たまには地球がチート臭くても良いのではないかと 作:ヤマトとトマトはなんか似てね?
頭大丈夫か、俺?w
とりあえず、何かおりてきたので書きあがりました。
相変わらず女の子が二人も出てるのに、ヤローが中心です。
「申し訳ありませんでしたぁっ! 大尉殿っ!!」
ウマ耳とふさふさ尻尾がキュートな精悍なポニテ美女をぶら下げながら、直立不動の敬礼をする巨漢。
なんかいろいろ台無しな気がするのっは、気のせいだろうか?
だが、相変わらず玲と左手で恋人つなぎしたままの古代進は、右手で返礼しながら苦笑し、
「いや、いいさ気にしなくて。自分でも大尉という階級は過分に感じてるところだ」
「うちの隊長が失礼を!」
すとんと地面に降りた美人も慌て気味に敬礼する。
「いいって。ああっ、古代進大尉だ。新型可変戦闘機の実験部隊に所属している」
階級がものを言う軍隊という組織の関係上、本来、上官から名乗るというのは好ましくはないが、そこは古代進という事で納得して欲しい。
「山本玲。階級は少尉です。所属は古代大尉と同じです」
そして、すかさず自分の紹介を滑り込ませてくる玲。いついかなる時も、「進とセット」アピールは忘れない。
「自分は空間騎兵隊、特設新装備実験中隊麾下第1小隊B分隊長、
「同じく第小隊B分隊副長、
一応、地球連邦軍の海兵隊並びに空間騎兵隊の下士官兵の話をしておくと、まず義務教育を終えたばかりで、軍の幼年学校や士官学校などの軍の教育機関と関わっていないになら、基本的には二等兵から始まる。
翌年には万歳昇進で脱落してなければ一等兵に昇進。
軍へ入隊した場合の最低の服役期間である二年を過ぎても軍に残る意思を示せば、上等兵への道が開ける。
ちなみに地球連邦は徴兵や兵役の義務は原則としてないので、門戸を叩いて入隊できれば、二年間身柄を預けること以外、特にデメリットはない。むしろ「軍隊帰り」となれば業種は絞られるが一般高校を卒業するより就職に有利とされている。
基本的に一等兵として退役し短期の予備役編入、再招集される場合は上等兵として復帰というのが軍人としての最短コースだろう。
だが、職業軍人としての道を選択した「一兵卒」は、いつまでも兵隊のままではいられない。なんせ「兵を卒業する」のだから。
そうして用意されるのが、相応のプロフェッショナルとしての軍人教育が必要な下士官養成コースだ。
下士官というと「=現場のたたき上げ」という印象があるかもしれないが、その刻一刻と状況が変化する戦場に立ち続ける為に、経験だけでは得られない教育された知識が必要になってくる。
細かい話は別にして、下士官は伍長から始まり、現在の地球連邦軍は兵曹、軍曹、曹長とあがってゆく。
昔は各階級に等級など無かったが、ガミラスとの開戦以降は志願兵の数も増えたため、兵と同じく二等、一等、上等の区分ができた。
そう考えるとこの二人、中々に優秀であるようだ。
古代進は確かに「二十歳にして大尉」だが、これは例外であり規格外と言っても良い。
アホ高い軍幼年学校に入学したり、秀才ぞろいとされる士官学校を飛び級したりは、いくら戦力が必要な戦時であっても普通はできない。
「実験中隊? もしかして、さっきの空間機動甲冑のかい?」
「はっ!」
話を聞けば、斎藤の所属する部隊は、実戦部隊ではなくガチの装備実験部隊だったらしい。
編成こそ一般的な中隊と同じ3個小隊編成ではあるが、実際に機動甲冑を動かすのは斎藤が分隊長を務めるB分隊を含める3個分隊編成の1個小隊だけで、残りの2個のうち1個は整備小隊、もう1個は試験統括小隊だというのだ。
しかも、中隊長は実戦指揮官ではなく技術将校、技官の少佐だというのだからガチもガチだろう。
最も、なんでそんな陸戦兵器のテスト部隊がヤマトに乗り込むのか疑問だが、進がそれを素直に聞くと……
「そりゃ大尉殿、ヤマトには途中から”
「なるほど……」
どうやら航海中にテストを行う……おそらく船外作業や宇宙空間での軌道など、地上では行えないスケジュールをこなす気なのは確かなようだが、それが本命という訳ではなさそうだ。
(要は牽制ってとこか……)
いかにも強そうな歩兵用装備を見せつけて、「わかってんだろうな? ガミ公の戦闘用アンドロイドぐらいじゃどうにもならんぞ?」と言外の圧力を加える腹積もりだということだろう。
実際、現状ではまだガミラスは敵国であり、その敵国人を乗艦させるのだから、当然といえば当然の配慮かもしれない。
それを咎めるほど進は浅い教育を受けてはいない。
むしろ、本当にガミラス人が愚かにも破壊工作なりなんなりをしようとするなら、機動甲冑が遺憾なくその性能を発揮することも考慮しないととも考える。
(まあ、そんな機会がないに越したことはないけど)
だが、「最悪に備える」ことこそ軍人の基本だと、古代進という青年はよく理解していた。
そもそも戦争こそが国家間の最悪の状態であり、それに率先して投入されるのが軍人であるのだから当然と言えた。
「斎藤曹長、一つだけ言っておきたいことがある」
「なんです?」
「”ガミ公”などという呼び方はやめた方がいい。命令ではなく要請だが」
「そりゃまた何でです?」
怪訝な顔をする斎藤始に、
「例え面と向かって言わなくても、そういう物は態度に現れる。存外、気づかれるもんだぞ?」
悪い意味ではなく、正反対と言っていい良い意味で進は実体験済みだ。
こうして現在進行形で、山本玲という少女に地球人の恋愛感情では中々届かない深さまで依存されまくってるのが、その証拠といえる。
まあ、それを「重い」だの「鬱陶しい」だの感じず、「いじらしく可愛らしい」で済ませてしまう進も大概だが。
「ですが大尉殿、俺達はガミ公……ガミラス人と戦争をしているのではないので?」
「ヤマトは、その戦争を止めに行くんだろ? なら、乗り込む人間が不必要に敵愾心を煽るのは、任務に反すると思わないか?」
「……大尉殿は、この戦争が本当に止まるとお思いで?」
「止まるさ」
進は事もなげに言い切り、
「この戦争は、誰にとっても利益が無くなりつつある。いや、それどころか不利益ばかりがこの先、増えていくだろうね」
この後、古代進と斎藤始という二人の人物は、本人たちが思うよりも長く友情を続かせることになるのだが……
それはきっと、本来ありえたかもしれない歴史とはかけ離れた、「この始まり」だったからではないだろうか?
もっともそれは、男たちが難しい顔をしている間に意気投合していた二人の獣人系美女の絆も、無視できない要因であるだろうが。
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その時、何やらガッツリ握手するロップイヤーのウサ耳少女とウマ娘を遠目で見ていた某政治家の呟き……
「なあ、伊東さん……」
「なんでしょう?」
「古代アケーリアス文明の紳士諸君は、このへんの宙域に”コスモ・ジャパ〇パーク”でも作りたかったんかな?」
「なんです……それ? 地球に戻って早々、妙なことを言い出さないでほしいものですね。もしかしなくても、時差ボケまだ続いてるんですか?」
「思ったよりも反応が辛辣ぅっ!?」
非常に残念なことに、この世界線にアプリゲー”けものフレ〇ズ”も、サーバルキャット系獣人も存在しなかった。
もっとも、後者はただ地球連邦が未発見なだけかもしれないが。
とりあえず、今日も宇宙は神秘に満ちているようだ。
作者はホモではありません(いきなり
でも、ヤローの友情を書くのは嫌いじゃない。
ただし、エロイ女の子はもっと好き。
そのうちガッツリ書きたいなーと。
そして、またしても伊東さんとセットで出てきた名前が出てこない代議士w