雪と雨の奇妙な日常   作:アッシュクフォルダー

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第十八話 雨と冬弥の一日マネージャー

日野森雫が迷子になっている所を、雨が偶然、見つけ出す。

 

「あら、雨くん!」

 

「えっと…雫さん?」

 

「雨くん、実は私、道に迷っちゃってて、

これから、ここの場所に行きたいけど、

どこにあるのは、よくわからないのよね…」

 

雨は、しばらく考え込んだ。

 

「地図があれば…」

 

と、雨は案内図を見た。

 

「どこに行きたいですか?」

 

「えっと…ここだわ!」

 

「じゃあ…その…道はよくわからないけど、案内するから」

 

「ありがとう!雨くんって、優しいわね!」

 

「そんなことないし…」

 

雫と雨は手を繋いで、走って、その場へ!

 

「ここだと思います」

 

「雨くんって、道を正確に判断できるのね。すごいわ」

 

と、雫が雨の正確な判断に関心を抱いた。

 

「…」

 

「雨くん、せっかくだから、見学したら、どうかしら?」

 

「ぼ、僕は、その…」

 

(と言っても、僕に帰る場所なんて…)

 

「やっぱり、嫌だったかしら!?」

 

「いえ、見学させてください…!」

 

と、雨は無理矢理、そう言った。

 

雨は雫のモデルの撮影を見学していた。

 

公園で行われており、セットや撮影機材など…

雨には、よくわからなかったが、ひとまず、すごいことは、理解していた。

 

その時だった。

 

「あれっ?雨じゃん!」

 

「姉さん」

 

と、姉の雪とバッタリと遭遇する。

 

「こんな所にいたんだね。珍しいって、

撮影かな?って、雫さんじゃん!」

 

と、隣にいる、男の人も…

 

「雫さん?モアモアジャンプの日野森雫さんだな」

 

「あっ、雨は初めましてかな?

私と同じクラスメイトの青柳冬弥くん」

 

「青柳冬弥です。君が雪さんの弟さんかな?

雪さんから話は聞いています」

 

「雨です…姉さんは、どうしてここに?」

 

「たまたま、通りかかっただけ。

それに、冬弥と偶然、出会っただけよ。

あっ、雨。晩ごはん、好きな食べ物で良いよ?

何がいい?」

 

「シチュー」

 

「わかった。買い物するから、早く帰るんだよ?」

 

と、雪がこの場を去る。

 

「雨くん!青柳くん!大変だわ!」

 

「雫さん…?」

 

と、雫が困惑していた。

そこには、雫のマネージャーが過労で倒れていた!

 

「これは…!倒れている!」

 

「青柳くん!雨くん!このままじゃ…」

 

雫のマネージャーは、近くの病院に運ばれた。

幸い、命に別状は無いようだ。

 

「このままじゃ…次の現場に行けない…!

雨くんと冬弥くんに、お願いがあるんだけど…!」

 

と、雫は冬弥と雨に頼み込むのだった。

 

「俺たちが、一日マネージャーですか?」

 

「どうして、僕まで…」

 

雫が冬弥にマネージャーが持っていた、ノートを手渡す。

 

そこには、手書きで雫の予定が書かれていた。

中には、雫が迷子になった時の対処法や、

或いは、変な人に絡まれた時の対処法など…

様々な方法が書かれている様だ。

 

「雨くんと冬弥くんなら、一日マネージャーが出来ると、

信じることが出来るわ。

だって、冬弥くんなら、出来ると確信しているの。

それに、雨くんと一緒なら、迷子にならずに済むわ」

 

「はぁ…わかりました。やります。その、一日マネージャー」

 

「わかりました。俺達が必ずやり遂げてみせます!」

 

こうして、冬弥と雨は、ピンチヒッターとして、

雫の一日マネージャーをすることになった!

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