とある科学の流動源力-ギアホイール-   作:まるげりーたぴざ

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第一三〇話、投稿します。
次は一二月二九日水曜日です。


第一三〇話:〈奪還作戦〉は幕開けて

一〇月九日。

学園都市が日本から『独立』した記念の祝日。

 

垣根帝督は日の出前にはもう起きていた。

『スクール』の構成員たちはまだ起きていない。だが朝が来ればすぐに準備を始めることだろう。

 

昨日の夕方から夜にかけて、学園都市はC文書を巡ってフランスのアビニョンに駆動鎧(パワードスーツ)部隊を出撃させた。

そのため学園都市は現在、自衛戦力が疎かになっている。

 

これは垣根たち『スクール』にとって好都合だった。

何故なら今日、真守を取り戻すための作戦を決行する予定だったからだ。

 

(まずは親船最中の暗殺未遂事件を起こす。学園都市にとっての最重要人物が襲われたとなれば、あらゆる場所の人員がそっちに割かれて重要施設の警備が手薄になる。……もちろん『ピンセット』がある素粒子工学研究所の警備もだ)

 

垣根はそこまで考えて眉をひそめる。

親船最中とは統括理事会の一二人の一人で、真面目に働いている方に分類される善人だ。

その証拠に、親船最中は土御門元春とコンタクトを取ってアビニョンに上条当麻と土御門元春を送って、統括理事会の総意に反して事態を早急に収束させようとした。

 

それに土御門元春が朝槻真守の居場所を統括理事会が把握していないか知る手立てとして、直接話を聞いた人間がおそらく親船最中だ。

今日の暗殺未遂の現場に使われるのだって、彼女が学園都市の子供たちに選挙権を与えるための講演であり、彼女は本当に学園都市の子供たちの事を考えている。

 

おそらく絶対能力者(レベル6)進化(シフト)した真守のことも一学生として考えてくれるだろう、と垣根は感じていた。

だが統括理事会において最も必要のない人材は彼女だから、警備が手薄になっているし、暗殺未遂事件が起こったとしても個人で暗部組織を持っていない彼女は犯人を追おうとするのに時間がかかる。

だからこそ親船最中なのだが、真面目に子供のために働ける統括理事会のメンバーは貴重なので、親船最中は最初から殺さない手筈となっている。

そういう風にカブトムシにも垣根は命令を出しているし、垣根はこの戦いで真守のために死人を出そうとは思っていなかった。

 

親船最中の暗殺未遂で素粒子工学研究所の警備を手薄にするのは、保険であり餌である。

必ずこの餌に食いついてくる暗部組織がいる。

それを叩けば、『ピンセット』を手に入れて真守を本格的に助けに行く時、邪魔をしてくる者たちを排除できる。

十中八九『アイテム』だろうが、次に可能性があるのは『グループ』だ。

だが『グループ』の構成員である座標移動(ムーブポイント)、結標淡希が『ブロック』に狙われているので、『グループ』は『ブロック』と対決することになるだろう。

 

暗部組織にはもう一つ『メンバー』と呼ばれる組織があり、あそこは統括理事長の命令しか聞かない生粋の犬だ。

おそらく『滞空回線(アンダーライン)』でアレイスターが情報を与えて絶対に邪魔しに来る。

もしかしたら『ブロック』の方に行くかもしれないが、戦力を分断して『スクール』も同時に潰しにかかってくるかもしれない。

戦力を分断するとなると手数が少なくなるが、そこは『滞空回線(アンダーライン)』という非常に厄介な情報網により大きなアドバンテージを持っているため、大きな戦力ダウンにはならないと予測できる。

 

(なんにせよ、厄介なのは能力追跡(AIMストーカー)だ)

 

垣根はテーブルの上に置いてある『アイテム』の構成員四人の写真を見つめながら、心の中で呟く。

 

『アイテム』の構成員は全部で四人。

林檎と同じで『暗闇の五月計画』出身の大能力者(レベル4)窒素装甲(オフェンスア-マー)の絹旗最愛。

超能力者(レベル5)第五位の原子崩し(メルトダウナー)、麦野沈利。

無能力者(レベル0)だが、近接戦闘と爆弾を使う事に慣れているフレンダ=セイヴェルン。

そして垣根が一番危険視しているのは、大能力者(レベル4)能力追跡(AIMストーカー)の滝壺理后だ。

 

能力追跡(AIMストーカー)とは、一度記録したAIM拡散力場の持ち主を太陽系外に出ても追い続けることができる能力だ。

真守も流動源力(ギアホイール)によってAIM拡散力場の特徴から能力を把握するという探査の方法を持っていたが、滝壺理后はこれの専門といったところだ。

 

滝壺理后にどこまでも追いかけられたら真守を取り戻すどころじゃない。

そのため滝壺理后は絶対に潰さなければならない。

 

(まあ、潰すっつっても殺したら元も子もねえ。せいぜい行動不能の重傷を負わせちまうくらいだがな)

 

垣根帝督は朝槻真守のために、最低限の犠牲でこの戦いを終わらそうと思っている。

そうしなければ人殺しを嫌がっていた真守に顔向けできないからだ。

 

真守のために殺しをしたなんてことになったら、真守がたとえ人間でなくなっていたとしても自分は朝槻真守のそばにいる資格がないと、垣根帝督は思っている。

真守が人でなくなっても、殺しなんてもうどうも思ってないとしても、真守に何も背負わせたくない。

それが垣根の本心だった。

 

(なんにせよ、真守をこの手に取り戻したら全てが丸く収まる。その時に能力追跡(AIMストーカー)が回復してようが、統括理事会はもう俺たちに手は出せなくなる)

 

垣根はカーテンの隙間から薄く光が差し込んできた外を見つめた。

 

今日で、この苦しかった数日間を終わらせて真守を取り戻す。

苦しい数日間が終わったとしてもここからが戦いだ。

何故なら、取り戻した真守を守り抜くための戦いが始まるのだから。

 

だが、今日までよりかは苦しくない。

真守が手の中にあるのだから、そんなこと苦にならない。

一番苦しいのは、真守が自分の手の届かないところで一人でいることだからだ。

 

「……そばにいく。約束は必ず守る」

 

垣根は首から下げている指輪を握って呟く。

今日一日で終わらせる。

垣根はそう決意して、気持ちを切り換えようとシャワーを浴びに行った。

 

 

 

──────…………。

 

 

 

「この箱がそうね?」

 

「ああ」

 

垣根帝督は心理定規(メジャーハート)に確認されて、目の前の円筒形のガラス装置に入れられた正方形の金属体を見つめながら頷く。

親船最中暗殺未遂は成功した。

目論み通り、素粒子工学研究所の警備は手薄になり、こうして目の前に垣根帝督たち『スクール』が求めるモノが置かれていた。

 

「超微粒物体干渉用吸着式マニピュレータ。通称『ピンセット』。原子より小さな素粒子を掴む機械の指。コイツを使って、」

 

垣根はそこで言葉を止めて片眉を跳ね上げさせ、ポケットに手を突っ込んだまま視線を後ろに()らす。

 

「来たぞ。予想通り、『アイテム』だ」

 

「先行しますか?」

 

垣根が自身で造り上げた人造生命体であるカブトムシの包囲網に引っかかった暗部組織、『アイテム』を周知すると、近くにいた誉望が臨戦態勢で訊ねる。

その隣にいた弓箭猟虎は胸元から下げたホイッスルに触れており、戦う気合は十分だった。

 

「そうだな。やるぞ、お前ら」

 

垣根は『スクール』の構成員たちに命令を下し、それぞれ行動を開始した。

 

 

 

────…。

 

 

 

誉望はひらけたホールで、垣根帝督が下部組織へ指示を出し終えるまでの時間稼ぎをしていた。

相手は『アイテム』のリーダー、麦野沈利と守られるよう位置に立っている滝壺理后。

誉望は麦野の原子崩し(メルトダウナー)のビームを地面や壁、柱を使って立体的に動いて避け続ける。

 

「何あの蜘蛛女みてえに立体に動いてんだよ、テメエ!!」

 

(蜘蛛女?)

 

誉望はブチ切れた麦野の怒号を聞きながら顔をしかめる。

 

超能力者(レベル5)がブチ切れているのは確かに怖いが、麦野は照準をつけるのに時間がかかる能力だし、そもそも自分の上司以上に怖い超能力者(レベル5)はいない。

人を簡単に落とす真守も真守で誉望にとって恐怖の対象だが、どちらにせよ目の前でブチ切れている麦野沈利は怖くなかった。

 

生存本能によってセーブされている攻撃を(さば)くのは簡単だ。ただ一つ懸念事項がある。

 

(あのジャージの女が能力追跡(AIMストーカー)。あのサーチ能力は厄介だ。姿を消してもすぐにバレる。だったら、)

 

そこで誉望は念動能力(サイコキネシス)を発動させた。

 

「麦野、何か来る!」

 

滝壺がそう注意した途端、麦野の後方で念動能力(サイコキネシス)の応用によって、誉望が姿を消させたドローンが積んでいた爆弾が爆発した。

麦野は滝壺の注意を聞いて即座に反射的に体を守る。

 

「ガッ!?」

 

だが鋭い爆発のダメージを軽減できただけで、麦野は吹き飛ばされた。

 

(能力追跡(AIMストーカー)。ああいう手合いは勘が良い。それに能力を使用した攻撃だからなんとなく攻撃が予測できるのか)

 

誉望は冷静に分析する。

姿を消したドローンに爆弾を積んで不意打ちをする、というのは真守が誉望に示した可能性だった。

以前、真守が『ドローンや遠隔制御型の機械の姿を消して不意打ちを食らわせればいい』と誉望に何の気なしにケロッと伝えており、誉望はそのアドバイスに従って自分自身を囮にして不意打ちを織り交ぜることによって戦術の幅を広げていた。

 

「……格下が、調子乗りやがってェ……!!」

 

麦野は殺意を込めて誉望を睨む。

 

 

「オイオイ。その格下に華麗に無様にやられてるじゃねえか」

 

 

声を掛けてきたのは、余裕たっぷりで奥から歩いてきた垣根帝督だった。

 

「垣根ぇ……! こんなところで何が狙いよ!?」

 

「お前には関係ねえだろ」

 

垣根が軽い調子で笑って告げると、麦野は歯噛みした。

 

「……いなくなった流動源力(ギアホイール)の手がかりでも探してんのか?」

 

「へえ。なんでそう思うんだ?」

 

垣根が半笑いで余裕を醸し出していると、麦野がブチ切れた。

 

「ここ数日、あの女の尻拭いをさせられてんのよ!! あの女がいなくなった事で、あの女の居場所を探る連中が不穏分子として動いてるから、その削除・抹消を理念としている『アイテム(ウチ)』が!! 対処してやってんのよ!!」

 

「それはご苦労なこったな」

 

垣根が麦野の怒りを鼻で嗤うと、麦野は顔をしかめた。

 

「……お前は『第一候補(メインプラン)』になれなかったのを悔しがってたんじゃなかったの、『補助候補(サブプラン)』。随分な変わり身じゃない」

 

「悪ぃな。俺はもうそのステージには立っちゃいねえ。そんなものに興味はない」

 

垣根帝督は既に、そんなものに執着していなかった。

自分の劣等感を払しょくするために動く必要はない。

 

何故なら唯一無二の大切なものを見つけたからだ。

自分の欲望を満たす必要はもうない。

他のもので満たされることを知ったから。

 

だからこそ。

垣根帝督は再び、その温かな優しいかけがえのないものを得るために、いなくなってしまった朝槻真守を取り戻す。

 

「こっちにも予定があんだよ。ここで潰れろ、『アイテム』」

 

その言葉を最初にして、超能力者(レベル5)第三位と第五位は衝突した。

 

だが二人には圧倒的な差があった。

それは垣根帝督が麦野沈利よりも応用性に富んでいるからという理由や、麦野が垣根よりも下位にいるから、という理由ではない。

 

その理由の前に、圧倒的な壁があった。

 

守るものを持つ者と守るものを持たない者。

 

その時点で、『アイテム』のリーダー、麦野沈利は『スクール』のリーダー、垣根帝督に負けていた。

 

 

 

──────…………。

 

 

 

フレンダ=セイヴェルンは気絶していたが、全身の痛みによって目を覚ました。

 

(ここって、確か……)

 

親船最中暗殺によって動き出した不穏分子を捕らえるために、自分たち『アイテム』は素粒子工学研究所に来たはずだ。

そして同じ暗部組織である『スクール』とぶつかって戦闘になった。

 

「起きましたかぁ?」

 

そこまで思い出していたフレンダは、ツーサイドアップの髪型の少女が自分に向かって声を掛けて来ているのに気が付いて、顔を上げた。

 

その少女は『スクール』のスナイパーである弓箭猟虎。

自分と戦っていた相手だった。

 

スナイパーである彼女が使う銃は服の中に仕込んでいる狙撃銃だ。

だがこの仕込み銃は右腕が近距離専用、左腕が中距離専用となっており、スナイパーでありながらも弓箭は近距離戦闘を最も得意としている。

爆弾使いでも近距離戦闘が得意な自分とは五分五分の戦力だった。

 

それでもどんどんとジリ貧になっていき、最終的に太ももと右肩、そして左耳をフレンダは弓箭に撃ち抜かれてしまった。

 

だがフレンダ=セイヴェルンも策がないわけではなかった。

フレンダは爆弾を仕込んでいた場所まで後退してそれを一斉に起爆させた。

そしてフレンダ=セイヴェルンは視界を(さえぎ)られた弓箭猟虎に接近した。

弓箭の胸元から服の中に爆弾を仕込み、扉が開いていた部屋へと蹴り入れて爆風から自分の身を守ろうとしたのだ。

 

だがフレンダ=セイヴェルンは冷静な弓箭猟虎に返り討ちにされてしまった。

 

弓箭は視界が確保できなくなると、首から下げていたホイッスルを大きな胸で跳ねさせて口に咥えた。

そしてホイッスルを吹いて音波による広範囲攻撃をして、視界が確保できなくなってどこにいるか分からなくなったフレンダに向けて無差別な攻撃を繰り出したのだ。

 

フレンダはただでさえ視界が悪いのに、目に見えない音波による攻撃を当然として防ぐことができず、そのまま気絶した。

そして撃ち抜かれた四肢の痛みによって意識を取り戻したのだ。

 

弓箭猟虎は無能力者(レベル0)とされていたが朝槻真守と会ってその才能を開花させられていた。

開花といっても、学園都市が切り捨てた能力者なのでそこまで強くない。

それに能力は少しずつ育てるものなため、弓箭の能力である波動操作(ウェイブコンダクター)異能力者(レベル2)止まりだ。

 

だがそれでも武器にならないことはないし、弓箭が異能力者(レベル2)なのには理由がある。

 

波動操作(ウェイブコンダクター)はあらゆる波を操ることができる能力だ。

だからこそ万能でなければ高い強度(レベル)は認められない。

弓箭は波を操ると言っても、音を操ることは得意だが、光を操るのがあまり得意ではないのだ。

 

だからこその異能力者(レベル2)止まり。

そして音波と光波で得意不得意がはっきりするからこそ、学園都市に予算的都合で見放されてしまった能力者だった。

だが音に関してのみ言えば、妹であり、同じ能力を持つ大能力者(レベル4)、弓箭入鹿に引けを取らない。

 

そのため真守から貰った首から下げたホイッスルで吹いた音を操り、超広範囲攻撃を繰り出すのは弓箭の得意とする戦法だった。

 

フレンダは弓箭を自分と同じ無能力者(レベル0)だと考えていたこともあって、能力による攻撃を受けるとは思わなかった。

 

「あ…………あ、」

 

フレンダは自分を獲物だと認識している弓箭に本能的な恐怖を感じていた。

死にたくない。

こんなところで命を落としたくない。

 

弓箭は死の恐怖に震えているフレンダを、ハンターとしての目を光らせながら恍惚としてた表情で見つめていたが、命令を思い出して上司へと声を掛けた。

 

「垣根さぁん、目を覚ましましたよぉ」

 

垣根は『ピンセット』を組み直している誉望を見ていたが、弓箭の声掛けに気づいてフレンダに近づいた。

 

「これは最後通告だ」

 

垣根は心底冷えた瞳で、フレンダを射抜きながら告げる。

 

「これ以上邪魔するなら殺す。殺されたくなかったら二度と俺たちの前に現れるんじゃねえ」

 

垣根の冷たい殺意を受けながら、フレンダは命が惜しくて何度も頷く。

 

「……それにお前、『表』に知人がいんだろ」

 

だが次の瞬間、垣根が妙なことを言い出したのでフレンダは目を瞬かせた。

 

「表で生きていけるならもう二度と『闇』に関わるな。俺は善人じゃない。自分から『闇』に戻ってくるようなヤツを助ける気はねえ。その時は殺してやるから覚悟しやがれ」

 

フレンダは垣根の言葉に顔を真っ青にしながらも頷く。

 

垣根帝督は知っている。

フレンダ=セイヴェルンには真守の友人である佐天涙子という知り合いがいる。

『スクール』の下部組織に捕まった佐天涙子をフレンダは確かに助けたのだ。

 

そこにどんな友情があるか垣根は知らない。

もしかしたらすぐに切れてしまうような縁かもしれない。

 

それでも佐天涙子という真っ当な人間と一緒に笑い合えるならば、フレンダ=セイヴェルンは表で生きていける人間だと垣根は確信していた。

 

「垣根さん。組み直し終わりました」

 

そこで誉望が『ピンセット』をあるべき形にして見せてくるので、垣根は頷いた。

 

「ここにはもう用はねえ。行くぞ、すぐに『メンバー』が動き出す」

 

垣根は既にフレンダから視線を()らしており、『スクール』の二人に声を掛ける。

 

心理定規(メジャーハート)。絹旗最愛は放っておけ。もう十分だ。戻ってこい」

 

垣根は(ひと)(ごと)に聞こえるが、それでも確かにカブトムシを介して心理定規(メジャーハート)に指示を出していた。

 

『スクール』は自分を見逃した。

 

フレンダは命の危険が過ぎ去ってほっと一息つく。

 

(数日、数か月……? 分かんないけど、とりあえずほとぼりが冷めるまでは潜伏するのが上策って訳よ。……でも『スクール』に『アイテム』として目を付けられたから、もう『アイテム』ではやっていけない。でも命があれば、結局どうとでもなるって訳よっ!)

 

フレンダはふらふらと立ち上がって、足を引きずりながら素粒子工学研究所を後にする。

 

フレンダ=セイヴェルンのことを垣根帝督は見逃した。

だが裏切る彼女を見逃さない人間がいる。

 

彼女の仲間である『アイテム』のリーダー、麦野沈利。

裏切り者を、彼女が許すはずがない。

 




『スクール』の構成員全員が生き残りました。祝。
……と、言いたいところですが、最後に少し不穏なところが。
明日の更新をお待ちいただければ幸いです。


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