は言われた通り、優しく撫ではじめた。その後に純が"おれもおれも"と言ってきたから、純にも撫でさせてあげた。

 

達人(ミーが嫌がらず、俺と沙綾以外の人に撫でさせるのって珍しいな……)

と思いながら、沙南達を見ていた。

 

ーーーーーーーーー

 

香澄「達人くーん、さーやー、おっはよー!……あ、じゅんじゅんとさーなんもおはよー!」

 

しばらくしていると、香澄達がやってきた。大きな声を出しながら近づいてきた。

 

純と沙南は香澄達に"おはよう"と言って話を始めた。ただ、ミーは香澄の大きな声にびっくりして起き上がり、俺の足の後ろに隠れるように移動してきた。

 

りみ「達人くんの足元にいるのって、猫ちゃんだよね?」

 

達人「うん。三毛猫で、名前はミーだよ」

 

香澄「かわいいネコだー!」

 

りみが俺の足元にいるミーの事を聞いてきた時に、香澄も話に入ってきた。有咲とおたえは沙綾と話をしていた。

 

香澄「私も撫でたい!撫でてもいい?」

 

ミー「ミャー!」

 

香澄も"撫でたい"と近づいてきた時に、ミーが香澄に威嚇をした。

 

香澄「わっ!?」

と、威嚇された香澄が驚いてしまった。ミーは香澄が驚いている間に、走り去って行った。

 

達人「行っちゃった」

 

香澄「撫でたかったな……。……よし!次、会ったら絶対撫でよう!」

 

達人「あー……(威嚇されたから、次からは無理だと思うけど……。つぐみ達も前に嫌がれてから、ミーに相手されてないし、教えた方がいいよね……)」

 

そう思った俺は、香澄に声をかけようとした時に、いきなり両腕に"ガシッ!"と衝撃がきた。左右を見てみると、純と沙南だった。

 

純「兄ちゃん、早く行こうよ!」

 

純の言葉に沙南も頷いて、二人して俺の腕を引っ張ってきた。俺は引っ張られる形で、二人に付いていく形になった。他の皆もちゃんと付いてきてる感じだった。

 

 

ーーーーーーーーー

 

 

純「兄ちゃん!トコナッツパークに着いたら、一番最初にウォータースライダーに乗ろうよ!」

 

沙南「わたしも一緒に乗りたい!その後に流れるプールにいこうよ!」

 

腕を捕まれた状態から手つなぎ状態へと解放された俺は、純と沙南とトコナッツパークに着いたら回りたいプールとかを話しながら歩いていた。……話しながらというよりも、一方的に純達が言ってきてる方が正しいけど。

 

達人「ウォータースライダーは、多分三人同時には無理だから、純と沙南が交代して俺と乗る感じになるよ」

 

純「じゃあおれからでいいでしょ!」

 

沙南「いや、わたしからがいい!」

 

二人に順番にと言うと、お互いに"先に乗る"と言って譲らない状態になった。しかも俺を挟んでの言い合いだから、押しくらまんじゅうの真ん中にされてる感じだった。

 

俺は二人を落ち着かせようと、声をかけても、聞こえてないのか言い合っていた。

 

達人「……沙綾ー」

 

どうしようもないと思った俺は、沙綾を呼んだ。

 

沙綾「……もう、純と沙南ー。二人とも、達人を困らせちゃダメだよー!」

 

純「だって、兄ちゃんと乗りたいだもん!」

 

沙南「わたしだって、お兄ちゃんと一緒のほうがいいもん」

 

沙綾「でも、それで達人を困らせて乗ってくれなくなったらどうするの~?」

 

沙綾のその一言で二人は静かになった。

 

純「それはやだ」

 

沙南「わたしもやだ……」

 

二人がそう呟くと、沙綾は二人の頭を撫でてあげていた。その様子を見ながら俺は、二人に声をかけた。

 

達人「純、沙南。俺は、ちゃんと順番に乗ってあげるから喧嘩はしないでよ。別に片方としか乗らないとかは言ってないからね。ちゃんと二人と乗るし、他のプールでも一緒に遊ぶからね」

 

俺が二人にそう伝えると、笑顔になって喜んでくれた。

 

 

そんなやり取りを純達としたり、会話に入ってきた香澄達と話をしながら、トコナッツパークに向かった。

 

ーーーーーーーーー

 

 

そして、トコナッツパークに着いた。……ただ、着いた時に、有咲が疲れた顔しながら息を切らしていた。それを見た俺は不思議に思ったけど、純達に引っ張られたのでトコナッツパークの入り口に向かった。

 

 

ーーーーーーーーー

 

 

 

ーーーーーーーーー

 

 

 

~有咲視点~

 

 

待ち合わせ場所の山吹ベーカリーに近づいてきた時に、達人達が猫を撫でているのが見えた。

 

香澄「おまたせー!あ、じゅんじゅんとさーなんもおはよー!」

と、大声を出しながら香澄は達人達の元に走っていってしまった。

 

有咲「……あんな大声出すと、猫は驚くんじゃ……」

 

おたえ「あ、達人の足元に隠れちゃったよ」

 

達人達の元に着いた時に、りみが達人に猫の事を聞いていた。

 

沙綾「おはよう」

 

おたえ「あ、沙綾おはよー」

 

有咲「おはよう。……達人の足元にいる猫は?」

 

沙綾に"おはよう"と言われたから、私も"おはよう"と返して達人のそばにいる猫の事を聞いた。

 

沙綾「商店街にねこ屋っていうのがあるんだけど、そこにいる猫なんだ。名前はミーって言うんだ」

 

有咲「へー。……じゃあアフターグロウや商店街メンバーとか、この辺りの大人の人達とかに懐いてるのか?」

 

沙綾「ううん、全然」

 

有咲「……へ?」

 

おたえ「でも、沙綾達に懐いてたよね?」

 

沙綾「そうなんだけど、最初は達人だけに懐いてたんだ。つぐみやはぐみとかの商店街メンバーとか、他の人達は全然懐かれてないよ」

 

有咲「……じゃあ、達人経由で沙綾達にも懐いたのか?」

 

沙綾「うん。私と純と沙南は懐いてくれたよ。……けど、他の人達は、達人経由でも懐かれるどころか、嫌われちゃったりしてるよ」

 

おたえ「猫って気まぐれって言うし、そんな感じなのかな……」

 

沙綾「……あ~、そうかも……」

 

達人のそばにいる猫……ミーの事を聞いて驚いたりしていると、香澄の大きな声が聞こえた。

 

香澄「私も撫でたい!撫でてもいい?」

 

ミー「ミャー!」

 

おたえ「あ、威嚇した」

 

有咲「そして居なくなった……」

 

沙綾「あ……香澄、嫌われちゃったかも」

 

香澄とミーの様子を見ていた沙綾が、そう呟いていた。

 

沙綾の呟きの後に、沙綾の弟と妹の二人が達人を引っ張って行ったので、慌てて私たちも付いていった。

 

しばらくして、私の隣を歩いていた香澄が口を開いた。

 

香澄「それにしても、何でミーは威嚇してきたんだろう?それに、撫でさせてくれなかったし……」

 

有咲「香澄がデカイ声出したからだと思うぞー。……猫って大きい音とか苦手みてーだし、それで撫でさせてくれなかったり、懐かなかったと思う」

 

香澄「えぇー!そんなに大きい声を出してたつもり無いよー!」

 

有咲「だー!話しながら、抱きついてくるなー!」

 

香澄が、猫のミーを撫でられなかったことに落ち込んでいた。その理由を言うと抱きついてきたが、私はそれを引き離した。

 

りみ「それにしても純くんと沙南ちゃん、嬉しそうに達人くんと話をしてるね」

 

沙綾「そりゃそうだよ。だって、純と沙南が達人と一緒に出かけるのは、達人が中学の時以来と久しぶりだから。……お祭りのあとから遊んだりしてたけど、出掛けるのはなかったから、嬉しいんだよ」

 

りみ「そうなんだ」

 

達人「……沙綾ー」

 

沙綾とりみが話してると、達人が沙綾の名前を呼んできた。達人の方を見てみると、なんか二人が言い争ってて達人がタジタジになってた。

 

沙綾「あー、もう。ちょっと達人の方に行くね。……もう、純と沙南ー。二人とも、達人を困らせちゃダメだよー!」

 

沙綾が弟と妹の二人を落ち着かせてるのを、しばらく見ていると、香澄が一言呟いた。

 

香澄「やっぱり、あの二人付き合ってないの変だよねー」

 

おたえ「うん。二人とも仲良くて息ピッタリだもん」

 

有咲「それは言えてるよな~。それに沙綾って、達人の事になると恋する乙女の顔になってるもんな。しかも自分以外の女子が達人と話したりしてるの見ると、沙綾って嫉妬っぽい感じになったりしてるしな」

 

りみ「二人とも、両片思いみたいな感じだよね」 

 

香澄「ほんと、そんな感じだよね~。あの二人は」

 

有咲「なんか恋愛小説だとかに出てくる幼馴染みの関係性だよな。好きなんだけど、お互いに近くに居すぎて相手がどう思ってるか分からない的な……、だからずっと幼馴染みのままでいる感じ」

 

りみ「……有咲ちゃんの例え、凄い分かりやすい」

 

おたえ「有咲、恋したことあるの?」

 

香澄「えぇ、そうなの!?有咲、誰なの?……あ、もしかして達人くんとか!?」

 

有咲「はぁ!?私はしたことないし、それに達人の事は友達だと思ってるから違う!……てか、おたえ、いきなり変なことを言ってくるなよ!」

と、香澄とおたえが言った事に、私は即座に反応しておたえに文句を言った。

 

おたえの一言で、香澄が食い付いてきた。最初は猫の話をして、次に達人と沙綾の話をしていたと思ったら、おたえが一言言ったせいでハチャメチャになってしまった。

 

りみは、私と香澄とおたえのやり取りに苦笑いしていた。そんな状態になりながら、目的地まで向かった。

 

有咲(あぁー!向こうに着く頃に絶対疲れる……!)

 

 

ーーーーーーーーー

 

 

そして、トコナッツパークに着いた。

 

有咲(はぁー……。案の定、疲れた。もうアトラクションを回りたくねえーし、遊びたくねー……)

 

案の定、私は疲れてしまっていた。達人が不思議そうに見てきたが、達人は声をかけてこないでトコナッツパークの入り口に向かっていった。

 

私は息を整えながら、達人達のあとに付いていった。

 

 





今回は目的地までに行く間の話だけだったので、次回はトコナッツパークで遊ぶ皆の様子を書いていきます。

ガルパやアニメなどを把握しきれてないので、沙綾の弟と妹の純と沙南の一人称が違うかもしれません。もし正しい一人称を知っている方がいれば、作者宛にメッセージ送信か、感想欄などで教えてくれたら幸いです。

次は出来てないので、遅くなると思います。
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