阿伏兎(不死者)に転生したサラリーマンの物語   作:アルトリア・ブラック(Main)

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はい、テンポが早すぎる『鬼兵隊』との遭遇の話です。

『丁か半か』になりますが、原作と違い阿伏兎がヤケに出張ります。

ちょっとテンポ早過ぎたのと、どこで虚出てくんだっけ…?洛陽の後に虚だっけ?あれ…?将軍暗殺編で第七師団と鬼兵隊が協力してるのが判明するんだっけ?あれ…?

混乱気味作者なので、今回は将軍暗殺編に入ります。


第6話『不穏な気配がする中、仕事っていうのはしづらい』

ー阿伏兎ー

 

山のように重なる書類。

 

そして、やたら増やされる仕事の山

 

「………」

↑イラつきすぎて無言の阿伏兎

 

「イラついてるねぇ、阿伏兎〜」

 

神威の言葉に頭を掻く

 

「明らかに偏り過ぎてんだろ、他の師団はこんなやってねぇのによお」

 

「まぁまぁ、そんな怒らなくても俺に回してくれればやるよ?」

 

「侵略戦争だけだろ?」

 

「分かってる〜」

 

二人で牢屋のあるところに向かう。

 

「へぇ、コレが元春雨第四師団元団長・華陀ねぇ〜お侍さんに全て奪われて今はこんな有様なんだ」

 

神威が華陀の牢屋の前に座り込む

 

「組織の派閥争いで居場所を失い、春雨の資金を横領して名前や顔を変えて地球へ逃亡していたって話だ」

 

原作にある知識と調べた情報を照らし合わせて伝えると『とんでもないことしたねぇ〜見つけたのが阿伏兎じゃなくて良かったね〜』と牢屋を軽く叩く

 

「おいおい、見境なしに襲う奴だと思ってんだろ?流石に節操はあるよ?」

 

「云業から聞いたよ〜前、あんまりにも仕事が多過ぎてイラついて単身で星一つ壊滅しに行ったって」

 

「いやあれ、星の種族制圧しただけで済んだやつなんだけど」

 

神威が立ち上がり、牢屋に背を向けて歩き始める。

 

「おかげで阿伏兎はキレさせたら一番マズイ人間って言われてるの知ってる?」

 

「いや初耳なんだけど!?」

 

「それにしても、あの女を連れてくるっていう手柄取られちゃったね〜一度挨拶した方が良いかな…侍に」

 

神威と阿伏兎の横を通り過ぎる高杉を見て内心(うぉおお!本物高杉だー!)と興奮してしまいそうになるのを堪える

 

 

 

 

阿伏兎は神威と阿呆提督が話しているのを部屋の外で待っていた。

 

(…原作知ってるから敢えて変えること出来るけど、変に変えて違う展開になるのもめんどくさいし、さてどうするか…)

 

高杉一派と協力するのは確定として、神威が提督になった場合、どうまとめていくがだ。

 

後々出てくるであろう虚に付け入られないような組織にして仕事を無くしたい(本命)

 

「阿伏兎、終わったよ」

 

そう言って出て来た神威に『提督なんて?』と聞くと

 

「阿伏兎が言ってた通り始末しろってさ」

 

「んじゃあ、明日決行しようか、阿伏兎は他の団員指揮して敵の艦隊を落としてくれ」

 

「へーい」

 

神威と別れた後、団員達を引き連れて船に乗る。

 

まぁ、ここまでは知ってたし、敵も増えてたし、まぁ砲撃されるし

 

(まぁ、部下はとりあえずひとまとめにしてもおいたし、あっちの艦隊は無人艦隊だから平気だもんね……費用が飛んだけど)

 

無駄に金を使わせた春雨許さん。

 

「副団長!突っ込みます!!」

 

「おう!突っ込め!!」

 

艦隊を突っ込ませ、その衝撃で開いた所から部下達と共に出て行き、神威がいるであろう地点に向かって歩き始める。

 

神威の気配がする方向に向かって銃を向けて放つ。

 

「なんだい、やっぱり元気そうにやってるじゃねぇかこのすっとこどっこい」

 

「阿伏兎〜!楽しみ先に取らせてもらったよ〜!」

 

「団長が楽しそうで何よりだ、まぁ、こっから俺も楽しませてもらうけどな!」

 

そう言って向かってくる敵を複数まとめて切り刻む。

 

動きが遅く見える。

 

手刀と番傘でバッサバッサ斬っているといつのまにか他の師団もまとめてこちらに味方していた。

 

まぁ、後は神威と高杉が片付けてくれるだろうと思い待っていると、神威と高杉がやってくる。

 

「終わったよ〜これから俺がバカ提督になるからよろしくね阿伏兎。阿伏兎は第七師団団長再就職よろしく!」

 

「へいへい、分かってましたよ〜んで?鬼兵隊とは同盟関係でよろしくて?」

 

阿伏兎の言葉に神威が「うん、タカスギとやりあうのはまだ先。いい情報いっぱいもらうし、ま!なんかあったらフォローお願いね阿伏兎」と言われる。

 

ほとんどフォローだと思うが、まぁ、今に始まった事ではないので慣れっこだ。

 

ワイワイする神威を見る阿伏兎を無言で万斉達が見つめていた。

 

 

 

 

 

ー河上万斉ー

 

鬼兵隊と第七師団が協力関係になってから数ヶ月後、万斉達は鬼兵隊だけで会議を開いていた。

 

「晋助、阿伏兎殿から師団の情報やら地球の状況についての調査書が送られてきたでござる」

 

「…早ぇな」

 

高杉はそう言って書類を見始める。

 

「まぁ、基本的に他の師団についての情報の方が多いでござるが…あの男、相当手強そうだ」

 

万斉は第七師団と協力関係になった事件を思い出す。

 

あの男の暴れ方はかなり狂気じみていたというか、強過ぎたというか

 

10人の天人が斬りかかり、次の瞬間には10人全員が殺されているのである。

 

「数年前にあの男に依頼された星の制圧では単身で、その星に住む種族を制圧。"怪我一つしなかった"ようですよ」

 

武市変平太の言葉にまた子は『嘘っすよね?その噂、そんなもん本当だったら神威より先に処刑されてそうですけど』と言うと

 

「実際処刑されたことあるらしいですよ」

 

「は?」

 

また子が唖然と武市を見る

 

「その時はギロチン方法だったらしいのですが、何故か"刃の方を拳で叩き折った"らしいですよ?」

 

「マジすか」

 

「マジです。まぁ、夜兎には拘束類はあんまり意味無いですかね、特に阿伏兎殿と神威殿は基本的に拘束無理です」

 

鉄でもなんでもその気になればあの二人簡単に破壊しますよと言う

 

 

 

 

 

 

 

ー地球へー

 

(展開早いなぁ…)

 

阿伏兎は鬼兵隊から『お飾り神輿を用意した』という話を聞いて『あ、もう、将軍暗殺篇なの』と思ってしまったのは悪くない。

 

だって、鬼兵隊と第七師団って基本的にシリアス担当じゃん、無理だよギャグパート出たいけど無理だもん。

 

年賀状の回で送ってやろうと思ったけど、そういう時に限ってボケ出て来ないんだよね…

 

「何したんだ」

 

「アレ将軍でしょ?」

 

神威が派手に喜喜殴り飛ばした後、完全に勘違いしているのか言ってくる。

 

「次期将軍だ」

 

「じゃあ将軍じゃん」

 

悪党二人が仲良く話しているのを見て阿伏兎は後ろで河上万斉と見ていた。

 

こうして見ると鬼兵隊の相棒枠って万斉なんだと感心する。

 

神威と高杉がやって来て四人で歩いていると…

 

「確か、敵がいるのって忍びの里だっけ?」

 

「御庭番だがなんだか、取り敢えず忍びの里に将軍サマとやらを隠すと思うぜ、現に囮が数人確認出来たしな」

 

そう言うと「さすが阿伏兎、調べるの早いね〜」と言ってくる

 

鬼兵隊と別れて船に乗り、襲撃向かう

 

案の定、敵の艦隊が複数見えてきて、激しく争っているようだった。

 

「すごいすごいやってる。たった数人潜り込ませただけで、あんな風になるなんてまるで毛じらみだな」

 

「なにそれ」

 

「侍以外にこんな強ぇ奴らいるなんて!オラワクワクすんぞ!」

 

「ワクワクしないで、仲間だからね」

 

「分かってるよ、今は晋助と競ってるんだ。どっちが早く将軍の首を取るかって」

 

この船には多分、沖田くんがいるだろう…

 

(…あ)

 

派手に殴り飛ばしたことあったけど、大丈夫だよね?死んでないよね?主要人物だから大丈夫だよね?

 

そう心配していると、将軍の妹・そよちゃんが逃げ込んだところから手が飛んでくる。

 

「姫さま、アレが腸、アレがハツ…アレが…『うわぁぁ!やめてくださいぃ!』」

 

沖田くんが出てきてよしと思っていると、何故かすごい睨まれる。

 

睨まれるというか警戒されてる

 

(あー…根に持ってる〜)

 

沖田の視線に気づいたのか神威が阿伏兎を見てにっこりと笑う。

 

「ねぇ、阿伏兎、お侍さんと戦った時、戦闘したのってあのお侍さん?明らかに阿伏兎の方を見てるけど」

 

「あー…はい、アイツです。結構ボッコボコにしたの」

 

「アハハハ、やっぱり阿伏兎減給しちゃうよ?」

 

「分かった分かった!今回はお前に譲るから減給するな!」

 

「はーい!じゃあ、戦うけど止めないでねー」

 

「船が落ちそうになったら流石に止めるからな?」

 

「分かったよ」

 

そう言って勢いよく飛ぶ。

 

飛んだ衝撃で忍び達を蹴散らす。

 

(…あー見ても仲間だったんだけどなぁ)

 

まぁそこら辺が神威というか

 

阿伏兎は神威が座っていた場所に座ると

 

「阿伏兎!本物の将軍の場所をつかんだぞ」

 

云業の言葉に「了解」と返すと…

 

「………」

 

番傘を構えてカラスを撃ち落とす。

 

(…アレ、天導衆のカラスだろ)

 

ここら辺から見ていたとかプライバシーの侵害とか思っていたが、あのカラス、完全に阿伏兎の方を見ていたのである。

 

天導衆といったら朧であり、朧と言ったら虚である。

 

嫌な予感の原因は完全に虚だろう。

 

原作じゃ、虚に同類はいなかった。

 

過去に江華という不死者の同類はいたが、虚とは遭遇していないのである。

 

結果、今この場にいる不死者は自分だけであり、同類を見つけた虚がどんなことするか想像つかない。

 

(少なくともロクなことにならなさそう…)

 

嫌な予感がしつつも、神威と沖田の戦闘で船が落ちそうになっているのを確認した阿伏兎は立ち上がり、神威のそばに降り立つ。

 

「一人でも手に余るバケモンが数人…どうなるかわからねぇや」

 

沖田がそよ姫を舞蔵やら愛蔵やらおじいさんに気絶させて渡していた。

 

「おーい、団長、生きてっかー?」

 

そう言って屈むと神威がため息をつき『脆い船だなぁ、せっかく良いところだったのに』と言う。

 

「はー?良いところ?後数十センチズレてたら、はた迷惑なハゲに会うことも出来ずあの世送りだったんだぜ?」

 

「分かってるよ、待って、すぐに終わるから」

 

「待たねえ、手負いの獣一人なら部下達で十分だ」

 

沖田が血だらけになりながら刀を構えようとすると…

 

「待ちな!」

 

声をかけてきた忍びに部下達の足が止まる。

 

「将軍の首、テメェらに譲ってやる」

 

そう言ってマジの生首を神威と阿伏兎の前に置き離れる。

 

「お前らが探してたのはこれだろ?これ持ってさっさと消えな」

 

そう言って部下が確認するのを見て頷く

 

(まぁ偽物だろうが、ここは下がるか)

 

「おら、団長帰るぞ」

 

「ちぇ、まぁしょうがないか、じゃあね、お侍さん」

 

生首を持って船に戻る。

 

 




阿伏兎が周りにどう思われてるのか書きながら、脳裏に『ヘルシング』のアーカード様がマントはためかせて嗤ってる映像がひたすら流れて困った。


はい、中途半端なところで終わりましたが、これから仕事なので失礼いたします。最近、胃が痛すぎて2日連続腹壊してる…
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