沙綾と達人が付き合うまでの話(完結)   作:春はる

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第2話

 

 

翌日になり、いつも通りに学校に向かった。

 

今は昼休みで、食堂で学食を食べ終わったので教室に戻るために、凛と一緒に話しながら廊下を歩いていた。

 

歩いていると、後ろから大声で凛を呼ぶ声がした。

 

日菜「凛くーん!」

 

凛「日菜さん、今日も姉ちゃん自慢話ですか?」

 

日菜「そうそう。昨日、るんっ!って来ることがあったから、凛くんに話をしたくなっちゃった」

 

凛「じゃあ、うちの教室で話しましょうよ」

 

日菜「早く行こう」

 

声をした方を見ると二年生の日菜先輩だった。二人は自分の姉の話をするために教室に走って行ってしまった。 

 

二人の姉はロゼリアでバンドをしてるし、しかもお互いシスコンだからいつも会うたびに姉の話をしているから、学校内ではお姉ちゃん大好きコンビで知られてる。

 

リサ「日菜と凛、行っちゃったね」

 

達人「リサさんも日菜先輩に置いていかれた感じですか?」

 

走り去って行った二人の方を見ていると、二年生のリサさんが話し掛けてきた。

 

リサ「凛を見かけた瞬間に走り出していったから、置いていかれちゃった」

 

達人「あの二人と……あこもですよね。姉の事が好きなのって」

 

リサ「あぁ~確かにね。あこもお姉ちゃんの事が好きだから、三人揃ったら収拾つかなくなりそうだよね~」

 

達人「そうですね。……今日はロゼリアの練習はあるんですか?」

 

リサ「あるよ。今週サークルでライブやるから。達人は見に来るの?」

 

達人「見に行きますよ。凛が燐子先輩からチケット二枚貰ったって言ってて、それで誘われたんですよ」

 

リサ「へぇ~、珍しいよね。達人がポピパが出ないライブに見に来るなんて」

 

達人「凛が誘ってくれたから行くだけですよ。ほんとだったらポピパが出るライブに行きたかったですけど」

 

リサ「ほんと、達人はポピパが好きだよね~」

 

"まぁ"と言いながら頷いた。すると横から声をかけられた。

 

友希那「リサ、やっぱりここにいたのね」

 

リサ「あ、友希那。うん、達人と話してたんだ。達人が今週のライブ見に来てくれるって」

 

友希那「柳瀬くん、それは本当かしら?」

 

達人「本当ですよ。凛から誘われたんですよ」

 

友希那「凛?あぁ、燐子の弟ね。確か貴方といつも一緒にいるのをよく見るわね。一緒にいるからライブに誘われたということね」

 

声をかけてきたのは友希那先輩だった。ロゼリアのライブに行くことを伝えた。リサさんに話したことをそのまま友希那先輩にも教えた。

 

 

その後も少し話をしてたら、予鈴がなったので教室に戻った。

 

教室に入ると、凛の席で日菜先輩と凛が予鈴がなったのに、まだ話をしていた。

 

クラスの皆は一斉に俺の方に"止めてくれ"と言いたげな目で見てきたので、二人に声をかけたが姉の話に熱が入ってるからか中々話をやめてくれなかった。

 

その二人に気づいてもらうために、机を叩いて音を出して予鈴がなったことを伝えると、語り足りないのか納得しない感じの顔をしていた。

 

日菜先輩は自分の教室に、凛は次の授業の準備をはじめた。

 

しばらくして先生がきて授業が始まった。

 

 

ーーーーーーーーー

 

 

放課後になり、いつも通りに組合事務所に向かった。

 

組合事務所に向かうとおじさんに声をかけて仕事の手伝いをした。手伝いをしていると区の職員が来た。

 

職員「ん?君は昨日来ていた……」

 

達人「柳瀬達人です」

 

職員「何で子供がこんなところにいる」

 

達人「組合事務所の仕事の手伝いですよ。前に親が手伝いをしていたんですけど、今は出来なくなっているので代わりに俺がやってるんです」

 

職員「そうか、これから組合の人と話があるから出ていってくれないかな。君がいると出来ない話だから」

 

達人「お祭りの事ですか?」

 

職員「……そうだが、君には関係ない事だろう」

 

達人「その事で言いたいことがあるですけど、何で駅ビルとかを建てるんですか?ここの近くにショッピングモールがあるから新しい複合施設とかは作らなくても良いですよね?」

 

職員「だから君には関係ないから、黙ってくれないかな」

 

達人「……いや関係ありますよ。俺だって商店街の一員ですから❗それなのに関係ないって言うのはおかしいでしょ‼️」

 

おじさん「達人落ち着いて、気持ちは分かるが興奮したら話も出来なくかるから」

 

達人「……すみません。今日はもう帰ります」

 

事務所にきた職員と少し話をした時に、"関係ない"と言われそれにムカついてしまい大声を出してしまった。おじさんに止められて、俺は帰ることにした。

 

また会うと思うから説得するために色々考えてまとめてから話した方がいいと思いながら事務所を出て家に帰った。

 

 

ーーーーーーーーー

 

 

~沙綾視点~

 

 

放課後に有咲の家の蔵で、いつも通りにバンドの練習をしていた。

 

でも香澄が集中できてなかったので、話を聞くとお祭りが気になっているみたいだった。

 

どうすればいいか考えていると、香澄が大声で話を切り出した。

 

香澄「そうだ、予算を貰える所に話を聞きに行けば良いんだよ」

 

沙綾「聞きに行くとしたら、区役所とか?」

 

香澄が予算の事で聞きに行くと言ってきたが、どこに聞くのかを考えたが、パッと思い付いたのは区役所だった。

 

有咲「でも、区役所に行っても聞いてくれないんじゃないか?」

 

りみ「確かにそれは言えてるかも…」

 

おたえ「じゃあどうすればいい?」

 

有咲「……商店街の事だから組合事務所とかは?そこだったら話を聞いてくれるんじゃね?」

 

区役所で話を聞いてくれないかも、と考えてると有咲が組合事務所を提案してきた。

 

沙綾「確かに、そこだったら聞いてくれるかも知れないね」

 

私が有咲の考えに共感すると、香澄が「すぐに行こう❗」と言って準備を始めたので私達も準備を始めた。

 

 





次回の話は、今回の沙綾視点の続きの話を書いて投稿予定です。
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