雪と雨の奇妙な日常   作:アッシュクフォルダー

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第九話 雨のお絵描き

えむが雨を、鳳家に招待するらしく、

えむは、無理やり、雨を連れて行った。

 

「雨くん!こっちだよ!」

 

「はぁ…」

 

「今日はね、雨くんに知ってもらいたい子が、

二人いるんだ!」

 

「う、うん…」

 

「それじゃあ、紹介するね!

穂波ちゃんと、絵名ちゃんだよ!」

 

「は、初めまして…望月穂波です…」

 

「し、東雲絵名です…」

 

「あ、雨です…」

 

「…」

 

「…」

 

「…」

 

沈黙が続いた。

 

すると、えむが…

 

「今日はね!絵名ちゃんがね、あたしと雨くんと、

穂波ちゃんに、イラストを教えてくれるんですよね!

今日はよろしくお願いします!東雲さん!」

 

「うん、よろしく」

 

 

すると、鳳ひなた。えむの姉がやって来た。

 

「あ、いらっしゃい、三人がえむのお友達?

今日は遊びに来てくれて、ありがとう」

 

「あっ、こんにちは、お邪魔しています」

 

「ふふ、そんなにかしこまらなくても、大丈夫だよ。

後でお菓子持っていくから、ゆっくりしていってね!」

 

「あ、ありがとうございます…」

 

「えへへ!さっそく、あたしの部屋に行こう!」

 

 

えむに案内されて、穂波、絵名、雨は向かった。

 

 

えむの部屋に、入った。

 

「それじゃあ、さっそく、イラストを描いていこうか、

と、その前に…念のため、確認なんだけど、

穂波ちゃんとえむちゃんは、子ども達に、

イラストや絵を教えられるようになりたいんだよね?」

 

「僕の存在いるか…?」

 

「いるよ!雨くんと一緒だったら、

何だって出来るから!」

 

「…」

 

「はい!そのためには、まずは、どんな動物を、

描いたのか、わかってもらえるようになりたいです!」

 

「動物か…動物ね…」

 

「雨くんは、何描く?」

 

「えむちゃんと雨くんが、どれくらい絵やイラストが描けるか、

まずは、何か描いてね。

後、私の画材を使ってね。好きなの使っていいけど」

 

「あたしも、鉛筆に消しゴム!絵具を沢山持ってきました!

一緒に使いましょう!」

 

「で…何を描くの?」

 

「うーん…じゃあ、三人とも、この画用紙に、

好きな絵を描いてもらえる?」

 

えむ、穂波、雨の三人は、

画用紙と鉛筆を手に取り、絵を描いた。

 

しかし、雨と穂波は、理由の方向性は違えど、

苦労を強いられた。

 

 

えむは上手に描けたが…

 

「穂波ちゃん!雨くん!描けてるかな?」

 

「すみません!何を描こうか、悩んでいて…」

 

「僕もです」

 

「あの…言うのも恥ずかしいんですけど…

絵を見せるのが恥ずかしくて…」

 

穂波は自分の絵を見せるのが恥ずかしいことを話した。

 

「大丈夫だよ、穂波ちゃん。

みんな、人から教わって、上手になっていくから!」

 

「雨くんは?」

 

「…僕は絵やイラストを描いたことが無くて…」

 

「まぁ…色々、理由はあるけど、頑張ろう!」

 

「はい」

 

雨のイラストは、簡単そうに描かれた花だった。

 

「花が好きなの?」

 

「僕の母さんの名前、花っていうんだ」

 

「花っていうんだね!」

 

「うん」

 

雨の描いたイラストは、沢山の花が描かれていた。

 

穂波のイラストは…

形のとらえ方から、始めることになった。

 

こうして、絵名は、

えむ、穂波、雨に対して、

イラストの描き方を、教えるのだった。

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