さて、快眠快眠!気持ちの良い朝(夜)だ!
まだ暗いから朝まで瞑想&念の基礎修行しよう。出来る限り修行は欠かさないようにしている。
朝日が出て、パンツ1枚から着替える。半袖シャツに半ズボンだ。ジャングル舐めてんのかって言われそう。でも、私は逆にこれがいいんだよ。リュックを背負ったら準備完了。宿の親父に挨拶し、朝飯を出させる。ビクビクしながら出してきたが、今度はクスリは入ってなかった。残念。OHANASHIできると思ったのに。
朝食を摂り、朝食代を出そうとしたら遠慮された。サービスだそうだ。ラッキー(笑)まぁ宿代はキチンと払ったから。
とりあえず目指すはジャングル!街から大体150キロほど南下したら森林地帯に着くらしい。1日でギリ行けるか。再びランニングしよう。訓練も兼ねて、念解除で走る。
昼過ぎに着いた。6時間でいけるもんなんだなぁ。未来のハンター試験でも走ってたから、持久力は実際大事だね。
さて、ここからは未踏地帯らしい。まぁ200年前にジャングル開拓とかやんないよね。多分。たまにハンターが来て、未踏地帯を調査してるみたい。まぁあんまり発見も無いし、そこまで重要視されてないみたい。そんなわけで、国指定の管理区域扱いみたいだけど、入るもの拒まずで割とガバガバ。
だからこそ観光ビザでもここに入れるし、見逃される。入り口の係員にチップを払い、いざ、レッツゴー!
さて、来たはいいものの何しよう。とりあえず生き延びればいいか。奥地に踏み込んで、2ヶ月半したら戻ってくる。これでいいか。今日はいい感じの洞穴見つけて野営だな。
1ヶ月たった。これまでの事を振り返ってみる。まず、病気だが、やっぱりジャングルは怖い。致死性の奴に5、6個ぶつかった。マラリアとか黄熱病、コレラなどのメジャーどころから、正体不明のやつまでバリエーションは様々だ。ジワジワと内臓の細胞を溶かしてくる奴とか、免疫力をぶち壊しにかかる奴もいた。やっぱり人類は自然を舐めちゃいかんよ。一個でも出ればかなりのパンデミックになるよ。これ。
おかげ様で、経験値と肉体能力が上がる上がる。前世での致死レベルの奴も1時間でいけるようになった。病気はもう、何も怖くない。
いや、嘘。怖い。でも、今の私はラクーンシティに放り込まれても余裕で生き残れそう。そう言えば黴もあったよ。もう効かないけど。
次に虫。あと寄生虫。まず虫は結構毒持ってる奴いるね。知らない内に噛まれて、それが結構ヤバい毒だったりする。普通の人間をぶち殺せる毒をそんな小さい体で何に使うんだよ。おかげで毒コレクター(虫)は埋まりそう。
寄生虫は至る所にいる。で、隙あらば潜り込んでくる。水を飲む。動物を食べる。植物を食べる。虫に刺される、ヒルに吸われる…。至る行動に罠を張ってくる。こちらとしてはエサでしか無いが、キモいのだ。根本的に受け付けないが、経験値の為に仕方なく受け入れる。2回目は無い(怒)。入ってきた瞬間細胞同士でボロ雑巾の様にボコった上で、来た所からお帰り頂く。
毒と言えば蛇を始めとした小動物ども。蛇だけでも出血、壊死、浮腫を生じる局所性毒素や血液障害作用物質とかよりどりみどり。詳しく言うと、毛細血管、小静脈の血管壁に作用して出血させ、出血性腫脹となる出血毒。赤血球を破壊する溶血毒、血液凝固毒と抗凝固毒、心臓障害、肺循環の閉塞や肝血管の収縮を起す毒など、本当にバリエーション豊か。全て美味しく頂いた。
ちなみに、【
でもこれ、どうやって相手にぶつけるんだって話ですよ。特に病気は潜伏期間あるから、即効性はないし。暗殺とかには向くだろうけど、その後の被害が半端ないんじゃないかなぁ。よって病気はボツ。毒ならかろうじて使えそうだけど。爪に集めて刺すとか?手に集めると柳龍光ごっこが出来るけどなぁ。まぁ保留で。手段の一つとして取っておくか。
しかし、このジャングルの病気や毒はあらかた吸収した気がする。おかげで私、ジャングルにいるにもかかわらず艶々ですよ。皮膚にもかぶれる奴とかいっぱいあったし。髪とかキューティクルかかってる。まだ十代だからだろうけど、恐らく年齢上がってもこれはこのまま保てるかもしれないね。
肉体的にも内臓も含め、全身余すとこなくレベルアップした。体感で言うとあれから全体で5割増しぐらい。修行涙目。おかげでオーラも爆発的に増える。もう実際300000超えたかもしれない。多すぎて計れなくなってきている。いつからドラゴンボールの世界になったんだ…?少なくともギニュー隊長よりは上だ。スカウターが欲しい。
そうなるとまた制御の問題が出てくる。瞑想のやり直しですよ。いたちごっこだな。
ここは、病気や毒、寄生虫とかの脅威がなくなると、食料や水も非常に豊富だしある意味パラダイスだ。周りに誰もいないし、好き勝手に念の修行も出来る。最近は木をスパスパ切って、ログハウスを建ててみた。ずっと野宿はちょっといやだったし。作るのは好きだから案外楽しかった。念修行にもなった。で、そこのログハウスにこもって瞑想&念修行を行う。しばらく頑張ったら漸く制御できるようになって、たとえば《円》が1キロ近くまで伸びた。
瞑想ではまじめに細胞操作とかやるけど、ついでに技名を真剣に考え始める。さすがに「カーム波」はない。かといって「カムカム波」もない。どうしたものか…。技名のセンスはからっきしだ。原作は偉大だ。それに、それを考え始めると私はかなりいろんなことができるので、技名も膨大な数になる。
しょうがない。とりあえず原作の技名(仮)でいいか。良いの思いついたら付け換えていく感じで。
1ヶ月半がたち、予定より早いけどもう何もすることがないなぁと思っていたので、帰る準備をし始めたところで、私の《円》に人の反応があった。
どうやら複数いる。現地の人よりはワイルドな格好をしている。たぶん未開部族の方々だな。なんかまっすぐこっちに来てるぞ。いやだなぁ。《絶》で逃げようかな。何だろう、すごく怯えてるように見える。怯えるぐらいなら来なきゃ良いのに…。とりあえず会ってみて、敵対的だったら逃げるか、戦うかの方向で行こう。まだ準備終わってないし。
しばらくして漸く100メートル手前まで来たので、こちらからお出迎えする。お、近づいてきた。10メートル手前まで来たら、後ろから来てた酋長っぽい人が震えながら前に出てきた。小さな子供を連れて。で、周りになんか言って命じたら、周りは土下座した。…土下座した。いや、びっくりして2回言ったけど、何これ?内心パニクってたら、その酋長(仮)が子供を連れて目の前まで来た。そして子供を前に寝かせ、私に向かって何か言った後、寝てる子供に刃物で心臓を刺そうとした!
慌てて手を出して刃物を止めたが、その刃物が手を貫通した。私は戦闘じゃないとき、念ガードが間に合わない時がある。反省しなきゃ。びっくりしてる酋長(仮)から、優しく刃物を受け取り、引っこ抜いた。多少血が出たが、即座に【
いやいや、この状況何なの?
とりあえずそれじゃ話にならんので、酋長(仮)を起こし、話を聞こうとしたが、お互い何言ってるかさっぱり分からない。分からないなりに私も酋長(仮)も、ジェスチャーとか絵でなんとか意思疎通を試みた。
異文化コミュニケーションを続けること2時間(!)。ようやく酋長(仮)の言ってることが分かった。どうやら私はシャーマン(仮)の予言にあった神らしい。私は違うと言ったが、さっきの手を指差して頑として聞き入れない。それに私の容姿がそのものだったそうな。で、今この部族は危機に瀕しており、神(私)に助けて欲しいとのことだった。聞き入れられるように、生け贄を用意したらしい。いや、いらんから。そこは納得してもらった。
で、危機というのは、どうやら怪物に襲われるらしく、もう何人も犠牲になったらしい。勇敢な戦士がほとんど死んだそうな。姿形を絵で描いてもらっても要領を得ない。なんか動物が色々くっついてる変な奴。魔獣かな?まぁ、別に何もなかったから帰るとこだったし、多少なら手助けしても良いかな。とジェスチャーで伝えたら、酋長(仮)も、周りで土下座しながら見てた奴らも大喜びしてた。君たち足痛くない?
歩いて部族のところまで案内される。5キロぐらい歩いたか。部族の集落に着いた。意外と近いところにあったね。しかし、君たち、このジャングルで無防備すぎない? だいたいが半裸だし、何なら下も裸だよ? 女性とか目のやり場に困るよ? だいたい病気とか毒とかどうしてんのさ?
私が着いたら、部族総出でおもてなしが始まり、なんか偉そうなところに座らされた。んで、ごちそう責め。すごい量。断ろうとしたら悲しそうにするので、まぁありがたくいただいた。希少な果物とかもあった。おいしかった。
おなかいっぱいになって世話になったので、酋長(仮)に、早速その怪物を始末しに行くと伝えたら、もう少しゆっくりしてはと言われた。しかし、犠牲が増えるだけだしすぐに取りかかった方が良いだろう。一宿一飯の借りという奴だ。一宿はしてないけど借りは返さないとな。
で、奴の出没する居場所を聞いて、私はそこへ赴いた。
訓練とかいいながら何だかんだで全力で楽しんでいるカーム君。今までこんな事出来なかったからね…。反動が来てます。さて、次回は何が出てくるでしょうか…?