永遠なる皇帝とストイックモンスターメスガキが、主人公を大岡裁きするお話   作:ぐっちSKG

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何というレースへの自然な導入・・・でもレースはカット!カット!カットォ!!

なんか急激に伸びて、わたくし怖いですわ。


ウマ娘・ザ・マッドマックス・ダービー

わたくしの疑惑が晴れたのかは分かりませんが、とりあえず食堂に話を聞きにいくことになりました。シンザン会長は仕事中なので来れませんでしたが、何かあったら直ぐに連絡するようにと言われましたわ。

 

休みなのに食堂に人がごった返していますわ。しかもなんかバリケード貼ってますし。その上にたくさん張り紙がしてますわね。なになに?

 

『食堂閉鎖反対』『生徒の希望を奪うな』『中止だ中止!』『食の自由闘争』『まだ私が食べてる途中でしょうが!』『おかわり自由かソブンガルデかだ!』『食堂の唐揚げ全部にレモンかけておくね』『←お前を殺す』

 

うわぁなんかすごいことになってますわね。

 

「おお、お前らもコレに参加しにきたのか?!」

 

そうやって話しかけてきたのは野生味のあるギラギラとした笑みを浮かべたバンダナをしたウマ娘。おそらくこの集団のリーダーなのだろう。周りに姐さんと呼ばれていますわ。

 

なんというか身長が高くてガタイがいいから威圧感がありますわ。わたくし達の中で1番大きいルドルフよりも一回り身長が高い。

 

残念ながらわたくし達は生徒会長から頼まれて話を聞きにきただけですわ。なんですのコレは?食堂閉鎖はただの噂で嘘ですわよ。

 

「チッ、なんだよテメェらシンザンの犬かよ」

 

ムカッ。わたくしを犬呼ばわりとは聞き捨てなりませんわね。ぶちのめしますわよ。あんな噂に踊らされる間抜けな先輩には言われたくはありませんわ!

 

「ハッ!あんなもんがただの噂なんてことは分かってんだよ!」

 

じゃあなんでこんなことしてますの?バ鹿なんですの?

 

「面白そうだからだよ!!」

 

な、何という問題児発言。このバンダナ先輩!お祭りじゃないんですわよ!わたくしだっていろいろ我慢しているのにそんなあけすけと!わたくしのように模範的な行動をしなさい!

 

「いやお前はダメだろ」「そーだそーだ♡」

 

ええいやっかましいですわ!2人ともどっちの味方なんですの!とりあえずここでたむろしている全員解散しなさい!

 

そういうとたむろしていた全員が笑いだす。マジむかつきますわコイツら。

 

「テメェもウマ娘だったらよ俺様達とターフでレースしな。勝てたら解散してやるよ。まぁメイクデビュー前の小娘が、シニア級の俺様に勝てるわけないがな!」

 

ははははと笑うバンダナ先輩・・・上等ですわ!ボコボコにして犬呼ばわりしたことを後悔させてやりますわ。貴方が誰だかは知りませんが、デビュー前の後輩に負けて泣きを見るのはそちらですわ!

 

わたくしがターフグラウンドに移動しようとすると、ルドルフに止められる。えっダメ?!なんで!バンダナ先輩に詫びを入れさせないとわたくしの気が収まりませんわ!

 

「少し落ち着け。今日は走るのは禁止だろう」

 

ルドルフ!確かにおハナちゃんトレーナーから今日は絶対走らずしっかり休めとは言われてましたが!でも!

 

「それにこの人すごーく強いよ。本気で走っても厳しいと思うけど♡」

 

ブルーまで・・・むむむ確かにこの人から強そうなオーラ?をバチバチ感じますわ。このバンダナ先輩、頭は悪そうですがめっちゃ強いと思いますわ。仕方がない苦肉の策ですわ。

 

はい、バンダナ先輩質問です!助っ人はありですか?

 

「おういいぜ。誰だろうと叩き潰してやるよ」

 

自信満々で答えるバンダナ先輩から了承が取れたのでわたくしは電話をかける。プルルルル、ガチャ。

 

もしもしマルゼンスキー先輩。今暇ですか?

 

「ちょっ!」

 

-------

 

トレーナールームでおハナちゃんトレーナーと話していたのか、マルゼンスキー先輩はおハナちゃんトレーナーと2人揃ってすぐに現れた。

 

颯爽とターフに現れたマルゼンスキー先輩により立てこもりウマ娘達は蹴散らされた。描写はしなくてもいいでしょう。そのくらいの慈悲の心はわたくしにもあります。もう虐殺でしたわ。

 

や、やってやんよぉ!と挑みかかり16頭立てのレースを行った。15人の立てこもりウマ娘チーム対マルゼンスキー先輩1人で戦いあえなく惨敗。ボコボコにされたバンダナ先輩達が地面にぶっ倒れている。

 

いつも通り逃げを打ったマルゼンスキー先輩に対して、バンダナ先輩は後半スパートしたのになかなか距離が縮まらず2バ身負け。

 

でもバンダナ先輩、マルゼンスキー先輩相手にかなり惜しいところまで行きましたわ。他が大差負けなのに。少なくともバンダナ先輩だけはわたくし達よりは速い。

 

「テメェ、マルゼンスキーは反則だろうがッ・・・!」

 

倒れたままこちらを睨み付けるバンダナ先輩。

 

しかしねぇ、わたくしとしては助っ人を呼んだだけですわ。許可も取りましたわよね?

 

「限度ってもんがねぇのか!?」

 

ありませんわね。わたくし相手を潰す時は念入りにと決めてますので。さあ貴方達は負けたのですから、とっとと解散してカラオケで反省会でもしてなさい!

 

はい解散!解散!とっとと解散!と言いながら地面に横たわった無様な敗残兵を全員を立たせる。なんだかんだ負けたことを認めて解散し始めたのを見ると、潔さはあるようですわね。

 

認めなかったらシンザン会長も呼んで延々レースさせるつもりでしたが、手間が省けましたわ。

 

あと覚えておきなさいバンダナ先輩!今回は助っ人でしたが、次はわたくしがボコボコにしますので!代理レースはわたくしも不本意なことなのは変わりありませんので!

 

---------

 

問題になる前か、なった後かはわかりませんがとりあえず解決となったのでシンザン会長に報告に来ました。

 

「疲労・・・流石に疲れた・・・」

 

やよいちゃんが伸びていますわ。疲労困憊と言った所ですわね。ルドルフもブルーも相当疲れてそうですわ。わたくしはピンピンしてるのになっさけないですわねぇ!

 

「君は元気だなぁ。羨ましいよ」

 

シンザン会長もデスクワークで大変そうですわね。わたくし手伝いましょうか?まだそのくらいの元気ありますわよ。

 

「いや、仕事を増やされそうだから気持ちだけ受け取っておくよ」

 

それは酷くないですか。わたくしデスクワークくらいできますわよ!多分!

 

「そういえば食堂の件。立てこもっていたウマ娘とレースになったようだね。マルゼンスキーが走ったそうじゃないか」

 

露骨に話を逸らしましたわね、まあいいですわ。それにしてももうシンザン会長の耳にも届いてましたのね。というより早すぎません?解散してわりとすぐ来たつもりなんですが。

 

「本人から聞いたからね。ほらバンダナの」

 

負けたバンダナ先輩がわざわざシンザン会長に報告に来たんですの?それなんかおかしくないですか。

 

「彼女は私の友人だからね。彼女はああやってあえて方向性を持って焚き付けることで、問題を収束しやすくしてくれているんだよ」

 

えっそうなんですの?!ぜ、全然気が付きませんでしたわ・・・バンダナ先輩はもしかしていい人なのですか?

 

「いい人・・・ではないなぁ。面白さ第一主義なのは本当だしね。まあ学園の問題児の取りまとめ役をしている問題児筆頭みたいなものなのさ。でも今回の騒動を聞きつけて自主的に動いてくれてたとは思うのさ。レースにさえ勝てば問題はすぐ解決しただろう?」

 

確かに・・・マルゼンスキー先輩に負けた後は潔く解散してましたわね。もしバンダナ先輩がいなかったらどうなっていたんでしょう?

 

「前回の立てこもりみたいに延々と長期化していただろうね。騒動をスパッと切り上げられる子は貴重なんだよ。以前彼女を生徒会に誘ったんだけど、そこまでの成績じゃないと断られてしまってね」

 

あれは本当に勿体なかったなぁ、というシンザン会長。バンダナ先輩・・・わたくしはあなたを誤解していたようです。

 

今度わたくしがバンダナ先輩とレースする時は半殺し程度に済ませておきましょう。犬呼ばわりしたことはまだ謝ってもらってないので。

 

 

 




バンダナ先輩は豪快な先輩として登場させました。シンザン会長とは腐れ縁ですね。唐突に現れて肩を勢いよく抱きながら、おう!肉食いに行こうぜ!って言ってくるタイプの先輩です。面倒見があってカリスマもあります。頭は良くないです。この後彼女主催でカラオケで打ち上げをやってました。

元ネタはヒシスピード。まぁ今後も作中ではバンダナ先輩と呼びますし、史実沿いの設定も考えてはないです。でもマルゼンスキーを掘り下げる際に役に立ってくれるはずです。
史実としてヒシスピードはマルゼンスキーを後一歩まで追い詰めた馬です。でも結局何度挑んでも最後まで勝てず、勝ち鞍もパッとしません。シンボリルドルフとビゼンニシキみたいな関係なんですね。8戦8勝のマルゼンスキーと3回戦ってるってほんと無鉄砲だな。
それにしてもヒシスピードにマルゼンスキーをぶつけるとはミカドちゃん鬼かな?

実はミカドちゃんと1番相性のいい先輩です。まぁあれですねジェネリックミカドちゃんみたいなものです。問題児には問題児をぶつけんだよ!そしてシナジーが発生して最終的に学園が崩壊します。
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