[終了]葉隠透オリ主短編集   作:高鹿

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▽男性・一般社会人/プロ時代/同棲中/恋愛
棚いっぱいの


自宅に帰ってきて始めにやることは、録画していた地元テレビのニュース番組を見ることだ。同居している恋人の活躍が、もしかしたら、今日は見られるかもしれないと願いながら。

とはいえ、俺の恋人である葉隠透────インビジブルガールは、完全透明人間個性だ。その"個性"の特性や強さから言って、こういったテレビでフィーチャリングされるようなものじゃない。縁の下の力持ち。ヴィランの企みを後ろから刺す、偵察系ヒーローだ。

 

最近はその個性をモデル業に使って見ないかと言う打診があり、テレビではそちらで見ることが多いぐらいで。服のみを強調することに特化しているとインビジブルガールと彼女をとても買っているカメラマンとの対談で、そう評されていた。とはいえ、モデル業はあくまで副業。自分の体が空いている時だけ受ける、と事務所にハッキリと言っているようで、そういうところも、好きだなぁと思う。

 

うん、葉隠透が、俺は好きだ。

インビジブルガールも、好きだ。

 

プライベートである時間と、公的な場での時間。どちらの姿もとても好きで、今でもずぅっと恋に落ち続けていると、我ながらおもう。わからない。いつかこの想いが尽きてしまうのかと、いつか、彼女へ恋に落ちることがなくなるのかと、その日々が来てしまう可能性に、たまに背筋が寒くなる。こんなにも好きな感情が、無味乾燥なものとなる日が。

いま、未だ来てもいないしくる気配もないものを恐れるなんて馬鹿げているとは、うん確かにそうだ。それでもたまに脳裏をよぎる。

 

 

 

 

今日は絶対に残業をしない日だ。会社の意向とかそんなんじゃなくて、単に俺が、奇数月の第三金曜日は絶対に透よりも早く帰ると決めている(そんなことしなくても大体夜遅かったりするんだけど、念には念をだ!)。

マンションの扉をあけて、郵便ポストの規定の数のボタンを押す。かちゃりと開いたその中には真っ白で大きな分厚めの封筒が入っていた。

 

その他諸々も引っ掴んで、急いでエレベーターに乗る。早く着かないか早く着かないかと急く自分を抑えながら鞄から鍵を取り出し、開いたと同時に一目散に玄関へ扉へ。がちゃりがちゃりとここは丁寧に。馬鹿みたいに慌てると逆に鍵が回りにくいっていうのはもう何度も経験してわかってることだ。

扉が開いて、入る。踵でちょっと乱雑に靴を脱ぐ。一旦居間に行って机の上に置いてから、踵を返して洗面所へ。手の隅々まで。今日は紙で指を切ってるから、タオルで拭いたらすぐに傷口に絆創膏。罷り間違っても自分の血で汚すわけにはいかない。

 

ふぅ、と全ての支度を済ませて、居間の方のソファに座り、封筒の表を見る。俺宛。うむ。

レターナイフを滑らせ、しっかり開いたことを確認して、手袋をつける。中のものを傷付けないように慎重に机の上に出せば季節のお手紙と、『インビジブルガールFC限定隔月報』が入っていた。

 

俺がインビジブルガールのFC会員だということは、透には言ってない。もしかしたら事務所の方で見かけてしまっていたりするかもしれないけれど、とにもかくにもそれについて言及をされたことはないので、まぁたぶん知らないんだろう(仕事で知った情報は外に持ち出さないという情報秘匿義務もあるだろうけれど、そういうことを加味してもおそらく)。

 

まず手紙。季節のことや、話しても大丈夫そうな仕事のこと。大きな橋の支柱の部分に猫が迷い込んで降りられなくなっていたところを、透明を生かし気配を殺して確保したとかなんだとか。他のヒーローいなかったのかとか、むしろ警戒されるのではとか色々思ったけど、まぁ地面に降ろされてぽかんとした猫と一緒に写っている(らしき)写真はとても可愛らしいのでよかったよかった。

 

インビジブルガールはその個性の特異性から、案外FC会員が多いのだとか聞いたことがある。まずニュースで見ることはできないし、メディア的に目立つ活躍を見せたとしても映えはしない。それでも一定の根強いファンがいて、そこからSNSとかでじわじわファンが増えて今に至っているとかなんとか。フェチにはたまらんという意見も見たことがある。わからんではない。

 

インビジブルガールというヒーローは、自身が華ではあるが、"個性"には色がない。

いや異色なのだけれど。色はない。物理的に。

だからこそこういったことを事務所がやってくれるというのは大変ありがたいことだ。そうでなければ、ほとんど活躍を知ることなんて出来やしないし、そもそも隠密を主軸として動くヒーローとして世間に認知が広がるのはあまり好ましいことではないだろう。それでも。

 

「最近はグッズも出してくれるからすごいよなぁ」

 

FC会員限定とかじゃなくて、一般流通で、だ。透明下敷きに今までインビジブルガールが公式で着ていた衣装を印刷したものとか、彼女がつけていたリストバンドだとか。何の変哲も無い透明のシリコンケースをインビジブルガール非公式グッズだと端末につけていた最初期からは考えられなかった未来だ。

そもそも公式FCの存在がいまでもたまに夢なんじゃないかと思ってしまったりする。だけどそんな時は財布に入れている会員カードをみて、心を落ち着けるのだ。保護フィルムに入れたそれをとりだし、そっと番号を撫でる。

 

【No.052】

 

こういう最初の方の番号は本人とか、マネージャーとか、関係者で埋まるって聞いてたから、たぶん50は一般の中じゃ早い方だろう。透明なカードに、会員番号は彫り込み、その他の情報は銀色のインクで載せてあるという恐ろしく見辛いことこの上ないのだけれど、それがらしいなぁと俺は思う。ファンの中でも評判はいいらしい。

 

天井の灯りにかざし、傾けるときらきらするカードを眺める。今は何番ぐらいまでいってるんだろうか。何年か前に三千人突破したとか言っててこっそりケーキでお祝いをしたのは覚えてる。それから激減したってことはないだろうから、横這いなんだろうか。

 

彼女の頑張りを、多くの人が知ればいい。どれだけの人間を救っているのか。半年ぐらい前にヒーローの大規模捜査が入って壊滅させられたヴィランのアジトも、たぶん先鋒はインビジブルガールだ。

 

────そういった荒事の中で、家の中に彼女が帰ってこないのに平和な会報だけが、届いたことも、ある。当たり前だ。生きていると見せるだけでヴィランの動きは鈍くなる。今この瞬間も見られているんじゃないかと思うだけで、意味はある。

それでもあの時は、あぁ、ちょっと辛かった。君が生きていることをただひたすらに祈って、ヒーローのパートナーであることなんて同僚に言えているわけもなかったからそれでも仕事には向かって。その帰りに彼女のご両親の様子を見に行っていた。たぶん、誰かに会いに行くことで精神を保っていた。

 

「帰ってきてくれて、良かったなぁ」

「誰が?」

「……っ」

 

ぼけっとしていたらいつの間にか帰ってきていたようで背凭れ側からかけられた声に心臓が縮み上がる。

 

「あ、珍しい。わりと最初から私が急に現れても驚いた顔しなかったのに」

 

驚くというよりも心臓が冷えてる故というかとにかく机の上に注意を向けないようにしなければと思うが思うほどにボロが出てしまいそうでつまりもうボロが出ているんじゃないかと思うわけでしてつまり。

 

「あ、なんか落ちたね」

 

光にかざしていたせいでソファの後ろにおちてしまったらしい。フラグ回収早すぎだろう。頼む何も気がつかないでくれ。

 

「えっ、なんで!? えっ、あれ?! うそ、入ってるの!?」

 

まぁ気付かないわけないよな!そんながばがばの探索力で密偵なんて出来ないよな!自分のFCのカードデザインぐらい覚えてるよな!

穴があったら入りたいというのはこういう時に使うのだろうということを身を以て知った。ソファの座面に顔を向けて何とか抵抗をする俺の背中を、ぽかぽかぽかぽかと軽いいつもの透の拳が叩いてくる。いや、叩くって言葉ほどつよくはないが、まぁ弱連打みたいなもんだ。かわいい。でもその可愛さも今は見る事ができないちょっと待ってくれ本当に待ってくれ。

 

「もー、いい加減こっち見てよ」

 

いたずらっ子みたいな声で言われているとわかっているのに、その声にちらりと顔を上げ、天井側を見ると、そこに透が覆いかぶさってきていた。

 

「へっへっへ」

「……なんだよ」

「そんなに私のことが好きかー、かわいい」

 

にこにこ声で、絶対ににやにやしながら、髪の毛を撫でられる。駄目だこれかなり恥ずかしい。何プレイだ。そうそう出来ないぞこんなプレイ。やったな。やってねぇ。

 

 

 

 

「おはよ~」

 

ある日の午後、昨日きた会報を改めて読んでいると、珍しく土曜日が休みになったらしい透が起きてくる。最近はヘビィな仕事をしていたらしく、今日からしばらく休みらしい。よかった。

 

とすん、と隣に座られて、透の分の朝ごはん作るかなと会報を畳み始めたところでぐりぐりと頭を肩あたりに擦り付けられる。……これは構えっていう、そういう、あれか?

 

「あのさー」

「どうした?」

 

取り敢えず畳んだ紙を丁寧に机に置いて、頭を撫でる。さらさらとした指通りのいい髪の毛。透が四苦八苦しながらも髪の毛の手入れをしているのを見ているから、たまに俺もドライヤーをかけたりなんだりしている。かわいい。

 

「見えないかもしれないけど、実はここに透さんがいるんですね」

「……おう」

 

何か可愛いことを言い始める気配を感じて、心がすこし疼き始める。ぽんぽん、と寝間着を着た自分の胸を叩く透の動向をじっと見守る。

 

「それでですね、今ならハグし放題なんですよね」

 

じっと見られる。

 

「……それはハグしてもいいってことですか、透さん」

「そうですよー! インビジブルガールじゃないけど!」

 

あぁやっぱり。そういうところもすっげーかわいい。

今日も君に恋をするけどまぁ仕方ないよな!

 

 

 

 

そうして今日も今日とて帰宅して、手を洗って、家事をし始める前に地元テレビ局の録画をつける。ヘッドラインを見る限り今日もなさそうだと、理解する。それでも自分が住んでいる地域のヒーローが活躍しているっていうのは、気分が上がるもんだ。自分の住んでいる地域を守ろうとしてくれる人がいる、それだけで、ますます好きになれるようなそんな。

 

『────女性も、男性も、自分が望む姿で』

 

そんなナレーションが聴こえてきて、あぁCMに入ったのかとフローリングにワイパーをかけていた顔をあげた瞬間。

 

純白の衣装を着て、笑っている彼女が、そこに。

 

オフショルダーの、腰の後ろ回りにふんだんにレースが盛ってあって、彼女が元気に動くにつられて動く白い布たち。白い総レースの長手袋に、。胸はすっきりとし、体のラインがハッキリとわかる。他の人間が着たら、肌の色が透けてしまう薄い代物。それが全く下品じゃなくて、彼女が持つ魅力を増幅させる形に仕上げられているものであることは一目瞭然だった。

おそらく現時点の日本で、彼女だけが着こなせるウェディングドレス。それを、オーダーメイドのドレス・スーツの店のCMとして打ち出す覚悟。金さえあれば、全ての存在にこのサービスを行う用意はできている。そう言い切っているも同然のものだ。

 

────きれいだ。

 

ただ、ただひたすらにそう感じた。

 

膝が落ちる。ばたばたと落ちる涙に構うこともできず、眼前のテレビはもう既にそのCMを終えているというのに、脳内の映像がリフレインする。肌に色が落ちる人間であれば、所謂胸の先や秘所と呼ばれる箇所が見えてしまうデザイン。けれどだからこそ、彼女にしか着こなせない。そのドレスをCMに用いるある種の暴力性、メッセージ性。それを企画した、それにGOを出した、それを実際に作り上げた、すべてのひとに、感謝をする。こんなにうつくしい彼女を、彼女がこんなにうつくしいと、世間に知らしめてくれて、ありがとう。

 

一目惚れをした。笑顔が素敵な人だったから。

 

惚気を聞かれてそう答えると、彼女の姿を知っている人間は笑う。馬鹿なことを言うなと。お前はそういう"個性"じゃないだろうと。ちがうんだ。笑顔っていうのは、なにも物理的なことじゃない。そんな単純なことを、目の前で教えてくれたのが彼女だった。そうして内側を、外側を、知るたびにますます好きになっていって、耐えきれなくなって、これからヒーローになる人に、告白をし、告白をし返され、同棲を始めて、今に至る。

 

彼女はうつくしい人だ。かわいい人だ。

内も、外も。

 

「たっだいまー!」

 

玄関が開く音とともに、元気な声が聴こえてくる。それにハッとして落としていたフロアワイパーを拾って、よろりと立ち上がる。録画を流していたテレビ画面は既に沈黙し、自動的にセーフモードとして電源が落ちているようだと理解。洗面所で手を洗う音が聞こえて来て、ほどなくして目的の人が居間に入ってきた。

 

「おかえり、透」

 

透は帰ってきたばかりで、俺は半ば茫然自失としながらワイパーを持っていて、そんな場面じゃないと理性は殴ってくる。わかってる。わかってるんだ。もっと、こう、ちゃんとしたセッティングで言うべきだって。

 

「大事な話があります」

 

出た声は恐ろしく冷えていて、びっくりした。

 

「な、に?」

 

ほら、透もそれを理解したのか萎縮してる。ごめん。自分の余裕のなさを押し付けるなんてどうかしてる。ごめんなさい。あとで美味しいスープとか作るから、許してくれないだろうか。

 

「俺と結婚、してくれませんか」

 

ヒーローという職業上、彼女の事務所にはパートナーとして登録されている。緊急連絡先として俺の電話番号が使われたことは、何度もある。そしてヒーローのパートナーというのと、ヒーローの伴侶というのは、実のところ危険度として段違いだという統計が出ているほど(もちろん、パートナーという曖昧な定義ではあるので、そこを加味するとまだ信用できる話ではないのかもしれないがそれは承知している)。

加えて彼女の"個性"はパッシヴなもので、ON/OFFが出来るわけじゃない。つまるところ身バレがしやすい。彼女にパートナーがいるというのは、一般人でも知っている人間は知っているだろう。

 

だから、彼女は結婚という制度をそこまで重要視していない。俺もそうだった。だっていうのに、急激にあふれてしまった。隠せていたら、今までとなにも変わらずいられたのに。

 

「……泣くほど、悩んでたの?」

 

いつの間にか目の前に透がいて、俯けてしまっていた俺の表情を慮るように覗き込んできている。やさしい、やさしいやさしい、俺のいとしい人。

 

「わがままで、ごめん。葉隠の戸籍に、俺の名前を刻みたい」

 

あなたの人生に、俺がいたことを、法的に刻みたいと思ってしまうなんて、そんなのどうかしているだろう。ヒーローがどう言った存在なのか知らないわけじゃないのに。

 

「いいよ」

 

だと言うのに、ワイパーに多少体重を預け始めたところで、そんな都合のいい返答が聞こえて来た。聞き間違いかと強く視線を投げたところで、近付いてきた透が俺に手を伸ばしてくる。

 

「いいよ、結婚。しよっか」

 

もぎゅっと頬を両手で挟まれて、強制的に視線を繋げられる。

もちろん何も見えないけれど、それでも何かが見える気がした。

 

「あのさー、確かに君が思ってる通り、私は結婚にはあんまり興味がないよ」

 

そうハッキリと言われて、あぁやっぱりこれは俺のわがままなんだなと心に刻む。落胆じゃない。わかりきっていた事実だ。

 

「でも、君は私がヒーローをやってることを今まで一回も止めたことはないんだ」

 

ぽつりとこぼされる言葉。

 

「どんなに大怪我して、たまにこの個性で行方不明になったとしても、ただの一度も辞めてくれって言わなかった。お母さんとお父さんには、何回か言われちゃったのに。そりゃもちろん私が未熟だから起きたことだけど、ヒーローでありたい私を、信じてくれてる。私が正式にヒーローになる前から私のことを知ってるのに、葉隠透としてだけじゃなく、インビジブルガールも好いてくれてる。それってさ、本当に心の支えで、いつも感謝してる」

 

葉隠透としてだけじゃなく、インビジブルガールも好いて。

それは、そんなことは、俺にとって当たり前のことだ。ヒーローになりたい、じゃなくて、なるんだと笑った夏の日をよく覚えてる。太陽の光が強く、すこし薄暗く感じる教室の中で、窓の外の青い空を背負っていた君。

 

「そんな風に自分の真ん中を支えてくれて、しかもそんな可愛い申し出、叶えたくないわけ、ないじゃん」

 

あっけらかんとした声音で伝えられる言葉。そっと、フロアワイパーから手を離して、頬に添えられる手に自分のを重ね、静かに続きを。

 

「私は、ヒーローで、たぶんきっとこれからもヒーローで、そうあり続けたいと思ってる。だから君が危ない目に遭うこともあるかもしれない。でもさ、それ込みで言ってくれたんだって普段の君を知ってるからわかってる」

 

あぁそうか、俺が彼女を見ているってことは、彼女も俺を見ていて、自分の意思で一緒にいてくれているってことで。何でこんなに単純なことに気がついていなかったんだろう。自分だけが好きなつもりでいたのかと、そんなわけがないのに。

 

「そしてね、君が私のことを大好きで、大切にしたいって、尊重したいって考えてくれてるの知ってるよ。そして私も、君のことが大好きで、大切で、尊重したい。自分で叶えられる望みなら叶えたいんだよ」

 

にっこりと笑う。やさしく、太陽のように。俺が一等大好きな笑顔。

 

「────私に、その機会をくれてありがとう」

 

ありがとうだなんて、そんなの、俺が言いたいのに、君は先に言う。

 

「透」

「うん」

 

名前を呼んで、それに応えてくれる。それが嬉しい。

 

「ありがとう。これからも、一緒に歩いてくれるって、言ってくれて」

「私こそだよ! よろしくね!」

 

その反応に、勢いよく目の前の人を抱きしめる。お互いに笑い合う。ちいさい。物理的には俺が覆えてしまうぐらいなのに、ずっと大きくて、敵わないなぁって思って。でもそんな人生をこれからも彼女のそばで送ることができるっていう未来に、また涙が出そうだった。

 

 

 

 

 

「結婚指輪の代わり、どうしようか。透は付けづらいだろうし」

「あ、それなら食器にしよ! ペアの! そんで毎年作ろ! 食器棚いっぱいにしよ!」

「なるほど、そういうのもいいな」

 

 

 

 

葉隠透は、俺が愛した人、です。


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