永遠なる皇帝とストイックモンスターメスガキが、主人公を大岡裁きするお話 作:ぐっちSKG
そんなわけで現在会議室ではルドルフとおハナちゃんトレーナーのリギル組。シンザン会長含む生徒会メンバー、立案者としてブルー、そして新旧ファンクラブから代表含む数名で話し合いが行われているのです。
わたくしは・・・お外で待っています。マルゼンスキー先輩がお目付け役としてわたくしを監視するという名目で、会議室にほど近い学食ことカフェでお茶をしています。マルゼンスキー先輩の奢りで飲むフルーツオレは最高ですわね!ズズズ・・・。
それにしてもブルーがあそこまで計画を立てていたのは予想外でしたわね。逃げたと思ったのにとんだ伏兵と言えるでしょう。
わたくしが関わると面倒ごとになるからと、あそこまで念を入れられてはわたくしすることがありません。でも心配ですわねぇ。
ねー。とマルゼンスキー先輩とにこやかに話し合う。思えばあいつらはチーム賢いズですわ。なんかハブられたみたいで納得いきませんがしょうがないですわね。
ブルーが考えた策は至ってシンプル。最終目的は二つに分かれたファンクラブの統一です。でもそのままくっつけても真っ向から反目し合うファンクラブを統一するは難しいので手を加えるそうですが。
まず第三の公式ファンクラブをルドルフが設立し、そのファンクラブが新旧ルドルフファンクラブを吸収するという形になる。
そしてファンクラブを取り敢えず名目上だけでも一つに統一する。まあここまではただのラベルの張り替えのようなもの。内部で派閥ができるだけですから内部抗争になるだけですわ。
だから内部での派閥争いが起きないようにこっそりと裏から手を回すらしい。なんでも新旧関係ない偽ファンクラブメンバーを送り込み不和を収める。少なくとも両ファンクラブ落ち着くまでの間ですけど。
ようは統一されたファンクラブの中での派閥争いの拮抗状態を作る。天下統一の中に天下三分の入れ子構造だそうです。本当はもっと細いのですが・・・あんまり覚えていませんわ。話が長いんですもの。
状況を把握したシンザン会長が言うには、今回の件は旧ファンクラブの意固地さと、新ファンクラブの見切り発車から生じた物だそうです。時間をかけて相互理解を深めれば自然と解決するだろうとのこと。
じゃあその偽ファンクラブメンバーの人員は何処から出すかと言えばブルーのファンクラブメンバーが手を挙げてくれた。新旧関係ない中立としてのファンクラブ会長としてルドルフが一時的に任命し騒動の鎮静化を図るらしい。
いやぁブルーにファンクラブがあったなんて・・・。わたくし全然気がつきませんでしたわ。でもどー考えても厄ネタなのによく引き受けてくれましたわね。どんな子なんでしょうか?
マルゼンスキー先輩と先ほどまでの生徒会室でのやりとりを話しながら、あーでもないこーでもないとだべりながら時間を潰す。
途中でシービー先輩がいきなり乱入してきたりと色々ありました。楽しそうにハブられたって聞いたよ〜とニヤニヤしているので異論を唱えさせてもらいますわ!適材適所という奴なのですわ!取り敢えず傷付いたので何か奢ってください!
それにハブられたのではなく待機ですもの!わたくしはきちんと待てのできる優等生なので!ブルーの心配しているようなことは起こりませんわよ!
シービー先輩からポテトフライを勝ち取り、一緒に話しているとカフェにもどんどん人が増えてきた。見れば何故か・・・新旧ルドルフファンクラブのメンバーが多い?なんだか相談事をしていたり、わたくしの方をチラチラ見ている気がしますわ。なんなんですかね?
こっそりと聞き耳を立てても、人が増えてきてガヤガヤしているのであまり良く聞こえませんわ。気になる?気になりません?何かあったんですかね先輩方どう思いますか?
ルドルフファンクラブに関しては大人しくしておくと言った手前、あまりわたくし干渉できないんですわよねぇ。マルゼンスキー先輩もわたくしの見張りである手前動きづらいでしょうし。
うーんと悩むマルゼンスキー先輩。シービー先輩も首を傾げていますが流石の即断即決。シービー先輩は立ち上がってスタスタとファンクラブメンバー達の元へと歩いていった。
うわぁあの子たちいきなりスターウマ娘に話しかけられてすごいびっくりしてますわ。そんなに緊張しなくてもその人は特に何も考えてないですのに。
シービー先輩は後輩たちから事情を聞いたのでしょう。何故かシービー先輩は話の途中でこちらをチラチラと見ていましたが、最後は楽しそうな顔をしながらこちらへと帰ってきた。
いったいどんな話をしたのですか?えっ内緒?すぐにわかる?めっちゃ気になりますわ!ええい聞き出してやりますわ!
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マルゼンスキー先輩と一緒に聞き出そうとしてもシービー先輩は口を割らなかった。最後にはじゃーねーと言いながら風のように去っていった。何だったんですかねあの人。
そうこうしているとカフェの入り口に見覚えのある顔ぶれがぞろぞろと入ってきた。わたくしはおーいルドルフ達こっちこっちー!と手を振りながら立ち上がって誘導する。
いやぁ話し合いが長いんですもの。思ったよりも難行してたようですがようやっと終わりましたのね・・・。ルドルフ達もこちらに気がついたのかゆっくりと歩いてくる。
そこでわたくしはルドルフ達に違和感を感じたので、立ち上がって歩み寄る。
ルドルフ?やっぱりなんだか疲れた顔をしてますわね?げっそりしてませんか?
「・・・すまないミカド」
ルドルフが口を開いたかと思えばいきなりの謝罪。いやいきなり謝られても困りますわよ。ブルー、会議室では何があったんですか。決まらなかったんですか?説得失敗して核の冬確定エンドとか?
「いやぁ・・・これは予想してなかったなぁって。ごめんねミカドちゃん♡」
ブルーからもいきなりの謝罪2回目。二人して謝られる。えっなんなんですの。うまくいったんですか?いかなかったんですか?ええい!おハナちゃんトレーナーどういうことですの!話が全く見えないのですが!
全く状況が読めないのでおハナちゃんトレーナーに尋ねるも黙って首を横に振る。おハナちゃんトレーナー・・・なんでそんな気の毒なものを見る目をわたくしに向けるのですかね?!
いつものメンツが全く役に立たない状態。どうしよう。なので後ろから一緒に来ていたシンザン会長に尋ねる。この人なら詳しく状況を教えてくれるはず。
・・・シンザン会長。すごい嫌な予感がするのですが、一体全体何があったのですか?
わたくしが尋ねるとシンザン会長は聞かれるのが分かっていたかのように説明を始める。
「統一ファンクラブを作るところまではあっさりと決まったんだけどね、誰が会長職を務めるかのところで揉めたんだよ。両会長が自分がやると譲らなくてね」
まぁそこが揉めるのは事前に分かっていたので想定の範囲内でしょう。どちらを選んでも角が立つのは目に見えていますからね。でもなんとか話し合いで解決すると確か言ってましたわよね。
「生徒会の提示した案で、中立とは言え外部の者に会長を務めさせるのはいかがなものかと言う話になってね。取っ組み合いすら起こりかけて我々の案を引き下げざるをえなかったんだ」
ほうほう。
「それでいろいろあって民主主義に則って投票で決めたわけだよ。どのような結果になっても文句を言わない。現在の新旧ファンクラブ会長を除いた会長を任せられる人物を、新旧ファンクラブ全メンバーから集計した匿名選挙で選んだわけなんだけど・・・」
なんでしょうかこの流れ。わたくし何も悪い事をしてないはずなのになんだか猛烈に嫌な予感がします。帰っていいですか?
そう思って一目散に逃げ出そうとしたら、遠くから旧ルドルフファンクラブの会長がわたくしの元へと駆け寄ってくる。普通の足音なのに近づいてくる程頭の中からレッドアラートが鳴り響く。
「探しましたよ特別顧問!いえ新会長!」
は?
旧ファンクラブ会長は目をキラキラさせているような気がしますが多分気のせいではないでしょう。そいつは目をキラキラさせた死神だったのですわ。
慌てて断ろうとしたら後ろからシンザン会長に肩を掴まれる。何という握力なのでしょう。嫌といえば無事ではすまない凄みがありますわ!
肩に込められた力と、背後から感じる圧力にわたくしはマジでビビっていました。その発生源のシンザン会長はゆっくりと口を開く。
「民主主義とはとても残酷だね。でも何はともあれ君が会長だ、いいね?」
アッハイ。
わたくしはめでたく公認ファンクラブである'シンボリルドルフ大好きクラブ'の会長へと任命された。
いやいや絶対おかしいでしょう!何が民主主義ですか!とんだくそったれですわ!
毎日更新結構しんどくなってきたぜ!最初から分かってはいてもソシャゲ4刀流しながらはなかなかね。体調がいい日に書き溜めできればなぁ。
これでメトロイドも買おうか悩んでるんですよ。メトロイドォ!!オモロイドォ!!
ダン・クエールとは誰か。気になった人はググってください。学問の大切さを教えてくれる素晴らしい教訓なのです。