妖精ひしめく異聞帯、ブリテン。その中央に位置する巨大な縦穴は、あふれかえるほどの呪いで満たされています。
呪いの根源はかつての神、ケルヌンノス。大量の毛と呪いの層を持つ彼は、多くのプレイヤーを苦しめ、「どうかメモリアルに来ないでくれ」と悲鳴を上げさせました。
一体なぜ、ケルヌンノスはこうなってしまったのか。謎を解くカギは、おそるべきブリテンの成り立ちに深く関わっていました。
そして、その下にうごめく謎の影……。
今夜、その謎に迫ります!
※某番組のパロディです。動物番組好きならたぶん突っ込んでもらえるかも、というノリです。
ろくにん「……こうして、外に出たらなにもかもがおじゃん。たった一度遊んだだけで、この有様。妖精稼業も楽ではないんです……」
ケルじい「おお、これはまさしく虚無の海、いやあ、無残なものですなあ」
ろくにん「そうでしょう? いかに我々が可哀そうな存在か、理解していただけましたか?」
ケルじい「ええ、本当に可哀そうで……。でも、ちょっと待った」
ろくにん「え、なんですか、ケルじい?」
ケルじい「聖剣つくらなかったから滅んでしまった、って言いましたけど。……その理由が遊んでいたから、というのはあんまりではないですかな? 反省とか、そういうのはないんですか?」
ろくにん「たしかに、地球表面は滅んでしまいましたね」
ろくにん「でもねケルじい、それは必ずしも地球全土の問題ではないんですよ」
ケルじい「どういうこと?」
ろくにん「星の内海、我々が生まれた場所は今も健在です。ぶっちゃけ地表が消えちゃったからって、そんなに困らないと思うんです。少なくとも我々は、いつか帰れる場所はありますから」
ケルじい「はあ、なるほどねえ。けど、罪があると楽園には帰れませんぞ? 永遠に帰れない故郷なんて、その、ないも同然では?」
ろくにん「ご安心を。必ずしも我々に罪はないんです。こちらをご賞味ください」
ケルじい「おほ、これはお酒ですかな? いやあ反省していただけたようでなにより、とりあえず一献一献……ぐびぐび」
ろくにん「いかがですか?」
ケルじい「ぶふーっ、って、これ毒酒じゃないですか!」
ろくにん「そう、毒を盛ったんです」
ケルじい「なんだってまた、こんなことを……」
ろくにん「思い出してください、ケルじい。ケルじいは、楽園から、わざわざ我々を叱りに来ましたよね?」
ケルじい「ええ、そうですな」
ろくにん「でも、毎日毎日お小言言われていると、なんだか嫌になってきませんか? もっと早く我々に仕事させればまだしも、後の祭りになってからだとなおさら腹が立ちます」
ケルじい「ああ、私も自分の巫女に口うるさく言われるのは、たまに嫌になりますぞ」
ろくにん「しかもケルじいはほとんど陸地を作ってくれません。役立たずのお小言毛玉とそのやかましい巫女に従って楽園に帰るぐらいなら、そいつらを始末して新しい大地にした方がいい、というわけなんです」
ケルじい「なあるほど、つまりあなた方は反省する気もなく、目先の欲を叶えるので精一杯なんですな?」
ろくにん「ご理解いただけましたか?」
ケルじい「はい。無反省の亜鈴の子らはあれいよ、あれいよ、という間に数を減らしていく、というわけなんですな。なーんちゃってね!(呪いの手)」