雪と雨の奇妙な日常   作:アッシュクフォルダー

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第二十話 おとぎ話のお姫様

雪におつかいを頼まれた、

雨は一人で買い物していていた。

その時、雨は日野森雫と宵崎奏に出会った。

 

「あら?雨くん!」

 

「雫さん…それに、もう一人の人は?」

 

「宵崎さんって言って、私の友達なの。

雨くんは、初めましてかしら?」

 

「うん。この人とは出会ったことは無いから、初めましてだね。

宵崎奏です」

 

「雨です」

 

「実は宵崎さんをコーディネートしたくて、

服を買いに来たんだけど…お店に辿り着かないの…」

 

と、雫の持っているスマホは、どういう訳か通信不良だった。

 

奏が説明した。

 

「地図で住所を検索して、駅の周辺だけど、繋がらなくて…」

 

「駅は右の方だったから、右のはずだわ」

 

「雫さん、奏さん。まっすぐ行った方が近いと思う」

 

「えっ?」

 

雨は案内地図を見て、そう感じた。

 

「あっ、本当だ」

 

「雨くんは、地図が読めるのね!」

 

「そ、そんなことないですけど…」

 

「道に迷っていて、宵崎さんと、迷子になっていたの…」

 

「どう歩いていても、地図と反対の方向になっていて…」

 

「僕が駅まで案内しますよ」

 

と、雨は渋々と、雫と奏を、駅前のアパレルショップへ…

 

「そう!ここに行きたかったのよ!」

 

「ここ。前に絵名や瑞希に誘われて、来た所」

 

「そうなのね!瑞希ちゃんも絵名ちゃんも、

ここのアパレルショップは、宵崎さんに似合うって言っていたわ」

 

「ここなんですね…」

 

雨は感じた。自分とは無縁な位、煌びやかで輝きを彩った服が、

周りにあると…

そして、奏が似合うであろう系統の、アパレルショップに来ていた。

 

なお、瑞希と絵名が奏を着せ替え人形の如く、着させていたらしい。

(奏談)

 

「この気持ちは…わんだほい?だね」

 

「そうね、鳳さんの言う通り、わんだほい!だね!」

 

(奏さんと雫さんは、えむさんの知り合いなのか…?)

 

と、雨は感じた。

 

早速、奏の服を雫がコーディネートをした。

 

奏は、清楚で可憐なドレスを身にまとっていた。

水色や白を基調としていた、美しいドレスを着ていた。

 

「雫さん…センスいい。わたし、あまり、

ファッションに興味なかったけど、でも、何だろう…

音楽のインスピレーションが思いついて、踊りたくなる…!」

 

「雨くんと宵崎さんが、社交ダンスを踊っている光景を、

想像したわ…!」

 

と、雫が妄想をしていた。

 

「二人でダンス…?雨くんと…?」

 

「そういうのは疎い…!」

 

「王子様とお姫様が、お城で一緒に踊っているアニメは、

観たことある」

 

「私もそのアニメ、観たことあるかもしれないわ。

王子様が、永遠の愛をお姫様にキスをして、誓って、

一緒に真夜中の満月の元、ダンスをするシーンが、

あったと思うわ」

 

だが、雨自体は、アニメに疎い為、どういう訳かは、わからなかった。

 

奏は気に入ったのか、ドレスを購入した。

 

「これ、着る機会あるかな?」

 

と、奏は雫がコーディネートした、ドレスを着た状態で、店を出た。

奏自身は、気に入っている様。

 

「何だろう…このドレス、凄く馴染んでいる…

ジャージ以外で、馴染む服って、久々かも?」

 

「そんなに気にっているのか」

 

「宵崎さん、すっごく似合っているわ。

お姫様みたいに、可憐で上品で清楚だわ!」

 

「そんな…雫さんには及ばないよ…」

 

(そう言えば、雫さんは読者モデルだったな…)

 

と、雨は回想した。

 

「そろそろ、私、愛莉ちゃんと会わないといけないから、

この辺にするわね。あら?待ち合わせのカフェは…

地図の矢印が、あっちいったり、こっちいったりするわ…」

 

「お店の名前は?」

 

と、雨はぶっきらぼうになりつつも、雫と奏を連れて、

愛莉が待っている、カフェへ地図を雨が観ながら、カフェへと向かった。

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