前話である2話の続きの沙綾視点です。
ただ、後半は話が進んでます。
~沙綾視点~
準備を終えた私達は、すぐさま商店街の組合事務所に向かった。
商店街に着くとすぐに事務所に入った。
沙綾「いきなりすみません。やまぶきベーカリーの山吹沙綾です」
事務所に着くと自分の名前を名乗ると、スーツを来ている人と話していたおじさんが私の所に来てくれた。
おじさん「沙綾ちゃんどうしたの?」
沙綾「商店街のお祭りの事で…」
組合事務所のおじさんからここに来た理由を聞いてきたので、お祭りをやめないで欲しい事を伝えた。
おじさん「あぁ、お祭りの事か。その事は私も中止にはしたくないと思ってるんだが」
伝えると、おじさんが話してくれてるが何かはっきりしない感じで話していた。するとスーツを着た男の人が私達の所にきた。
職員の人が言ったのは、お祭りが開催されないと言ってきた。
有咲「やらないってどういう事だ?」
お祭りをやらない事を伝えてきた職員に有咲が理由を聞くと、地域活性化のために建物を建てた方がいいっていう理由だった。
その事に反論をしたが、商店街の人の気持ちとかは何の役に立たないなどを言ってきた。
香澄「でも他にも楽しみにしてる人もいるんです」
職員「決まったことだ。他に方法はないから」
有咲「他に方法無いって、ただ考えようとしてないだけなんじゃないのか?」
沙綾「そうです。他にも方法あると思うんです。それに近くにショッピングモールもあるんです。新しい建物をつくる必要も、予算を無くす必要もないと思います」
職員「はぁ~、…確かさっきの男子……柳瀬達人って名前だったな。その柳瀬も君と似た事を言ってきて他にも色々と口を出してきてたな。子供の癖に偉そうに分かったような口を出してきたから、大して性格良くないだろうな」
沙綾「なっ!?」
職員さんは全く話を聞いてくれなかっただけではなく、それに達人の事を悪く言った事にイラついてしまった。
沙綾「達人の事を知ったようなことを、言わないでくれますか」
職員「でも、商店街の一員だとか偉そうなことを言ってたからな、そう思われても仕方ないだろう」
沙綾「達人は優しいんです!悪く言わないでください!それに、私もですけど達人も実家が商店街でお店をやってるんです。商店街の一員なのは当たり前です!」
有咲「さ、沙綾……!?お、落ち着け。皆、取り敢えず外に出るぞ」
沙綾以外三人「「わ、分かった」」
有咲に引っ張られ外に出た。
りみ「沙綾ちゃん、大丈夫?」
沙綾「皆ごめん。ちょっと冷静じゃ無かった。達人の事を、少し悪く言ってたから。ほんとは優しいのに」
香澄「さーや……」
有咲「私とおたえとりみは、沙綾と達人って男子が幼馴染みとだけ聞いてて、詳しいことは聞いてないから良く分からないけど……」
りみ「でも、あんな言い方するなんて酷いよね」
おたえ「確かに絵に描いたような悪役だった。私達の話を聞いてくれなかったし、悪口言ってたからね」
香澄「色々とモヤモヤする~。達人くんの事もお祭りの事も~~。お祭りもやりたいし達人くんと話もしたいし」
おたえ「……じゃあその達人って子に、お祭りを何とかした後、皆で会いに行って話をしよう」
りみ「え!で、でも皆で会いに行ったらら迷惑にならないかな?」
有咲「その辺は沙綾に聞けばいいと思うけど、沙綾どうなんだ?」
沙綾「多分大丈夫だと思うよ。ただ、私避けられてるから会ってくれるか分からないけどね。でもその前にお祭りをどうにかしないと」
有咲「だな。多分だけどあの人お祭り見たこと無いから、あんなことを言ってるかもしれないよな」
おたえ「じゃあ職員に商店街のお祭りを見せるためと、商店街のための……作戦会議」
香澄「おたえ、それいいね!それで行こう❗」
有咲「じゃあコロッケを食べながら考えるか…」
有咲の言葉に頷いてから、話を始めた。
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~数日後・放課後~
組合事務所で職員の人からお祭りの話を聞いてから、数日がたった放課後。
皆でお祭りの案を教室で話をしていた。が、全く良いのが思い付かなかった。
沙綾「全然思い付かないね…」
行き詰まってるとおたえがギターを弾いて、皆で歌を歌った。
すると香澄がお祭りで演奏をしようと言ってきた。私達らしい方法で、皆を楽しんで貰おうと言うことだった。
私も皆もそれに賛同して、お願いするために商店街の組合事務所に向かった。
事務所に向かうと、達人が事務所のおじさんと話をしているのを見かけた。が、達人は浮かない顔で話をしていた。
達人は話し終わってチラッて、私達の方を見て帰っていった。達人の事が気になったが、今はライブの事を伝えるのが先決だ。
沙綾「あの、すみません」
おじさん「ん?沙綾ちゃんどうしたんだ?」
沙綾「お願いしたいことがあるので来ました」
おじさん「お願い?この前のお祭りの事かい?」
"はい"と答えると、香澄が演奏したいとお願いをした。その事について聞かれたので私が詳しく話をした。
りみ「お願いします。無理のお願いかもしれないですけど、もっと盛り上げられるように頑張りますから!」
香澄「私からもお願いします」
私達の話を聞いてくれたおじさんと他の事務所の人たちは、募金とかで何とかお金を集めてやってくれると言ってくれた。
来年以降はどうなるかは分からないと言ってたので、今年のお祭り次第みたいだ。
おじさんにお礼を言って、羽沢珈琲店で演奏する曲や演出などを話し合った。
話し合った結果、ステージの事なども決まり何よりお祭り用のテーマソングを作る事になった。
有咲の家で泊まって曲作りや練習をしたいと話になり、有咲はおばあちゃんにお願いしてくれることになった。
その許可を貰えるまで待つことになったので、今日は解散になった。
すると有咲に呼び止められた。私は"どうしたの?"と聞いた。
有咲「その…さ、達人って男子の事で聞きたいんだけど、前に避けられてるって言ってたろ」
有咲の言葉に私は頷いた。
有咲「いつから避けられてるのかは分からないけど、幼馴染みだったら小さい時から過ごしてるはずだろ。でも職員に悪く言われた時に一番怒ってた。それなのに何で避けられてるのかが、気になってたんだ」
有咲からの質問は達人の事だった。前から私が避けられてるのが気になってたらしい。
沙綾「話せば長くなるから、お祭りの事が終わってから詳しく話すよ。でも今言えるのは、私がポピパに入った時に一番傷付けちゃったって事だけ言えるよ」
有咲「沙綾が?」
沙綾「うん。何て言うかお互いに傷付けちゃったって感じで、私がポピパに入る時に言っちゃいけないのを私が言ったって感じだよ。簡単に説明するとこんな感じかな。詳しくはお祭りが終わってからにしよう…有咲」
有咲「……分かった。答えてくれてありがとう。沙綾」
有咲に"また明日"と言って家に帰った。
その翌日の金曜日。
その放課後に泊まりオッケーと言ってくれたので、土日で合宿して曲を作ることになった。