沙綾と達人が付き合うまでの話(完結)   作:春はる

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前回から期間が開いてしまいましたが、前回の続きです。

前回の後書きに書いた通り、イベントストーリーを題材にした夏祭りの話です。所々雑だったりしているかもしれませんが、楽しんでもらえたら幸いです。

では、本編をどうぞ。



第20話

 

~達人視点~

 

 

~夏祭り当日~

 

 

ポピパと純と沙南達の皆とトコナッツパークに行った日から、しばらく日が経った今日は夏祭りだ。

 

そして今は待ち合わせ場所に、俺一人でいた。

 

本当は沙綾と一緒に行くつもりだったけど、香澄に浴衣を着るのに手伝ってほしいと頼まれたから、その手伝いをするのと時間がかかるから、先に行っててと言われたから一人で来たわけだ。だけど、待ち合わせ場所には有咲達はまだ来ておらず、一人で待つ事になったけど……。

 

俺は取り敢えずベンチに座って、うちわで扇いで暑さを紛らわせながら待つ事にした。

 

 

ーーーーーーーーー

 

 

香澄「あ、達人くーん!」

 

しばらくして、香澄の声で俺の名前を呼ぶ声が聞こえた。声のした方を見ると、香澄と沙綾の二人が来ていた。

 

香澄「わぁ~、達人くん。浴衣似合ってるね」

 

達人「ありがと。香澄も似合ってるよ」

 

香澄「ありがとー!」

 

沙綾「達人。やっぱり、様になってるね」

 

達人「ありがとう。沙綾も似合ってて可愛いよ」

 

沙綾「ありがと」

 

香澄と沙綾と褒めあった。沙綾に言われ時、少し恥ずかしかったけど……。

 

沙綾とは、一応普通に話せるように戻った。プールに行った日、ナンパの件でその日の午後は話しづらくて、話をしなかった。けど今は、多少の気恥ずかしさはあるけど、今日の夏祭りまでにいつも通り話をするぐらいには戻った感じだ。

 

そんな事を思ってると、りみとおたえと有咲がやってきた。三人も浴衣を着てきたので、六人全員浴衣を着てきた事になり、香澄は全員一緒という事に喜んでいた。

 

 

そして夏祭り、花火が上がる会場に向かった。

 

向かう最中に、有咲が人が全く居なくて花火がきれいに見れる場所があるから、そこに案内すると言ってきた。俺も含めて有咲の言った場所に行く事にして、有咲の後を付いていく感じで歩いていた。

 

 

しばらく歩くと、会場が近いのか人が多くなってきた時に香澄が声を上げた。

 

香澄「あ、あっちに屋台が並んでる!皆、屋台の方に行ってみようよ!」

と、香澄が屋台が並んでるのを見て、そう言ってきた。

 

有咲はすぐ"駄目"と言ったが、おたえとりみが"行きたい"と言ったので、屋台の方へ足を向けた。

 

 

そして、香澄に付いていく形で屋台が並んでいる所に来たが、人混みが入り口よりも多くなっていた。

 

流石にバラバラになりそうなので、皆で手を繋ごうとしたけど、間に合わずに皆と別れてしまった。俺はなんとか人混みから抜け出した。

 

その時に他に誰がいるか近くを見渡すと、俺と一緒に居たのは沙綾だけだった。

 

沙綾「皆とはぐれちゃったね」

 

達人「うん。どこか人が少ない場所か、居ない場所に移動しよっか」

 

沙綾「でもどこに行く?……この辺だったら神社がありそうだよね」

 

達人「そこに行こうよ。有咲が言ってた場所がそこかもしれないし」

 

沙綾「確かに…。有咲、人混みは好きじゃないからね。じゃあ、達人行こう」

 

沙綾と話をして、神社の方に向かって歩き始めた。向かう途中で、りんご飴の屋台があったから自分の分のりんご飴を買って、食べながら向かった。

 

神社に向かってる間に、沙綾から質問に答えたりしていた。

 

 

ーーーーーーーーー

 

 

俺と沙綾ははぐれないように手を繋いで、人混みの中を進んで行って、目的の神社に着いた。

 

そして俺と沙綾はスマホを確認した。確認したが神社に着いても、未だにスマホが圏外だから下手に動くと余計に会えなくなるという結論にお互いになり、神社のお賽銭近くの階段に座って皆を待つことにした。

 

 

 

そこからしばらく経ったが、皆は来ないままだった。そして皆が集まらないまま、花火が上がってしまった。

 

達人「……皆、来ないね」

 

沙綾「そうだね。……それに、花火も上がっちゃったね」

 

達人「うん」

 

花火が打ち上がってる間、お互いに一言だけ話すといった感じになっていた。

 

達人(……告白するなら今しかない……よね。ちょうど皆いないし)

 

花火を見てる間にそう思った俺は、沙綾に声をかけた。

 

達人・沙綾「「あのさ!……あ」」

 

沙綾「……先、達人でいいよ」

 

達人「う、うん」

 

お互いに声が重なり沙綾に先に譲られた俺は、息を吐いて言葉を発した。

 

達人「……俺……沙綾の事が好き……!だから付き合ってください」

と、沙綾に伝えた。俺の告白を聞いた沙綾が顔を少し俯かせた。少しして沙綾は顔を上げた。

 

沙綾「……私も達人の事、小さい頃から好きだったんだ。……私こそよろしくお願いします」

 

達人「じゃあ……恋人同士、だよね」

 

沙綾「うん、やっと達人と付き合えた……。前から達人と恋人同士になりたかったんだ」

 

達人「……なら、告白してよかった……!」

と、お互いに告白して受け入れて恋人同士になった後、そんなやり取りをした。そして、そのあと自然にキスをしていた。

 

沙綾「……甘い。達人かりんご飴食べたからだと思うけど、すごく甘いよ……」

 

達人「……けど、それで甘くなかったら変だけど」

 

沙綾「……それもそっか」

と、俺の答えに沙綾は笑顔で答えてくれた。その笑顔を見た俺は顔をそらしてしまった。

 

達人(意識すると、沙綾の笑顔すごく可愛いんだけど……。いや前から可愛かったけど……)

 

沙綾「達人、なんで顔を逸らすの?」

 

達人「別になんでもない」

 

沙綾「嘘。達人って、何かある時は顔を逸らして、なんでもないっていうから何か隠してるでしょ」

 

達人「……そういうんじゃないし」

 

沙綾「絶対、何かあるもん。何隠してるの?」

と、そんなやり取りを沙綾としている時だった。

 

座ってる後ろから物音がした。俺と沙綾は同じタイミングで音のした方を見てみた。

 

そこには何人かの人影が見えた。花火の光でなんとなく明るくなるので、その明るさで目を凝らして良く見てみると、香澄と有咲とりみとおたえの四人だった。

 

有咲「……ちょっ!香澄、後ろから押すなって……!」

 

香澄「だって…もうちょっと近くで見たいもん……!大事な友達の告白だったし、しかも二人がキスしたんだよ……!私、初めて見たよ……!」

 

りみ「お、おたえちゃん……!そんなに前に行っちゃ駄目だよ……!達人くんと沙綾ちゃんに見つかっちゃうよ……!」

 

おたえ「だって、ここからだとあまり声がよく聞こえないでしょ。だから少しでも前に行こうと思って……」

 

こっちを見てるのがバレバレな上に、四人が喋ってる声も丸聞こえだった。すると有咲が俺達の方を見てきた。

 

有咲「あ……。あ、あ~……まさか、先に二人がここに着いてるとは思わなかったよ~……」

という事を、俺と沙綾に見られて気付かれてる事を理解した有咲が言ってきた。

 

ただ、その言葉を言うのはさすがに無理があり、沙綾がその事を顔を赤くさせながら有咲に指摘した。

 

沙綾「皆バレバレだよ……。それに……有咲、か、隠さなくていいし……」

と、沙綾が言うとすぐに俺に抱きついてきて、顔が赤くなったのを隠す感じで俺の胸に埋めてきた。

 

達人「さ、沙綾……?」

 

沙綾「恥ずかしいから、しばらくこのままで居させて……」

 

達人「……うん。(多分告白をした事に恥ずかしがってるよりも、その告白の様子とキスした事を見られてた事に対して恥ずかしがってる感じだよね……。てか、俺も凄い恥ずかしいけど……)」

と、俺は沙綾の言葉に頷きながら、そんな事を思っていた。

 

ただ、沙綾が抱きついてきてる間、手持ち無沙汰になってしまった俺は、片手だけを沙綾の頭に置いて撫でた。

 

しばらくして落ち着いたのか、沙綾は俺から離れた。その直後、香澄が声をかけてきた。

 

香澄「二人とも、おめでとう!」

 

香澄の言葉を皮切りに、皆が付き合った事に"おめでとう"と言ってくれたので、お礼を言った。なんだかんだ、沙綾と付き合えて良かったと思いながら、皆と花火が打ち終わるまで花火を一緒に見た。

 

 

 

そして、花火が全て終わったので帰ることになり、沙綾と手を繋ぎながら皆と帰った。

 

皆で帰る時に、俺は有咲達に花火が上がってる時、なんで物陰から見てたのか聞いてみた。

 

すると有咲が、"本当は花火が上がる前にあの神社の物陰に着いてたけど、二人だけの雰囲気があって行くに行けなかった"事と、"香澄達が来たから皆で行こうとしたけど、告白も始めたから余計に行けなくなった"と教えてくれた。

 

有咲の説明に、俺と沙綾は"なんか……ごめん"と言ってしまった。

 

そんな話をしながら、途中で皆と別れて、最終的に沙綾と二人になった。道中は会話はしなかったけど、隣に沙綾が居るだけでなんか安心というか、話しなくても満足していた。

 

そうこうしている間に家に着いたので、"また明日"と言って家に入った。

 

達人「ただいまー」

 

母「おかえり、今日はどうだった?」

 

達人「人混みが凄くて皆とはぐれちゃったけど、最後は皆で花火を見れたよ」

 

母「そう。……ふふ」

 

お母さんの微笑みが気になったが眠くなってきたから、俺はお風呂に入って、ベッドでもぐった。ベッドに入るとすぐに寝てしまったのだった。

 

ーーーーーーーーー

 

 

翌日になった。この日の夜にお母さんの微笑みの意味が分かった。

 

今日の晩御飯は沙綾ん家の皆と一緒に、沙綾ん家で食べるという事になった。そして出てきたメニューはお赤飯といろんなおかずだった。それに、俺は沙綾は驚いてしまったがお互いに親に理由を聞いてみた。

 

なんでも昨日の夜の俺の様子、雰囲気を見て沙綾と付き合ったのが何となく分かったみたいで、沙綾の方も千紘さんにバレていたみたいだった。

 

それで母親同士で祝おうという話になって、山吹家と柳瀬家総出で祝うことにしたと教えてくれた。

 

俺と沙綾は苦笑いしてしまったが、祝ってくれた皆にお礼を言って晩御飯を食べて話をして楽しんで、一日を終えたのだった。

 

 

ーーーーーーーーー

 

 

 

ーーーーーーーーー

 

 

 

~沙綾視点~

 

 

~夏祭り当日~

 

 

私は、達人を先に待ち合わせ場所に向かわせた。理由は香澄に浴衣を着付けを頼まれたから。そして、着付けが終わった。

 

香澄「さーや、ありがとう!」

 

沙綾「どういたしまして。……それじゃあ、待ち合わせ場所に行こう」

 

香澄「うん!」

 

浴衣の着付けを終わった後は、待ち合わせ場所まで香澄と向かった。

 

待ち合わせ場所に着いて、達人と少しだけ浴衣の褒めあった。その後に、有咲達三人がやってきたから会場に向かった。

 

有咲が、花火が一番きれいでよく見れる場所で、有咲にとって秘密の場所に案内すると言ってきた。だから、私達は有咲の後に着いて行く事になった。

 

向かう最中に、香澄達が屋台の方へ行きたいと言ったので、有咲の言う場所に向かう前に、屋台へ行く事になった。

 

けど、屋台が沢山並んでるから、当然人も多くなっている場所だったから、私と達人は皆とはぐれてしまった。達人と話をして、どこかで人が居なさそうな場所に向かう事になった。

 

 

達人「……沙綾、りんご飴買ってもいい?」

と、神社に向かう途中で達人が聞いてきた。私は達人の言葉にすぐにオッケーを出した。

 

沙綾「達人、昔からりんご飴大好きだよね」

 

達人「だって美味しいから……」

 

私の問いに一言だけで返してきた。

 

達人は小さい頃から、商店街のお祭りの時や商店街以外のお祭りの時も、今みたいに人混みが凄くてお祭りを回れそうにない状態でも、屋台で必ずりんご飴だけ買っちゃうんだ。

 

それぐらい達人は、りんご飴が大好きなんだ。前に好きな理由を聞いたら、"初めて食べたお祭りの食べ物が、りんご飴だった"事と、"そこからお祭りで食べるようになった"と言っていた。

 

沙綾「……夏休み前にあった商店街のお祭りの時も、りんご飴は食べたの?」

 

人が居なさそうな神社に向かってる間、りんご飴を夢中で美味しそうに食べてる達人にそう聞いてみた。

 

達人「うん。食べたのは食べたけど、買って食べてないんだよね」

 

沙綾「もしかして盗んだの?」

 

私の質問に、達人はりんご飴を食べるのをやめて答えてくれたけど、買って食べてないという言葉に私は"盗んだの?"と聞き返してしまった。

 

達人「違う違う。あの時はお祭りを回る余裕はあまり無かったし、何より組合のおじさんにりんご飴の屋台を用意できるか微妙って言われたんだよね」

 

沙綾「え、そうなの?……でも確か、商店街の人たちにお祭りの交渉みたいのしてたんでしょ?」

 

達人「してたけど、屋台を出してたおじさんに材料とか少なめだから難しいって言ってて、実際りんご飴の屋台は出てなかったしね。けどお祭りの片付けが全部終わった時に、屋台のおじさんが俺の為に一つだけ作ってくれたから、食べたんだよ」

 

沙綾「なるほどね~」

 

私の聞き返した事に、達人のしっかり説明してくれたから納得できた。

 

達人がそんな事をしないのは、理解してたけど少し不安になってから、説明を聞いて内心ホッとした。

 

ホッとしている間、達人は残りのりんご飴を食べ始めていた。その様子を横目に見ながら、目的の神社に向かっていた。

 

 

ーーーーーーーーー

 

 

達人がりんご飴を食べ終わる頃に、目的の神社に着いた。

 

神社に着いて達人と話をして、ここで座れる場所に座って皆を待つことになった。

 

 

 

そこから時間が経ったけど、全然皆が来る気配はなかった。そして花火が上がってしまった。

 

神社に着いてから花火が上がっている今の間、達人とは会話が無かった。流石に無言のままは嫌だった私は達人に声をかけようと、口を開いた。

 

達人・沙綾「「あのさ!……あ」」

 

沙綾「……先、達人でいいよ」

 

達人と声が重なってしまったから、私は先に達人に譲った。すると、達人は少し覚悟決めた感じの顔をしていた。

 

その様子に、トコナッツパークに皆で遊びに行って、そして家に帰った後に部屋で考えてた事を思い出してしまった。

 

沙綾(……この感じ、本当に告白なの……)

と内心思っていると、達人が私の顔を見て口を開いた。

 

達人「……俺……沙綾の事が好き……!だから付き合ってください」

 

沙綾(!……や、やっぱり告白だった。……しかも好きって言ってくれたし、付き合ってほしいって言われた……!)

 

私は達人からの告白を受けて、顔を下に向けた。小さい頃から好きだった人……達人から言われたから凄く嬉しかった……。少しして返事をしてない事に気付き、"私も返事を言わないと"と思い、顔を上げて達人に伝えた。

 

沙綾「……私も達人の事、小さい頃から好きだったんだ。……私こそよろしくお願いします」

 

達人「じゃあ……恋人同士、だよね」

 

沙綾「うん、やっと達人と付き合えた……。前から達人と恋人同士になりたかったんだ」

 

達人「……なら、告白してよかった……!」

と、達人は私の返事を聞いて、ホッとしていた。そのあと自然にキスをしていた。ただ、キスは凄く甘かった。

 

甘かったのは、達人がりんご飴を食べたからだと理解した私は、その事を達人に伝えた。

 

達人「……けど、それで甘くなかったら変だけど」

と、私の言った事に達人はそう返してきた。"……それもそっか"と笑顔で言った。すると達人が顔を逸らしてしまった。

 

沙綾「達人、なんで顔を逸らすの?」

 

達人「別になんでもない」

 

顔を逸らした事を言うと、"なんでもない"と言ってきた。……嘘だ。達人は、基本的に何かあった時に、顔を逸らして"なんでもない"って言うから、今は絶対に隠してる……。と、思った私は達人にしつこく"なに隠してるの?"と聞いた。

 

達人はそれでも"なんでもない"と答えてきた。

 

ーーーーーーーーー

 

しばらく達人とそんなやり取りをしている時だった。

 

座ってる後ろから物音がした。その音にびっくりして後ろを振り返った。

 

音のした所を見てみると、何人かの人影が見えた。私は、花火の光を利用して目を凝らして良く見てみると、香澄と有咲とりみとおたえの四人だと分かった。

 

香澄と有咲、りみりんとおたえの二人同士で話をしていた。内容的に私達の様子を見てたみたいだった。

 

私と達人に見られてる事に気付いた有咲が、"今ここに来ました"といった感じで声をかけてきた。その有咲に私はバレバレな事と、見てた事を隠さなくていい事を伝えた。

 

沙綾(……ん?有咲達の会話……私と達人の告白とかキスしてた事を言ってたよね?……て事は告白もキスしてるのも見られてたって事……!うぅ……)

 

皆にいろいろと見られてた事を自覚した私は、今まで以上に恥ずかしくなり達人に抱きついた。顔を達人の胸に付けて皆にも達人にも見られないようにした。

 

沙綾「恥ずかしいから、しばらくこのままで居させて……」

と、私が抱きついた事に驚いた達人にそう伝えた。達人は驚きつつも受け入れてくれた。その時、達人にいきなり頭を撫でられたけど嫌じゃなかったから、そのままの状態でいた。

 

 

 

しばらくして落ち着いたから達人から離れた。

 

香澄「二人とも、おめでとう!」

 

達人から離れると香澄が"おめでとう"って言ってきて、皆も同じく付き合った事に"おめでとう"と言ってくれた。私と達人は皆にお礼を伝えた。

 

その後は、皆で花火が打ち終わるまで花火を一緒に見た。

 

 

花火も終わった後は、皆と話ながら帰った。

 

 

ーーーーーーーーー

 

 

家に着くと、お母さんがリビングで寛いでいた。

 

沙綾「お母さん、ただいま」

 

千紘「おかえり。今日は楽しかった?」

 

沙綾「……うん。もうお風呂入って寝るね」

 

いろいろあって疲れてた私はお母さんからの質問に、簡単に答えた。そのまま寝る支度を始めた。

 

 

ーーーーーーーーー

 

 

翌日の夜、達人達と晩御飯を食べることになった。

 

その事を聞いた時は不思議に思った。いつもは達人がうちに食べに来たり、私が食べに行ったりしてたのに、それが家族総出はあまり無かったから。

 

そんな事を思いながら、夜になった。リビングの机を見た時は達人と同じリアクション……驚いてしまった。何故なら、リビングのテーブルで目を引いた食べ物は、お赤飯だった。

 

赤飯の事を聞くと私と達人が恋人同士になったからお祝いするためと言われた。

 

達人と付き合った事は、昨日の夜のお母さんに返事をした時の間で理解したと言われた。それにも驚いたけど、祝ってくれたお母さん達にお礼を言って、一日が終わった。

 





今回で、達人と沙綾が恋人同士になりました。

完結しました。いきなりすぎな所がありますが、詳しい事は活動報告に書いていますのでそちらをご覧ください。
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