永遠なる皇帝とストイックモンスターメスガキが、主人公を大岡裁きするお話   作:ぐっちSKG

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マルゼンスキーちゃん台詞回しが激ムズです!どうすればイケイケで激マブな若いチャンネーがエミュレートできるんや。私の中にはバブリーソウルなんかないんや・・・


Choo very goodなお姉さんは好きですか?

学園に半年も過ごせば、嫌でも耳にする話がある。

 

学園には恐ろしい怪物がいる。ホラーの類いではない。そのあまりに隔絶した強さに恐れをなした人がそう呼ぶのだ。

 

彼女はまさに『怪物』だと。

 

彼女は速い、ただただ速すぎるのだ。そのあまりにも速い巡航速度は、気持ちよくかっ飛ばすだけでレースを破綻させ、1着になるのが当たり前。あとに残るのは後続の2着争いと言われる。

 

その怪物の名前はマルゼンスキー。メイクデビュー以来無敗で、スーパーカーと呼ばれている。

 

わたくしも興味がないわけではありませんわ。むしろ興味津々ですわ。強すぎて恐れられるなんて凄すぎますわ、まじリスペクトですわよ。

 

トレセン学園では機会がなかなかなくて、会うことはありませんでした・・・けどいつか話してみたいとは思っていましたわ。雑誌とかでは写真はバンバン出るのに、何故かインタビュー記事が全然取り上げられないのですわ。

 

ずっと不思議だとは思ってはいたのですが・・・

 

「はぁい。私はマルゼンスキーよ。ピチピチの後輩ちゃん。名前を教えてもらっていいかしら?」

 

なんかちょっと嫌な予感がしますわ!具体的にはこう、あれなんかイメージと違う的なやつ!

 

-------

 

わたくしが集合場所で迷子の2人を待っている時、いきなり話しかけてきた年上のウマ娘。

 

うん?やたらと大きいサングラスをかけてるけど何処かで見たことがあるような・・・。うーん思い出せない。どちら様ですか?もしかしてわたくしと同じようにトレセン学園の関係者の方ですの?

 

わたくしの言葉に彼女は今気づいたかのように手をポンと打った。そうして掛けていたサングラスを額のところまで動かして名前を名乗ってきた。貴方は・・・ま、マル、マルゼンスキー先輩!

 

わたくしはあげそうになった声を咄嗟に飲み込む。こんな人が多いところでマルゼンスキー先輩がいるってなるったら、パニックになりかねません。有名人がお忍びできているようなものだと思いますわ。

  

唐突に現れたトレセン学園のスーパースターにわたくしびっくりですわ。そのサングラスは変装用だったのですね。全然気づきませんでしたわ。有名人も大変ですのねぇ。

 

とりあえずわたくしも自己紹介をする。わたくしミカドランサーですわ!

 

「へぇ〜貴方が。シンザン会長とシービーちゃんから話は聞いてるわよ」

 

とっても有望な問題児だって。マルゼンスキー先輩がこちらを顔を覗き込みながらニコニコと話す。それ褒めてるんですの?貶してるの間違いじゃないんですの?わたくしは訝しんだ。

まぁシンザン会長とシービー先輩に有望と思われているのなら、悪い気はしませんわ!後ろの問題児は余計ですけど!けど!

 

わたくしの言葉が何かおかしかったのか、クスクスと笑う先輩。なんというか凄い美人ですわね。少し憧れますわ。

 

そうしているとマルゼンスキー先輩はわたくしの周りをキョロキョロと見る。

 

「シンザン会長は3人組でよく行動しているって言ってたけど、他の子はいないの?」

 

あーあいつら絶賛迷子中ですわ。本当に困ったものですわね。でもあいつら恥ずかしがるからあまり突っ込んであげないでほしいですわ。

 

改めてマルゼンスキー先輩を見る。確かこの人、怪物って呼ばれる強者なのですよね。それにしても怪物・・・。

 

全然怪物っぽく見えませんのねマルゼンスキー先輩。思っていたよりも・・・その、普通ですわ。

 

「そうかしら?こう見えても私、すっごく速いわよ?」

 

わたくしの失礼とも思える言葉にも、気を悪くした様子もなくマルゼンスキー先輩は答える。偉ぶってもいいのにそういう気の良い雰囲気が、怪物という言葉のイメージからかけ離れているんですわ。

 

マルゼンスキー先輩がめちゃくちゃ速いのは学園の誰もが知っていますわよ。わたくしがびっくりしたのは凄い気さくな方だったからですわ。

怪物と聞いていたので、てっきり強いけど頭がおかしい方なのかと思っておりましたわ。我が名は魔琉是運棲奇異、其方を殺しに参った、みたいな感じの方かと。

 

「」

 

びっくりして言葉を失っている。そんなにショックですの?だってわたくしマルゼンスキー先輩のこと写真とレース映像しか知りませんもの。ライブは決まった歌詞を歌うだけですし。インタビュー記事他の人に比べてかなり少ないんですけど何故ですの?雑誌インタビュー掲載お断りでもしているんですの?

 

「私も不思議に思っているのよ。使ってもいいって言ってるのに何故か毎回カットされるのよねぇ」

 

チョベリバね。と言いつつ肩を落とすマルゼンスキー先輩。本当になんでなんでしょう?

 

 

--------

 

 

そうやって話をしていると、遠くに青い頭が見えた。あっあいつらがやっと来ましたわ!ブルーの青頭は目立つので、こういう時はわかりやすくていいですわね!

 

おーいこっちですわー!全く迷子になるなんていい歳して恥ずかしくいだだだだだだ!な、なんで抓るんですの!わたくしが一体何をしたというのですか!あっやめ、ほっへはひっはらないへー!

 

3人でやり取りをしていると、横で見ていたマルゼンスキー先輩はクスクスと笑っていた。笑ってないで助けてほしいですわ!

 

そうやって一通りやって満足したのか、わたくしは2人の魔の手から解放される。ほっぺた伸びたらどうするんですの。

 

あっ紹介しますわ先輩。こっちの大人っぽいのがシンボリルドルフで、こっちのちっさいのがブルーインプですの。ほら2人も挨拶しなさいな。

 

ブルーはわたくしの横で先輩に自己紹介をしていたが、ルドルフはもう顔見知りみたいで軽く挨拶を交わす程度だった。一体何処で知り合ったんですの?えっ生徒会室で書類整理している時に会った?えー!わたくしたちも呼んで欲しかったですわ!

 

どうやらマルゼンスキー先輩は生徒会と親しいらしく、不定期に生徒会室を訪れているらしい。ルドルフが書類整理をしているのは知っていましたが、こんな役得があったとは・・・。わたくしとブルーは肉体労働ばかりなのに!シンザン会長のえこひいき!

 

そうして4人で話していると、そこかしこに設置されたスピーカーからアナウンスが入る。どうやらもうすぐ花火が始まるようですわ。いけない話が楽しくてすっかり忘れてましたわ!

 

あわわ、早く移動しましょう!いい場所が取られちゃいますわ!

 

そうやって移動しようとすると、マルゼンスキー先輩に呼び止められる。どうしました?先輩も移動しないと間に合いませんわよ?

 

「場所を取らなくても大丈夫よ。今日会った後輩ちゃん達に、私がイケイケな穴場スポットを教えてあげる♪」

 

マジですの!?わーい!マルゼンスキー先輩大好き!




はい、マルゼンスキー先輩でした。
マルゼンスキーとミカドちゃん相性はかなりいいです。アホな子とマルゼンスキーは鉄板組み合わせやな!

ミカドちゃんはドライブデートにも対応できます。なんなら車趣味を始めようかなーと思うくらいには順応できます。
彼女が乗るのは何?もちろんランエボですよ!

やべーなここはイニDでも湾岸でもないんですが。唐突に峠でバトルとか始めないでねミカドちゃん。
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