沙綾と達人が付き合うまでの話(完結)   作:春はる

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本編です。



本編
第1話


 

沙綾「何で早く来てくれなかったの❗達人が早く来てくれたらお母さんが倒れなくて済んだんだよ❗約束守れない達人なんて大嫌い‼」

 

 

ーーーーーーーーー

 

ガバッ‼

 

達人「はぁはぁ……またあの時の夢か。ていうか今何時だ?朝5時か、汗凄いしシャワー浴びよ」

 

中三の時にショックを受けた一言が夢に出てきた俺は汗だくの状態で早くに起きてしまった。気持ち悪かったのでシャワーを浴びに、一階に降りてお風呂に向かった。

 

母「あら、おはよう。今日は起きるの早いわね」

 

達人「ちょっと目が覚めちゃったし、汗すごいからシャワー浴びてくる」

 

母「そう。分かったわ」

 

台所を通った時にお母さんから声がかかったのでシャワーを浴びる事を伝えた。

 

その後シャワーを浴びた俺は、リビングで朝食を食べ学校に行く準備をして、玄関に行くとお母さんから声が掛かった。

 

母「あっ、達人。今日学校の帰り、組合事務所の手伝い終わった後にでも、北沢さん家でお肉買ってきて欲しいんだけどいい?」

 

達人「分かった。買ってくるよ」

 

母「そう。よろしくね」

 

"うん"と応え、学校に向かった。

 

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~羽丘学園~

 

学校に着き、教室に入ると後ろから声が掛かった。

 

モカ「お~、たーくんじゃないですか~」

 

達人「モカ、あと三人もおはよう」

 

声を掛けてきたのは、蘭以外のアフターグロウの四人だった。

 

つぐみ「うん。おはよう。達人くん、少し眠そうだけどどうしたの?」

 

達人「ちょっと、嫌な夢を見てあまり目覚めが良くなかったんだ」

 

つぐみ「そうなんだ。授業中寝ないようにしないとね」

 

凛「おーい、達人ー。ちょっとこっち来てー」

 

達人「すぐ行くー。ちょっとごめん行ってくる。授業中寝ないように気を付けるよ」

 

蘭以外のアフターグロウの四人と話をしていると、男友達の白金凛に呼ばれたので一言掛けて友達の所に行った。

 

達人「どうしたー?」

 

凛「今週の休みライブハウスのサークルでライブやるから一緒に行かね?チケットは二枚あるから」

 

達人「行ってもいいけどそのライブさ、どこのバンド出る?」

 

凛「ロゼリアだよ」

 

達人「あっそうか、凛ってロゼリアのキーボードの燐子先輩の弟だもんな」

 

凛「ライブの事も姉ちゃんから教えてもらったし、チケットも姉ちゃんから貰ったよ。まぁ取り敢えずサークルの前で待ち合わせな」

 

"了解"と返事をして、自分の机に戻り授業の準備を始めた。

 

 

 

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~放課後~

 

 

授業が終わり、商店街まで帰ってきた俺は家に向かう前に商店街の組合事務所に向かった。

 

達人「おじさん、いる?今日は何か手伝いある?」

 

おじさん「ん?あぁ今日は大丈夫だよ。いつも悪いな」

 

達人「いいよ。お母さんの代わりに来てるんだからさ」

 

俺が組合事務所に入ったのは、母親の代わりに事務所の手伝いをするためだ。

俺の両親は家の雑貨店をやりながら手伝いもしていたが、父が死んでからは出来なくなったので、代わりに俺が学校帰りの放課後に作業を手伝ってる感じだ。と話してると、スーツを着た男の人が事務所がいた事に気付いたので、誰なのか聞いてみた。

 

達人「おじさん。この人は?」

 

おじさん「この人は区役所の人だよ。お祭りとか地域関係の担当してる人でね」

 

職員「君もこの商店街の人かい?」

 

達人「そうです。実家は柳瀬雑貨店ってお店をやってますけど」

 

職員「じゃあお祭りにも出店しているのか?」

 

達人「そうですね。一応出してますけど」

 

職員「じゃあ伝えておこうか。今年からここの商店街のお祭りは行われる事は決してない」

 

達人「何でですか?理由を聞いても?」

 

スーツを来た人は区役所の人で、商店街のお祭りの担当らしい。で俺が商店街の人か聞かれたので答えると、今年からお祭りはしないと言ってきた。

理由を聞いてみると、小さいお祭りに予算を掛けるより、駅ビルとかを建てて地域活性化させる方に予算を使う方が有効と言うのが理由らしい。

 

それに対して言い返そうとしたが、組合所のおじさんに止められたのでそのまま組合所を出てはぐみの家で肉を買って家に帰った。部屋に荷物を置いてからお店の接客を始めた

 

 

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~沙綾視点~

 

教室で商店街のお祭りの話題になった。それで飴細工のおじさんにポピパキャンディーを作ってもらおうと話になった。

 

練習を終え皆で商店街に続く道を歩きながら、飴細工の事を考えていた。確かに作って貰ったら楽しそうと思ったけど、やっぱり達人と一緒に回りたいなと考えていた。考えていると、有咲が話しかけてきた。

 

有咲「沙綾、どうした?何か考え事か」

 

沙綾「ちょっと達人の事で」

 

香澄「そういえば、まだ会えてないの?」

 

沙綾「うん。お店に行っても会ってくれないし、学校違うから下校中に会うのも中々ないから……」

 

香澄「ごめんね。私のせいだよね……」

 

沙綾「香澄のせいじゃないから。私が言った言葉であんな風になっちゃったから私のせいだよ」

 

達人の事で香澄と私が話をした。あと三人は、私と幼馴染の達人の関係の事は知ってるけど、詳しいことまではまだ話してないので、香澄が謝った事を不思議そうに見ていた。

 

りみ「ん…え?」

 

香澄「りみりん?」

 

りみ「え、えっとあれ!」

 

香澄と話していたらいきなりりみが声を出して指を指していた。指している所に目を向けると張り紙が張ってあり、内容を見てみると商店街のお祭り中止の事が書かれていた。

 

それを見た皆はショックを受けていた。今年のお祭りの事でお父さんとお母さんからまだ話は聞いてなかったけど、中止だから言ってなかったのかな?

 

商店街に着いたので、誰かに祭りの事を聞こうと思った時に達人を見かけた。

 

沙綾(ん?何で組合事務所から達人が出てきたんだろう?達人の親が組合事務所の手伝いしてたのは知ってるけど…)

 

巴「こんな所でどうしたんだ?」

 

達人が組合事務所から出てきた理由を考えてると、巴が声を掛けてきた。話しかけられた私たちは祭りの事を聞いた。中止になった理由は、区から予算が下りなくなったとの事らしい。

 

香澄「じゃあポピパキャンディー食べれないの…」

 

おたえ「そういうことになるね」

 

香澄が、祭りが無くなってしまう事に言って私たちもそれに共感していた。何で無くなってしまうのかが分からなかったが、しかし予算と言われるとどうしようも出来ないなどを話していた。

 

話をしていたが、取り敢えず今日は商店街で別れて家に帰った。

 

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