たまには地球がチート臭くても良いのではないかと 作:ヤマトとトマトはなんか似てね?
何というか、全体的にむにっとしてます。
ただし、一部の描写はぺたーんとしてますがw
(さて、どう話を持ってこうかしら……)
あまりに「地球連邦を知らない」というのも、これはこれで全く外交にならない。
翅川巽は腕を組む。
彼女の胸はデカい。とにかくデカい。大事なことなので二度言った。
基本的にキャーティアンはスレンダーな体型が主流だが、元ネタのややこしい家庭環境がそのまま血筋に転換された翅川は、ホーシアン系、それもかなりグラマーな方の血が混じっている。
その血筋が胸部に集中して、存分に「いい仕事」してしまったようだ。
おまけに胸以外はキャーティアンの因子が遠慮がちに仕事して意外と細身なので、強調されて実際のサイズ以上に大きく見える。
まるで現代に蘇る大艦巨砲主義だ。いや、2199年現在は普通に宇宙は大艦巨砲主義だが。
おかげで育ちに育った胸囲は、驚異の3桁の大台に乗っている。
だから、胸も組んだ上にふにょんと乗っている。
胸の大きな女性にありがちだが、胸の前で腕を組むには腕の長さ的にちと辛く、乳房も支えられて楽だという理由から胸の下で自然と手を組むものだ。
ちなみにこのポーズだと腕でふにっととバストアップされ、余計に胸が強調される。
キーマンの視線がさらに熱量を増し、完全にロックオン状態になったのは言うまでもない。
「とりあえず、ガミラス側がほとんど地球連邦のことを知らないことがわかりました。外交的に『自分達の相手国に対する知識を、相手国に知られる』ことに関する外交的不利は百も承知で聞きますが、どうかガミラスの地球連邦に関する知識を聞かせてください。その後に、相応の見返りは用意します」
だが、ここで言葉を上げるのは流石はプロの外交官、ローレン・バレル特使だった。
「いや、しかしそれは……」
「良いではないですか」
そう割り込んだのは、お胸様を凝視したままのクラウス・キーマン少佐だった。
その視線は熱く鋭く、まるで翅川のブラの内側……もとい胸の内を見ようとしているようだった。
「ハネカワ特使は我々が地球に無知なのを承知の上での提案。今更、我々が無知を晒したところで、さほど外交的ダメージになりはしないでしょう。何より、我々が望むのは互いに”停戦合意”。ならその話し合いに向けて、多少は妥協すべきなのでは?」
外交に限らず、すべての交渉事というのは「互いに条件を出し合い、妥協点=互いにある程度納得できる”落とし所”」を見つけ出すことにある。
武力頼みのここ最近のガミラスには、ついぞ見かけなくなった交渉の本質を、キーマンが理解しているのは興味深い。
まあ、地球連邦にとっては当たり前すぎることなのだが。
「ふむ。ですが箇条書きじみた、断片的な情報の羅列になってしまいますぞ?」
「構いません。ジグソーパズルのピースが足りなくても、完成する一枚の絵を想像する程度の頭は持っているつもりです」
翅川はようやく”らしい”セリフを口にした。
***
(これは予想以上に酷いわね……)
ガミラスの地球連邦に対する知識は、整合性が整ってない確かに断片であり、意味のある情報というよりむしろ主観に基づいた”感想”に近く、客観的な分析や検証は満足にできてない状態のようだ。
おまけに軍事情報に偏っており、国家そのものの情報や「軍を支える」産業などの民生情報は、精度も量も壊滅的だった。
(イスカンダルからの誘いだったかもしれないけど、よくこれだけの情報しかなくて外交をしようとか思ったわね~)
だが、翅川も誤解している。
ガミラスにとり、この面々が軍人だからというわけでもなく、国家として相手の情報など”
ガミラスにとり外交とは、「戦争を有利に進めるための事前準備や時間稼ぎ」に使うもので、あくまで”
彼らは外交的勝利などを求めておらず、戦場での勝利こそ唯一の勝利であり、少なくともこれまで敵国に求めたのは屈服か殲滅かの二者択一だった。
これは、ガミラスという国家がいかに覇権主義国家として日が浅い「促成栽培の軍国主義型覇権国家」かということを表しており、だからこそ支配地統治がうまくいかずに叛乱祭りになりやすい。
(相手を知ろうとしないことが、国家戦略の重大な過ちや損失になることを気づいてないのかな……?)
だとしたら、想定していたのと別の意味でタフな交渉が強いられそうだ。
無知な子供を交渉人として教育し、その後に交渉するようなものだろう。
確かに地球連邦にとりガミラスに対するチャンスと言えばチャンスなのだが、
(労力と成果が全然釣り合ってない気がするニャ……)
気を抜くと文字通り「宇宙猫」になる翅川さんであった。
とはいえ、ビーメラ星系なんて天の川銀河と大マゼランの中間点のやや銀河寄り、往路の半分近くまで「外交できませんでした」じゃ済まないのが彼女の立場だ。
ちらりと同席してる
「
キメ顔で格好良い風に言ってはいるが、要は『羽川、君に決めた!』とポケモ○バトル並みにぶん投げただけだ。
それに、
「何でもは知りません。知ってることだけ」
槙原が小さくガッツポーズを決める。
訂正。どうやら単に”あの名台詞”を言わせたかっただけらしい。
厳密に言えば、「何でもは知らないわよ。知ってることだけ」なのだが、そこは自分の方が目上になるのだから我慢することにしたようだ。
我慢はしても、自重する気はないようだが。同じ発音な事を良いことに翅川を羽川と呼んでしまうんだから、確信犯である。
ただ作品のファンとしては大変喜ばしいところだが、槙原自身にそこまでの猫耳きょぬーへの執着はないようだ。
彼の転生前の同シリーズでの一押しはダントツに
特に深い意味はないが、テレサがなんであの容姿(実は原作より心持ち、いや明確にちっこくて平たくて幼い)なのが理解できてしまうのが、なんか嫌だ。
さて、槙原の態度に思うところがないわけでは無いが、せっかくキャスティングボードをノシ付けて押し付けられたのだ。
翅川的には使わない手はない。
「槙原議員、沖田大将、ここで提案があるんですが」
と名をあげた二人を見て一呼吸おいてから、
「まずはガミラスの皆さんに、まずは私たちから”
***
「それは別にいいんだが」
(((いいのかよっ!?)))
と肯定する槙原の言葉にガミラス側が内心でツッコんだ。
「確かにこのままじゃ、埒が明かないしな。交渉を円滑に進めるのに、ある程度の情報開示は必要だろうさ」
と納得した後、
「ところで羽川サンには、”渡すべき情報”に心当たりあるのかい?」
「……あのその前に」
「なんだ?」
翅川は怪訝な顔で、
「私の名前、微妙に間違えて覚えてませんか? なにかこう、イントネーション的な物に齟齬があるような……?」
「気のせいだ」
やはりこの男、確信犯であった。
何やら話が変な方向に流れ始めた模様。
どれもこれもそれもあれも、みーんなユリーシャ・イスカンダルってのが悪いのさ(忍野メメ風
実は結構、地球側も困ってます。
特に翅川がw
次回は、地球側から提示される情報で、また一悶着あるようなないような……?