早速、スタンプラリーをすることになった。
志歩、愛莉、彰人、雨の4人で行動している。
第一ポイントは、海辺の近くにある、古びた神社である。
「結構、厳かな場所だな…」
「石段の横にスタンプを押す場所ありますよ?」
と、雨がその場所を見つける。
「それじゃあ、早速、押すわよ!」
4人は早速、用紙の押すところに、スタンプを押した。
せっかくなので、全員でおみくじを引いた。
彰人は大吉、愛莉や志歩は中吉だった。
しかし、雨は…
「凶!?」
「マジかよ…」
「別に気にしていないです」
雨はおみくじの結果にはさほど、関心は無かった。
次のチェックポイントがある、犬の飼育園にて。
その場所は犬を飼育したり、世話したり、
何だったら、飼うことも可能という、
犬専門のふれあい広場である。
だが、彰人と雨は押せない…
「わっ、よりにもよって、犬か…
おい、雨、俺の代わりにスタンプ押してこい」
「えっ?どうして、僕!?」
「オメェ以外、頼める人がいねぇから」
すると、志歩が…
「全部、聞こえているけど?まさか、犬が苦手とか?」
「…あーそうですけど?」
「もう…彰人くん。雨くんを困らせたら、ダメよ?」
と、愛莉が言いだす。
「俺はここで待つから、俺の分も押して欲しい。
犬だけはマジで勘弁!」
「はいはい…」
雨は彰人の用紙にも、二つ目のスタンプを押すのだった。
次のチェックポイントへ…4人が歩いていた。
すると、愛莉が…
「こうして見ていると、妹や弟がいるって感じがするわ。
私には実際、姉と妹がいるわ」
「お姉ちゃんと一緒のチームじゃなくて良かったとは思うけど…」
「姉貴がいないにしろ、まぁ…このメンツなら、
どちからと言うと、落ち着くがな…
そう言えば、雨は雪さんの代わりに、観に行っているよな?」
「そうですけど…」
「オメェも大変だな。俺も雨も、姉貴のパシリにされて」
「私もその気持ち、わからなくもないけどね…」
「姉を持ったら、ロクな目に遭わねぇな…」
「志歩ちゃんも、彰人くんも、雨くんも、
お姉さんがいたのね。凄いわね。
同じ共通点を持つ人が、チームになるなんて…
そういう私もだけどね」
「それも同感」
と、雨と志歩と彰人が揃って言いだす。
休憩として、駄菓子屋さんへ…
しかし、雨は甘いのが苦手なため、
食べれそうなのが、なかなか無かった。
「甘くない駄菓子、無いかな?」
「オメェは甘いのが苦手か…冬弥もそうだったな」
結局、雨は昆布の駄菓子と、
甘さが控えめそうな駄菓子を買うのだった。
彰人、志歩、雨が横に並んで、駄菓子を食べていたので…
愛莉が写真を撮るのだった。
「三人共!こっち向いて!せっかくだから、写真を撮るわね!」
「おう」
「はい」
「あっ、はい」
愛莉は自分の持っているデジタルカメラで、
彰人と志歩と雨といった、珍しい組み合わせの三人の写真を撮った。
(彰人くんも、志歩ちゃんも、雨くんも、いい笑顔…
見ているこっちまで、穏やかな気分になるわ。
三人共、それぞれのお姉さんがいるって言うのも、
ある意味、凄いわね)
と、愛莉は内心思うのだった。
スタンプを色々と押して集めて、
無事に目的地である、浜辺に戻るのだった。