才能無くて首吊ったら美少女に憑依したけどこいつも才能無くて首吊ってた   作:小中高校道徳の成績5でした

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一気に話は進まなかった。だが夏休み直前まで時を飛ばした! キング・クリムゾン! 前書きと後書きって好き放題かけるから本当に好き。いっぱい書いちゃう。


うへへふへへへ

 夏休み前の7月。暑い。皆半袖の夏の制服を着る。どこもかしこも見ても皆ダルそうだ。しょうがない。いきなり暑くなったもん。俺だって暑い………暑いのに意外と平気なんだよね。なんでだろう。

 

「うへー、暑いよ〜」

 

「アイドルがそんな顔しちゃだめだよ〜」

 

「そういう香菜だってしてるじゃん〜」

 

「いきなり暑くなるんだもん。こんなんじゃ体力持たないよ〜」

 

 そういやこの体体力おばけだったな。

 

「そうだ。昨日見た? デジアイチャンネル」

 

「見た見た。なんかアンノイズ? てチャンネルを紹介してたよね」

 

 聞き耳スタンバイOK。

 

「普段アイドルしか紹介、解説しないのにアーティストを紹介しててびっくりでさ〜」

 

「わかる〜。それでそのアンノイズにもびっくりだよね」

 

 うんうんうんうん! 話題になるのは良いことだ! にしても紹介されてたのか。見逃したな。後でチャンネル登録しとこっと。俺への許可は? と一瞬思ったが文化が違かったわ。勝手に善意の紹介は基本的にOKだったな。極偶にやめてくれっていう人もいるけどそういうのは予めチャンネル概要欄に書いてあるし。

 

 いやーにしても俺の話題が続くって嬉しいなぁ。一生その話してて良いんだよ? 

 

 歩きスマホをしてデジアイチャンネルを見てみると確かに紹介されている。

 

「…………!?」

 

 こいつすごいぞ!? チャンネル登録者数150万!? 有名なチャンネルが結構登録してる! そして見る余裕が無いが感想欄を見るだけでわかる! こいつ! 音楽に対して【愛】がある! しかしそんなチャンネルが何故俺を!? みたい! 今すぐ見たい! だが今は登校中だ! 見るわけにはいかない!

 

 

 にしても俺も有名人になってきたのかぁ……活動初めてして3ヶ月でこれ……かなりのハイペースじゃない? こっちの世界の基準でも。掲示板でもかなり話題になってたし。それにもうすぐ夏休み。それを利用して曲を作りまくる。さらに人気者に! 億万長者! スタジオのお姉さんにソフトの進化を依頼! さらに良い曲を作ってさらに高評価! 有名人に!

 

「うへへ、ふへへへ」

 

 そして収入も安定すれば学校退学してさらに時間が増える……

 

 不意にスマホを取られた

 

「歩きスマホは危ないよ」

 

「あへ?」 

 

 横を見ると智秋がいた。ちくしょうついに通学路バレたか。結構被ってたからわざと時間変えてたのについに被ってしまったか。

 

「すごく嬉しそうだったけど、何か良いことでもあったの?」

 

「まあね、物凄くね」

 

「そうなんだ……デジアイチャンネル。私も見てる。いいよね。色んなアイドルグループを詳しく解説してくれるしわかりやすいし。【4Season's】も紹介してくれないかなー」

 

 すげえ自然に会話になってしまった。まあいっか。

 

「売れればしてくれると思うよ? スマホ返して」

 

「はい。歩きスマホしないでね。やっぱ売れなきゃいけないのかな〜。でも最近は仕事増えてきたし。順調なの……かな」

 

「あ、増えてたんだ」

 

「増えてるよ?! 確かに殆ど休んでないけど、私は秋が旬だから、今は夏美さんがメインなの」

 

「季節関係だと個人の出演依頼が多いの?」

 

「そうだよ、私達の中で一番人気がある小春が多いかな」

 

「へー、どんな仕事?」

 

「それは企業秘密。流石に放送後しか喋れないよ」

 

「それにそろそろ忙しくなるのはわかってるしね」

 

「なんで?」

 

「学生のいるアイドルは長い夏休みが一番自由になれるから勝負どころなの」

 

「言われてみれば」

 

 俺も勝負どころだな。家に引きこもって沢山曲作って…………

 

 そう思ったが、ここ最近の数曲を振り返る。この世界に来て感化されたこと、感じたことが曲に生かされていた。【ヒトリキリ】なんか前世じゃ絶対に作らなかった曲だろう。【自由の無冠】も。発想できたかどうか、乃至になったからこそできた曲だし、自由ならむしろ色んなものに触れてみるべきか。何かインスピレーションを受けるかもしれないし。体力おばけならいけるだろう。

 

「……どっか行きたいなぁ」

 

 前は金が無かったから旅行にも行けなかったし、今は親もいるから旅行とかもいいな。

 

「確かにどこかいきたいね。アイドルっていっても休日はあるし」

 

 この世界の住人はなんの曲を好むのか知るのも研究だし、ライブ行ってみるか。

 

「あ、そうだ。ラブマスターのライブチケットあるんだけど一緒に行かない?」

 

「え? あれって倍率1000倍以上なかったっけ? それを二人分も?」

 

「実はこの前の共演で………そう、共演の時に貰ったの。全員がペアチケットを」

 

 自分で言って自分で落ち込む。自爆したなぁ。親が申し込んでたけど「また外れた〜」って嘆いてたし。俺は動画サイトでしか見たことないから見てみたいな。

 

「わかった。良いよ。それっていつ?」

 

「やった! これはちょうど夏休み初日だね! 場所は………」

 

 

 

 こうして【ラブマスター】のライブに行くことになった。俺は運がいい。

 

 

 

 

 

 

 

 




ちなみに智秋は乃至の事完全に友達だと思ってます。遊びにも誘うし断られてません。
乃至が断らない理由? プロアイドルとお近づきになれるなんてそうないから、カラオケとか一緒に行って参考にしてるんじゃないかな? 職業柄普段の行動にもでると思うし。
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