永遠なる皇帝とストイックモンスターメスガキが、主人公を大岡裁きするお話   作:ぐっちSKG

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新章開幕。まあだらだらと日常回ですね。リギルと一緒にトレーニング!


03R テリブル!トラブル!トランプル!
リギル式ブートキャンプでYES以外言えなくなるんだよ♡なれ♡


レッドアラート

 

その時わたくし達はターフにいた。マルゼンスキー先輩のチーム見学の一環として練習を見てもらっているのですわ。

 

「脚が止まっているぞ!やる気あるのか!」

 

はひっ・・・はひっ・・・。

 

最初は喜んだものですわ。トレセン学園のターフグラウンドをこれから2週間使い放題なんて、わたくし達には夢のような話ですもの。マルゼンスキー先輩さまさまですわとか3人で話あったのだ。

  

「あとたったの2セットだ!根性を入れて走れ!」  

 

ターフ使い放題だね。やったなミカド!と喜んでいたあの時のわたくし達、聞こえますか。わたくしは未来の貴方です。いいですか?その先は地獄ですわ・・・。

 

「あなた達の内、誰が一番の根性なしか確かめてやる!根性なしと呼ばれるのが嫌なら走れ!」

 

タスケテ・・・ダレカタスケテ・・・。

 

---------

 

 

わたくし達は今日もターフグラウンドに集合していた。今日から2週間マルゼンスキー先輩とおハナちゃんトレーナーの元でお世話になるのだ。

 

なんでも未来のトップチーム・・・を目指すリギルのトレーナーとしての訓練の一環らしい。本来チーム見学の見学者を本格的に練習に参加させる事は、あまり宜しくはないのだそうですが。昨日の内におハナちゃんトレーナーが手を回したらしい。

 

理事長から許可をもぎ取ってきたとおハナちゃんトレーナーは言っていたが、理事長ってそんなに簡単に会えるものなんですの?わたくし達からすれば雲の上の人なんですが。おハナちゃんトレーナー、貴方やっぱり新人詐欺なのでは?

 

そんなわけでわたくし達はおハナちゃんトレーナーのチーム練習の実験もとい訓練という形で練習に参加できるというわけですわ。方便にしか聞こえませんが、まぁわたくし達には得しかない話ですわね。

 

なんせ!ターフ!ああ麗しきターフグラウンドを自由に使えるのだ。この美しさすら感じる一面緑の平原が走り放題なんて、クラスメイトなら言ったら刺されかねませんわ!

 

わたくしだけではありませんわ!ルドルフは無表情を気取っていますが、尻尾は隠せていませんわよ。ブルーは・・・普通ですわね。まあこいつは林道フェチなので。

 

そう思っているとおハナちゃんトレーナーがやってきた。あれマルゼンスキー先輩は一緒ではないんですの?

 

「ああ、マルゼンスキーは少し遅れるそうよ」

 

ふーん、ていう事は開始時間はマルゼンスキー先輩が来るまでずらしますの?

 

「いやむしろちょうどいいわ。トレーニングをする時間の調整になる」

 

つまり、わたくし達は先にトレーニングを始めるのですね。今日は何をするのですか?

 

「いや、その前に貴方達に話しておかなければならないことがあってな」

 

?なんでしょう改まって。

 

「昨日ハチからあなた達のデータを預かってきた。なかなかいい成績を残しているようじゃない」

 

なんかいきなり褒められちゃいましたわ。なんだか照れますわねぇ。でもハチって誰ですの?聞いたことありませんわよ。えっ鬼教官!?あの人ハチって名前なのですか、犬みたいですわね。今度ハチ公とでも呼んでみましょう。

 

「普段行っている教官の実技授業も、あなた達なら軽くこなせるようじゃない」

 

そうですわよ。見ての通りわたくし達は優秀で他人の模範となる優等生ですのよ!もちろん実技の成績はトップクラスですわ!

 

「そこでデータを精査してみた結果、あなた達にはあの授業では負荷が足りない」

 

・・・・うん?なんかすっごい嫌な予感がしてきましたわ。

 

「そこで怪我なく効率的に、限界まで負荷をかけるトレーニングを昨晩考えてきた。今日の練習は普段の3倍きついと思いなさい」

 

・・・・・うーんちょっとお腹痛くなってきましたわ。

 

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走る。走る。ただひた走る。

 

おハナちゃんトレーナーがわたくし達に与えられたトレーニングメニューは、スタミナの強化を重点的に置いたものでしたわ。

 

全力坂道ダッシュ。回数・・・たくさん!

 

足に大きな負担を掛けずに、心肺機能を効率的に徹底的に苛めぬく。なんとも恐ろしい地獄のトレーニングですわ。あの人データ主義ぽい見た目なのに、これじゃデータ主義脳筋じゃないですか!ええいこのデータゴリラめ!わたくしを騙したな!

 

1往復ごとに僅かなインターバルと心拍数を計り、息が収まりきらない内に次の往復へと向かう。こ、これ精神的にもかなり・・・きっついんですわ!!

 

ずっーと代わり映えしない風景だし、わたくし昼ごはんを戻しそうですわ。こんなん苛めですわ!パワハラですわ!

 

「何度言ったらわかる!脚を緩めるな!」

 

う・・・ぐ、ぐぁぁぁぁぁああ!!

 

脚に力を入れてやけくそじみた加速を行う。が、すぐに失速する。悲しいかな。もうスタミナがありませんのぉ!

 

ブルーもルドルフもヘロヘロですが、わたくしはその中でも1番ひどい。わたくし1番スタミナが劣ってましたのね・・・・。

 

「ほら走れ根性なし!1番の根性なしはお前かミカドランサー!!」

 

足りないのはスタミナであって、根性ではありませんわよ!と返す元気もない。もう息が上がってしまって、声が出ない。なんとか頑張って速度を戻す。

 

タスケテ!ダレカタスケテ!

 

--------

 

あーわたくしはーとってもつよいうまむすめー。

 

わたくしつよい。れんしゅーがんばる。もっとつよい。

 

「はいお疲れ様!スポドリ飲む?」

 

わぁいありがとーまるぜんすきーせんぱい。すぽどりおいちー。ごくごく。

 

・・・・ぷはぁー!わたくし死ぬかと思いましたわ!危ないところでしたわ、じいちゃんが川の向こうでこっちこいよって言ってましたわ。じいちゃん生きてますけど。・・・じゃああれ誰ですの?!

 

「大袈裟ねぇ」

 

クスクスと口元を隠すように笑うマルゼンスキー先輩。わぁ可愛い。

 

そうしていると先輩は今度は近くでぶっ倒れてるブルーの方に近づいていった。わははブルー、普段とは大違いですわね。カメラがないのが残念ですわ。

 

ルドルフはしんどそうですが、まだぶっ倒れる程ではないらしい。こいつわたくし達の中でいちばんスタミナがありますからね。

 

それにしてもこんな強度のトレーニングを上級生はみんなこなしてますの?えっ、なにそれこわい。トレセン学園は地獄か何かですの?

 

「そんな訳ないだろう。クラシック級のウマ娘でもこんなトレーニングはしない」

 

えー!じゃあなんでわたくし達だけこんな地獄巡りさせられてますの!説明を!説明を要求しますわおハナちゃんトレーナー!

 

「貴方がマルゼンスキーを倒すと言ったんでしょう。マルゼンスキーを倒せるだけのトレーニングだと最低でもこのくらいのものになるわ」

 

まさかの下限でこれですの!?ほ、本当にここまで必要なんですの?ちょっと盛ってたりしませんか!

 

「必要よ」

 

・・・そっかぁ、ひつようかぁ。

 

それなら・・・しかたがないですわねぇ・・・。

 

 

 

 




鬼教官のハチって名前はあだ名です。鬼教官は以前プロットのままゴミ箱にぶち込んだ、いつか書こうと思っていた別のウマ娘作品の登場キャラクターを再利用しただけです。深くは掘り下げる予定はありません。

本名はエイティーファイブです。自分より速い姉エイティーシックスがいる設定です。
タイトルは忠犬ハチゴーになる予定でした。忠犬ハチ公ならぬハチゴー・・・ふふっ。

一発ネタとしては面白そうだよね。彼氏の名前はきっとイツキなんだ。エイティーシスターズの遅い方とかバカにされてグレていた所を、新人トレーナーのイツキの真っ直ぐさに絆されて一緒にトゥインクルシリーズを駆け抜けていくんだ。みんなはエイティとかハチとかファイブって呼ぶんだけどでもイツキだけはハチゴーって呼ぶんだ。イツキ以外がハチゴーって呼ぶと怒るんだよ(早口)
不良になりきれない不器用で優しいハチゴーちゃん可愛い!ねえ誰が書いてお願い!じゃあなんでゴミ箱にプロット捨てたって?私はラブコメなんて書けねぇ!
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