とある科学の流動源力-ギアホイール-   作:まるげりーたぴざ

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第四七話、投稿します。
次は九月二七日月曜日です。


第四七話:〈泥闇救出〉からの人タラシ

(Aug.31_PM05:08)

 

垣根は真守をお姫様抱っこして未元物質(ダークマター)の翼で飛んで、第八学区のとあるビルの最上階にある『スクール』のアジトへ戻ってきた。

 

自分で飛ぶと言った真守だったが、垣根から見て真守はどう見ても精神的に消耗しているし、今日は珍しくスカートだったので甘えておけと垣根は言ったのだ。

 

先程『電話の声』によって半壊したアジトの一室は窓ガラスが割れているので、垣根はそこから躊躇(ためら)いなくアジトへと入る。

 

「垣根。ありがと」

 

真守は何故アジトが半壊しているのか気になりながらも垣根に降ろしてもらい、カブトムシをぎゅっと抱きしめたまま床に降り立った。

 

だが床に降り立った瞬間、コンクリートの破片を踏んでよろけてしまう。

 

バランスを崩して倒れそうだった真守の腕を垣根が引っ張って態勢を立て直させると、真守は垣根を見上げて力なく微笑んだ。

 

いつもだったらバランスを崩して転倒しそうになるなんてありえないのに、転倒しそうになったという事は精神的に消耗している証だった。

 

「ありがとう」

 

「こっち来い」

 

真守が精神的に消耗しているのに心を痛めた垣根は悲痛に顔を歪ませながら、真守の肩をそっと抱き寄せる。

真守はそれを受けて柔らかく微笑んで、垣根に肩を抱かれたまま半壊した部屋から出て、廊下を歩き他の部屋へ垣根と一緒に移動した。

 

アジトの中に複数あるホテルのような一室に真守を案内すると、垣根は真守をベッドに座るように(うなが)した。

垣根の誘導に乗って、真守はカブトムシを太ももの上にそっと乗せてベッドの端にちんまりと座った。

 

真守が座ったのを確認した垣根はそのままベッド横の内線の前まで歩いて行って、受話器を手に取った。

 

「誉望、弓箭連れてっていつもの場所で女が好む飯を適当に数種類買ってこい」

 

真守が昼食を食べていないのを知っている垣根は、誉望を呼び出してそう指示する。

 

〈……え。垣根さん!? 一体どこ行ってたんスか? 突然いなくならないでくださいよ、てっきり上層部の人間皆殺しに行ったのかと思いましたよ!?〉

 

「ッチ。うるせえな、どこだっていいだろ早く行け」

 

誉望が心底焦っていたと伝えてくるので、垣根は苛立ちを込めて舌打ちしてから命令する。

 

〈は、はい……!〉

 

誉望が垣根の逆鱗に触れて震える声で返事するのを聞くと、垣根は受話器を置いて真守に近づき、隣にそっと座った。

 

「……垣根、超能力者(レベル5)第一位ってどういう事?」

 

話ができる場所に来たら教えてくれると垣根が言ったので、真守は不安で瞳を揺らしながら木原相似が最後に言い残した『朝槻真守の超能力者(レベル5)第一位認定』について訊ねる。

 

真守は何も聞かされていないのだ。

事前に伝えると真守が拒絶する可能性を考慮して、上層部は真守に情報をギリギリまで開示しないつもりなのだろう。

 

「俺もさっき知ったんだが、明日付けでお前が超能力者(レベル5)として承認されるらしい」

 

これまでの真守の行動から、垣根は上層部が考えそうな事を頭の中で推察しながら自分が『電話の声』から事前報告されたことをぼかして伝える。

 

「…………もう逃げられないんだな」

 

もしかしたら上層部は真守に情報をつたえるであろう自分を使って真守を慰めさせるつもりだったのだろうか、と垣根が考えていると、真守はぽそっと呟いた。

 

「垣根。聞いたと思うが、前の時は統括理事会の人を私が殺して承認を蹴ったんだ。もう人を殺したくないから、私……今度は拒否できない。ごめん。ごめんな、垣根……」

 

「なんで謝るんだ?」

 

垣根の問いかけに真守は躊躇(ためら)いがちに垣根を上目遣いで見上げる。

 

真守のその表情が本当に苦しそうで、垣根は真守の表情を見て思わず胸が詰まってしまう。

 

「だって……垣根の順位下げちゃう」

 

垣根が順位に固執していると知っているので真守が本当に心苦しいと伝えると、垣根は(ゆる)く首を横に振った。

 

「……お前が気にする事じゃねえ」

 

垣根は真守を安心させるために告げたが、今はそこまで順位に固執していないというのが本音だ。

 

()()()()()()()順位付けによって真守が利用されるのと、真守がそれを受けて自分の順位を落としてしまうと嘆いている方が垣根は嫌だった。

 

「でも……垣根がゆるしてくれても他の子たちは違うかもしれない……。一方通行(アクセラレータ)、自分が第一位なの誇りに思ってたし、美琴だって私のこと、」

 

「真守、ちょっと落ち着け」

 

先程から動揺しっぱなしの真守を落ち着けるために垣根は真守の背中を優しくトントンと軽く叩いて安心させる。

 

「お前はあいつらのことよく分かってんだろうが。落ち着いて考えろ。あいつらはお前が自分たちの上に立っただけでお前の事を嫌うような連中か? お前が助けたあいつらはそんな事考えるようなヤツじゃねえだろ。……一方通行(アクセラレータ)の事はあんま擁護(ようご)なんてしたくねえがな」

 

真守の事を落ち着けるために色々言っていた垣根だが、やっぱり一方通行(アクセラレータ)が気に食わないので思わず最後にそう(こぼ)す。

真守はそんな垣根を見つめて、垣根が駆けつけてくれてから初めて柔らかく微笑んだ。

 

「かきね。器ちっちゃい」

 

「うるせえ。だから器がちいせえとか言うんじゃねえ」

 

真守に器が小さいと言われつつも真守が笑ってくれたので、垣根は心の中で安堵して真守を優しいまなざしで見つめる。

 

「ふふっ。……でも、そうだよな。二人共きちんと話せばわかってくれるよな」

 

「つーかあいつらは正当な順位付けだって思うだろ。一方通行(アクセラレータ)だってお前に絶対防御破られてんだぜ?」

 

「あれはできるヤツなら誰にだってできる」

 

「へえ。じゃあ俺もできるってお前は信じてんだ?」

 

真守が顔をしかめて告げるので、垣根はそんな真守が愛しくて意地悪く笑って(ささや)く。

 

「当たり前だろ。垣根の『無限の創造性』は凄いんだぞ。……って、お前自分でできる方法見出してるのに私に太鼓判押してほしくてわざと言ったな!?」

 

「ああ、そうだな。お前が教えてくれた俺の能力の応用性はもう全部分かってる」

 

垣根がわざと自分に言わせたのだと知って真守が怒ると、垣根は柔らかく微笑んで真守の頭を引き寄せた。

 

「う」

 

ぐいーっと垣根の胸の中に頭を引き寄せられた真守は、思わず頬を赤く染めて固まる。

 

肩から右半身にかけて垣根の体にピタッと寄り添う形になった真守の頭を、垣根は真守が綺麗に結い上げた猫耳ヘアを崩さないように優しく撫でる。

 

前に怒られた反省を生かして垣根が優しく丁寧に頭を撫でてくれるのに気が付いた真守は、垣根の優しさに触れたのと撫でられるのが気持ち良くて、それらに幸せを感じて柔らかく目を細めた。

 

そして躊躇(ためら)いがちにも、真守は垣根の腰に手を回して太ももの上に乗っているカブトムシが潰れないように注意しながら垣根にぎゅっと抱き着いた。

 

自分が抱きついたので垣根がどう思ったか気になって真守が顔を上げて垣根を上目遣いで見つめると、垣根は優しい視線で自分を見下ろしながら頭を撫で続けてくれる。真守はそれに幸せを感じてとろけるように顔を弛緩(しかん)させると、垣根にもっと強くぎゅーっと抱き着く。

 

全力で飼い主に甘えに来ている子猫に真守が見えて仕方がない垣根は、真守が愛しくて目を細めてふっと笑った。

 

真守と垣根が束の間の幸せを堪能(たんのう)していると、しばらくしてコンコンッと部屋の扉が叩かれて垣根に言われて買い物をしてきた誉望が両手にビニール袋を持って入ってきた。

 

「ちーっス。垣根さん、言われたものちゃんと買ってきま──うぇえぇえええ!? なんで朝槻さんがいるんスか?!」

 

アジトにいなかった真守が突然現れてあろうことか垣根に抱き着いているので、誉望は当たり前に驚愕して思わず声を上げる。

 

「うるせえ。なんでもいいだろぶっ飛ばすぞ」

 

「あ、あの方が朝槻さんですか……っ! わぁ……あの垣根さんに抱き着いてる…………」

 

アジトを半壊させた機嫌の悪い上司に命令されて謎の買い物から帰ってきたら上司が上司の女を腕の中に入れて抱きしめていた。

 

その事実に誉望が愕然(がくぜん)としているとその隣からひょこっと弓箭が顔を出して、初めて目の当たりにした真守が垣根に抱き着いているので、若干頬を赤く染めて(うかが)うように見つめた。

 

「あの子がもう一人?」

 

「ああ。ウチのスナイパーの弓箭猟虎」

 

垣根に甘えているところを見られた真守は恥ずかしくて頬を赤く染めたままいそいそと垣根の腕の中から出ると、姿勢を正して弓箭に向き直った。

 

「話は聞いてたけどはじめまして、弓箭。よろしくな」

 

「よ、よよよよろしく!? はぅあっ……よろしくって、お友達ってことですかぁ!?」

 

真守の挨拶に激しく動揺しながらも、『はじめましての挨拶=友達になってくれる』という式を脳内で組み立てた弓箭は思わず真守に問いかける。

 

「? 友達になりたいのか?」

 

「ともだっ!? な、なりたいと言ったらなってくれるんですかっ!?」

 

真守が小首を傾げると弓箭は興奮した様子で真守に詰め寄っていく。

垣根がそんな弓箭の事を心底気に入らないと言った顔で睨みつけていたが、弓箭は真守の言葉が嬉しくてその視線に気が付かなかった。

だが傍観していた誉望は当然気づいたので、弓箭を止めるべきかおろおろとビニール袋を両手に持ったまま顔を真っ青にする。

 

「別にいいけど」

 

真守が弓箭の豹変っぷりに目をきょとっと見開きながら快諾を言い放つと、弓箭は友達ができた衝撃で床にへたり込んで嬉しそうにぶつぶつと呟く。

 

「うひ。ふふふふふ。わたくしにもついにお友達が……ぼっちではない。もうぼっちなんて言わせない……! 朝槻さんは超能力者(レベル5)第一位になるお方。そんな朝槻さんの親友になったわたくしは朝槻さんと共に一気に学園都市の人気者に……! ふふふふふ……!」

 

「……弓箭、そんなにすぐに距離詰めなくても私はどっかに行かないぞ」

 

「ふぇっ!?」

 

真守が顔をしかめながら床にぺたんと座っている弓箭に話しかけると、弓箭はあからさまに興奮した様子で食い入るように真守を見つめて、瞳をきらきらと輝かせる。

 

「そ、それはどういう……もしかして一生隣にいて離れないでいてくれるという事ですか!?」

 

『どこか遠くに行かない=ずっと隣にいてくれる』と勘違いした弓箭がそう叫んだ瞬間、垣根の機嫌が急降下したのを感じた誉望は思わずウッと呻く。

 

「いや、そうではなく。……あのな、弓箭。人と人の繋がりは少しずつ(つむ)ぐものだ。だからそうやって即座に距離を縮めようと(せま)ると、誰もが逃げて行ってしまうぞ」

 

「逃げっ……!?」

 

真守が人付き合いについてちょろっと説くと、弓箭は固まる。

 

今、自分は真守に距離を詰めようと迫っている。

 

真守が言うにはそうやって迫ると誰もが逃げていく。

 

つまり、真守も逃げていってしまう。

 

その公式を頭の中で組み上げた弓箭は目を(うる)ませてふらっと立ち上がると、真守に突進した。

 

真守が突然抱き着いてきた弓箭に驚く中、真守の太ももに居座っていたカブトムシは危険を察知して太ももの上から脱出。垣根の右肩に()まったのでぎりぎり圧し潰されずに無事だった。

 

「嫌です、朝槻さん逃げないでください、猟虎が悪い子でした! ですからお友達のままでいてください逃げないでお願いしますぅぅぅー……!」

 

真守の細い腰に弓箭が抱き着くと、垣根が弓箭の行動にブチ切れ寸前になり、誉望はそんな垣根を見て吐き気を覚える。だが両手にビニール袋を持っているので口に手を当てられず、低いうめき声を断続的に上げていた。

 

「だからさっきも言っただろ。聞いてたか? 私は逃げないぞ」

 

垣根がブチ切れて弓箭を怒鳴りつける前に、真守は自分の腰にしがみついて涙目になっている弓箭の頭に優しく手を置く。そしてツインテールを崩さないように、ゆっくりと弓箭を撫でた。

 

「ふぇ?」

 

「お前が私の友達になりたいって気持ちは分かったから。だからお前はゆっくり歩み寄ってくればいい。私もゆっくりお前を知るから」

 

弓箭が半泣きで真守を見上げると、真守は柔らかな笑みを浮かべている。その微笑みが弓箭には聖母のように見えた。

 

「ふえ……朝槻さんみたいにっ……ゆっくり絆を(つむ)がせてくれる素敵なお方、周りにいなくてぇ……わたくし、いつも一人でぇ……! ぼっちで、でもぼっちが嫌で……っ!」

 

弓箭がひっくひっくとしゃくりあげながらぼろぼろと涙を零す。すると真守は苦笑しながらも、弓箭の涙をそっと(ぬぐ)って微笑んだ。

 

「私は別に特別じゃない。お前が人との距離の詰め方が苦手だから周りの人間が逃げているように見えるだけだ。急がないでゆっくり近づいていけば、その内友達になれるものだ。分かったか?」

 

「ふ、ふええぇえええ朝槻さん、ありがとうございますぅううううう!」

 

真守のお腹に顔をこすりつけて大号泣する弓箭。

真守はちょっと困った顔をしながらも微笑んでそんな弓箭の頭を優しく撫でた。

 

(……天然人タラシ)

 

(猟虎が一瞬で陥落(かんらく)した……や、ヤバすぎるこの人…………)

 

一方通行(アクセラレータ)でさえ心を許した真守の手腕を直で見た垣根は遠い目をする。そんな垣根の前で、誉望は垣根とは違うタイプの恐怖を真守に感じてガタガタと震えていた。

 

 

 

(Aug.31_PM05:38)

 

 

 

〈こちらでも捕捉したがマズいことになったな〉

 

『電話の声』と通信ができる予備のノートパソコン(n台目)を、垣根は苛立ちを込めて睨みつけながら『電話の声』と通話をしていた。

 

〈木原相似は朝槻真守の能力研究を行っていた一人だが、今回の暴走についてはタイミングが悪すぎる〉

 

「上も予測してなかった事態だとでも言いてえのか?」

 

〈そうなるな。『スクール』は朝槻真守を木原相似から守りながらヤツの居場所を特定、対処に回ってくれ。()()()()()()()

 

「あの木原のいる場所はテメエらでも分かんねえのか?」

 

垣根が問いかけると『電話の声』は溜息を吐いた後に面倒そうに告げた。

 

〈木原相似はなんでも代替する癖があってな。行方が分からない状態だ〉

 

「チッ。使えねえな。仕事をなんでもかんでも俺らに投げりゃいいとでも思ってんのか? あの木原が研究していた情報を寄越せ。知ってんだろ?」

 

垣根があからさまな舌打ちをしてから木原相似の情報を要求すると、『電話の声』は何か資料を探しているのか少し間を置いてから告げた。

 

〈朝槻真守の能力を使っての全ての代替さ。彼女を襲った生きる屍も作品の一つだが試作品だな。ヤツの目標は既存の能力者を強化して超能力者(レベル5)の代替を造る事だ〉

 

「ハッ。超能力者(レベル5)の代替だと? 凡人で代替できるほど、超能力者(俺たち)はお粗末じゃねえよ」

 

垣根が木原相似の(かか)げている研究理念が馬鹿みたいだと鼻で嗤うと、『電話の声』はふむ、と頷いてから真剣な声音を出す。

 

〈確かにまだまだ期待レベルにも届かないものだ。だからこそ朝槻真守を研究材料として欲しているのだろう。こちらとしてはいい迷惑だな。ここで朝槻真守を失う訳にはいかない。損害が大きすぎる〉

 

「損害、か」

 

垣根は『電話の声』の利益を重視する言い方を鼻で嗤う。

 

「そうだろうなあ。利益が十分に出る能力者を育てたには育てたが制御不能だから放置して監視。その監視の最中、やっと熟した果実を横取りされて腐らされるなんて、損害がすさまじいよなあ?」

 

〈……とりあえずそういう事だから。よろしくな〉

 

垣根の皮肉が効いたのか、『電話の声』はそこでブチッと通信をぶっちぎる。

 

気に入らなくてノートパソコンをぶち壊そうかと思った垣根だったが、何度も行っているその行為をやっと馬鹿らしいと思う事ができて取りやめた。

 

(第一位の障害になるなら木原の一人くらいどうでもいい、か。……いくら真守に価値があるからってここまでするか、普通?)

 

垣根の疑問は最もだ。

統括理事会直轄の暗部組織を一つ動かしてまで、学園都市の中核を担っている木原相似を殺せと命令するなんてはっきり異常事態だ。

 

(真守を超能力者(レベル5)第一位に位置付けるために数年間監視してずっと機会を(うかが)っていた。真守を第一位に()える事には能力者全体を活気づけるだけだとか、学園都市の力を誇示(こじ)するだとか真っ当な理由を取り付けてるだけで、それ以外の目的があるような気がしてならねえ)

 

その目的が何かは分からないが、真守の事を学園都市が利用しようと考えていることは確かだ。

 

「とりあえず真守の様子見に行くか」

 

垣根は情報が少ない中で、上層部の思惑を推察しても不毛だと考えて立ち上がると、既にほぼ夕食になっている昼食を食べている真守の下へと向かった。

 

 

Aug.31_PM05:45終了

 




ひとまず落ち着く事ができました。

それにしても猟虎ちゃんが即落ち過ぎる。恐ろし過ぎる真守ちゃん……。




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