永遠なる皇帝とストイックモンスターメスガキが、主人公を大岡裁きするお話   作:ぐっちSKG

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甘いの3個


塩漬けヌカ漬け砂糖漬け

トレーナーがダイエットを決意してからまずは問題点の洗い出しを行なっていた。1日の運動量や摂取カロリーやビタミンの割合。栄養学も納めているというトレーナーは手早くデータを揃えていく、

 

ちなみにその場面にわたくしも同席しています。ぶっちゃけわたくしはいてもいなくてもいいとトレーナーには言われましたが。でもトレーナー1人だけで食事制限は可哀想ですからね。

 

というわけでわたくしもトレーナーに作ってもらった食事メニューを守りつつ、2人で肉体改造をすることになりました。強要はされてませんあくまで自主的にです。

 

わたくしは体重を落とす必要は一切ないのですが、当分の間バランスの良い食生活というわけです。問題は起こっていなくてもわたくしもかなりバランスが悪い食生活をしている自覚はありますからね。

 

トレーナーが目標体重をクリアするまではわたくしもお菓子生活とは一旦お別れです。

 

それにしてもトレーナー・・・貴方あまりにも食生活乱れすぎじゃないですか?これは酷すぎなんてレベルじゃありませんわよ?

 

トレーナーが1日に食べているものをリストアップしていく度に、わたくしの頬は少しずつ引きつっていくのがわかる。

 

栄養ってなにと言わんばかりのジャンクフードにハイカロリーな菓子パン、後はコーラ等のジュース。後は何の免罪符にもならないサプリメント。

 

そりゃこんな食生活してたら体重も増えるし健康診断の数値が乱れますわよ!たづなさんや学園が言ってることが全面的に正しいじゃないですか!わたくしも人のことは言えませんが!

 

「ははは我ながら酷いものだ。このレーダーチャートなんて傑作だと思わないか?」

 

トレーナーは自身の摂取栄養素を記したグラフやレーダーチャートを見て笑っていた。やけくそじみている笑いですが。

 

ほらそこ笑わない!ってか笑えませんわよ!貴方のことなんですからね!きちんと自覚してください!

 

 

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ということがあってわたくしはお菓子禁止なのです。ウマチョコは当分の間お預けと言うことになりまして。

 

わたくしがお昼にも休み時間にもお菓子を食べない事に動揺していたルドルフに説明をする。本来態々説明をする必要もないのですがまあ多少はね?

 

「ミカドのトレーナーは随分な変わり者とは聞いていたが・・・噂の事もあるからたづなさんは気を遣ってくれているのかもしれないな」

 

ルドルフがお手製茶色一色の弁当を食べる手を止めながら奇妙な話をする。噂?年中引きこもりのうちのトレーナーが噂になる様な事なんてあります?基本日陰者ですので人目にはつかない筈ですわよ。

 

なんせあの見た目で全然知っている人がいませんでしたからね。おハナちゃんトレーナーも知りませんでしたし希少価値溢れるレアキャラの様なものですわ。会えたらラッキー的なご利益がある噂ですかね?

 

「・・・いや忘れてくれ。あまりいい噂ではないからな。お前が態々逆スカウトしたくらいだから多分噂が間違えているのだろう」

 

むむむルドルフがいいところでお預けしてくる。まあ確かに内面外面共に誤解されやすい人ではあると思いますけど、トレーナーとしては結構実力はあると思いますわよ?

 

一体どの様な噂が流れていたのでしょうか。ルドルフが教えてくれないなら・・・ブルーは何か知っていますか?

 

側でたまごサンドイッチを食べていたブルーへと話題を飛ばす。ブルーは口に含んでいだものをコーヒーで流し込むと私の問いに答える。

 

「大半の人にとってはミカドちゃんの担当にいきなり収まった謎のトレーナーだからね。結構話題になったんだけどしらない?」

 

全く知らないですわ。話題になってるのはいつものことなので毎回内容を確認するのも面倒くさくって。

 

ブルーはミカドちゃんって自分の噂には無頓着だよねぇ♡と言いつつも話を続ける。

 

「要は自堕落で半人前のトレーナー扱いなんだよ。実力も実績も不明。言い方は悪いかもしれないけど中央のトレーナーとしては相応しくないって噂があるんだよね」

 

うーんなるほどわたくしから見ても一理あるかもしれませんわね!でも参考までに一体誰がその噂を流したのか聞いてもいいですか?!

 

わたくしの問いかけにルドルフは呆れ顔。なんですか?わたくしが噂の出どころを知りたがるのがそこまでおかしいですかね?

 

「噂の出どころなんて辿れる訳がないだろう。だがもし噂の出どころが分かったらどうするつもりなんだ?」

 

そりぁあもちろんきっちりとお話をするのですわ。和平交渉には対話が必要だって古事記にも書いてありますからね!きちんと話し合いのテーブルは設けないといけませんわ!

 

「交渉が決裂したら?」

 

即刻開戦ですわ!わたくしのトレーナーにくっだらない噂を立てる奴に、立って家に帰れるなんていう甘っちょろい考えをぶち壊して、きっちりと訂正させなくてはなりませんからね!

 

そうですとも病院のベッドで反省を促すのですわ。侮辱には100倍で返せというじいちゃんの教えを実行するのです!侮辱に対する反撃は三女神も許してくれるはずですわ!

 

「ミカドちゃん考え方がギャングみたいだよ♡でもあの体格じゃ自堕落と思われても仕方ないとは思うよ」

 

・・・トレーナーもそこら辺の自覚はあるみたいなんですけどね。本人も忙しくて自生活まで気を回す余裕がないって言ってますし。

 

わたくしがお弁当でも作れればいいのですが、残念ながらわたくし料理スキルに振っていないので・・・包丁はそこそこ使えると思うのですが、味付けが独特過ぎるからキッチンに立たせてくれないのですわ。

 

「私もお前の味付けはどうかと思うぞ。とりあえずなんでも砂糖漬けにするのは味音痴と思われるから辞めた方がいい」

 

ルドルフ・・・貴方は分かっていませんわ。甘さという美味しさはDNAに素早く届くのですわ。それにテレビとかでもアナウンサーが野菜を生で試食して甘ーいとか言ってるじゃないですか。だったら最初から砂糖をかけて食べればいい!

 

これは合理的な判断に基づくミカド的真理なのです!ご飯も野菜も肉も甘さを求める時代!いずれ全世界が炊きたて白米に砂糖をかけて食べる時代が訪れる筈です!いえご飯に限らず味噌汁も漬物も!わたくしは間違っていない!

 

「そんな世界わたしはごめんだね♡甘い味噌汁なんて飲めたもんじゃないと思うよ」

 

うえーと言いながらゲロを吐くフリをするブルーを、ルドルフが行儀が悪いと諫める。甘党代表たるわたくしとしては甘い味噌汁だって案外いけるかもしれないですわよ。ほらコーンスープだって甘いし。

 

今度一回試してみよう・・・とりあえずトレーナーにでも飲ませよう。味噌は体にいいと聞きますし、砂糖は心のエネルギー!きっととんでもないエナジーフードが出来る筈です!

 

 

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トレセン学園というとんでもマンモス学校に所属しているとは言えわたくし達は花の女学生。友人との食事中であろうとも話す話題は尽きない。

 

話題はコロコロと変わり次の話題次の話題へと転換していく。ですがわたくしの胸にあるのはトレーナーの噂についての話題。

 

それしてもトレーナーに不要な悪評が付くのはわたくしとしても大変遺憾だ。決めましたわうちのトレーナーはすっごいって所を学園中に見せてやりますわよ!まずは作戦会議ですわ!

 




一気に半年くらい飛ばして痩せさせたいが・・・そうもいかない。太らせたままでもいいのではないかと思いながらもトレーナーにもヒーヒー言わせなくちゃならないのだ!
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