雪と雨の奇妙な日常   作:アッシュクフォルダー

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第三十九話 雨とレンと真剣勝負

誰もいないセカイにて、雨がやって来た。

 

すると、雨の前にレンとルカが出迎えた。

 

「雨くん!」

 

と、レンは雨にやたらめったら、懐いてくるのだ。

 

「あらあら、レンは雨に本当に懐くわね」

 

「えっ?」

 

「レンが心を開くのは、ミクか雨しかいないのよ?」

 

「そ、その…ごめんなさい…」

 

と、レンが雨の背中に隠れる。

 

レンは雨とミクには心を開くが、

他の面々には、なかなか、心を開かない。

それどころか、レンは雨の背中にも隠れる癖がある。

 

「どうして、僕の背中に…」

 

「だ、だって…」

 

「怖くないわよ?」

 

と、ルカが言いだすが…

 

「…」

 

レンは、やはり心を開かない。

すると、ルカが…

 

「ゲームをしようかしら?」

 

と、いつの間にか、ボードゲームを、

ルカが用意してくれた。

 

「どれにするかしら?」

 

と、オセロやスゴロク、カルタ、トランプ、チェスとあるが…

 

「雨とレンが遊んだら、どうかしら?」

 

「う、うん…」

 

「わかった」

 

雨とレンがトランプでババ抜きをするが、

雨がどうしても勝ってしまう。

 

「あらあら、また、雨の圧勝ね」

 

「僕はまだ一度も勝ててないよ…」

 

「レンは顔に出やすいからね。

雨は表情の一つも崩して無いわ」

 

その後も、オセロやスゴロク、チェスとするが、

それでも、レンは一勝もしてない。

 

落ち込むレン。

 

「次はカルタだわ」

 

ルカが読み上げる。

しかし、それでも、雨の方が多く取れた。

 

さらに落ち込むレン。

 

「百人一首があるわよ?」

 

「百人一首?」

 

「えぇ、まふゆが持って来てくれたわ」

 

「まふゆちゃんが…?」

 

「フフッ、坊主めくりは、どうかしら?」

 

その後、坊主めくりをする。

その後、レンがどうにか勝つのだった…

 

「やっと、勝てた!」

 

「良かったわね。レン」

 

「うんっ!」

 

「…良かったと思う」

 

「ありがとう。雨くん」

 

「雨は、普段、こういうので遊ばないのかしら?」

 

「あまり、遊んだことはない」

 

「そういう経験が無かったのかしら?」

 

「そうですね…」

 

雨も幼少時から、あまり遊んだことは無いのだ。

外で遊ぶ事の方が多いからだ。

 

そして、レンは、相変わらず、雨の背中にべったりである。

 

「どうして、僕の背中に…」

 

「だって…」

 

「あらあら、レンは雨のこと、余程、信用しているのね」

 

「う、うん…」

 

それを見ていた、リンは若干ショックを受けていた。

 

「レンはどうして、雨を信用しているの?」

 

「えっと…その…」

 

「好きだから、じゃないのかしら?」

 

「…」

 

レンはなかなか、答えが出せれない。

 

「雨もレンも良いコンビだと思わ」

 

と、ルカが言いだす。

 

「レンは、ミクや雨に凄く懐いている」

 

「うぅ…」

 

「しかも、この二人にしか、心を開かない」

 

「うぅ…ん」

 

「ふふ、レンは、本当に雨とミクを信用しているのね」

 

と、ルカがさらに追い打ちとして、レンを責めた。

雨は、かなり困惑していた。

 

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