~達人視点~
お祭りの事で職員と話をして数日がたった放課後。
俺は職員の人に話をするために自分の考えをまとめて組合事務所に行き職員さんに説得を試みた。が、結果は聞く耳を一切持たずに、前から変わらず関係ないや子供が入ってくるなと同じ言葉を続けて言った。
それを言い終わった職員はそのまま区役所に帰っていった。
それを見た俺は帰ろうと事務所を出るとおじさんに声をかけられた。
おじさん「達人ごめんな」
達人「何でおじさんが謝るの?」
おじさん「いつもここの手伝いをして貰ってる中で、職員がいる時は一緒に説得してくれてるから、いつも悪いと思ってるんだ」
達人「いいよ。俺もお祭りが無くなって欲しくないから説得してるだけだから。でもさすがにあそこまで言っても聞いてかれないからきついですよ」
おじさん「達人…」
達人「取り敢えず帰りますね」
帰ろうとした時に振り向いたときに沙綾達がいたのでチラッと見てからすぐに家に向かった。
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一日跨いだ土曜日
今日はロゼリアのライブの日なので、サークルのカフェテリアの所で凛が来るのを待っていた。
凛「達人~おっす!」
達人「んー、うっす」
凛「?どうした。機嫌悪いな…何かあったのか?」
達人「商店街のお祭りの事で色々と……」
凛「あぁ~、中止になるって張り紙あったな。確か説得してたんだったな」
達人「……うん。でも"関係ない"とか"子供が入ってくるな"とかの繰り返しだったから無駄だったしイラついた……」
凛「まぁロゼリアのライブ見て気分転換しようぜ。取り敢えず中に入るぞ」
"分かった"と返事をして先に向かった凛の後ろをついていった。
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~サークル内~
まりな「あ、凛くんと達人くんいらっしゃい」
凛「ロゼリアのライブ見に来ましたー。チケットこれでーす」
まりな「はいはい、二枚ね。……達人くんがロゼリアのライブ来るの初めてじゃないかな?」
達人「それはそうですね……リサさんにも同じことを言われましたけどね」
まりな「リサちゃんにも言われたんだ」
まりなさんと話してると時間になったので会場の中に入った。
その後ライブが始まった。
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ライブを見終わって凛と一緒に外でロゼリアの皆を待ってると、メンバーが出てきた。
凛「姉ちゃーん」
燐子先輩が出てくると凛は走り出して思いっきり抱きつき始めた。
燐子「わっ⁉️……もう凛くん…いきなり……抱きついちゃ駄目って…言ってるでしょ」
凛「えーいいじゃん。それより今日も格好良かったよ」
燐子「ふふ…ありがと」
達人「燐子先輩、お疲れ様です」
燐子「達人くん…来てくれて…ありがとうございます。ロゼリアのライブ……どうでしたか?」
達人「格好良かったですよ。それに気分転換に良かったです。思いっきり声出せたしストレス発散になりましたしね」
俺がそう言うと後ろから声が掛かった。
リサ「なになに~?ストレス発散の為だけに来たの達人は~……ってその割には元気ないね。どうしたの?」
紗夜「今井さんこの人は?」
リサ「え、あぁこの子は、前に話してた達人だよ。ポピパの大ファンの男子」
紗夜「あなたが柳瀬さんですか。私は氷川紗夜です。よろしくお願いします」
達人「柳瀬達人です。よろしくお願いします」
リサ「で、ストレス発散出来たのに何で元気無いの?」
ロゼリアのギターの氷川さんと自己紹介してから元気ない理由を聞かれたので答えようとするとあこが代わりに答えた。
あこ「リサ姉、多分だけど商店街のお祭りの事だと思うよ」
リサ「お祭り?」
あこ「そうそう。商店街のお祭りが今年から中止になるみたいなことが張り紙に書いてあったんだ。それで凛くんから聞いたんだけど達人くんが職員さんを説得してるって言ったよ」
リサ「そうなんだ。でも何で元気無いの?」
リサさんに聞かれた俺は昨日までの事で起きたことを話した。
リサ「あらら、そりゃきついね。聞く耳を持ってくれないって辛いよそれは。うん」
達人「だからまぁ気分転換になったんで良かったですよ」
リサ「そっか。……そうだ、ねぇ頼んでたシュシュ出来た?」
達人「今まだです。手伝いやら説得やらしてたのでまだ出来てないですよ」
リサ「それもそっか」
あこ「あこの分も?」
達人「うん。あこ、ごめん」
あこ「だ、大丈夫だから謝らなくてもいいよ」
リサさんにシュシュの事を聞かれた。
前にリサさんとあこから作って欲しいとお願いされたので作っていたんだ。でも最近は作る時間が少なくて出来てなかったので、まだ出来てないことを伝えた。
その後もロゼリアの皆と話をした。
話してるとライブ前のイラつきが無くなってたので、ライブに来て良かったなと思った。
その後、凛と燐子先輩の三人で帰った。帰る間、凛の燐子先輩自慢の話を聞かされた。その間燐子先輩は照れていたが嬉しそうな顔にもなっていた。自慢話に付き合ってて疲れてしまったが、今日は楽しかったので良しとしようと心の中で思った。