セカイの異空間。
ここは大きな木があって、その周りには草原が広がっている。
「みんな、どうだった…?
あっ、あの子達の想いが強まっている!」
と、ミクが何かを感じた。
(木を通じて、強い思いが伝わってくる)
「わっ!想いの木が光って…!
あっ、みんな!また、ここに来られたんだね!」
と、一歌、遥、えむ、奏、龍馬、雨がやって来た。
「うん。気が付いたら、ここにいた…」
「あの木に触ると、ここに来れるってことかな…?」
「でも、前にあたし達がいるセカイの木を触ってみたけど、
何も起きなかったよ…?」
「まだ、セカイとセカイの繋がりが不安定だと思うな。
多分だけど、またこうして出会えたのは、
今、みんなの想いの力が強くなっているからじゃないかな?」
「想いが強い…じゃあ、あの子の為に、曲を作ろうって、
決めたことと関係しているのかな…?」
「曲を…あ、さっき木からみんなの声が聞こえたの。
みんなの声が。あれって、ひょっとして」
「実は…」
と、6人がミクに説明した。
「そうだったんだ…想いの持ち主の為に…」
「あの…宵崎さん。
曲作り、私たちも、何かお手伝いができるでしょうか?」
「ありがとう。曲のイメージ作りに、
みんなの意見を聞きたいって思っていたよ。
よかったら、ミクも協力してくれないかな?」
「もちろん、よろこんで!」
「ありがとう。じゃあ考えよう。
どんな曲を作れば、あの子の悲しみを乗り越えられるか」
「俺に出来る事があるのか?」
「僕に何が出来るか…」
「必要だよ!きっと!雨くんも龍馬くんも、きっと出来る事があるよ」
「そう言ってもらえるとはな…」
「そうですね…」
その後
「あの子は立ち直れずに、自分を問い詰めたり、責めていたね」
「うん。周りのみんなに心配をかけるって、言っていたよ」
「それに、おばあちゃんのために、曲を作りたいって、
言っていたし…」
「きっと、いろんな想いが重なり合って、
気持ちが、心が押し潰れそうになっていると思う」
「想いの欠片にヒビが入っちゃったのも、
それが、原因かもしれないね…」
「その沢山の想いで、この曲で寄り添いたい気持ちがあるなら…
きっと、光の届かない場所に、光が届くようにしないと」
「光…輝いていて眩しいと感じるな。俺なら」
「僕もです」
「話してて感じたけど、あの子には飾らない言葉が届きやすいって思う」
「星乃さんの書く歌詞と相性が良いと思うけど、
歌詞をお願い出来るかな?」
「ぜひ、やらせてください」
その後
「みんな、色々、意見をありがとう。
後は私の方で作ってみるから」
「わかりました」
「じゃあ、みんなで最後に、頑張るぞー!おーっ!
って、やろう」
「必要性があるのか?」
「そうですね…」
「必要だと思う」
と、奏が言いだす。
こうして、7人で決意を新たにした。