お祭り当日の話と終わった後の話もあります。
~お祭り当日・達人視点~
達人「お願いします。ライブだけ中止させるのだけはやめてください。お願いします」
ライブが始まるまであと少しまでに迫ってる時に、俺はライブをするためのステージ横で、職員に頭をさげていた。
達人「だからポピパにライブをやらしてあげてください」
職員「そういっても、苦情が一件来てるからな」
達人「ポピパのライブを楽しみにしてる人達がいるんです。それに商店街のお祭りのポスターにライブをするって告知してるし、何より職員もライブのことも許可を出してくれたじゃないですか!」
職員「でもな……」
達人「それに、ステージに来てくれてるお客さんの声聞こえてましたよね。"お祭り楽しい"や"バンド演奏も楽しみ"って、皆お祭りを楽しみにしてて、それとバンド演奏も楽しみにしてくれてるんです❗お願いします‼️」
そうやって頭を下げてお願いすると、俺の後ろから声がした。
沙綾「お願いします!」
達人「え……?沙綾……、それにポピパの皆?」
声がしたから顔をあげると、俺の隣で頭を下げてる沙綾とポピパのみんなだった。
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~沙綾視点~
~沙綾とポピパがステージ横で達人と一緒にお願いする少し前~
りみ「こんなに人が来てくれるの凄いね」
沙綾「組合事務所に聞いたら前の2倍来てるらしいよ」
りみ「そんなに来てるの?」
沙綾「商店街の人達が自腹でお祭りを復活させようとしてる話が広まったんだと思うよ。そこでお祭りがが無くなるかもしれない事を知った人もいるみたいだよ」
と、お祭りに来た人達の量に驚いてその事を話した。
しばらく話してるとそろそろライブをする時間に近づいたのでステージ横に向かった。
向かうと達人の声がしたので、皆で不思議の思い顔を見合わせながら見てみると、職員の人に頭を下げてる達人の姿があった。
少し聞こえた内容は苦情が来て達人が中止にしないで欲しいと頭を下げてたのが分かった。
香澄「苦情がきてるってことなの?」
有咲「だな。ただ、苦情一つで中止にするって、本当に来ているのも怪しいけど」
香澄と有咲が二人の会話を聞きつつ、私は達人に目を向けてた。
達人「それに、ステージに来てくれてるお客さんの声の"お祭り楽しい"や"バンド演奏も楽しみ"って声が聞こえてましたよね!皆お祭りを楽しんでて、それにバンド演奏も楽しみにしてくれてるんです❗だから中止にしないでください、お願いします‼️」
沙綾(達人……。達人が頑張ってるのに自分だけ何もしないのはおかしいよね。ましてや自分達の……ポピパのライブなのに自分で何もしないのはやだ)
香澄「達人くん……。自分達もお願いしよう!ポピパの事なのに自分達でお願いしないのはおかしいよ。だから私達もお願いしよ!」
と香澄が言ってきた。
沙綾「確かにそうだね」
有咲「だな」
りみ・おたえ「「そうだね」」
自分が思ってた事を言ってくれた香澄に返事すると、皆も思ってたのか頷きながら返事をした。
それで皆で達人のところまで向かった。
沙綾「……お願いします!」
と職員に頭を下げた。
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~達人視点・現在~
沙綾「お願いします」
香澄「私達もお願いします」
俺の近くに来て俺と同じよう頭を下げてお願いをし始めた。
有咲「職員さん地域活性化の仕事は分かります。でも楽しみにしてるものまで無くしたら、活性化どころじゃ無くなると思います」
おじさん「やってくれませんかね。無くすのは簡単です。でも楽しみが一つ無くなったら、すぐ活性化するのは出来ないと思うんです」
おたえ「そうしたら嬉しいことも無くなっちゃう」
おじさん「苦情は私達が受け付けます。責任は私が取ります」
職員「……分かりました、やってもいいです。責任はそっちで、とってくださいね」
香澄「え?……それって」
職員「早く演奏してきなさい」
職員はそう言ってくれた。バンドをしてもいいと許可を出してくれた。
そしてポピパの皆は準備を始めたので、邪魔になら無いようにステージ横の隅っこに移動してパイプ椅子に座った。お祭りが始まるまでずっと組合所の手伝いと、家の雑貨店もお祭りに出店を出してるからその手伝いもしていた。それに加えさっきの説得もしていたから疲れた。座りながらポピパの皆の様子を見ていた。
達人(沙綾に会うの怖かったはずなのに……。お祭りの事で頭一杯で気にする余裕がなかった。それに落ち着いた今は会う怖さが無い……)
と、今まで会うのが怖かったのに、今はそれがないことを考えてると歓声が聞こえたので顔を上げると皆がステージに出ていた。
出ている皆を見ていると香澄がお祭りが"中止になるかも知れなかったこと"だったり"中止にならなかったのは皆のお陰"といって一人一人ポピパのメンバーの名前やお客さんや商店街の組合の人達にお礼などを言っていた。
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有咲にツッコミを受けて歌うことになった香澄はそろそろライブをすると言った。
香澄「それでは聞いてください!」
ライブが始まった。
達人(前に見たライブの時にみたいにやっぱり見てて楽しいな)
と思いながら、俺はステージ横からポピパの演奏を見ていた。
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~ライブ終了後~
~沙綾視点~
ライブが終わり私達はお祭りを回っていた。
ステージ横に戻ると達人はいなかったので、組合のおじさんに聞くと、出店の方に向かったと言っていた。
達人の家は毎年お祭りに出店を出してるので、そこに達人がいるんだと思った。
香澄「やっと終わったね」
と香澄が声を出した
沙綾「そうだね。ポピパキャンディー作りに行かなくちゃね」
私がそう言うと、香澄は"すぐ行こう"と叫びおたえと一緒に走って行ってしまったので、私とりみりんと有咲は急いで後ろを付いていった。
アメ細工さんの所に着き、皆で星形のを作り始めた。
しばらく作っていき、作り終わった。
沙綾(……達人の分も作ろう。色々と影で手伝ってくれてたから作ってお礼言おう)
と、思いもう一本作ることにした。
作り始めた時に、有咲から声が掛かった。
有咲「ん?沙綾、何でもう一本作ってるんだ?」
沙綾「達人の分を作ろうと思ったんだ。色々と手伝ってくれてたからお礼をしたくて」
有咲「なるほど」
有咲はそう言って香澄と話を始めた。
話をしてからしばらくして完成した。その後は人が少ないところに行こうという話になったので向かって皆と話を始めた。
香澄「さーや、それ達人くんのでしょ。いつ渡すの?」
沙綾「お祭りが終わってから渡そうと思ってるよ。片付け中だったら声をかけやすいと思うから」
りみ「確かに、柳瀬雑貨店の出店にいっぱい人いたもんね」
沙綾「雑貨店の商品が人気なんだよね」
香澄「確かに雑貨店にも人が沢山いるもんね~」
その後も、皆でお祭りの事や、そこでやったライブの事で話をした。
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~達人視点~
ライブが終わった。
自分の家もお祭りに店を出してるので、おじさんに声をかけてから、手伝いに戻った。
達人「お母さん、戻ったよ」
母「お帰りなさい。ポピパの演奏、どうだった?」
達人「良かった」
母「そう。(前よりいい笑顔……前言ってた怖さはなくなったのかしら……)その様子だと沙綾ちゃんの事も大丈夫そうね」
達人「え……?」
客「あ、すみません。これください」
達人「あ、はい。これですね」
母が言ったことに不思議に思い聞き返そうとしたけど、お客さんに声をかけられたので聞けなかった。
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しばらく手伝いをしてると、お祭りが終わった。そのためその日の内に片付けられるものは片付けを始めた。
しばらく片付けてると沙綾が声をかけてきた。
沙綾「達人」
達人「ん。……沙綾、何か用?」
一回手を止めて沙綾に向き合った。
沙綾「ほら、お祭りの後会う約束したでしょ。話したいことがあるからって。それでいつ会うか決めとこうと思って」
達人「……うん。いつにするの?前に次の日って言ってたけど……」
沙綾「そう言ったけど、週末金曜とか土曜日とかに出来ない?」
達人「俺はどっちでも大丈夫だから沙綾が家に来れる時で大丈夫だよ」
沙綾「うん、分かった。あと達人、これポピパキャンディー。皆で作ったんだけど達人の分も作っといたんだ」
そう言って星形のキャンディーを渡してくれた。
達人「ありがとう」
そう返事をして沙綾が香澄達の方に行ったのを見てから、片付けの続きを始めた。
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数日後
~達人視点~
お祭りが終わった後に、沙綾に週末に会う約束をしてから数日がたった金曜日。
いつも通りに学校に行って放課後になったので家に帰ると、沙綾とポピパのメンバー全員が部屋にいた。
達人(話するの今日にしたんだ。何でポピパの皆がいるのかが気になるけど、でもそれ以上に……)
でも俺が見た光景は、ポピパの牛込さんと市ヶ谷さんの二人が座っていて、ギターをやってる花園さんはベットの下を見ていてそれを沙綾と香澄が止めてる所だった。
達人「何…やってるの?」
と、見ていた俺は自然とそう言っていた。
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~沙綾視点~
~達人の部屋に行く日の朝の通学路~
朝いつも通りに学校に向かっていた。
香澄「さーや‼️」
沙綾「わぁ⁉️もう香澄か~、驚かさないでよ~」
香澄「えへへ、ごめん。さーや、おはよう!」
沙綾「うん。おはよう」
後ろから香澄が抱きついてきたので、それに驚きながらも香澄に挨拶した。
一緒に歩いてると有咲から声がかかった。
有咲「沙綾、おはよう」
沙綾「おはよう、有咲。今日、達人に会うことにしたから有咲一緒に行こう」
有咲「分かった」
有咲に挨拶してから、今日達人に会いに行くことを伝えた。
香澄「え、何で有咲行くの?」
沙綾「前に有咲に詳しいことはお祭りの後に話すって言ったんだ。それに達人にも話をしたいから会う事を約束してたから、一緒に行って説明した方がいいと思ったんだ」
香澄「だったら私も行く」
香澄に聞かれたことに答えると、香澄も"行く"と言ってきたので理由を聞いた。
香澄「達人くんが、さーやに会わなくなって避けるようになったの私のせいだし、あの時私もちゃんと謝れなかったし話が出来なかったから会いたい」
沙綾「そっか…。分かった。香澄も一緒に行こう」
香澄「うん」
香澄と有咲と一緒に達人の家に行くことを決めた頃に学校に着いたので教室に向かった。
教室に着くと、りみりんとおたえがいたので今日の放課後の事…達人に会うことを伝えた。伝えると二人も行くと言ってきたので、最終的にポピパの皆で行くことになった。
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~放課後~
柳瀬雑貨店に着いたので、達人のお母さんに部屋に上がらせて貰った。しばらくぶりに達人の部屋に入ると、あまり変わってなかった。唯一変わってたのはシュシュがいっぱいあったことだ。机の上にも作りかけのが置いてある。
沙綾「シュシュ、こんなに作ってたんだ…。しかも三つの箱に入ってる」
りみ「いっぱいあるね。……ん?沙綾ちゃん、箱に何か聞いてあるよ」
一緒に見てたりみに言われよく見ると、シュシュを置いてる箱に何か書かれてるのを見つけた。
沙綾「ほんとだ。…えっと、フリーマーケットで売る分、お祭りで売る分、沙綾にあげるシュシュ…。私の分も作ってくれてたんだ」
りみ「でもお祭りで売る分は殆ど無くなってるね」
沙綾「この間のお祭りで殆ど売れたって事だと思うよ」
りみと話してるとおたえが声をかけてきた。
おたえ「ねぇ沙綾、その達人って男の子だったよね?」
沙綾「え…う、うん。そうだけどそれがどうしたの?」
おたえ「じゃあ、男の子だったらエッチな本がありそうじゃない?ベットの下とかに」
おたえはそう言ってベットの下を見始めた。
沙綾「ちょっとおたえ⁉️勝手にベットの下とか見たら駄目だって。それに達人がそんなの持ってるわけないよ!」
香澄「そうだよ!達人くんがそんなの持ってるはずないよ」
有咲「こいつらなにやってるんだろな…」
りみ「ははは……。沙綾ちゃんが見つけようとするんだったら分かるけど、まさかおたえちゃんが探そうとするのはびっくりだね」
ガチャ!と部屋のドアが開くと達人が入ってきた。
達人「……何…やってるの?」
私達を見た達人はそう一言呟いて聞いてきた