雪と雨の奇妙な日常   作:アッシュクフォルダー

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第十七話 雫と雨とハーレム

日野森雫と一緒に、雨は、

宮益坂女子学園の文化祭を見て周る事になった。

 

「早速、しいちゃんに会いに行きましょう!

えっと…1年生の教室は、どこだったかしら…?」

 

「パンフレットに、1年の教室が書かれていますけど…?」

 

「雨くんを案内できるか、心配だわ…」

 

と、結局のところ、雨が雫を案内することになった。

雫の方向音痴もあって、余計に道に迷って、こうなった。

 

「あっ、しいちゃん!」

 

「お姉ちゃん」

 

「紹介するわ!私のカワイイ妹の、

しいちゃんよ!」

 

「この子誰?」

 

「雨くんって、言って、

カフェの収録撮影の見学に来てくれた、

しいちゃんと似ている男の子だわ」

 

「雨って…お姉ちゃんみたいな名前じゃん…」

 

「それも、そうね…雫って名前、

雨を連想するわ」

 

「…」

 

「雨くんは、名前の由来はあるかしら?」

 

「僕の生まれた日が、雨だったから、母さんが名付けた」

 

「そうなのね。私も生まれた日に、雨が降っていたわ」

 

「そうなんですね」

 

「何だか、私としいちゃんの接点を、

併せ持った、男の子だわ」

 

「私と雨が似てるって、言われても、

雰囲気と見た目くらいでしょ?」

 

「そうだけど…雨くんと初めて会った時、

しいちゃんと見間違えたわ」

 

「まぁ…似てると言ったら…うーん…?」

 

と、志歩が雨の顔を見る。

 

「雨くんは、ご兄弟や姉妹がいるのかしら?」

 

「姉がいます」

 

「そうなのね!しいちゃんにも、私がいるわ!」

 

「雨は、お姉さんがいるんだね」

 

「はい」

 

「それじゃあ、しいちゃん、また会いましょう!」

 

「家で、いつでも、会えるでしょ?」

 

「そうだったわね」

 

「行きますよ」

 

「あっ、雨くん!待って!」

 

雨と雫は、愛莉に会いに行った。

 

「愛莉ちゃん!雨くんが来てくれたわ!」

 

「あっ、この前、カフェの収録で会った、少年ね」

 

「そうなのよ。ビックリしちゃったわ」

 

「僕は連れて来られただけですけど…」

 

「遥のクラスが、メイド喫茶をやるみたいだから、

雨を連れっていったら、どうかしら?」

 

「そうなのね!遥ちゃんに会いに行きましょう」

 

「うん」

 

遥のクラスが、やっている、メイド喫茶へ…

 

「あっ、雫」

 

「遥ちゃん!雨くんが来てくれたわよ!」

 

「この前、雫や愛莉が言っていた子か…」

 

遥の問いに雨が頷く。

 

遥はメイド服に猫耳をしていた。

いわば、アニマル喫茶をモチーフにしている。

 

「しいちゃんのメイド服にネコ耳カチューシャ、

見たかったわ…」

 

「志歩とは、別のクラスだからね」

 

「うぅ~しいちゃんに、今度、お願いしてもらおうかしら…?」

 

「無理に言わなくても…」

 

「あっ、雫も雨くんも、せっかくだから、楽しんでってね」

 

「はーい!」

 

「…」

 

遥は、雨と雫の為に、オムレツを出した。

机の上に、二つのオムレツが並べている。

ハートマークがケチャップで書かれていた。

 

「雨くん!あーん!」

 

「…!」

 

雨が抵抗感を感じた。

 

「雫、雨くんが困っているじゃない」

 

「あっ、ごめんなさいね…」

 

「自分で食べます…」

 

雨は、黙って、オムレツを口にして、食べるのだった。

 

「どうかしら?」

 

「美味しいです」

 

と、雨は少し照れつつ、オムレツを完食した。

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