『加護、《弱体化》を受け取りました。これから貴女の力は加速度的に減少し続けます』
「……は?」
◆◇
百十三才。魔族の成人の日。その日、例外なく全ての魔族は『加護』を受けとる。
そしてその日、成人を迎えた神童、フィリフィソフィー。彼女は意気揚々と加護を受け取りに行き――絶望した。
「……は?」
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百十三才。魔族の成人の日。その日、例外なく全ての魔族は『加護』を受けとる。
そしてその日、成人を迎えた神童、フィリフィソフィー。彼女は意気揚々と加護を受け取りに行き――絶望した。
成人の日 |
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