雪と雨の奇妙な日常   作:アッシュクフォルダー

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第十話 みんなのスケッチ

鳳えむの部屋にて。

 

絵名、えむ、穂波、雨の、

4人で、イラストや絵を描いていた。

 

絵名が、3人に教える様だが…

穂波は、必死で喰らいついて、焦っている様だ。

 

「絵名さん!子ども達に、絵やイラストを、

教える為にも、どんな、イラストや絵を、

描いたらいいですか?」

 

「なるほどね、じゃあ、

まずは…うーん、みんなで、

果物を描いてみようか、

オレンジとか、バナナとか、

マンゴーとか、キウイとか!」

 

「はい!」

 

穂波は果物を描いてみた!

 

(うん、トレースは、しっかり出来ているみたい)

 

と、絵名は感じた。

 

(穂波ちゃんは、自由に描いても、

お題があったりしても、

慌てて緊張しやすいかもね。それに比べて)

 

えむは、ニコニコしながら、描いていた。

 

「ニコニコ、いっぱい~!」

 

と、歌いながら、楽しみながら、描いていた。

 

「できた~!絵名さん見てください!」

 

と、えむはイラストを完成させた。

 

えむの描いたイラストは、

色とりどりの、果物のイラストだった。

 

「どれどれ?これは…フルーツがいっぱいだね。

それに…フェニーくんも!?」

 

「わぁ、可愛いね。

果物に囲まれながら、楽しそう!」

 

「うんっ!フェニーくんだよ!

普段は、フェニックスワンダーランドを、

お散歩しているんだ!」

 

「フェニックスワンダーランド?」

 

「あ、雨くん!

フェニックスワンダーランドはね、

とっても、楽しい場所だから、

今度、一緒に行こ!」

 

「う、うん…」

 

「絵名さん!あたしの絵、

子ども達が、ニコニコしそうですか!?」

 

「このイラストなら、大丈夫だと思う」

 

「やった~!ありがとうございます!」

 

と、えむが大喜び。

 

「でも、描くだけじゃなくて、

教えないといけないから、上手にできるかな…?」

 

「あ、そっか。

えむちゃんは、そっちも、知りたいのか…

小さい子が相手なら、思いっきり褒める事かな?」

 

「褒める?」

 

「そう。まずは、褒めることから。

良いところや、頑張っている部分を、

積極的に褒めるの。それから、直すべきところを、

優しくアドバイスしてくれたらいいと思うな」

 

「優しくアドバイス…

あのっ!あたし、誰かにアドバイスをするのが、

苦手で、どうしたら、上手に出来ますかっ!?」

 

「んーそうだね。じゃあ、練習してみよっか。

私が絵を描いてみるから、アドバイスしてみてくれる?」

 

「はーい!」

 

「絵名さん、姉さんみたいですね…」

 

「雨くん?」

 

「僕には、雪という、姉さんがいて…」

 

「へぇ~じゃあ、姉弟か…

私にはね、彰人っていう、生意気な弟がいるけどね」

 

「私にも弟がいます」

 

「穂波ちゃんにも?

じゃあ、三人共、姉と弟みたいな感じか…

なんか、いいかも?」

 

「あたしには、お兄ちゃんとお姉ちゃんがいます!」

 

「じゃあ、みんな、兄弟がいるんだね」

 

4人の距離が縮まった!

 

「絵名さん!なぞるの出来ました!」

 

「うん!トレースは、よく出来ているね」

 

「はい!わたしが、こんな風に描けるなんて、

絵名さんのおかげです!感動しました!」

 

「ふふ、良かったね。

これだけ出来るなら、次は見本を見ながら、

描いて真似することも出来そう!頑張ろ!」

 

「はいっ!」

 

(一時は、どうなるかと思ったけど、なんとかなりそう)

 

と、絵名は思った。

 

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