えむが雨を、鳳家に招待するらしく、
えむは、無理やり、雨を連れて行った。
「雨くん!こっちだよ!」
「はぁ…」
「今日はね、雨くんに知ってもらいたい子が、
二人いるんだ!」
「う、うん…」
「それじゃあ、紹介するね!
穂波ちゃんと、絵名ちゃんだよ!」
「は、初めまして…望月穂波です…」
「し、東雲絵名です…」
「あ、雨です…」
「…」
「…」
「…」
沈黙が続いた。
すると、えむが…
「今日はね!絵名ちゃんがね、あたしと雨くんと、
穂波ちゃんに、イラストを教えてくれるんですよね!
今日はよろしくお願いします!東雲さん!」
「うん、よろしく」
すると、鳳ひなた。えむの姉がやって来た。
「あ、いらっしゃい、三人がえむのお友達?
今日は遊びに来てくれて、ありがとう」
「あっ、こんにちは、お邪魔しています」
「ふふ、そんなにかしこまらなくても、大丈夫だよ。
後でお菓子持っていくから、ゆっくりしていってね!」
「あ、ありがとうございます…」
「えへへ!さっそく、あたしの部屋に行こう!」
えむに案内されて、穂波、絵名、雨は向かった。
えむの部屋に、入った。
「それじゃあ、さっそく、イラストを描いていこうか、
と、その前に…念のため、確認なんだけど、
穂波ちゃんとえむちゃんは、子ども達に、
イラストや絵を教えられるようになりたいんだよね?」
「僕の存在いるか…?」
「いるよ!雨くんと一緒だったら、
何だって出来るから!」
「…」
「はい!そのためには、まずは、どんな動物を、
描いたのか、わかってもらえるようになりたいです!」
「動物か…動物ね…」
「雨くんは、何描く?」
「えむちゃんと雨くんが、どれくらい絵やイラストが描けるか、
まずは、何か描いてね。
後、私の画材を使ってね。好きなの使っていいけど」
「あたしも、鉛筆に消しゴム!絵具を沢山持ってきました!
一緒に使いましょう!」
「で…何を描くの?」
「うーん…じゃあ、三人とも、この画用紙に、
好きな絵を描いてもらえる?」
えむ、穂波、雨の三人は、
画用紙と鉛筆を手に取り、絵を描いた。
しかし、雨と穂波は、理由の方向性は違えど、
苦労を強いられた。
えむは上手に描けたが…
「穂波ちゃん!雨くん!描けてるかな?」
「すみません!何を描こうか、悩んでいて…」
「僕もです」
「あの…言うのも恥ずかしいんですけど…
絵を見せるのが恥ずかしくて…」
穂波は自分の絵を見せるのが恥ずかしいことを話した。
「大丈夫だよ、穂波ちゃん。
みんな、人から教わって、上手になっていくから!」
「雨くんは?」
「…僕は絵やイラストを描いたことが無くて…」
「まぁ…色々、理由はあるけど、頑張ろう!」
「はい」
雨のイラストは、簡単そうに描かれた花だった。
「花が好きなの?」
「僕の母さんの名前、花っていうんだ」
「花っていうんだね!」
「うん」
雨の描いたイラストは、沢山の花が描かれていた。
穂波のイラストは…
形のとらえ方から、始めることになった。
こうして、絵名は、
えむ、穂波、雨に対して、
イラストの描き方を、教えるのだった。