永遠なる皇帝とストイックモンスターメスガキが、主人公を大岡裁きするお話   作:ぐっちSKG

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話を進めましょう。だって入学からまだ二週間とか・・・

メスガキちゃん過去話以降UAが伸びてます。やっぱ時代はメスガキだな!うちのメスガキちゃんは反骨心と敵愾心とセメントハートの持ち主なストイックモンスターだから分からせるのは至難の技です。




いざ進め!僕らはトレセン学園トラブルシューターズ!

 ザクッ!ザクッ!ザクッ!

 

 奉仕期間の最後の日。日曜日なので朝からわたくし達3人は仲良く鍬を使って畑を耕していました。

 

 ここは学園のそばにあるニンジン畑で、ここで取られたニンジンが学園に卸されるらしい。大半はコンバイン?とかいうでっかい機械でいいらしいが、きわの所はどうしても手作業になるらしいですわ。

 

「いやあ、精が出るね君たち」

 

 そうやって現れたのはシンザン会長だった。おのれ出やがりましたわね。よくもわたくしたちをこんな目に!お命頂戴いたしますわ!

 

「おや?何か不満そうだね。不満があったらなんでも言ってもいいよ」

 

 聞くだけは聞いてあげるよとニヤニヤしながらシンザン会長は答える。こんちくしょうこの人本当に聞くだけですわ!じゃあ言わせて貰いますけど、この学園って人員少なくないですか。もっと人を雇うべきなのでは。明らかに仕事が多すぎますわ!

 

「まぁそうできればいいんだけどね。なかなかそうはいかない事情があるのさ」

 

「だからこうして君たちに手伝ってもらってるのさ。たまになら軽く問題を起こしてくれても構わないよ。人手が増えて大助かりさ。」

 

 こ、こんちくしょう・・・・確かにレースに関してはぐうの音がでないほどこちらに非があります。ですがごめんやで、ええんやでの精神でいいのではないだろうか、許し合う関係が大切だと思いますわ。一度の過失を責め立てるのはいかがなものかと!かと!

 

 具体的には免責特権とかありません?そんなものないよとすげなく断られる。よよよ

 

「ん?反省が足りないかな。もう1週間やるかい?」

 

 ・・・・あー!わたくし反省して二度と問題を起こす気にならなくなりましたわー!今後は一生徒として誠実に勉強に励みますわ!

 

 よろしい。という言葉に胸をなで下ろす。今日が最終日なのにおかわりなんてごめんですわ!

 

 ていうか何でこの人ここにきたのでしょう。暇人なのですか?だったら貴方も鍬を持ちなさい!!

 

「いや、君たちにちょっと話したい事があってね。お昼前には作業が終わりそうだから、ご飯を食べた後にでも生徒会室に来て欲しいのさ」

 

 生徒会室へ?何か用事でもあるのでしょうか。ここで話すのはダメなのですか。

 

「一応公務という形だからね。まあせっかくだし君たちとは一度ゆっくり話してみたくてね」

 

 美味しいお茶菓子もあるよとシンザン会長が言う。お茶菓子!?わーいわたくし甘いの大好き!さっすがシンザン会長!これからもついていきますわ!

 

「君は現金だなぁ・・・」

 

 それじゃあ待ってるからねと言い、シンザン会長は背を向けて立ち去る。

 

 ・・・よし!2人とも、気合入れて耕しますわよ!えい、えい、むん!

 

 

-----

 

 作業が終わり、わたくし達は生徒会室を訪れた。

 

 

 お茶菓子として出された羊羹にわたくしは舌鼓を打っていた。これ贈答用の高い奴ですわね。しかも砂糖がジャリジャリのやつ!うまいですわ!パクパクですわ!あついお茶をしばいて永久コンボですわ!

 

「彼女はいつもこうなのかい?」

 

「・・・・・はい」

 

「君も苦労するなぁ・・・」

 

 シンザン会長とシンボリルドルフが何かを話し合っている。お茶冷めますわよ。あとシンボリルドルフはなんでそんなに疲れた顔をしてますの?

 

 ところでなぜわたくし達は生徒会室に呼ばれたのでしょうか?そこんとこまだ聞いてなかったですわ。

 

 

「そうだなまずは・・・おめでとう。今日で君たちの奉仕期間は終了だ!ご苦労様だったね」

 

 きちんと仕事してくれてたみたいだね。かなり評判良かったよという言葉に少し照れてしまう。ブルーインプも顔を逸らしているが照れ臭そうだ。

 

 朗らかな顔をしていたシンザン会長は、咳払いの後に顔を引き締める。こっからは真面目な話なのでしょう。

 

「今このトレセン学園は少し問題があってね。色々あって人手が全然足らないんだ。学内の運営自体にはまだ影響は出ていないんだけど、細かいところまでは目が届いていない状態なのさ」

 

 ほらこれと言いつつ机の上に箱を取り出すシンザン会長。箱は金属でできているポストのような形をしている。箱には要望箱と書かれている。

 

 うわぁドン引きするくらいパンパンですわね。スーパーのニンジン詰め放題でこのくらい詰め込んでる人見たことありますわ。

 

「そこで相談なんだが、君たち3人にこれからも何度かこうやって仕事を頼めないかな?今度は生徒会からの正式な依頼として。頻度は落ちるし拘束時間も減らして、勉強や練習には支障は出ないようにするから」

 

 ようはアルバイトみたいなものということでしょうか?新入生に頼むことではないと思いますけど。専門の方を雇われた方が良いのでは?

 

「予算がないと人員を集められなくてさ。これまで何人かに声をかけたんだけど、雑用は嫌だと言って断られることが多くてね。仕事を任せられるくらい信用できて熱意もある、そんな生徒は君が思っている以上に貴重なんだよ」

 

 妙に煽てますわね。ブルーインプは胡散臭いものを見るような顔をしているが、シンボリルドルフはやる気になっているように見える。貴方の家はお金持ちなのではないのですか?バイト代多分安いですわよ。それとも別の理由があるのでしょうか?

 

「これはいわゆる試験運用という奴だよ。予算はまだ降りてないけど、当分は僕のポケットマネーからお金を出す。この話は強制じゃないし、断ってもらっても構わない」

 

 うーん。正直めんどくさいですけど・・・身銭を切ってまで行動しようとする会長を無下にするのも忍びないですわね。ちょっと3人で相談してもいいですか?

 

「勿論。僕は外に出てるからゆっくり相談してくれ」

 

 30分くらいしたら戻るよと言ってシンザン会長は生徒会室から出ていく。

 

 

 

 

 普通出ていくのはわたくし達ではないでしょうか。あの人この部屋の主人ですわよね?

 

「そうやって断りづらくしてるんじゃないかな。わたしはそう思うな♡」

 

 流石にそれはないでしょう。ブルーインプは捻くれてますのねぇ。

 

「私が思うに会長なりの誠意だろう」

 

 シンボリルドルフ、貴方は貴方でなんか盲信的すぎません?さては貴方、シンザン会長のファンですのね。どうりで先ほどから妙に乗り気なはずですわ。

推しに頼られれば仕方ないかもしれませんがきちんと自分の意見を持った方がいいですわよ。で、どうしましょうか。

 

「私は受けてもいいと思う。この要望箱を見て放っておくことはできないさ」

 

 わたくしは机の上にドンッと置かれた要望箱を見る。限界まで要望書をねじ込まれたその鉄の体から、タスケテタスケテと聞こえてきそうですわ。

 

「拘束時間を減らすと言われても、プライベートな時間が減るのはわたしは嫌かな」

 

 賃金と相談してからかな〜♡と言うブルーインプのいうことも一理ある。確かにお金は大事ですものね。

 

うーんわたくしは・・・・

 

 

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 話し合いの結果、賛成1反対2で否決されることになった。シンザン会長には申し訳ないが、多数決とはかくも残酷なものなんですわ。会長が帰ってきたら誠意を込めて断ろう。

 

 シンボリルドルフはどこかしょんぼりしている。別に3人一緒じゃなくても、個人的に引き受けるのは止めませんわよ。あるいはクラスメイトから誰か引っ張ってこればいいじゃないですか。

 

 そう思ってるとシンザン会長が帰ってきた。今度は誰かを引き連れている。・・・あ、貴方は!わたくしの憧れのミスターシービー先輩!!

 

「やあただいま。彼女とはそこで会ってね、噂の新入生を見てみたいそうだから連れてきたんだよ。それはともかくどうやら意見は纏まったみたいだね。それじゃあ聞かせてくれるかな」

 

 はい!受けます!お任せくださいですわ!わたくし達がこの学校のトラブルを全部まるっと解決しますわ!

 

 えぇ・・・さっきまでと意見違うじゃんという、ブルーインプの呆れた目線は見ないふりですわ。何か文句あります?多数決とは多数が正しいんですわ。

 

とにかく!これでトレセン学園トラブルシューターズ!結成ですわ!

 

 

・・・えっ!その名前はダサい?そんなー。




次の話でとりあえず第一部完結です。おまけのようなエピローグを挟んで1部は終了。原作キャラが全然出せない。せめてマルゼンスキーは出したいなぁ。

他のウマ娘も出すためには時を加速するしか・・・!

今後の予定では2部に入る前に、今までのすべての話にメンテナンスを入れるのでちょっと遅れるかもしれません。読みやすくしたいなぁ。
それともこのままでもいいからさっさと書いた方がいいんですかね。フィードバックないとよくわからないや。感想にでも書いてくれると嬉しいです。
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