永遠なる皇帝とストイックモンスターメスガキが、主人公を大岡裁きするお話 作:ぐっちSKG
はい、これを見てもらえますか?
これは・・・前代未聞ですな。
ええ信じられません。まさかこんなことが。
あの問題児達がまた何か問題を起こすんじゃ・・・
どうしましょうか、このシーズンならアレしか考えられませんよ。
このまま見過ごすのは・・・・去年のこともありますし。
背に腹は変えられないですね。いっそ強硬手段を・・・
そうですね。理事長にも話してみましょう。
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10月も後半に差し掛かりうひひひひひ。
わたくしはウヘヘヘヘへ。
「気持ちの悪い笑い声を出すな」
わたくしの頭にルドルフが勢いよくチョップを落とす。あぁぁ痛いよぅ!
わ、わたくしが一体何をしたというのですか!まだ今日は何も悪いことをしていませんわよ!それをいきなりチョップとは・・・暴力面に堕ちたものですわねぇ!!ルドルフ!あとブルーはそんな顔しない!
「・・・そんな顔?変な顔してたかな?」
うわぁってドン引きしてる顔をしてましたわ!
「じゃあせーかいだね♡」
確かに少しだけ気持ち悪かったかも知れませんが、わたくしちょっと浮かれてしまっただけですわ!今日までの苦しみを乗り越えたわたくしの苦悩は、あなた達にはわからんでしょうねぇ!!この苦しみは!
あの思い出すだけで身の毛もよだつ邪悪な文字の羅列。ああおぞましい!!あんなものこの世にあってはならないのですわ!ほらわたくしの尻尾の毛が逆立っていますわ!
「ただの中間テストが終わっただけだろう」
ただ!?ただの!?わたくしがどれだけ苦労したと!それを貴方は・・・もう我慢なりませんわそこに直りなさい!とりぁぁぁ!あぁぁあごめんなさいごめんなさい!
「もうしないな?」
はい!しません!ああぁルドルフ、グリグリはやめてぇえ!!
そんなわけで今日で忌々しい中間テストが終わりましたわ!
ルドルフのグリグリから解放されたわたくし。いそいそと教員のいない教壇に立つ。テストが終わって浮かれ気分のクラスメイト達を見渡す。突然教壇に立ったわたくしを見ている。大きく息を吸い発言する。
ふふふふふ。10月終わりといえばぁぁぁあ!
わたくしの掛け声に合わせてクラスメイト達がハロウィィィィィイン!!と声を上げる。ふふふ完璧な合いの手ですわ。
そんなわけで大ハロウィン計画を行いますわ!何か思い出になるようなことをしましょう!中間テストのフラストレーションを全てハロウィンにぶつけましょう!その為にみんなで勉強したのですからね!
そのために追試を避けるようにみんなで勉強したのだ。追試がハロウィンの日に被っているので、1人でも追試になれば置いてきぼりが出てしまう。そして結果として全員追試を避けることに成功した。
ふふん。教員達は追試なしに本当にびっくりしていましたわ!クラス全員が追試を避けるのは前代未聞らしくちょっとした騒ぎになっていましたわ!
「お前が追試じゃないことに驚いていたんだぞ」
はいそこルドルフ余計なことを言わない!この為にわたくしはそれはもうすっごい勉強をしたのですから。でもわたくしがその気になればテストなんてちょちょいのちょいですわ。
さあさあ!皆さん!アイデアを募集しますわ!皆さんの素晴らしいナイスなアイデアをどんどん言ってください!さあ!仮装はもちろん!何でもやりますわよ!
全員あーでもないこーでもないと意見を出したり、唐突にカメラマニアちゃんが写真を撮り出したり、ジャンケンで負けたバトラーがジュースを買いにパシらされたり。
ブルーがジャグリングを始めたり、クラスメイトのパジェロ!パジェロ!という掛け声に合わせてわたくしが黒板に向かってチョークを勢いよく投げたり。そんなわたくしをルドルフが正座させたりしていました。
世はまさに無秩序かつ混沌!なんでこうなったのかは分かりませんが楽しいことは最優先ですわ!
そうしていると唐突に教員が教室に入ってきた。ん?珍しいですわね授業でもないのに。先生何かありましたの?
教員が申し訳ない顔をしながら1枚のプリントを手渡してくる。なになに?
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お知らせ
毎年10月31日に限り特例で黙認していたハロウィンの仮装を、諸般の事情により今年から正式に禁止することとなりました。
当日校内で仮装を行ったものは罰則が課せられます
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たのもーーー!!
そう言ってわたくしはクラスの代表として、放課後の生徒会室に飛び込んだ!そこには予想していたと言わんばかりにシンザン会長がお茶とお茶菓子を用意してまっていましたわ。
もぐもぐ。いったいどういうことですかこれは!ごくごく。
「いやぁ以前から教員達からハロウィンイベントに対する禁止要望があってね」
シンザン会長・・・でもでもこの学校は自由な校風がウリじゃないですか!うちのクラス爆発寸前ですわよ。折角みんな頑張って追試回避したのにこのままじゃ立てこもりですわ。
それは困るなぁとニコニコしながら答えるシンザン会長。でもねと言って言葉を続ける。
「これでも譲歩してくれた方なんだよ?禁止されたのは校内の仮装だけだからね。最初はハロウィンイベントを全て禁止するべきという意見だったからね」
仮装を校舎内でやるのがいいんじゃないですか!たしかに校舎内では制服と勝負服以外の服装は原則禁止ですけど、何もいきなりすることはないじゃないですか!
「去年のハロウィンで停学者が出てね」
て、停学?!仮装したのと何か関係があるんですの?!過激な格好をしてBANでも食らったのですか?
「仮装した衣装でその・・・担当トレーナーとうまぴょいしようとしたのがバレたらしくて」
・・・それなら仕方がないのかもしれませんわね。それにしても先輩たちもやるものですわね。センシティブのど真ん中を突っ切って行きましたわ。無茶しやがって・・・。
「やられちゃ困るんだよ・・・」
頭を抱えるシンザン会長。うーんこれでは援護射撃には期待できそうもありませんわね。許可はもぎ取れそうもありませんわ。
分かりましたわ許可を取るのは諦めます。とりあえず後でクラスのみんなに話しておきましょう。
その後もたわいもない話や近況報告で盛り上がる。マルゼンスキーの車の助手席で恐ろしい目にあったとか、最近たづなさんがすこし怖いとかそんな話ですわ。
そうしているとお茶もなくなったので退散する。くれぐれも問題を起こさないようにと、シンザン会長に釘を刺されてしまいましたわ。
それにしてもクラスのみんなにはなんて報告しましょう。わたくしが率先していたので、わたくしが何とかするつもりでしたけど厳しいですわね。
シンザン会長にはクラスが爆発寸前とは言いましたが、正直言ってあのプリントを教員に渡された時から、なんか私のクラスがお通夜みたいなんですわよね。泣き出す子もいたくらいですし。
うーんうーんと頭を悩ませる。でも妙案なんてありませんわ。あとでルドルフに・・・・いや、こういうことはバンダナ先輩に相談した方がいいのでしょうか?学園の問題児全員を巻き込んで立てこもりましょうか?
まぁとりあえずわたくしは仮装の準備をしましょう。シンザン会長には許可を取るのは諦めると言いましたが、許可が取れなければ無許可でやるだけですわ。さあみんなで顔を隠せるカボチャのマスクを買いに行きましょう。
ミカドちゃん!いいかハロウィン当日は絶対に仮装をするなよ!いいか絶対だぞ!
ミカド「了解!バレないようにやりますわ!」
違うっ!!