永遠なる皇帝とストイックモンスターメスガキが、主人公を大岡裁きするお話   作:ぐっちSKG

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UA1万回記念で26日の2話連続投稿のふたつ目です。前話見てない方は1話戻ってみよう!

なぁにストックはまだまだある。ちょっとくらいサービスしてもおっけーでしょ


リギル!挑発!超新星!

マルゼンスキー先輩のチーム?

 

わたくし達の前に突然現れたマルゼンスキー先輩は自分の所属するチームへの見学を勧めてましたわ。しかし妙ですわね。マルゼンスキー先輩はトレーナーと専属契約を結んでいたのでは?前に雑誌の記事でマルゼンスキー先輩の特集をしていた時に、担当は専属新人トレーナーと書いてあった記憶がありますわ。

 

「そうよ。わたしとトレーナーで最近新しいチームを立ち上げたの」

 

なるほど知りませんでしたわ。確かにマルゼンスキー先輩の実績ならチームを設立してもおかしくありませんわね。担当の新人トレーナーさんも若手ながら相当な切れ物と聞いてますわ・・・まあ雑誌の受け売りですけど。

マルゼンスキー先輩のチームならさぞ高レベルな選手が揃っているだろう。渡りに船ですけどどうしましょう2人とも。

 

「私はマルゼンスキー先輩の勧めであれば間違い無いと思う」

「わたしもさんせーい♡どんな練習してるのか興味あるな♡」

 

チームとして実績はなくとも、正直美味しい話すぎるくらいですわね。あのマルゼンスキー先輩を育て上げたトレーナーのチームなんて将来有望ですもの。メイクデビューまで毎年見学はできるそうですし、今はこのビッグウェーブに乗るべきですわね。

 

じゃあマルゼンスキー先輩!わたくし達チーム見学させてもらってもいいですか。

 

「モチのロンよ!トレーナーには私から伝えておくから!」

 

あっそうですわ1番大事なことを忘れていましたわ。マルゼンスキー先輩。

 

「何かしら?」

 

チームの名前は何というんですの?それを聞かないと始まりませんわ。

わたくしの言葉にしまったと言う顔をした先輩。こほんと咳払いをしたマルゼンスキー先輩は自慢するように高らかにチーム名を名乗った。

 

「リギルよ。チームリギル!」

 

イケイケな名前でしょと言いながら先輩はウインクしましたわ。

 

 

-------

 

 

放課後、わたくし達とマルゼンスキー先輩はターフグラウンドに集まっていた。マルゼンスキー先輩ともなると、簡単にターフを借りられますのね。羨ましいですわ。でもそんなことより・・・

 

マルゼンスキー先輩、マルゼンスキー先輩。

 

「何かしら?何かわからないことでもあった?」

 

何でわたくし達以外誰も来ないんですの?先輩のチームメイトは今日はお休みですの?見学者も先輩のチームならもっといっぱい集まってもおかしくないと思うんですけど

 

「まぁ5日前に立ち上げが決まったし。チームメンバーは誰もいないのよねぇ」

 

5日前、5日前ってことは・・・5日前って事ですの!?嘘!?花火大会直後くらいじゃないですか!そりゃ知らないなら誰も見学にきませんわよ!本当に立ち上げたばっかりじゃないですの!

 

「そうよ?あの日に立ち上げようと思って、すぐにトレーナーに相談したの」

 

だからまだ書類申請も終わってないのよねえ。とマルゼンスキー先輩は何でもないかのように話す。

さ、流石に見切り発車がすぎますわよ。ブルーとかちょっと引いてますわよ。まじかよこの人って顔してますわ。

それってチーム見学って言うよりも、チーム創立メンバーを探しているの方が正しくないですか?

 

「うーん。そうとも言うカモ!」

 

・・・・・実はこの先輩、なんかその場のノリで生きてませんか?わたくし少し不安になってきましたわ。

 

「まあまあ、固いことは言いっこナッシング!トレーナーももうすぐ来るし、ストレッチでもしながら待ってましょ」

 

 

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「あっ、トレーナーが来たみたい。おーいおハナちゃんこっちこっち!」

 

こちらに歩いて来る若い女性。グレーのパンツスーツを纏った細身の女性ですわね。キリッとした顔や目からは切れ物という第一印象を受ける。レース雑誌のいうこともたまには的を射ていることもありますのね。

 

なるほどこの人がマルゼンスキー先輩のトレーナー。なんていうか・・・頭が良さそうですわね!眼鏡かけてますし!クールビューティーな女教師みたいですわ!

 

でもなんか怒ってません?先輩の事手招きして呼んでますわよ。あっ近づいて行った先輩がほっぺたひねられている。珍しいものを見れましたわね。写真撮っておきましょう。パシャリ。

 

「あいたたた。おハナちゃん許してぇ」

 

おハナちゃんと呼ばれたトレーナーは怒っているように見えますが、マルゼンスキー先輩と良い関係を築けているようですわね。なんていうか互いに心を許しているように感じますわ。

 

ひとしきりひねって満足したのか、こちらに向かって来る。本当にこの人新人トレーナーなんですの?既にベテランの風格がありますわ。こんな堂々と振る舞える新人はなかなかいないでしょう。

 

「うちのが迷惑をかけたようだな。私は東条ハナ。マルゼンスキーの専属トレーナーをさせてもらっている」

 

はじめまして!わたくしはミカドランサーですわ!よろしくお願いしますわおハナちゃんトレーナー!

 

元気よく自己紹介をすると、合点がいったような顔をするおハナちゃんトレーナー。なんですの?わたくしのことを知っているのでしょうか。

 

「・・・なるほど、あなたが噂の問題児ね」

 

噂?!噂ってなんですの!わたくし問題児じゃありませんわよ!まっとうに生徒をしてるだけですわ!

 

「となると後ろの子達は・・・」

 

話題を振られたルドルフとブルーが自己紹介する。なんか3人セットみたいに思われてませんわたくし達。そんなに一緒にいるかなぁ?・・・うんいますわね。なんかいっつもつるんでますもの。

 

「チーム見学に参加したいとのことだけど、まだチーム名も決まってなくてな」

 

えっ、チームリギルじゃありませんの?さっきマルゼンスキー先輩が言ってましたけど。

 

おハナちゃんトレーナーは横に立っていたマルゼンスキー先輩を見る。わぁお目線が鋭い。きっとまだ内緒にしてないといけない話だったのですね。マルゼンスキー先輩もメンゴメンゴって手を合わせて謝っていますわ。

 

「・・・申請が通ってないから、チームリギルはまだ存在しない」

 

目元を揉み解しながら答えるおハナちゃんトレーナー。なんというか振り回されてますのね。もしくはマルゼンスキー先輩が振り回し慣れてるかのようですわ。

 

「見学にきてもらって残念だけど、今日はマルゼンスキーの練習を見るくらいしかすることがないの」

 

まあ唐突な訪問ですからね、しょうがないかもしれないですわね。とその時わたくしに素晴らしいアイデアが降ってきました。

 

はい!はい!はい!わたくしにいい考えがありますわ!

 

わたくしはぴょんこぴょんこ跳ねながら、おハナちゃんトレーナーの前で挙手をしますわ。わたくしすごくいい案を思いつきましたの!こんな機会滅多にありませんわ!

 

わたくし!マルゼンスキー先輩とレースをしてみたいですわ!

 

わたくしの新フォームまだターフで試したことありませんの!この林道で極めた新フォームの試運転に付き合って欲しいですわ!

 

林道やダートで走ってはみたものの、やっぱりターフで試さないと。走ってる最中でスペシャルな名前も思いつくかもしれませんし!

 

うん?なんかおハナちゃんトレーナーからの目が厳しい。マルゼンスキー先輩も目つきが変わりましたわ。えっ、わたくし何か失礼なこと言いましたっけ?

 

 

 

 




というわけで次回デスレース!

ミカドちゃんは勝てますかね。無理だよこんなん!勝てるわけないじゃん!!

デビュー前のウマ娘がイケイケノリノリ状態のマルゼンスキー相手に戦うとか、負けイベント以外の何者でもない。何がいい考えなんだ。聞いてるのかミカドちゃん!君のアイデアロール大抵失敗してないかい!?勝手なことはやめるんだ!
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